2014年11月12日 マリオ・ブルネロ 無伴奏チェロ・リサイタル at 三鷹市芸術文化センター風のホール ★★★

2012年7月に続き、二年ぶりに Mario Brunello が三鷹に帰って来てくれました。結果は予想以上の楽しさでした。
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副題の「Solo Cello and … 」はブルネロのCDタイトルそのまま。現代音楽をベースとしたチェロソロのライヴです。(一二曲目はバロックですが)
kokotonPAPA一押し、大好きな現代音楽チェリストが近くのホールで楽しめるなんて、こんなに嬉しい事はありません。

『テレマン:チェロ・ソナタ ニ長調 TWV40:1』、『J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲第3番 ハ長調 BWV1009』、そして前半最後の『イザイ:無伴奏チェロ・ソナタ ハ短調 op.28』は、結果今ひとつでした。バロック二曲は、仕方ないとしてもイザイは少々残念。チェロの音色も艶やかさに欠けましたね。
ところが、休憩後は一転『ヴァインベルク:無伴奏チェロ・ソナタ第1番 op.72』はチェロが朗々となり響きました。ともすると中途半端な現代音楽の楽曲になりがちなヴァイベルクですが、調性の薄さをうまく展開してくれましたね。
そしてラストは今日一番の期待曲、ライヴ・エレクトロニクスを使った『ピアソラ:コントラバヒッシモ / チェロ版(チェロとループ・エフェクターによる多重演奏)』です。今の現代音楽の主流技法の一つを使いながら、難解ではないピアソラを持って来てくれたのは流石のブルネロでした。iPhoneの5か5sでしたね、使っていたのは。演奏した最中から、ループで再生した音との共演は楽しさいっぱい!
実は、この後のアンコール2曲もライヴ・エレクトロニクスでもっと楽しい展開でした。一曲目はストリート・ソングの様な男性の朴訥な歌との絡みで心を惹かれるものを感じました。二曲目は、自分の演奏のデュオを録音で残しながらチェロトリオで演奏。自分はデュオの音とチェロを残したまま引き下がる演出。会場からは笑も。
こんな感じで、ステージには電子機材とブルネロのマッジーニが置かれて演奏音だけが最後まで残ります。
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これは楽しい! この楽しさを味わえなかった人がいたなら残念至極ですね。
前回はプリペアド・チェロ、今回はライヴ・エレクトロニクス、普段は見られない現代音楽の技法を展開してくれるのは本当に楽しいですね。口笛を合わせてくれるのも健在でしたね。
音楽を楽しむ事の大切さを再認識させてもらった楽しいコンサートでした。

PS:三鷹のホールは、予想通り二階席の方が音が良く通る様ですね

テーマ : クラシック
ジャンル : 音楽

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