Joan La Barbara ラ・バーバラ の Shamansong を聴く

ジョアン・ラ・バーバラ(Joan La Barbara, 1947/6/8 - ) はフィラデルフィア生まれの女性スーパーヴォーカリストにして米現代音楽家ですね。
ヴォーカルはヴィルトゥオーゾであり、米現代音楽家のケージ、フェルドマン、グラス、ライヒ、他錚々たる顔ぶれが彼女の声楽を前提として曲を書いています。中にはMorton Feldman の Three Voices for Joan La Barbaraの様に名前が入っている作品も見受けられますね。
現代音楽作曲家としては1970年代からエキスペンタリズム系の電子音と声楽重唱とのコンビネーションから始まり、このアルバムではvoice, percussion, computer, electronic keyboard, synthesizerと言ったパートも自ら担当しています。

Shamansong(1998年)
 ラ・バーバラのヴォーカリーズをフィーチャーした楽曲で、"呪術師の歌"と題された通り民族音楽をベースにしているようです。従って機能和声ではありませんが調性はあるので聴きやすいでしょう。歌詞の無いヴォーカリーズで、そこに様々な楽器・音・技巧が絡みます。波の音、風の音、鳥の声はテープでしょうか、それともコンピューター、特殊技法によるものでしょうか? 声も重唱(と呼ぶ?)がありますが、テープそれともライブエレクトロニクスのディレイ? 興味は尽きません。特筆すべきはやはり ラ・バーバラの特殊声法で、将に楽器の特殊奏法のごとく自在に声を操ります。
標題らしい、とても楽しい楽曲ですね。
  試しにYouTubeでちょっとだけ聴いてみる?
    あまり良いパートではないのですが

Rothko(1986年)
 抽象表現主義の画家マーク・ロスコ(Mark Rothko)を標題にした24分を超える全編ドローンです。そこに挟まれる音はなく声楽と電子音系のエンドレスなウネリのみ。
この手のサウンドはエレクトリカのアンビエント・ドローンとの違いがよくわからなくなりますね。
Calligraphy II / Shadows(1995年)
 ヴォーカリーズですが、一曲目と違いメインではありませんね。ここでも民族音楽ですが、中華和声です。時々日本も顔を出す感じです。二胡の様な音がメインでどうも西洋映画に出て来るアジアの様で印象が良くありません。ラ・バーバラもやや控えめです。

基本的に抑揚はありませんね。このアルバムでは何と言っても一曲目が素晴らしい!
Tapesongsが欲しいのですが…




テーマ : クラシック
ジャンル : 音楽

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