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シャルル・ウゾールCharles Uzor の Quartets & Quintet を聴く

シャルル・ウゾール(Charles Uzor, 1961/4/27 - )はナイジェリア生まれでスイスで活躍する現代音楽家です。ナクソスではチャールズ・ウゾーとなっていますが、ナイジェリアだと…かな。
オーボエと作曲をベルンやチューリッヒの音楽学校やロンドンで勉強し、哲学者・数学者のエトムント・フッサールHusserlの著書「内的時間意識の現象学(On the Phenomenology of the Consciousness of Internal Time)」に影響を受けて、自らメロディーと内的時間意識についての研究も進めています。
作曲家として、オペラや管弦楽等 広く活動していますが得意とするのは小編成楽曲です。前衛Avant-gardeとして紹介されるのですが尖鋭的ではなく、どちらかと言えば機能和声からの多様性展開という感じです。

"a chantar m'er de so q'ieu no voldria ..." (2004-2005)
 for clarinet, string quartet, and tape
clフィーチャーの弦楽四重奏です。一楽章はミニマルの上に旋律が存在して展開され、その旋律も反復を伴います。調性はありませんがポリフォニーや即興的な前衛パートは無く、旧来の対位法的なので聴きやすいです。二楽章はvnの特殊奏法、もしくはテープと思われる明確なノイズ処理があります。ミニマルを排除して、それがとても良くマッチしていますね。一番の聴きどころです。三楽章は一楽章からミニマルを除いた様な感じです。いずれもクラとのバランスが楽しいですね。

Shakespeare's Sonnet 65 (2001-2002)
 for string quartet and tape
上記曲からクラリネットを除いたらこんな感じ?の弦楽四重奏曲になります。ここでも機能和声を感じる主題・動機が現れて楽器間の対位は旧来パターンです。無調ではあるものの、機能和声からの脱却を図る多様性で聴き易いですね。ミニマル度は一曲目一楽章よりも低いですがテープの処理がどこにあるのかCDではよくわかりません。
ラストで男女の語り、シェークスピアのソネット65番、が入ります。

"qui ainsi me refait ... veoir seulement et oïr"
 for guitar quartet
二楽章の美しいギター合奏曲です。まるでアンビエント。ちょっとした不協和音がある程度しか感じないかもしれません。
いずれにしても美しさは、Charles Uzorのスタンスの様ですね。それが好みを左右するでしょうか。



試しにYouTubeでCharles Uzorを見てみる? このCDの曲じゃないけど
演奏しているPercussion Art Ensemble Bernはウゾールとの関係が強いですね


テーマ : クラシック
ジャンル : 音楽

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・2017年12月9日
音楽ブログに特化するためにタイトルを「現代音楽と酒の日々」から変更しました。




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