シュトックハウゼンStockhausen の Gruppen/Carre を聴く

ドイツの現代音楽家カールハインツ・シュトックハウゼン(Karlheinz Stockhausen, 1928/8/22 - 2007/12/5)は現在の現代音楽の流れを作ったビッグネイムな一人ですよね。技法、楽器構成、等々で欧州現代音楽は今でも その延長線上にあるでしょう。
ダルムシュタット等の話については、このBlogでいう現代音楽について別記(excuse)していますので、ここでは省略です m(_ _)m
個人的には遠慮したい一人ですが...w

自分の音楽に対するこだわりは有名で、CDもオリジナルレーベルから100枚以上が出版していますが とても高くて基本はドイツからの直接購入です。もちろん通常のレーベルからも数多く出ていますので問題はないのですけどね。

これはそのStockhausen Verlagレーベルから出ている一枚でシュトックハウゼンの第一期、技法が「群作法」から「モメント形式」へ移る時期の作品二曲になっています。もちろん基本はセリエリズムで、ジャケット裏面にはグルッペンのセリエル風の楽譜が載っています。

グルッペンGruppen(1955-57)は"for 3 orchestras"とあり、シュトックハウゼンの大編成オーケストラ作品になります。技術的にはセリエルに群作法を適用していますが、楽風は打楽器の打音展開を中心として管弦楽器が縦横無尽に鳴り響きます。
楽器群は正面と左右に位置しています。ちなみに配置は《左 group I 》がStockhausen指揮 WDR Orchestra、《中央 group II》Bruno Maderna指揮 同オケ、《右 group III》Michael Gielen指揮 同オケとなります。左37人、中36人、右36人の大編成です。
特にこのVerlag盤では位相空間が良くコントロールされて録音されているため位置関係がとても明瞭で、このパルス的でインパクトの強い楽曲の広がり感を強く感じさせてくれます。
こういう部分をこだわってオリジナル レコーディングしているそうですが…
試しにYouTubeで見てみる?

カレCarré(1959-60)は"四群のオーケストラと四群の合唱のための"とあります。グルッペンの後に出来た作品で電子音楽は使われていません。音は点描と流れの組合せに変わります。シュトックハウゼン第一期後半の作品なので技法的には有名なコンタクテと同じく、モメント形式が使われています。従ってモメンテ群の組合せで、管弦楽器が声楽と一体化して音の塊を作ります。楽器群ではグルッペンで主役だった打楽器がやや落ち着き、声楽(歌詞はありません)が緩く参加しています。

両方の楽曲共に1分未満の小曲の集合体で出来上がっていますね。

CDの購入は専用サイト
 Gruppen/Carre
から出来ます。
大手CD取扱店では一部が在庫されていますね。

正直言ってこの時期のシュトックハウゼンは"しんどい"ですねぇ。「なんじゃれこれっw?!」て感じで。でも後半はヘリコプター四重奏曲なんかもあって楽しめますけどね。


テーマ : クラシック
ジャンル : 音楽

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