オペレッタ「メリー・ウィドー」メルビッシュ音楽祭2005 を NHK BS プレミアムシアターで観る

オペラではなくオペレッタ上演の音楽祭、メルビッシュ湖上音楽祭(Seefestspiele Mörbisch)ですね。この音楽祭はオーストリアの音楽家の作品を中心としていますので、今回放送のフランツ・レハールの喜歌劇「メリー・ウィドー」も三回目の上演になります。
メリー・ウィドー メルビッシュ音楽祭2005 NHK BS プレミアムシアター
最高でしたね。とっても愉快で楽しく、メンバーも揃っていました ^^v

ストーリーは架空の国、ポンテヴェドロ侯国 (実際にはバルカン半島のモンテネグロ) のパリ公使館が舞台。その国の莫大な資産を継承した未亡人ハンナをめぐる恋の物語です。
パリで豪遊中のハンナがフランス人と再婚し国のお金が流出するのを阻止しようと画策するパリ公使ミルコ達。
ハンナと元恋人のダニロ、パリ公使夫人ヴァランシエンヌと なさぬ仲のフランス人カミーユ、この二つの恋物語です。もちろん喜劇仕立てで楽しさいっぱい、最後はハッピーエンドの大団円はお約束。三幕構成です。

舞台が凄い広さですね。ノイジードル湖上のステージは、普通の4倍程度はあろうかと言う広さでで、先端はオーケストラピットの先まであります。観客席も凄い数で 6,000人の収容能力だそうです。

は主役二人の女性、ハンナ《マルガリータ・デ・アレラーノ》と公使夫人ヴァランシエンヌ《エリーザベト・シュタルツィンガー》のソプラノは良かったですね。ハンナのアリア「ヴィリアの歌」は聴かせてくれました。
でも今回最高の歌い手は、公使夫人ヴァランシエンヌに思いを寄せるカミーユ・ロシヨン《マルワン・シャミーヤ》のテノールでしょう。とにかく劇場を圧倒する声量とテノールらしい高音の延びでした。リリコテノールでしょう。
また男性陣、女性陣が歌う「女、女、女のマーチ」もこのオペレッタの楽しさですね。

芝居は女性二人と男性陣二人。主役女性陣二人はこの芝居らしいオーバーな表情を作っていて、始めは違和感がありましたがオペレッタらしい楽しさがありましたね。
男性陣は脇を固める二人、パリ公使ミルコ・ツェータ男爵《ハラルト・セラフィン》、公使館員ニェーグシュ《エルンスト・コナレク》、この二人の老練な演技がピッタリでした。主役の一人ダニロ《マティアス・ハウスマン》の影が薄くなるくらいでした。

衣装も時代考証された様な感じ、ポンテヴェドロ侯国のお国の衣装がなぜかロシア風なのは笑えます。
音響システムが採用されていますね。これだけのステージですから仕方ないでしょう。出演者は小型のヘッドセットの様なマイクを着けていました。
ポイントの一つが第三幕。ここではかなりの部分をハンナ邸で展開されるマキシムのカンカン踊りのシーンに費やされますが、それがまた楽しいですね。

流石は本場のオペレッタ、その狙いの通りの楽しさを満喫させてもらえました。

<出 演>
 ハンナ(富豪の未亡人): マルガリータ・デ・アレラーノ
 ダニロ(公使館書記官/ハンナの元恋人): マティアス・ハウスマン
 ミルコ男爵(ポンテヴェドロ侯国のパリ公使): ハラルト・セラフィン
 ヴァランシエンヌ(パリ公使夫人): エリーザベト・シュタルツィンガー
 カミーユ・ロシヨン(パリのだて男): マルワン・シャミーヤ
 カスカーダ子爵:ダニエル・セラフィン
 ラウル・ド・サン・ブリオッシュ: アレクサンダー・クリンガー
 ニェーグシュ(パリ公使館員): エルンスト・コナレク

<合 唱>メルビッシュ音楽祭合唱団
<管弦楽>メルビッシュ音楽祭管弦楽団
<指 揮>ルドルフ・ビーブル

<バレエ>メルビッシュ音楽祭バレエ団
<振 付>ジョルジョ・マディア
<美術・衣装>ロルフ・ランゲンファス
<演 出>ヘルムート・ローナー


収録: 2005年8月11、12、13日 オーストリア・ノイジードラー湖

テーマ : クラシック
ジャンル : 音楽

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