John Sampen のサックスで聴く Visions in Metaphor / 米現代音楽家の作品集

このアルバムは1994年にJohn Sampen (sax), Marilyn Shrude(pf)が企画した米現代音楽家のオムニバスアルバムになりますね。
二人は、様々な様式を持つ米現代音楽家7人に"postcard pieces"として寄稿依頼しています。エキスペンタリズムをベースとして、セリエル、偶然性、即興性、等の様々なスタイルでサックスとピアノのデュオ(一部サックスのソロ)の楽曲集です。postcard pieces は2〜5分程度の短い楽曲なので、さらに5曲の postcard pieces が追加されています。

1-7曲目までが Postcards From America、追加5曲が Visions In Metaphor になりますね。

個別にコメントはしませんが、John Adams, Milton Babbitt, Philip Glass といった有名処はオリジナリティのある作品を見せてくれています。
マニエリスム的なのは、Karel Husa であり、やや前衛的にしたのは Samuel Adler といった様な変化を楽しめるバリエーションもあります。Karel Husa はもう一曲、調性の薄い作品も投稿していますが、そちらも前衛性は低いですが即興性が楽しい楽曲です。
その中で前衛的で興味深かったのは、瞑想的と言われるPauline Oliveros, 調性と無調をバランスするWilliam Albright ですね。特に後者はピアノの旋律は調性であり、サックスは無調でというバランスはとても面白いです。
ピアノを担当する Marilyn Shrude も2曲を投稿していますが、サックス&ピアノの調性感のある反復音楽とサックスsoloで、後者は Bernard Rands, Joan Tower のサックスsolo曲と同じく惹かれるものが感じられません。

現代音楽は音楽家毎の違いを感じられるのが一つの楽しみですね。そう言った意味では、音楽祭アルバム同様にこの手のCDはとても有用で好みです。



テーマ : クラシック
ジャンル : 音楽

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