ラッヘンマン Lachenmann の 書Schreiben, ドゥーブルDouble を聴く

このBlogの現代音楽ではお馴染みの ヘルムート・ラッヘンマン(Helmut Friedrich Lachenmann, 1935/11/27/ - ) です。と言うか、言わずもがなのビッグネームではありますが。← この書き始めは以前と同じですw (= 詳細省略です)

今年80歳になるんですねぇ、ブーレーズは90歳ですし。時代を感じます。
新作CDですが、新曲ではありませんし最新録音でもありませんね。"書"は初音源化だそうですが。

□ 書 Schreiben (2003年) for orchestra
 ラッヘンマンですねぇ。いきなりの管楽器・打楽器特殊奏法から入ります。ポリフォニー的な混沌ではなく、張りつめた緊張感の中で各楽器がシンプル先鋭な音を重ねる感じです。後半はポリフォニー的な騒音が現れ、ラストは静的な特殊奏法が展開されてそのまま終息します。
ノイズ・騒音系ではありますが、21世紀に入って変化の流れを感じる音楽にも間が感じられますね。もちろんパルス的な音が彩りを作っているのはラッヘンマンですが、年を追う毎に少し聴き易くなっている気がします。ライブエレクトロニクスの効果はライブじゃないと実感出来ないのが残念! この緊張感は通常奏法でのオケで作り上げるのはやっぱり無理でしょうね。
演奏・録音・指揮は以下の通りでバリバリの欧エクスペリメンタリズムです!
・WDR Sinfonieorchester Köln (Baden-Baden und Freiburg)
・2006/3/25 EXPERIMENTALSTUDIO des SWR (sound projection by Michael Acker)
・Sylvain Cambreling

試しにYouTubeで聴いてみる?
Brad Lubman指揮、London Sinfoniettaによる演奏です


□ ドゥーブル Double (グリードII Grido II) (2004年) for string orchestra
 上記"書"の一年後の弦楽曲になりますね。構成は似ていますが、打楽器や管楽器の得意とする強音展開が取り除かれた分だけ薄味に感じます。その分、やや見晴らしが良くなりラッヘンマンの音楽がシンプルに感じられるかもしれません。
ポリフォニー的なパートでは、時折見せる美しさが個人的にはシェーンベルクの浄夜を思わせてくれます。後半ではパルス的な展開から空間音響系の様なロングボウの響きへと変化して、ラストは音数の少ないポリフォニーに強烈なパルスを交えた後 静音で終えます。

2005年9月5日、ルツェルン音楽祭でのライブです。
・Lucerne Festival Academy Ensemble
・Matthias Hermann (cond.)




テーマ : クラシック
ジャンル : 音楽

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