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ベルク(Alban Berg)のヴァイオリン協奏曲「ある天使の思い出に」聴き比べ #2:クレーメルとツェートマイアー

7/1のロト/読響コンサートの前に、アルバン・ベルク(Alban Maria Johannes Berg, 1885/2/9 - 1935/12/24)のバイオリン協奏曲 "To the memory of an angel"(1935年)を聴いておきましょう。

前回5人のヴァイオリニスト(Kyung Wha Chung, Pinchas Zukerman, Anne-Sophie Mutter, Isabelle Faust, Daniel Hope)の演奏を聴き比べをしています。➡️ 聴き比べ #1

この曲に関してはその時にちょっと書いていますが、あまりに有名な曲なので余計なお世話かもしれませんね。一つ気にしておくなら、第一楽章はマノンの肖像で、第ニ楽章はマノンの闘病と死が表現されている、と言う事かもしれません。標題音楽なのですが、あまり気にせず絶対音楽として楽しむのも悪くないと思いますが…

今回はビッグネイムの二人、クレーメルとツェトマイヤーの聴き比べです。





■ Gidon Kremer / Colin Davis [cond.] Bavarian Radio SO
 幻想的、クレーメルの世界が展開されますね。細く切れ上がるvnの音色は言わずもがなの展開です。コリン・デイヴィス指揮バイエルン放送響もそれにマッチした深遠な音色を奏でます。抑揚と感情を排し、澄んだ透明感は独特でやっぱり素晴らしいです。ラストのvnの音色など耳に残りますね。

ベートーベンのvn.concertoとのカップリング盤もDECCAからでていますが、ベルク二曲セットのこちらをおすすめします!




■ Thomas Zehetmair / Heinz Holliger [cond.] Philharmonia O
 叙情的なツェトマイアーのvnは情感が強く、彫りの深い演奏です。緊張感のあるアゴーギクとディナーミクを振ります。でも暖色系の暑苦しさはありません。
ホリガー指揮フィルハーモニア管は時に出し入れの強い濃いめな演奏を、特にニ楽章で、見せて来ます。この曲の背景にあるマノンの人生に合わせるかの様です。そんな中でもクールな表情を見せるのはやっぱりツェトマイヤーです。






前回の聴き比べではイザベル・ファウストが良いと思いましたが、この二人はやはり格別ですね。来日公演もいつ行っても期待を裏切られません。前回来日時のツェトマイヤーは前半怪しかったですが。この秋のクレーメルも楽しみですしね。

7月1日のコンサートではヴァイオリン:郷古廉さんがどんな演奏をみせてくれるでしょう。
個人的なメインはブーレーズ「ノタシオン」ではありますが。


テーマ : クラシック
ジャンル : 音楽

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・2017年12月9日
音楽ブログに特化するためにタイトルを「現代音楽と酒の日々」から変更しました。




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