マリピエロの Gabrieliana・ Serenata・ Madrigali・ Favole・ Canzonette を聴く

イタリアの現代音楽家 ジャン・フランチェスコ・マリピエーロ(Gian Francesco Malipiero, 1882/3/18/ - 1973/8/1) は、ここでも紹介しているマデルナやダラピッコラが師事してますね。
ドビュッシーの影響から独自の和声を作り上げ、かつイタリア的な旋律を残して興味深い作品が多いですが、モンテヴェルディとヴィヴァルディの校訂者としての顔を持つ様にバロック曲もあり、そのギャップが大きいですね。このCDなどは、その組合せの典型でしょう。

『ガブリエリアーナ』『マドリガーリ』
 モンテヴェルディとヴィヴァルディの校訂者としての技量を展開した様な四楽章のバロック曲になります。退屈で興味の範疇外ですが...

『ファゴットと10 楽器のためのセレナータ』
 ファゴット(Paolo Carlini, パオロ・カルリーニ)を主役にした小編成の協奏曲で調性はありません。各楽器の音域範囲も特徴的に広げる事無く、打音的演奏でもなく無難に熟している感じでしょうか。フラットで単純音の羅列的な流れは十二音技法を思わせますが、セリエルではありません。耳馴染み良く安心して聴けます。1961年当時の現代音楽作品としてはやや平凡かもしれませんが、これがマリピエロ。
『声と小オーケストラのための 5 つの寓話』
 新古典主義的な流れの歌曲です。マリピエーロらしさは、ディナーミクの薄さでしょう。歌はダミアナ・ピンティ(メゾ・ソプラノ)で、処々で声色を変えながら表情を見せてくれますが、感情の爆発の様な展開はありません。それがクールさを感じさせてくれますね。5曲構成ですが、曲の間の切れ目はありません。
『7 つのヴェネツィアのカンツォネッタ』
 同じく Damiana Pinti の歌をフィーチャーした歌曲で極端に短い小曲7曲構成ですね。構成はより楽曲に表情が付いています。11年後の1961年の作品になり、チャンバーオケの演奏はより控えめになっています。こちらの方が、より研ぎすまされた緊張感がありますね。

演奏は、カメラータ・ストゥルメンターレ・チッタ・デ・ プラト(Camerata Strumentale >> Città di Prato<<)になります。




テーマ : クラシック
ジャンル : 音楽

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