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ファーニホウ Brian Ferneyhough の Music For Flute を聴く

ブライアン・ファーニホウ(Brian Ferneyhough, 1943/1/16 - ) と言えば、フルートでしょうか。現代音楽でフルートの曲と言うとすぐに浮かぶのがファーニホウとサーリアホですね。…とりあえずw
サーリアホweek(笑)のコンサートを楽しんだ後なので、思わず聴いてみました。
このアルバムでは基本的に超絶技巧系曲が楽しめます。ファーニホウの「新しい複雑性」は譜面の困難性であり、演奏技巧だけではありません。ここでは素直にフルート技巧曲を楽しむのが乙と言うものでしょう。もちろん静的な気配を漂わせる楽曲も含まれていますね。
いずれにしてもバリバリ前衛ですから、旋律と言った意味での楽しみ方は難しいかもしれませんが。(汗)
Miniatures for Flute and Piano* I, II, III, IV (1965年)
 ピアノとのデュオでフルート・ソナタ的な印象ですが、当然ながらソナタ形式ではありません。緩急をつけながらの演奏は、フルート曲ながら弦楽四重奏曲との類似性を感じます。超絶技巧性を見せつける演奏と言うよりも、流れとインパクト的な尖鋭性の展開ですね。

Casandra's Dream Song (1970-71年)
 □ Unity Capsule I, II, III (1975-76年)
  □ Superscriptio (1981年)
   □ Carceri d'Invenzione IIb (1984年)
 この4曲はソロでかつ超絶技巧を見せつける様な楽曲です。このアルバムで楽しむメインと言って良いのではないでしょうか。殊更な特殊奏法はなく、タンギングやブレス・トーンを交えながらバリエーションを見せてくれます。尖鋭的・攻撃的なファーニホウらしさが味わえるのはもちろん、Casandra's Dream Song などは静的な中に細やかな切れ味も見せてくれますね。
Superscriptioはピッコロになります。またCarceri d'Invenzioneには様々な楽器編成のヴァリエーションがあります。
試しにYouTubeで観てみる
Cassandra's Dream Song です


Mnemosyne (1986年)
 一転してドローン系の楽曲になります。バス・フルートのドローン、テープ音(事前録音)でしょう、に呟く様な演奏が絡む印象的な楽曲です。この展開は特に初期にみられた典型ですが、電子処理でまた新しい印象を受けますね。聴くと静的に感じます。ファーニホウのもう一つの顔といった感じでしょうか。

フルート:Kolbeinn Bjarnason
ピアノ:Valgerdur Andresdottir *

個人的には、弦楽四重奏曲との楽風の違いが感じられる楽しい一枚になります。作曲年代順に並ぶのも嬉しいですね。




テーマ : クラシック
ジャンル : 音楽

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・2017年12月9日
音楽ブログに特化するためにタイトルを「現代音楽と酒の日々」から変更しました。




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