ブライアン・ファーニホウ の Chamber Music を聴く

昨日 Ensemble Intercontemporain のアルバムで紹介したイギリスの現代音楽家 Brian Ferneyhough (1943/1/16 - ) の 室内楽作品集。もちろん無調の現代音楽です。

アンサンブルがメインのアルバムですが、二曲目はコントラバスのソロです。切れ上がる弦の音、響く弓。なんだか象でもイメージする様な楽曲で面白い。
全体的には忙しい音の並び、おしゃべりな曲が多いですね。楽器同士が会話している様な。緩い流れは無い。構成する楽器としてはピアノが面白い。と言う訳でお薦めは 4. Coloratura。コロラトゥーラと言ってももちろんソプラノじゃない。ピアノとオーボエの楽曲。これはまさに対話だね。

Brian Ferneyhough Chamber Music

テーマ : クラシック
ジャンル : 音楽

ヨーク・ヘラー の Arcus 、ブライアン・ファーニホウ の Funérailles I & II を聴く

Ensemble Intercontemporain による無調の作品集。
一曲目は以前から紹介しているドイツの現代音楽家York Höller (1944/1/11 -)のArcus。当然無調である。従って家族の居ない日しか大音響では聴けない。(笑)
Ensemble Intercontemporain による演奏は無調らしいスリリングな展開がいい。こういう音の中に気持ちを置く素晴らしさ!
二曲目は Brian Ferneyhough (1943/1/16 - ) の Funérailles I & II。曲調はYork Höllerと同じ無調だが、弦楽のからみがいい。英国の現代音楽家で元はセリエルによる楽曲からスタートしている。本作品はブーレーズによる監修になる。
残念ながら入手は難しいのかな、ネット系ショップでみつからない。中古店であれば安いんだけどねぇ。もっとも二人の作品を別々に購入するのは簡単だからOKかな。

york_holler.jpg

この様な前衛の衰退以降の現代音楽については、背景とかをそのうち書く事にするかもしれません。ヨーク・ヘラーやブライアン・ファーニホウは将にその代表選手ですから、アンサンブル・アンテルコンタンポランを含めてダルムシュタット等のもっと詳細な話が本当は必要ですね。


テーマ : クラシック
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Ravel の2台のピアノのための作品集を聴く

ジャケットが懐かしいルース・ラレード、ジャック・ルヴィエ、二人のピアノ2台によるラヴェル作品集。再発売されていたんですね。
ラヴェルのピアノ曲は数が限られてアルバムに構成し易い為か、ソロも連弾もけっこうあります。以前紹介したルイ・ロルティとエレーヌ・メルシエのアルバムも同じラヴェルのピアノ連弾集になりますね。
http://kokotonpapa.blog135.fc2.com/blog-entry-570.html

今回の方が良いですね。
マ・メール・ロワが入るとどうしても幻想的な曲想に構成される事になります。でも、聴覚的風景の"2.鐘が鳴る中で"、そして さし絵から曲調はハードに。そこからラ・ヴァルスにもっていきます。
ボレロを一曲目に置いたのは正解かな。途中で挟まれるとやっぱり違和感があります。ラストのラ・ヴァルス。渦巻くようなうねりから入って行き、2台のピアノが跳ねる様に対峙する。この曲らしさが好きですね。もう少し気持ちの込められた興奮が欲しいかな。吹っ切れた感じが欲しかったですね。



ラヴェルは、このブログで言う現代音楽ではないですね。でも、いつも無調やセリエル系の現代音楽ばかり聴いている訳じゃありません。半分は所謂クラシックです。(ジャズやブルースを除いての話です)
その中ではラヴェルのピアノ曲は聴く方ですね。聴かないのはバロック、理解が難しく楽しめない。古典でもBeethovenのピアノソナタAppassionataや、バイオリンソナタKreutzerなんかは聴きますよ。同一曲で一番所有数の多いのも現代音楽じゃありません、当然?、マーラーの交響曲5番で100枚弱くらい。(マラ5が一番好きな訳ではありませんが)
ただ、そう言った有名曲は一枚のCDだけ紹介してもバリエーションが多く、好みの差も大きいですからねぇ。指揮は誰の何年の演奏? 改訂版? コンチェルトならカデンツァは誰の? と言った風にね。
そう言う意味では、ブログ的には現代音楽の方が紹介し易いですよね。^^v




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Audirvana Plus の Direct Mode

Macの音楽再生ソフトAudirvana Plus。Mac&オーディオで音楽を楽しんでいる人には標準的なソフトかな。

最近のバージョンはDirect Mode に対応している。デフォルトでOnになっているから、NASに音源を入れていると再生スタートしない。メモリーには入れるけどね。思わず不具合かと思った。

ある程度放っとくと、Cautionが出て "音源がDirect Mode に対応していないからPreferencesから切れ" と出てくるからわかるけどね。

Audirvana Preferences - Audio System - Low level playback options の Direct Modeのチェックを外せばOKだけど、すぐにCautionが出なかったからいろいろいじくり回しちゃった。^^;



マヌエル・デ・ファリャ の「Piano Music Complete」を聴く

スペインの作曲家 Manuel de Falla (1876/11/23 - 1946/11/14) の ピアノ曲全集。ファリャと言えば「火祭りの踊り」が有名ですが、方向性は同じですね。
ピアノソロはベニータ・メシュラム(Benita Meshulam)。難しい事はなにもいりません。スパニッシュな感じの曲も含めて聴き込むと言うよりも少しかけておこうかな、と言ったBGM的な風合いでOKでしょう。特に難曲も入っている訳ではないので邪魔をする事が無いのがいいかも。
ジャケットも良いし、こう言うピアノ曲も悪くありません。ブーレーズのピアノ曲なんかだと こうはいかないでしょ。(笑)





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コンサートに行くと何も買わないのに荷物が増える?!

今月はコンサートの予定がないね。年明けの1月は5つ入っているぞ。

ジンマン/N響、ダウスゴー/新日フィル、インバル/都響、セーゲルスタム/読響、樫本大進・リフシッツ、だね。
いずれも楽しみなのがなぜか1月に固まっちゃったんだよな〜。三ヶ月くらいにバラけてくれれば良いのにさ。^^;

でもねぇ、最近のコンサートは行くと荷物が増える。結構かさばる。重い。kokotonPAPAは会社の帰りに行く事がほとんど。レザーのトートバッグだから入るけど。

それはね、コンサートの案内。会場の入口で配ってる。
panf.jpg

すごいでしょ?! これだって一枚一枚分けてるんじゃないからね。多分 百枚くらいあるぞ、きっと、数えてないけどさ。
でも面白いからついもらっちゃう。けっこう毎回違うのが入ってたりする。先週もらったからいいか?なんて思わず手が出ちゃう。(笑)

コンサート終了後も個別のヤツを配ったりしてるよ。でも、帰りは急いでるからもらわない。 \(^_^)/

Encounter With the Music of William Kraft を聴く

シカゴ生まれの現代音楽家 ウィリアム クラフト (William Kraft、1923 - )。
もともとはL.A.フィルのティンパニーの演奏者。その後、Jack Beesonらに師事して作曲を学んでいる。代表作は、"ケネディの肖像"、"月につかれたピエロから"等。
percussiveといわれる曲風は各楽器の単音と打楽器のコラボレーションが多い。このアルバムは作曲年代をまたぐ様な構成だが、一貫してその音楽を楽しむ事が出来る。
作曲技法を凝らした変奏曲、十二音技法、無調と幅広い。本作品の中ではGuiter Solo, 無調のPiano Solo が自由度の広く気持ちがいい。



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ルトスワフスキのSymphony No.3、Les Espaces Du Sommeil を聴く

Witold Lutosławski (1913/1/25 - 1994/2/7) はポーランドを代表する現代音楽家。これはルトスワフスキ本人指揮によるBPOとのコラボで、二曲目の眠りの空間はフィッシャー・ディースカウがバリトンで入る豪華版。ルトスワフスキは自作自演を多く残しているが中でもこれは注目版だろう。

交響曲3番はシカゴ響からの委託作曲で初演はショルティーCSOになる。基本は十二音技法になるが、曲調としては調性を残して弦楽器の切れ上がりや、打楽器的な管楽器の音の並びで構成される。二楽章構成だが切れ目無く演奏される。最後はとても短いコーダで集結する。金属的・無機質的な音楽。コンサートで聴きたい。
眠りの空間はディースカウに献呈されたローベール・デスノスの詩を元にした楽曲。14分強のほぼ全てが歌曲になる。曲調は現代音楽の歌曲にありがちな、楽曲を背景に詩の朗読と言う訳ではなく、非イタリア系の歌曲風である。詩の内容は簡単には表せないが、男性が女性を思う内容になる。流石はディースカウである。

この二曲の組合せがとても良い。現代音楽と構えるよりも超硬派のクラシックとでも言うと良いかもしれない。



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ブーレーズの The Three Piano Sonatas を聴く

ピエール・ブーレーズ(Pierre Boulez, 1925/3/26 - ) はトータル・セリエリズムからポスト・セリエルを代表する現代音楽家ですね。このピアノソナタは、その世界のマスターピースともいえるでしょうか。
ユンパネン(Paavali Jumppanen)のピアノによるBoulezのピアノソナタ第1番、第2番、第3番。ユンパネンは、オーディションでこのレコーディングに選ばれていますね。ポリーニの方が良い!と言う方が多いかもしれませんが。(汗)
ピアノソロのソナタ三曲。例によってブーレーズらしい、というかこの時代らしい打楽器的な演奏が基本になっていますね。無調〜十二音技法〜セリエル音楽の流れ。現代音楽ではブーレーズで有名なポスト・セリエルの「管理された偶然性」という表現も扱われています。第3番はその典型で、かつワークス・イン・プログレスなので終結していません。って、何言ってるかわかんないかも.....。^^;
強靭に叩く音、そして透明感を感じさせるタッチ。音の中に浸る。目を閉じる。そう言う世界。かな。
いわゆるクラシックのピアノソナタが好きな方が聴いたら????かも知れない曲。ライブで味わいたいですね。



この手の前衛系の現代音楽については、このBlogではあまりとりあげません。技術や理論の事が必要になりますが、専門家ではないので。
もっと後でもう少し系統だてて紹介するかもしれません。



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・2017年12月9日
音楽ブログに特化するためにタイトルを「現代音楽と酒の日々」から変更しました。

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