N響の現代音楽:「尾高賞受賞作品4」で武満徹のカトレーン、他を聴く

久しぶりにこれを聴いた。NHK交響楽団の前身である日本交響楽団(その前身は新交響楽団)の指揮者であった尾高尚忠を記念して設定された尾高賞。現代音楽に与えられる賞で、これはその受賞曲のアルバムになる。
N響の発足と尾高の死に関連があったのかは定かではないが。
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武満徹のカトレーンは日本の現代音楽を代表する作品の一つ。岩城宏之指揮になる。この曲で代表的なのは、以前書いたドイツ グラムフォンから出ている小沢征爾BostonSO盤がメジャーだが、これも悪くない。それだけ曲がいいと言う事になる。
三曲目の、遠い呼び声の彼方へ! も武満徹の同系統の楽曲で、若干の調性を残されている。二曲とも流れが美しい。

野田暉行のピアノ協奏曲も曲風から言うとカトレーンの方向性に近い。無調ではあるのだが、調性を完全に無視している訳ではない。その分聴きやすい。弱音強打の組合せ。
一柳 慧(いちやなぎ とし)の、空間の記憶。これもピアノ協奏曲になる。不確定性後の作品だが、個人的には前三曲の方が好み。一柳慧がオノ・ヨーコと結婚していた事は以外と知られていない。

最後の尾高惇忠は尾高尚忠の長男。オーケストラワークになるイマージュも完全調性無視では無い。少々半端な感じで、現代音楽家の映画音楽的気配がする。ちなみに本年の尾高賞も尾高惇忠で交響曲 "時の彼方へ" だった。



テーマ : クラシック
ジャンル : 音楽

アイランズ系Scotch Single Molt whisky, アラン

アラン島アイル・オプ・アラン蒸留所のArranオフィシャル10yo。
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口に含むと以前行っていたバーを思い出す。別にアランだからと言う訳ではないのだが、若干のピィティーさと麦芽そしてチョコレートの様な甘みがそう思わせるのかもしれない。kokotonPAPAお薦めの一本。お安いのでシングルモルト入門にも良いでしょうね。

最近ウィスキーを買うペースが早いと注意されちゃった。実はこれももう飲み終わってしまってからのアップなのだ。

体調から行ったらホントは飲んじゃイカン??ってか!
そんなチマチマ考えながら生きるなんてヤナこった。
人生それで オッケー☆⌒c( ̄▽ ̄)


雨だから Valentina Lisitsa の ピアノ を聴く

ブニアティシヴィリとオット、若手ピアニストの話を昨日書いたのでもう一人、ヴァレンティーナ・リシッツァを。
若手かと言われると、年齢は若手じゃないな。(笑)
YouTubeから生まれたピアニストである事が話題を呼んだ変わり種デビュー。以前、このブログでもヒラリー・ハーンとの共演盤[DG]で紹介済みですが。
2012年6月19日にロイヤル・アルバート・ホールのライブでの録音。収録順と演奏順が異なるのは仕方ない事だし、全部が当日録音ではない事もあります。(ググれば出て来ます)

バリエーション豊かにピアノ曲が聴けるのが嬉しいですね。おまけにショパンからスクリャービンまでワイドレンジです。
タイプからすると超絶技巧得意系ですね。でもアルバム(ライブ)では、超絶技巧曲と情感的な曲を振り分けています。
エモーショナルな曲は感情移入系ではなく、冷徹なる感情表現。いっぽう超絶技巧系には感情移入と言う感じです。
わかりやすいです。そのパターンが端的に出ているのが「月光」でしょう。一二楽章は冷たく、三楽章が劇的に。
曲の並びから行っても難しく聴く事もないです。コンサート ターゲットの配曲でしょうね。

参考に収録曲を。これだと ためしに買っても良いかなって感じでしょ。

1.ラフマニノフ:前奏曲 Op.23 Nr.5
2.ベートーヴェン:『エリーゼのために』
3.リスト:パガニーニによる大練習曲第3番『ラ・カンパネッラ』
4.ラフマニノフ:前奏曲 Op.32 Nr.5
5.ショパン:3つの夜想曲
6.スクリャービン:2つの詩曲
7.ラフマニノフ:前奏曲 Op.32 Nr.12
8.ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第14番『月光』
9.ラフマニノフ:前奏曲 Op.32 Nr.10
10.ショパン:夜想曲第13番
11.リスト:3つの演奏会用練習曲 『ため息』
12.スクリャービン:8つの練習曲
13.リスト:愛の夢
14.ラフマニノフ:練習曲集『音の絵』
15.ショパン:夜想曲第8番


テーマ : クラシック
ジャンル : 音楽

カティア・ブニアティシヴィリ の 新譜「ショパン作品集」 が届いた

Khatia Buniatishvili のニューアルバムが先ほど届いたので聴いてみた。
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今回の作品はショパン。
困ったな、ショパンはエチュードくらいしか殆ど聴かないから。ルービンシュタインのポロネーズもたまに聴きたくなります。エチュードは何枚かあって、ピアニストの個性が楽しめますからね。でも今回は入っていません。
彼女のピアノのタッチは素晴らしい。先日来日したオットよりも個人的にはブニアティシヴィリの方が鍵盤を叩く指力が強く、好きだ。

まずは、ピアノソナタNo.2「葬送」を持ってくる事がすごい。そして、その迫力は素晴らしい。有名な第三楽章 葬送行進曲も暗さにつぶれない彼女らしい解釈を見せる。この優しさは少々感激的だ。清と剛。強さと優しさが絡み合う好演。

ピアノ協奏曲第2番はP.ヤルヴィ/パリ管とのコンチェルト。マッチングがとても良い。控え目ながら奥行きあるオケに対して流れの良いピアノを聴かせる。強さのあるタッチが素晴らしい。kokotonPAPA的には微妙な指先のタッチよりも、強打のタッチがあるピアニストが好き。
ラストの小曲、マズルカ第13番 がなかなか良い。

この秋、クレーメルとの競演を生で見る機会があるのでますます楽しみ。




テーマ : クラシック
ジャンル : 音楽

Martha Argerich Lugano Concertos を聴く

アルゲリッチ・ルガーノ・コンサート, 4枚組のCDsetがドイツ グラムフォンからでましたね。
予約していたので、つい先日届きました。
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装丁もハードカバーのA5サイズのbookletにCD4枚を入れて、ハードケースに納めてあるという豪華盤。多分、再発時には普通のセットになるでしょうね。

アルゲリッチが2002年から開催している Progetto Martha Argerich から2010年までの未発表音源です。2002年から、ずっとEMIから毎年販売されて来ましたが、これはアルゲリッチが出ている曲を選んで、グラムフォンから出て来ました。

と言う訳で、ピアノ協奏曲と同フェスティバルではおなじみの連弾曲になりますね。ホントはピアノ曲ではないものをピアノ連弾にアレンジして演奏したり、若手のアンサンブルとか、がアルゲリッチ/ルガーノFes. の楽しさなんですけどね。

録音も申し分無く、楽しめます。お馴染みの曲が並びますから、他の演奏でのアルゲリッチ盤と聴き較べる必要(楽しさ?)もありますね。個人的にはプーランクの記憶が無いので、楽しみに聴いたのですが 様々な様相を見せる曲なだけにどうなるかと思いきや、何ともエモーショナルな響きを聴かせてくれます。感情が二人のピアノにこもっているとでも言う感じです。嵐と静寂そして優美。
そして他の2台、3台のピアノとの連弾の楽しさこそがこのフェスティバルの楽しさ。このCDでもそうでしたね。

お気に入りは
 ・プーランク:2台のピアノのための協奏曲 ・・・ ガーニングとのピアノとのかけひきが楽しい、アルゲリッチのプーランク!
 ・ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第2番 ・・・ やっぱり得意とするレパートリーは凄い。縦横無尽のピアノ
 ・リスト:ピアノ協奏曲第1番 ・・・ 今、この曲を弾きこなせるのはアルゲリッチだけ。いつもになく自由奔放
 ・・・ダメだな、書き始めると切りがないですね。全部いい。最後のCDの歌曲系もピアノとのマッチングが素晴らしい。特にストラヴィンスキーは出色の出来。そしてラストの一曲ミヨー:スカラムーシュ、楽しい!

逆にイマイチなのは、ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第1番、くらい。これはkokotonPAPAが好きじゃないだけの話。(笑)

いっきにCD4枚を聴いてしまいました。
と言う訳で、買って損がある訳が無いセットに決まっています。




テーマ : クラシック
ジャンル : 音楽

キルホーマン、シェリーカスク 5年 をいつ封切りするか

2005年創業のKilchoman蒸溜所、一番新しいアイラ島のディスティラリーだ。
当然ながら、10年ものの様なスタンダードなウィスキーはまだ出せない。現状で一番寝かせているのが5年もの。もちろんシングルカスクを今まで若い熟成で出していた。

これは、5年もののマルチカスク,Kilchoman sherry cusk。キルホーマン初になる、今では希少なシェリーカスク。日本への入荷数はわずか300本。人気のアイラモルトだけに、今後二度と出る事の無いバージョンだから入手した。

これは簡単には開けられない。誰か遊びにこないかなぁ、何かチャンスが欲しいよねぇ。^^

キルホーマン/シェリーカスク5年


ヴァインベルク の Rhapsody on Moldavian Themes, Symphony No. 6 を聴く

ポーランド生まれでロシアの作曲家ミェチスワフ・ヴァインベルク(Mieczyslaw Weinberg, 1919/12/8 - 1996/2/26) の 交響曲第6番/モルダヴィアの主題による狂詩曲。名前の呼び方が Wajnberg, ワインベルク などいろいろあって混同しますね。
一曲目のモルダヴィアの主題による狂詩曲は、13分ほどの小曲。ショスタコーヴィッチと仲が良かった事、この時代としてはやや中途半端な曲風、その辺がイメージではないでしょうか。それを打ち払う様な、強烈な曲です。コンサートのアンコールででもやったら受けそうな感じと言ったらわかってもらえるでしょうか。

二曲目の交響曲第6番は、多少の不協和音を交えながらも新古典主義的な様相の強い楽曲です。二楽章のアレグレットから少年合唱団が入り、三楽章 アレグロ モルトでは民族色が強くなります。四楽章では再び合唱が入り、重厚な展開です。
ただ、残念ながら少々退屈な感じが否めません。

ウラディーミル・ランデ (Vladimir Lande) 指揮、サンクトペテルブルク交響楽団 (St. Petersburg State SO) の演奏。グリンカ・コラール・カレッジ少年合唱団 (Glinka Choral College Boys' Choir) が交響曲6番には入ります。


Mieczyslaw Weinberg

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2012年 ルツェルン音楽祭:クラウディオ・アバドのレクイエム

モーツァルトのレクイエムをアバドとルツェルン音楽祭管弦楽団で観られるとあって楽しみにしていたNHK BSプレミアムシアター。
今年の8月10日のスイス・ルツェルン音楽祭での演奏が放送された。
2012年ルツェルン音楽祭NHK

Lucerne Festival Orchestra と言えば癌を克服したアバドが2003年に就任し、手兵として活躍しているのでこれは楽しみに決まっている。

放送はベートーベンも有ったが興味が無い。演目はモーツァルト "レクイエム"。全体としてはやっぱりアバド。興奮や極解のないクールな演奏にオケと合唱団が応えた。ソロでは女性陣、アンナ・プロハスカ(ソプラノ)、サラ・ミンガルド(アルト)が良かった。
構成としては、サンクトゥス(聖なるかな)のフーガは素晴らしく、この曲の持つ神聖にして荘厳な演奏だ。逆に有名なディエス・イレー(怒りの日)は、オケも合唱ももっとメリハリが欲しかった気がする。全体としては端整なモーレクだった。

手を口に持って行く独特の指揮ポーズや、この曲らしく演奏後は神に祈るかの様にしばらく静かに立ち尽くすアバドの姿が見られたのは嬉しかった。

追記:フルトベングラーに似たコントラバス奏者がいて、良く写っていた。(笑)



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吉田苑のSACD-P、HSC-05 インプレッション

クラシック メインで聴いていると、やっぱりシングルレイヤのSACDは気になりますよね。そこでSACDプレイヤー、吉田苑HSC-05をとりあえず購入しました。全面的にSACDを信用している訳じゃないんですよね、音源が限定されていますから。
吉田苑HSC-05 HSC-05hako.jpg
それなりに鳴らし込んだので現在のメインCDP-DACであるX-CD1(Nmode), dc1.0(SoulNote)のセットと較べてみました。この組合せは44.1kHz再生に特化したCD再生専用セットになります。さて価格的にはかなり廉価版のSACD-PでもSACDのメリットが聴けるのか?!

オリジナル本体はONKYO C-S5VL。チューンはコンデンサーの入れ替え、振動ジッター対策、等が施されています。下の写真は裏側のアース兼筐体補強。スパイクになっているのも嬉しいですね。
HSC-05ura.jpg

クラシック、それもフルオケでの聴き較べになります。オーディオとしての聴き較べではなくて、自分の聴いている音楽での聴き比べです。だから女性ボーカルなんかでは較べないですよ。
出力は同じく吉田苑チューンのNmode X-PM2F-WraithMK2, - Dynaudio Focus220 Mk2-Oberon です。

【1 ハイブリッドCD 聴き較べ】
 Mahler Symphony No.7 Tonhalle Orchestra Zurich David Zinman のハイブリッドCDで聴き較べてみると。
  SACD2.jpg
[HSC-05] SACD
 高音域の繊細さと抜けの良さはメリット感あり。音はややフラット、広がりと定位はまぁまぁ、低音がでない。
クリアーな高音域を重視するクレーメルのバイオリンの様なクラシックならいけるかも。
[HSC-05] CD
 音の中心がやや中音域に集中する感じ。広がりと定位はややぼける。でも、中音域を中心に聴くなら十分。思いのほか聴ける。
[X-CD1, dc1.0] CD
 低音から中高音まで厚みのある音、音場の広がりもある。定位も明瞭。抜けも良い。音数もある。中高音の華やかさ。
極端に繊細な高音域の音楽以外はこれ。

 ◆わざわざSACDを聴く為にハイブリッド盤は不要。X-CD1, dc1.0 は強力。
 ◆しかし、コストから行くと HSC-05 はあなどれない。


【2 シングルレイヤとCD での聴き較べ】
 Mravinsky Shostakovich Symphony No.5 をシングルレイヤSACDと一般CDで聴き較べてみると。
  SACD1.jpg
 ・[HSC-05] SACD (NHK CD Alltus ALTSA002)
 抜けの良さ、切れ上がる高音、高場の鮮明さは優れる。シングルレイヤならば、クラシックには向いているかもしれない。
kokotonPAPAは線の細さをどこまで表せるかを好むので....へへへ。^^;
 ・[X-CD1, dc1.0] CD (NHK CD Alltus ALT002)
 音数、音圧は優れる、音が前に出てくる感じ。冷徹神経質な高音が好みでなければこちらの方が良い。

 ◆シングルレイヤならばSACDの利点を感じられる HSC-05
 ◆しかし、X-CD1, dc1.0 との差は好みの差の範疇かもしれない。実力的にはこっち。

以上、あくまでフルオケでの感覚ですが。
やはりX-CD1, dc1.0は強力でした。でも、トータル的には、ONKYO C-S5VLのDACデバイスはWolfson WM8742。それにしてはHSC-05は大健闘?!、コストパフォーマンス的には無視出来ないSACD-P(CD-P)に違いない。
中低音域も押し出してくる様なSACDトランスポートと相性のあるDACがあれば欲しくなるかもしれませんが、現状のSACD市場状況ではそこまで必要かは音源的に疑問ですね。オーディオマニアじゃないから聴きたいものがSACDでしか出なくなれば別ですが。

とりあえずはSACDもその特徴を楽しめる様になり、これで当面は音楽に没我で来ます。^^;




日本酒:薫長と播州一献、辛口勝負

久しぶりに辛口の名品を味わいました。

◆薫長 純米酒
 大分県日田市豆田町 クンチョウ酒造
富山五百万石・夢一献から作られる、ガッツリ辛口です。久々の米らしい日本酒ですが、所謂酒臭さはありませんね。これは癖になるかも。
薫長 純米酒 sake-kunchou02.jpg

◆播州一献 生原酒
 兵庫県宍粟市山崎町山崎 山陽盃酒造
辛口ながら雑味のまったくない美しいお酒。これは誰が飲んでもウマいと言うでしょう。kokotonPAPAの初飲にしてお気に入りです。
播州一献 生原酒


テーマ : 日本酒
ジャンル : グルメ

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1.このblogで言う現代音楽

2.マーラー交響曲第5番 160CD
 (名盤・珍盤 聴き比べ)

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