アホ(Kalevi Aho)の Oboe Concerto, Solo IX, Oboe Sonata を聴く
フィンランドの現代音楽家 Kalevi Aho (1949/3/9 - )は、管楽器の協奏曲を多く作っていますね。そのいくつかは既に紹介している通りです。カレヴィ・アホは積極的に活動しており、CDもコンスタントに出て来ますね。このアルバムのオーボエ協奏曲の録音にも立会っています。
今回はオーボエを主役にしたアルバムになります。
Oboe Concerto は五楽章からなります。2007年の作品で、無調ではありますがアホ独特の和声とでも言う世界が展開されています。オーボエの高音を使った第一楽章、打楽器も含めて中近東音楽の様な使い方の第二楽章、三楽章では北欧の原野を思わせる様な展開、オーボエのソロを大きくフィーチャーした第四楽章、調性感漂うオケの最終楽章です。楽章毎にキャラクターを明確に持たせています。
Solo IX for oboe (2010)は強烈なオーボエのソロです。この楽器の限界的な音色を発しています。
Solo for Oboe and piano 四楽章構成。打楽器的なpfに対して、無調の調べを綴るOboeの第一楽章は緊張感があります。第二楽章は一部同期する様な流れを見せながら展開します。第三楽章でも対位法的展開と同期するかの様な展開が平行するのは同じですが、速いテンポで進みます。最終楽章では、やや落ち着きを取り戻します。1984-85年と古い作品で、無調感の強い展開ですね。
やはり後期作品ほどオリジナリティが強く、ただの無調に留まらないのが素晴らしいです。
オーボエはピート・ヴァン・ボックスタル(Piet Van Bockstal)、Brabbins指揮 Lahati SO、ソナタのpfは大宅 裕になります。
今回はオーボエを主役にしたアルバムになります。
Oboe Concerto は五楽章からなります。2007年の作品で、無調ではありますがアホ独特の和声とでも言う世界が展開されています。オーボエの高音を使った第一楽章、打楽器も含めて中近東音楽の様な使い方の第二楽章、三楽章では北欧の原野を思わせる様な展開、オーボエのソロを大きくフィーチャーした第四楽章、調性感漂うオケの最終楽章です。楽章毎にキャラクターを明確に持たせています。
Solo IX for oboe (2010)は強烈なオーボエのソロです。この楽器の限界的な音色を発しています。
Solo for Oboe and piano 四楽章構成。打楽器的なpfに対して、無調の調べを綴るOboeの第一楽章は緊張感があります。第二楽章は一部同期する様な流れを見せながら展開します。第三楽章でも対位法的展開と同期するかの様な展開が平行するのは同じですが、速いテンポで進みます。最終楽章では、やや落ち着きを取り戻します。1984-85年と古い作品で、無調感の強い展開ですね。
やはり後期作品ほどオリジナリティが強く、ただの無調に留まらないのが素晴らしいです。
オーボエはピート・ヴァン・ボックスタル(Piet Van Bockstal)、Brabbins指揮 Lahati SO、ソナタのpfは大宅 裕になります。