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『マーラー 交響曲 第6番 "悲劇的"』«ネット配信» ラハフ・シャニ指揮/パリ管 2024年1月17, 18日



Orchestre de Paris | Lahav Shani: cond.
(ラハフ・シャニ | パリ管弦楽団)
個人的今注目の指揮者シャニがパリ管を振ったマーラー6が登場。本年1月のコンサートLIVEで、仏RadioClassiqueからの配信です。

昨年(2023)5月の ロッテルダム・フィルとのマーラー2近年では最高の'復活'でした。この時は手兵でしたが、今回はK.マケラが主席指揮者を務めるパリ管の客演。さて結果はいかに。



▶️ RadioClassique (公開期間は短いと思われます)





«ネット配信»
Mahler Symphony No. 6
"Tragic"


lsodpm6t2024j.jpg
[Live at Grande salle Pierre Boulez, 17, 18 Jan. 2024]


第一楽章
第一主題は速めのテンポで重厚感を与えつつも勇壮な切れ味、パッセージは約束通りにトーンを落としてアルマの主題は華やかさを広げます。王道の提示部です。展開部の"烈-暗-明"の流れは明瞭で、第一主題はやはり速めで重苦しさよりもシャープ。第二主題以降はスロー静で対比を作り、最後は一気に駆け抜けます。再現部の第一主題はより一層の力感を込めて、コーダは葬送をあまり鎮めずに第二主題を被せる様に入れてラストは派手派手しくまとめ上げます。
ハイコントラストで堂々王道の第一楽章です。素晴らしい!

第二楽章
スケルツォです。主部主題は速めで勇壮そのもの、途中から重心を下げて流れを支配します。トリオはスローを強調したメヌエット、変拍子のアゴーギクで色合いを添えます。木管動機もスロー気味ですが抑え気味に。ここでも回帰ではよりコントラストを上げて来ます。見晴らしの良さが光ります。

第三楽章
主部主題は緩やか静美に僅かな哀しみを色添える流れ、僅かにアゴーギクを振っています。第一トリオもスローの哀愁を強調、そのまま哀しみを溢れるように広げると、中間部(第二トリオ)ははっきりと明るさを見せるコントラストを作ります。ここでも回帰では濃厚さを増して、感情豊かな濃いアンダンテになりました。

第四楽章
厄介な序奏は必要以上のアゴーギク/ディナーミクを振らず抑え気味、アレグロ・エネルジコからの第一主題は一気にテンポを上げてキレキレの勇壮さです。パッセージは少し抑えて再び切れ上がると第二主題が軽妙さを強調して登場、肩の力を抜きます。約束通りですが上手いです。
展開部は抑え気味に入り第二主題を華々しく鳴らして、行進曲はテンポを速くしてキレキレ勇壮です。肩を揺らしたくなるリズム感も良いですね。
再現部も入りは抑えタメを作ると第一主題を大きく広げ、猛烈にテンポアップ!! ガツッと騎行に突撃します。リズム変化を与えて騎行は先鋭な流れで突き進みます。流れをはっきり作った最終楽章です。


王道で聴き応えあるマーラー6です。
基本やや速め、明確なテンポ設定、各回帰での色濃い流れ、指揮者とオケの一体感、それらがフィットしたハイコントラストの見晴らしの良さです。

+αの個性は薄く王道なのは客演では当然と思われますが、それでもこの出来です。シャニ侮れず!!



テーマ : クラシック
ジャンル : 音楽





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マーラー関連から随時画像挿入予定ですが時間を要するかと

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