フランツ・ベルワルドの Symphonies Nos. 3 & 4 をI.ボルトンとN.ヤルヴィで聴く

スウェーデンの近代音楽の元となった音楽家ベルワルド(Franz Adolf Berwald, 1796/7/23 - 1868/4/3) は四つの交響曲を書いていますが、これはその第三番 (風変わりな交響曲, Sinfonie singulière) と第四番 (素朴な交響曲, Sinfonie naïve)になります。ベルワルドの特徴が良く出ているのが、第三番ですね。
独特の和声は、後にヴィルヘルム・ステーンハンマルやカール・ニルセンらの紹介によって知られる様になりましたね。ダウスゴーで紹介していたと思っていましたが、今回初めてだったとは不思議ですw

交響曲第三番はアレグロ - アダージョ - フィナーレの三楽章で、1945年の作品になります。構成は古いのですが、単なるロマン派ではなく 既に北欧系管弦楽のイメージが強く感じられます。ほぼ同年代生まれのシューベルト(1797-1828)と比べれば一目瞭然です。ベルワルドの四つの交響曲の中では、この第三番が美しく特徴的ですね。
交響曲第四番は四楽章形式で、よりメリハリのある楽曲になります。第一楽章アレグロでは、古典的ロマン派の香りが残りますし、第二楽章アダージョもドイツ風、第三楽章スケルツォは小刻みなリズム感でやや古めかしく、最終楽章は古典的に聴こえます。それが副題 "素朴な交響曲"という事なのかもしれませんね。

三番の澄んだ広がりを感じられる音楽は将に北欧系の本流ですね。この時代のロマン派楽曲とは一線を画します。そういう音に興味のある方には是非とも聴いていただきたいですね。
指揮のボルトン(Ivor Bolton)とロイヤルPOもとても明瞭な演奏です。



もう一つはヤルヴィ(Neeme Järvi)指揮、エーテボリ交響楽団(Gothenburg SO)による四つの交響曲を集めた物です。
特徴的な第三番など こちらは、演奏がよりメリハリ強くなり古典的な解釈なロマン派的演奏に聴こえます。本来の時代背景的なのかもしれません。また、その手の振りの指揮、アゴーギクとディナーミクを振った、を得意とするネーメ・ヤルヴィだからかもしれません。
もちろん楽曲は同じですから素晴らしいのですが、今やLP時代の面影と感じてしまいます。



もちろんお奨めは前者になります。ヤルヴィも息子のパーヴォなら面白いでしょうね。ダウスゴーも良いのですが、今回はボルトンにしました。




テーマ : クラシック
ジャンル : 音楽

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