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2018年12月3日 デイヴィッド・ロバートソン / シドニー交響楽団『マーラー 交響曲 第5番』«ネット配信»


デイヴィッド・ロバートソン, David Robertson
(シドニー交響楽団, Sydney Symphony Orchestra)
米人指揮者D.ロバートソンはブーレーズに師事しアンサンブル・アンテルコンタンポランの首席指揮者を務めた事もありますね。今回は今年まで首席指揮者(2014-2019)を務めるシドニー響を振ったマーラー5です。ツアーの様で独ハンブルクのエルプフィルハーモニーでの昨年末の演奏、北ドイツ放送のウェブサイト(NDR Kultur)からの配信です。

▶️ こちら (多分一ヶ月,2019-6/2まで公開かと)

CDではないので「マーラー第5番聴き比べ:175CD」にはアップしません。




マーラー 交響曲 第5番
(2018-12/3 at Elbphilharmonie Hamburg)

201812DavidRobertson-SydneySymphonyOrchestra-mahler5_NDR-Kultur.jpg


第一部
第一楽章葬送行進曲はコントラストが良く、第一トリオでもディナーミクによるメリハリを付けていますね。第二トリオは哀愁ですがクドさはありません。第二楽章第一主題は重心を下げて締まりのある流れを作ります。第二主題は第一楽章第二トリオのままで、良いコントラストです。展開部も序奏や両主題の対比を上手く付けて見晴らしの良さがありますね。特にチェロの緩徐パートは美しいです。心地よい第一部でした。

第二部
スケルツォ主題は広がりよく伸びやか、レントラー主題では軽やかな優美さに変化させます。第三主題は沈めて来ますがオブリガートホルンと弦楽器の"間"が素晴らしいですね。展開部は提示部延長的で、再現部は各主題の変奏を色濃く絡み合わせて息をつかせません。この楽章が短く感じるのは素晴らしいですね。

第三部
第四楽章は山場も抑えて流れは静的クール、中間部の細く冷たい音色は心に染み入ります。屈指の素晴らしいアダージェットです。最終楽章は緩やかな序奏から第一・第二主題の絡みは落ち着気味、コデッタが現れると優美さを色添えて提示部を終えます。何かスッキリしません。展開部でも流れが今ひとつもたつき気味で、ホルンも怪しげだったのが残念です。再現部は山場は広がり大きく、コーダ前で間延びしますが、そこからは派手に盛り上げてフィニッシュはアッチェレランド弱めですが切れ味を見せました。最終楽章、アゴーギクが見晴らしの良さを欠いたのが残念です。


計算されたスマートさ、堂々本流的マーラー5でしたね。王道風ですが各主題を明確に色付けした、主としてディナーミク、見晴らしの良さが光ました。

最終楽章で印象を落としたのがとても残念ですが、コンサートで当たったら気持ち良い演奏でしょう。



前半のルノー・カピュソンのvnをフィーチャーしたコルンゴルト(Erich Wolfgang Korngold)のヴァイオリン協奏曲op.35もなかなか面白いですよ。


テーマ : クラシック
ジャンル : 音楽





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・2017年12月9日
音楽ブログに特化するためにタイトルを「現代音楽と酒の日々」から変更しました。




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