2015年8月23日 B.A.ツィンマーマン「ある若き詩人のためのレクイエム」大野和士 / 都響 at サントリーホール ★☆

今日のコンサートは思い入れのある現代音楽でした。この曲(1969年)が作られた波乱の時代は学生、その時代の流れを感じられるからですね。
曇り空ですが少し涼しなった夕方、サントリーホールまで行って来ました。
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Bernd Alois Zimmermann "Requiem für einen jungen Dichter" の日本初演(Japan premiere)が開催された事に感謝ですね。
この厄介な曲の内容、上記の様な思いも含めて事前にCDインプレしていますので、ここでは割愛ですw
http:// ある若き詩人のためのレクイエム を事前に聴く

当初、ちょっと心配したのは日本語字幕でした。
でもその前に問題が。開演時に設定された長々としたプレトークです。これには気を削がれました。ちょっと白けましたね。聴きに来たのですから。その後、何と15分の休憩です!
普通 プレトークは開場から開演までの間ですよねぇ。

始まったらナレーションが なんと日本語。字幕以前の問題ですねぇ。この曲の印象が変わってしまいました。多言語が重なるので母国ドイツだって、詳細はわからな訳ですよねぇ。
それよりも、大まかな内容と数多くの言語の氾濫が本来と思います。日本語の違和感が拭えませんでした。
字幕も同じですね。多くの話の表示表現方法を工夫したのは素晴らしいですが、ナレーションと同じで言葉(日本語)を追っても曲の本質とは違う様な…
おまけに正面に8×5mはあろうかと言う大表示。こちらは見なければ問題ない訳ですけどね。と言った事もプレトークで随分話していらっしゃいましたが。

この曲の理屈の部分は、個人的に知っている事だけですが、上記の事前インプレに書いてあります。
今日はそんな事は頭から追いやって楽しむのが目的でしたから、少なくともそれは体感出来ました。

テープ・電子音楽・オケ・合唱は、細かい事は抜きにしてホール全体に響き渡る洪水を作りました。初めて体感しましたね。その為に来た訳です ^^v
8ヶ所と思ったスピーカーは20基以上、4ヶ所の合唱団、吼えるオケ、遠くから聴こえたり近くの大音響だったりの大迫力。席による聴こえ方の差も臨場感でしょう。音の空間を味わいました。

ただ、テープ音がオケや合唱より弱く、特にノイズ音が薄かったのはこの曲としては寂しかった気がします。オケと合唱の音が少し尖っていた気もします。
本当はテープ(音)主役の"言葉・言葉・言葉"の大音響が聴きたかったのですが。

面白い事も分かりました。前半はタイマーが指揮者の譜面台裏にオケに向いて付いていました。大野さんは譜面を見て、1分刻みてタクトを縦に大きく振っていましたね。
また、各合唱団にはそれぞれ副指揮者が付いていました。オケの後ろの合唱団とソロには1階席最後部から赤色灯て指揮していましたね。

・自宅では難しい本来の空間音響が味わえました。→ ★★
・説明過多、過剰な日本語化で腰を折られてしまいました、残念。→ ×
と言う訳で → ★☆ 淡々とSTDにやってもらえれば、もっと楽しめたでしょう。

会場は大喝采のブラボーでした。結局, この曲を何十回聴いたところで駄耳の証明? (大汗)

◆ 指揮:大野和士
◆ ナレーター:長谷川初範、塩田泰久
◆ ソプラノ:森川栄子
◆ バリトン:大沼 徹
◆ 合唱:新国立劇場合唱団
◆ 管弦楽:東京都交響楽団
 + [サクソフォン] 大石将紀、西本 淳、[マンドリン] 堀 雅貴、[アコーディオン] 大田智美、[ピアノ] 長尾洋史, 秋山友貴、[オルガン] 大木麻理
◆ ジャズ・コンボ:スガダイロー・クインテット
◆エレクトロニクス:有馬純寿

◆ 字幕映像:原島大輔
◆ 舞台監督:井清俊博


この演奏にはテープも含めた電子音楽(エレクトロニクス)が大きな位置を占めますので、演奏者としての有馬さんはもっと表に出ても良い様な…
字幕は普通に当日配布か事前のネット開示の方がありがたいと思いました。(CD添付の様にタイムスケジュールに合わせた形で日本語ならとても有益です)

パンフレットには解説や資料が色々と入っていてとても参考になりますね。
サントリー芸術財団 サマーフィスティバル2015 カタログ

次は8/29(土)のK.シュトックハウゼンの「シュティムング」ですが、これはシンプルに音楽を楽しみたいですね。
それにしてもこのスケールで一回公演、この金額設定。本当に大丈夫だったのでしょうか?

テーマ : クラシック
ジャンル : 音楽

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2.マーラー交響曲第5番 160CD
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