ラッヘンマンの Kontrakadenz/Klangschatten/Fassade を聴く

このBlogの現代音楽ではお馴染みの ヘルムート・ラッヘンマン(Helmut Friedrich Lachenmann, 1935/11/27/ - ) です。と言うか、言わずもがなのビッグネームではありますが。
1970年代初期の管弦楽曲集になります。生楽器の特殊技法をベースとした組み立ての完成期とでも言った時期で、音の密度は後期に比べると厚みが有りますね。サウンド全体としてはノイズ系で、一般的に難解の代表でしょう。将に現代音楽の"前衛の衰退"そのものの時代ですね。

KAIROSの この時期のデジパックも前衛?! CDの入れ方が変わった挿入式で、力技で出し入れするのですが不安です。確かにキズは付かないのですが…
HelmutLachenmann-KAIROS.jpg

Kontrakadenz(1970/71年)
 以前紹介したWergo盤と同じ録音になりますね。(このアルバムの方が古いのですが…)
コメントは同じです。楽器の疑似音ミュージック・コンクレートでもあります。
試しにYouTubeで聴いてみる?

Klangschatten(1972年)
 年代的にも同系等の楽曲になりますが、演奏時間は10分程度長く27:49です。間の取り方が明確になり、その分 パルス的な強弱の音を際立たせる様になっています。音数は減り、無音と単音パルスの空間音響です。中盤以降は、その中に連続的な音の繋がりを見せる様になり、また特殊技法一色の展開も現れます。無音の空間の中に散らばる音(ノイズ)の世界です。
コンサートで二階席の翼席にいたら、とても楽しそうです。
指揮はKontrakadenzと同じくギーレン(Michael Gielen)で、演奏はNDR-SOになります。

Fassade(1973年 ver.1987年)
 上記Klangschattenの音を単音からオケに移行した様な展開です。パルス的な音の表情が豊かになり空間音響的色合いが濃くなります。より今の時代の現代音楽に近づいた、今の先駆者に対して変な言い方ですが、感じになりますね。ノイズから騒音系に、と言った風です。
指揮は同じくギーレン(Michael Gielen)で、演奏は かのSWR-SO-Baden-Baden & Freiburg になります。

ラッヘンマンの年代変化の一端が垣間見れ、演奏も現代音楽を得意とする独オケの素晴さが楽しめますね。
こういう音を部屋に満たしてゆっくりするのは、本当に素晴らしいと思うのですが…ダメ…ですか?!




テーマ : クラシック
ジャンル : 音楽

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