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2019年5月10日 ダニエル・ハーディング指揮 / バイエルン放送交響楽団『マーラー 交響曲 第5番』«ネット配信»


ダニエル・ハーディング, Daniel Harding
(バイエルン放送交響楽団, Symphonieorchester des Bayerischen Rundfunks)
個人的には相性の良くない指揮者の一人です。(笑) マーラーの5番は演奏機会が多い様ですね。日本国内でも新日フィルやパリ管首席指揮者就任の来日でも振っています。スウェーデン響との録音は今ひとつでしたが、今回客演したバイエルン放送響ではどうでしょう。5月9,10,11日と演奏された中から10日の公演をバイエルン放送"BR-Klassik"のウェブサイトからの配信です。

▶️ こちら (多分すぐに公開終了になると思いますが)

CDではないので「マーラー第5番聴き比べ:175CD」にはアップしません。




マーラー 交響曲 第5番
(2019-5/10 at Gasteig München)

DanielHardingSOBR-mahler5.jpg


第一部
ファンファーレは普通に入り主要主題も重厚さは避けてすっきりとした印象です。第一トリオも大きなテンポ変化は避けて適度な締まりです。第二トリオも特徴的なものはなくごく標準的に感じました。第二楽章第一・第二主題も特異性は皆無、でも展開部ではチェロを少し沈めて多少のアゴーギク振って来ます。再現部も同様ですね。この方がいい感じです。
もっと揺さぶってくるかと思いましたが、あまりクセのない第一部でしたね。

第二部
スケルツォ主題、レントラー主題共に優美、第三主題は緩やかでやや締まりに欠ける感もありますが安定した提示部です。短い展開部で元気を取り戻して、再現部は三つの主題を色濃く混ぜて良い流れを作っていましたね。フィニッシュもアッチェレランド気味に締めました。
ただ、この楽章主役のオブリガートHrはやや難ありでしょうか。

第三部
アダージェットは冷たく静めた好きな流れですね。全体スロー、主部山場も殊更の盛り上げは避け、中間部も僅かに揺さぶりをかけながらもクールでした。第五楽章第一・第二主題の対位法的絡みはアッサリと、コデッタ主題は優しく奏でます。展開部はやや間延び感から、展開部は主題変奏もメリハリ良く進みます。山場からコーダは見事に盛り上げ、フィニッシュはビシッとアッチェレランド。大喝采です。


細かな揺さぶりはあっても、本流的なマーラー5ですね。緩さも感じますが、第一・第二・第三部、共にラストが決まっていますね。(それぞれソナタ形式の再現部です)

良い悪いは別として超個性的だったパリ管との来日公演、それに近いスタンスのスウェーデン響とのCDに比べると、平凡な印象が勝つかもしれません。




テーマ : クラシック
ジャンル : 音楽

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・2017年12月9日
音楽ブログに特化するためにタイトルを「現代音楽と酒の日々」から変更しました。




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