2015年7月18日 ポリャンスキー / ロシア国立響 の チャイコフスキー三大交響曲 第4, 5, 6 番 at 東京芸術劇場 ★★☆

この演目をパンフレットで見つけた時は 何と疲れるコンサートだろうと思いましたね。メインディッシュだけ、それもランプステーキ、フィレステーキ、サーロインステーキ、みたいな…(笑)
でも、このセットで全国14カ所のツアーです。これは味わっておかないと、と言う事で台風一過?にならないイマイチの天気の中を今日は池袋へ行って来ました。
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コンサートでは良く出会うチャイコの三曲ですが、頭の中には明確な音が標準的に存在しています。ムラヴィンスキーの1960年DG盤ですね。今回初来日となるポリャンスキーのチャイコは事前に聴いていません。(所有していませんw)
さて、爆演型とパンフに書かれたヴァレリー・ポリャンスキーとロシア国立交響楽団、ロジェストヴェンスキー絡みの両者はどうだったのでしょうか。

交響曲第4番 ヘ短調 Op.36
 爆演型と言うよりも、強音の切れ味鋭い演奏です。第一楽章はこの楽団の特徴がでていましたね。強音パートや主題は見事に聴かせますが、以外は個性的にフラット。第二楽章はやや厚い緩徐楽章で、もう少し薄いほうが好み。第三楽章は表情豊かでした。最終楽章はもっと はちゃめちゃ でも良かったのでは。でもラストはゾクッとしました。
(実は、はちゃめちゃ じゃないのがこのセットの美しさだったのですが)

交響曲第5番 ホ短調 Op.64
 本領発揮でしたね。第4番で示した通りで実は全篇個性的なチャイコです。
第三楽章の様なフラットな楽章ではともすると退屈、しかし最終楽章でこのセットの素晴らしさが全開!
特に管楽器の音揃いの良い素晴らしい切れ味と その流れ。計算された展開は個性的で感激的、ちょっとグッと来ました。今までコンサートで聴いた第5番では最高と言って良いですね。

交響曲第6番 ロ短調 Op.74「悲愴」
 第一楽章では裏目に出て、この曲の特徴的良さが殺されましたし、第三楽章も独特なマーチが中盤まで押さえられてしまいました。でも、終盤の山場は見事に独特の強音展開が生きましたね。最終楽章も叙情豊かな演奏が生き、ラストはコントラバスが弾き終えても余韻が残りました。
(フラブラが無かったのはオーディエンスもお利口だったw)
 
ロジェヴェンの持っている狂気や極端な世界は感じられませんでしたが、個性的な解釈は受け継がれていたのではないでしょうか。
爆演でも狂演でもありません。それどころか、お行儀の良い演奏です。真面目さとテクの両立した奇を衒わない、でも計算された個性で視線の異なるチャイコでした。

指揮台は無く 開場時にチェロはステージに置いてありましたね。オケはコンマスを先頭に全員揃って登場します。ステージにメンバーが勝手に居るのに慣れていると新鮮⁈
フルートが大柄な美人で音も良かったです ヾ^^;

第5番なら間違いなく★★★でしたね。
ポリャンスキー ロシア国立交響楽団

行って良かったと思わせてくれるコンサートでした。

テーマ : クラシック
ジャンル : 音楽

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