Gergiev の 東日本大震災復興支援音楽祭! ★★

今回、今日一回の復興音楽祭の為に来日したゲルギエフ。
当初から練習時間はないだろうと思っていた。それは曲の配列。とにかく短いのだ。「亡き女王のためのアヴァーヌ」「プロコフィエフ:古典交響曲」「シューベルト:未完成」。わかるでしょ。交響曲が2曲入ってはいるが、小曲集の様な古典交響曲と2楽章までしかない未完成。
予想通りの結果。一曲目は端正なる曲調を得意とするゲルギエフ調なので安心して聴けた。しかし、2・3曲目の交響曲は、流れてしまっただけ。ゲルギエフ調への練習時間はとれなかったのではないかな?! これで終わったら、唸るところだった。
しかし、カーテンコールですぐに袖から出てくるので変だなと思ったらアンコールが準備されていた。チャイコの「花のワルツ」。練習もなにも無くてもOKなこの手の曲を準備していたか! 一番ゲルギエフのコンダクトも盛り上がっていた。この曲の振りだけは身体と手のヒラヒラが本来のゲルギエフ。それだけでも、嬉しかった。
ゲルギエフ復興音楽祭

都響の演奏は少々寂しい気もしたが、被災地の子供たちが招待されていたり ゲルギエフがわざわざ来てくれたり。出来は★だが、その嬉しさの方に一つプラスして★★と言う事で。^^v

テーマ : クラシック
ジャンル : 音楽

Kremer で Glass/Concerto For Violin And Orchestra と Schnittke/Concerto Grosso No. 5

kokotonPAPAのご贔屓、ギドン・クレーメルでグラスとシュニトケのバイオリン協奏曲。現代音楽のバイオリン協奏曲というカップリングだ。
始めのグラスは当然ながらのミニマル系、しかしながらずいぶんと押さえたコンチェルトになっている。クレーメルのバイオリンが良い音を奏でる。第二章などは繊細にして素晴らしく美しい。第三楽章は騒然なコンチェルトとなる。
シュニトケの協奏曲は、12音技法がとられており現代音楽になじみが無いとやや難解ではあるが素晴らしい楽曲だ。それにしてもクレーメルはシュニトケを得意としているだけあって見事な弓さばきを見せる。曲も演奏者も知らずに聴いても、なんだこれは!誰だこれは! と言った衝撃がある。クレーメルの熱演が光る、当然ながらkokotonPAPA大好き系の楽曲だ。

テーマ : クラシック
ジャンル : 音楽

ローエングリン at 2011年バイロイト音楽祭 / ネズミ…ですか

今更ですが、昨年のバイロイト音楽祭のローエングリンです。例の話題の新演出ですね。
ローエングリン2011年バイロイトNHKlive

ネズミのローエングリンで印象付いたこの演出。ブラバントの国民は背番号付きのネズミ姿で登場。衛兵?は水色の除染服。訴えられたエルザは、衣装と同じ白の矢を上半身に受けて現れます。
導入部はとても印象的、ローエングリン(クラウス・フロリアン・フォークト, Klaus Florian Vogt)が白く大きな壁を押して扉を開くシーン。何を演出しているのかなぁ?! 例によってアブストラクトな演出なバイロイトですねぇ。
エルザ(アネッテ・ダッシュ, Annette Dasch)は病的に精神状態を描かれる等の楽劇ローエングリンのお約束はそのままですが、ドイツ国王がオドオドしているのは不思議です。
これ以上を書くつもりはあまり気が乗らないですね。ネズミだの胎児だのと異常な表現に目がいってしまい、役柄も少々疑問がわく演出に「あれっ、なんか変じゃない??!!」的なシーンばかりに気を取られてしまいます。

著名オペラ(ワーグナーは楽劇ですが…)は展開と歌詞内容(ストーリー)は頭にあるわけですから、舞台と衣装を含めた演出、そして歌唱ですよね。配役による歌唱力は突出しない限り大きな歌劇場ならハズレは稀。ましてやワーグナーなら頂点のバイロイトですからねぇ。そうなれば気になるのは前衛で鳴らすバイロイトの演出。
今回のハンス・ノイエンフェルス(Hans Neuenfels)のネズミの世界は、期待に違わぬ凄さというか凄すぎでした。白鳥の騎士にして聖杯の騎士 ローエングリンにはふさわしくないと思いません? エンディングに至っては意味不明でした。
古典的な解釈で救われたのはさほど期待していなかったフォークトのラスト、正体を明かすグラールの件。まぁ、そのくらいかな。サミュエル・ユンも良かったでしょう。
って、この感覚はバイロイトを楽しんでない人の意見になるのかな。

実際にバイロイトに行って「ニーベルングの指輪」公演なしでローエングリンがネズミだったら考えちゃうかも。いや、逆にこれこそがバイロイトって喜ぶか?! 行った人だけが味わえる興奮でしょうねぇ。それこそがバイロイトでの新演出の楽しみにして神髄でしょうから。

今年6月の国立劇場でフォークトのローエングリンがありますね。興味はありますよねぇ。シュテークマンの演出次第ですがw。ローエングリンは去年のバイエルン歌劇場来日公演の"大工さん"で痛い目にあってるからなぁ…

テーマ : オペラ
ジャンル : 音楽

Steve Reich の The desert Music

このところトランス系音楽をずいぶん聴いていたが、基本に多くあるのはミニマル。ここはやっぱり原点に戻って現代音楽のミニマルの旗手ライヒを聴いてみた。
以前紹介した10CDsetにも入っているWilliams Carlos Williamsの詩を元にした五楽章(三楽章は3節に分かれている)からなるライヒのミニマル交響曲、と言って良いと思う、『砂漠の音楽』。ドライブ感のある凄い作品だ。得意とするマリンバ、そして声楽の取り合わせが大編成のオケをグングンと引っ張っていく。ライヒの代表作の一つであり、現代音楽の代表作の一つとして良いと思う。
ミシェル ティルソン トーマス 指揮、ブルックリンPOの演奏になる。

テーマ : クラシック
ジャンル : 音楽

Drone Ambient という音楽

深い海の底の重い流れの様な暗くて抑揚の無い電子音の揺らぎ。延々と流れるドローン・アンビエント。
そうkokotonPAPAお気に入りのElectronica系音楽の一つだ。
只々静かに、そして瞑想的に流れる時に任せて聴く。サイケデリックトランスの対局にありながら、音楽の齎す陶酔感は同じ。脳がトランス状態に陥る。全く世界の異なる音楽。
sokbp avabodha & WMRI - Music for Fields。お気に入りである。

cover_20120221204131.jpg

テーマ : サイケデリック
ジャンル : 音楽

Ferry Corsten のニューアルバムWKND、Armin van Buuren の A State of Trance も聴いてみよう

今日は一日中音楽を聴いていたので、ダッチトランスを2つ。ダッチと言うくらいで、オランダのDJでプロデューサーのトランス作品。

フェリー コースティンのニューアルバム"WKND"。ダッチトランスを代表する第一人者だ。世界で活躍している。
でも、これはトランスと言うよりもテクノっぽいんじゃないのかな。陶酔感のある様なハイテンションBPMと言うよりもポップ。ダンスミュージック系だね。レイブと言う感じでもない。アーミンもそうだけど、DJ系はやっぱりライブとの差を感じるよね。







アーミン ヴァン ブーレン。ダッチトランスではコースティンと並ぶ人気者だね。
DJスタイルで開催する彼のA State of Trance は '12-2/16に548回目の開催とある。凄い!
これは本人プロデュースのトランス作品でDJパターンではない。歌が入ったりチェンジペースがあるのでそれほど普遍連続的トランス陶酔感がやや少ないかもしれない。
そう言う意味からいくとコースティンと同じく、入手しづらいけど各回開催盤の方がDJヴォイス入りでパターンが異なり、興奮度は当然高い。本当はそっちの方が楽しいかもしれない。現地に行くともっと違うと思うけどね。Youtubeで検索して味わえる。でもクラブ風になっちゃうのもあるけどね。

テーマ : サイケデリック
ジャンル : 音楽

Tamas Laboratorium / Brain Machine と言う音楽

最近kokotonPAPAが興味を持っているElectrica系の音楽だね。Ambient Musicと言う事になっている。日本語に訳すと環境音楽とかになってイマイチわからなくなる。ブライアン・イーノが提唱したジャンルになるのだが、これは違うと思う。曲調がそんな感じなだけ。イメージは湧くでしょ。

題名のはBMI(Brain Machine Interface)から来ていると思われる。そしてその様な音楽体系だ。脳インターフェイスとは脳の一部組織の信号を機械に繋げる技術の事で、特にアメリカで進んでいると思う。Ambientな曲風はであるが、ミニマルの系統の音楽。全3曲とも同じ構成で、単純な電気音楽の羅列が波の様に進み引いてく。
手法的にも特徴的で、Hemi-Syncと言われるバイノーラルビート音響技術をベースにしている。これは左右の耳でわずかにズレた波長を聴く事で脳を活性化すると言われている。特徴的なのは唸りが聞こえる事だ。これによって超常現象的体験が出来るとも言われている........。
ここに書いた程難解な訳でもなくBGM的に聴く瞑想曲の様な感じだ。一度ヘッドフォンで聴こうと思っている。
これまた入手困難。
(探すポイントはオークションや、専門店の検索。もしくは海外のamazon等です)

Tamas Laboratorium / Brain Machine

テーマ : サイケデリック
ジャンル : 音楽

Mac mini に Audirvana Plus のみインストした音楽再生専用Macトランスポート

Macmini-AudirvanaPlus
先日Mac Proのバックアップ機として購入したMac mini (MC815J/A) 2.3GHzデュアルコアIntel Core i5、Mid2011梅モデルです。とは言え、Thunderboltも含めて新機能は全く使わない。
当面はHDDからの音楽データをDDC (hiFace professional)- DAC (Soul Note dc-1) へ アウトプットする為だけに使うオーディオ専用HDD-Macトランスポート。(Soul Note dc-1を使う際の注意点はこちらから)

ソフトはAudirvana Plus 。これ以外のソフトは後からは何も追加していない。デフォルトのソフトを剥がすつもりまではない。
音楽データはMac Proの増設HDDから引き出す。それ以外の目的も無いので2Gのメモリーのまま。(Mac Proのバックアップ時を想定して、8Gに変更するつもり。このメモリー安い!)
音はと言えば、当然ながらジッターが低減、S/N比が上がっている。ヌケの良い音が明確にわかるMac(PC)オーディオが楽しめる。これぞ望む世界。
問題はクロックだよな。DACへ行く前にクロックコントロールしたい。コンピューターのクロックは所詮オシレーター。Macのクロックを変更したい....が、そうは簡単にいく訳は無い。今はDDCにクロックジェネレーターを挟んで周波数を制御するパターンが主流。でもまだまだ途上だな。出来るなら、外付けクロックジェネレーターでDDCもDACも全て統一してコントロールしたい。現状ではストライクゾーンが狭すぎて一般人がオーディオに持ち込むには無理。
と言う事で、いまDDC+クロックジェネレーターに金を掛けても見合わない。それに現状のDAC dc-1は44.1kHzだしな。とりあえずOKなんじゃない?!

それよりなによりMac Proに何か起これば、バックアップ機としてソフトをインストして使用出来るのが一番! HDD-Macトランスポートとして復帰するときにはクリーンインストして使う。(Mac Proも不安いっぱいの稼働中.....でも)

次世代Mac OSX 10.8 Mountain Lion の情報も出てきた。今年夏発売予定で なんとintel CPUでも対応しない機種が出始めた! kokotonPAPAのMac Pro (Early2008)は、ギリギリセーフ。その前のMac Proは5年目にして早や対象外! 全くなぁ!

テーマ : Mac
ジャンル : コンピュータ

Alberto Ginastera の バレー曲 Panambi と Estancia

アルゼンチンの作曲家 アルベルト・ヒナステラのバレー曲2曲。バナンビとエスタンシアだ。
まだ無調や十二音技法の現代音楽に至る前の作品ではあるが、すでにその一端を覗かせる作風だ。調性やリズムは躍動するが、その中に溢れるような、納まりきらないような勢いを感じる。華やかさを楽しめるので現代音楽に興味の薄い方にもお薦めなのだ。殊更にバレー曲である事を意識する必要もないが、その静と動の変化に自然とバレーの要素を感じるかもしれない。
静は美しく、そして動は煌びやか。kokotonPAPAの好きな楽曲である。
そしてcomplete Balletsとあるくらいで、抜粋ではなく全曲を楽しめるのも素晴らしい。演奏はLondon SO. 指揮はGisele Ben-Dor になる。

テーマ : クラシック
ジャンル : 音楽

Cinortele の "Welcome To Jungle Full On Night" と "Enjoy"

なんと表現した良いのかは不明なシノーテルの ”夜にフルジャングルへようこそ” だ。超ハイビートな電子現代音楽とでもいうとピッタリするかな。
サイケデリックトランス(Psychedelic Trance)と呼ばれる145BPMのリズム音楽だ。その発祥はゴアトランス(Goa Trance )と言われ、130~150くらいのBPMのリズムでオーディエンスをトランス状態にする幻覚的音楽だ。たしかに長く浸るとバリ島のケチャの様な陶酔感が生まれるかもしれない。

ミニマル系の気配は”Enjoy”の方が強く、よりハードエレクトリック指向が強烈なのは"Welcome To Jungle Full On Night"だ。
現代音楽の無調に較べれば調性は残されているし、リズムも無変位でもない。でも、この手の音楽には興味津々。恐るべしサイケデリックトランスのリズムの洪水!
現在アルバム入手は出たばかりでかなり困難ですが、こまめに探してみて下さい。Youtubeでも一部視聴可能なのです。 "Welcome To Jungle Full On Night" 見つけたら強烈なインパクトの欲しい人は音響大で浸って下さい! (流石にこれだけ見つからない.....)

Cinortele-Welcome To Jungle Ful On Night Cinortele-Enjoy
   ↑ kokotonPAPA大推薦の一枚

テーマ : アルバムレヴュー
ジャンル : 音楽

プロフィール

kokotonPAPA

Author:kokotonPAPA
.
    




・2017年12月9日
音楽ブログに特化するためにタイトルを「現代音楽と酒の日々」から変更しました。

ご案内
カテゴリ
ありがとう