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シェリーカスク熟成のウイスキー 好きな50本とオススメ4



NEWS
ビリー・ウォーカーの "グレンアラヒー蒸溜所" から
新ブランド「メイクル トワール, Meikle Tòir」登場!

現状 国内未展開です!

メイクル トワール 5年 ザ シェリー ワン
【2024-2/18】
①-S8-1 メイクル トワール 5年 ザ シェリー ワン




シェリー樽熟成で生まれる芳醇さ
そんなウイスキーにフォーカスです
(50本はよりbetterなものと適時入替しています)



実はスコッチの基本です
バーボン樽とシェリー樽のWカスクはスコッチのベーシック熟成ですね。
パターンは二つ。バーボン樽熟成とシェリー樽熟成を混ぜる"バッテド(Vatted/Blended)"。バーボン樽熟成の後, シェリー樽に入れ換え数ヶ月から2年程熟成させるのが"後熟成"(Finish)です。



シェリーカスク(シェリー酒)の超概要
白ワイン醸造中にブランデーを添加するスペインの酒精強化ワイン。そのタイミングや量でシェリー酒のバリエーションが出来ます。

ブドウは三種 (パルミノ種、モスカテル種、ペドロヒメネス[PX]種)
殆どはドライ系のパルミノで、その中でオロロソが最も濃厚。PXは極甘系、モスカテルは甘系の貴重種



時代の流れ
人気スペック "NC/NF/46"
ナチュラルカラー/ノンチルフィルタード/46%abv(higher than 46) ですね。色(味)を足さない、フィルタリングで味わい成分を排除しない、アルコール度数を上げて味わいの抽出を増す と言った感じでしょう。
近年は46abvの先を行くカスク・ストレングスが増えて来た感じです。

新興蒸留所の乱立
殆どは若いNAS (Non Age Statement, 年数未表記)でニューメイクスピリッツ的な甘いフルーティさ方向ですから深追いはしません。特にプレミア化狙いの蒸留所は敬遠ですw



インプレについて
■ 基本ストレートです。カスク・ストレングスは微加水を考慮する事もあります。

シェリー樽熟成の表現に ”ドライフルーツ” がよく出て来るので色々楽しんでいます。右下はスパイスのクローブですね。
dryfruitsWHISKY.jpg
デーツ[イラン産セヤー種] やドライ・プルーン、そして特にドライシトラスにはシェリー樽熟成の独特の個性が多く含まれると思います。(スパニッシュ・オーク自体にもその傾向があるそうです)

個人的嗜好
  ◯:ダーク、ディープ、個性や複雑さ、力強さ、ハイプルーフ
  △:ドライ、当たり障りの無い、ライトで薄い






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好きな50本リスト (戻りはブラウザの戻りボタンでお願いします)

 ☆ "50本選外"も含めると100本over記載です

 ☆ オススメ4はページ最後にあります


モルト
スペイサイド
[S1.マッカラン ]
  -1 マッカラン 12年 シェリーオーク. 平均価格帯上限
[S2.グレンフィディック ]
  -1 グレンフィデック 12年 平均価格帯下限
[S3.グレンファークラス ]
  -1 グレンファークラス 12年
  -2 グレンファークラス 105.
[S4.ベンリアック ]
  -1 ベンリアック 12年 シェリーウッド.
  -2 ベンリアック 12年 ザ トゥエルブ
[S5.バルヴェニー ]
  -1 バルヴェニー 12年 ダブル ウッド.
  -2 バルヴェニー 17年 ダブル ウッド.
  -3 バルヴェニー 15年 シェリーカスク.
[S6.キニンヴィ ]
  -1 キニンヴィ 23年.
[S7.グレンアラヒー ]
  -1 グレンアラヒー 12年.
  -2 グレンアラヒー 10年 カスクストレングス.
  -3 グレンアラヒー 15年.
  -4 グレンアラヒー 15年 2007 オロロソシェリーパンチョン.
  -5 シグナトリー グレンアラヒー 12年 シングルカスク.
[S8.メイクル トワール ]
  -1 メイクル トワール 5年 ザ シェリー ワン.
[S9.グレンリベット ]
  -1 グレンリベット ナデューラ オロロソ.
[S10.アベラワー ]
  -1 アベラワー 12年 ノンチルフィルタード.
  -2 アベラワー アブーナ.
  -3 アベラワー 18年 ダブル カスク マチュアード.
[S11.モートラック ]
  -1 モートラック 12年.
  -2 モートラック 16年.
[S14.クライゲラヒ ]
  -1 クライゲラヒ 13年.
[S15.グレンマレイ ]
  -1 グレンマレイ 15年.
ハイランド
[H1.グレンドロナック ]
  -1 グレンドロナック カスクストレングス.
  -2 グレンドロナック 15年 リヴァイバル.
  -3 グレンドロナック 18年 アラダイス.
  -4 グレンドロナック 21年 パーラメント.
[H2.グレングラッサ ]
  -1 グレングラッサ 30年.
[H3.エドラダワー ]
  -1 エドラダワー 10年.
  -2 エドラダワー 12年 カレドニア.
  -3 バレッヒェン 10年 2010 シェリーマチュアード.
[H5.グレンタレット ]
  -1 グレンタレット トリプルウッド.
  -2 グレンタレット 12年.
[H10.ロイヤルブラックラ ]
  -1 ロイヤルブラックラ 12年.
[H16.オールドプルトニー ]
  -1 オールドプルトニー 18年.
ローランド
[L2.ダフトミル ]
  -1 ダフトミル 2009 サマーバッチ リリース.
[L3.リンドーズ アビー ]
  -1 リンドーズ シングルモルト ジャパンエクスクルーシブ.
アイランズ
[Is1.ハイランドパーク ]
  -1 ハイランドパーク 12年.
  -2 ハイランドパーク ドラゴンレジェンド.
  -3 ハイランドパーク 18年 トラベルエディション.
[Is2.タリスカー ]
  -1 タリスカー ディスティラリーエディション.
[Is3.アラン ]
[Is4.ジュラ ]
キャンベルタウン
[C1.スプリングバンク ]
  -1 スプリングバンク 15年.
[C2.キルケラン ]
  -1 キルケラン 8年 シェリーカスク.
スコッチ以外
[The M&H ] 削除しました


アイラ | 国産
アイラ
[1.ラフロイグ ]
  -1 ラフロイグ トリプルウッド.
  -2 ラフロイグ 10年 シェリーオーク フィニッシュ.
  -3 ラフロイグ カーディス 2021 ペドロヒメネス カスク.
国 産
[7.ベンチャーウイスキー ]
  -1 イチローズモルト ダブルディスティラリー.
[8.厚岸蒸留所 ]
  -1 厚岸 ニューボーン #4.


ブレンド
[1.ジョニーウォーカー ]
[3.ダグラスレイン ]
  -1 スカリーワグ 銀座エディション.
[6.マクネアーズ ]
  -1 マクネアーズ ラムリーク ピーテッド 12年.
[8.ドーノッホ ]
  -1 ドーノッホ TB/BSW.






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モルト
スコッチを中心に (アイラと国産は別枠②です)

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マッカラン
MACALLAN [スペイサイド]
スコッチを代表する拘りの100%シェリー樽熟成。まずはここからに異存はないでしょう。

近年は新たに蒸留所を拡張してシェリー以外の樽を使ったものが多くなったり、異常な価格高騰とか危うさも感じますが。


 50本選外 
マッカラン 12年 トリプル カスク



-1. マッカラン 12年 シェリーオーク [40% ABV]
12年は他に3種類 (ダブルカスク, トリプルカスク, ファインオーク) が流通していますが、昔からの'12年'は本品 ”Sherry Oak Cask” です。

マッカラン シェリーオーク 12年
左は旧ボトルです

 【シェリー樽】オロロソ主体の100%シェリーカスク

■香りは(まず当初は)ゴムですがゆっくりとドライシトラスに、そしてクリーミーでフルーティ、バタースコッチ
■味わいは甘系柑橘と蜜漬けピールからライトスパイシー、仄かにトフィの甘さとアッシュ
■余韻はデーツのビタースウィートが広がり程良くスパイシーに、最後にシェリーらしいドライフルーツ感が残ります

 [シェリー感] 程よいオロロソのドライ&スウィート
 [クラス] ミディアムボディ
 [平均価格帯] 上限の基準 (定価)

少し落ち着かせると、高バランス・ドライ系シェリー熟成の一本です。シェリーカスクを楽しむならこれを一度味わうのはお約束で、香りからフィニッシュまでそれが楽しめます。

シェリー熟成の標準原器であり "なるほどマッカランだね" と言う味わいでしょうか。
香りと余韻にはハッキリとゴム(サルファー)が居て、左の旧ボトルよりもその方向性が(毎回)強まる感じです。



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グレンフィデック
GLENFIDDICH [スペイサイド]
ハイランドの中でも蒸留所が集中して地域名が独立しているスペイサイド(スペイ川周辺)、その中でも密集するダフタウン地区にあります。
ウィリアム・グラント&サンズ社の所有で、敷地内には同社のバルヴァニーとキニンヴィの計三つの蒸留所が入っています。


-1. グレンフィデック 12年 [40% ABV]
これまたスコッチを代表する一本でもちろんシェリーが楽しめます。本ブログでも”平均価格帯”の下限としています。

グレンフィデック 12年

 【シェリー樽】オロロソ樽 (Wカスク)

■香りはハニー、ライトシトラス、トフィー、南国フルーツでフローラルな爽やかな華やかさ
■口に含むと蜜漬けのプラムやダークフルーツ、フローラルさ、ゆっくりとクローブ、スパイシー
■余韻はナッティにダークチョコケーキ、デーツのディープさからスパイシー

 [シェリー感] 仄かに明確に
 [クラス] ライトボディ
 [平均価格帯] 下限のアイコンです

フルーティー&スウィーティにシェリーが生きる"スペイサイドw/シェリー" を代表する一本です。爽やかなライトボディですが決して薄く感じる事はありません。

これでローコスト帯とは流石は世界トップレベルを誇るブランド、鉄板ハイコスパです。
ベーシックなスペイサイドと言って浮かぶのは、個人的にはグレンリベット12よりもこちらですね。
入門用としてもgoodで、これか "グレンファークラス12" でシェリー・スタートは失敗なしでしょう。



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グレンファークラス
GLENFARCLAS [スペイサイド]
シェリー熟成と言えば必ず名前があがるシェリー樽にこだわる事で知られる蒸留所ですね。オロロソがメインですが、かつてはフィノも使っていたそうです。

価格設定が全体安めなのは嬉しいのですが、'15年'で感じた薄味イメージが強く印象付けられていて、それ以上の長熟年数に手が出せません。回数を重ねたリフィルカスクを使っているという話もありますが…



 50本選外 
グレンファークラス 10年



-1. グレンファークラス 12年 [43% ABV]

グレンファークラス 12年

 【シェリー樽】オロロソ100%

■香りはシェリーのシトラス、奥にスペイサイドのフルーティが仄かに
■味わいは柑橘でその甘さが追い着いて、ドライフルーツの濃厚さが現れます
■余韻はドライフルーツの甘さからスパイシーに、最後はフルーティな穏やかさが帰って来ます

 [シェリー感] 十分に
 [クラス] ミディアムボディ
 [平均価格帯] 下側

シェリーの甘さ・ドライさがバランス良く味わえます。シェリーカスクらしい風合いでコスパ良好、気兼ねなく楽しめる一本でしょう。

突出した個性や濃厚さはないので、この辺りからシェリーを楽しむにもgoodです。

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-2. グレンファークラス 105 [60% ABV]
NASのシェリー100%カスクストレングスの代表でしょう。英プルーフ105(alc. 60%abv)から名前を取っているのは知られるところですね。

プルーフはアルコール度数表示の一つで、パーセント(abv)との換算は英と米で係数が異なります。アメリカンプルーフ表示なら “グレンファークラス120” です。

 ・イングリッシュプルーフ: 60(abv) ÷ 0.571 = 105(proof)
 ・アメリカンプルーフ  : 60(abv) ÷ 0.5  = 120(proof)

米で言うと全体の半分がアルコールの時を100と表現すると言う事でわかり易いですよね。

グレンファークラス 105

 【シェリー樽】100%シェリー樽 (詳細不明)

■香りはクールなドライシトラスでフローラルでアプリコット、ドライプルーン、ファッジ、そして仄かにエステル系スウィート
■口に含むとベリー、ブラックチェリー、ライプフルーツの濃いフルーティさが広がり
■余韻はデーツ、微かなサルファー、ドライプラム、ダークチョコから最後にオロロソドライフルーツ感が残ります

 [シェリー感] 濃厚フルーティ
 [クラス] フルボディ
 [平均価格帯] 中

スペイサイドらしさや複雑さは少し薄いかもしれませんが、適度なオロロソ感で全体的にはバランス良い濃厚フルーティさが支配的。ハイプルーフの”Sherry Bomb” 狙いならまずはここからでしょう。

近年時流のカスクストレングスは味わい深いボトルが次々とリリースされていますが、これは100%シェリー熟成を納得コスパで楽しめる老舗の'good GEM'です。

この先を覗きたい方は鉄板"アベラワー・アブーナ"へ向かいましょう。寄り道は多々存在しますがw



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ベンリアック
BENRIACH [スペイサイド]
現在グレンアラヒーを所有するビリー・ウォーカーが復活させて所有していたベンリアック・グループ(グレンドロナックとグレングラッサの三蒸留所)の一角ですね。

今は全て米ブラウン・フォーマン社に売却されて、希少化するシェリー樽から同社手の内のバーボン樽へ展開しています。メインの12年でもカスクを大幅に変更したりと気になるところです。



 50本選外 
ベンリアック ハート・オブ・スペイサイド
ベンリアック 10年 スリーカスクマチュアード
ベンリアック 21年 テンポリス



-1. ベンリアック 12年 シェリーウッド [46% ABV]
復活版ですが、これも旧ボトル終売となってしまいました。(B.ウォーカー時代の旧々ボトルは"オススメ"の一本でした)

BENRIACH12sw.jpg

 【シェリー樽】シェリー樽熟成後、オロロソとPXでフィニッシュ
        (海外サイトではシェリー樽の後で再びシェリー樽で後熟成の疑問が…)

■香りはフローラルでオイリー、水飴、そこにシトラスの爽やかさで、芳香族系ケミカルの華やかさ
■味わい蜂蜜漬けドライフルーツの甘さからドライプラムのビターさに広がります
■余韻は長くビターからフルーティへ。ドライフルーツの甘さが浮き、サルファーが仄かに着いてきますね

 [シェリー感] 甘さとビターの高バランス
 [クラス] ミディアムボディ(+)
 [平均価格帯] 上

一言で言えばシェリーらしいドライフルーツのビタースウィート感。しっかりとした骨格のシェリーが主役のスペイサイドです。

高くなってしまった事は残念ですが、やっぱり好きなタイプのシェリー熟成です。(レイチェル女史のサインがありますが、これはB.ウォーカー踏襲でしょう)




-2. ベンリアック 12年 ザ・トゥエルブ [46% ABV]
現行の12年でシェリー樽100%熟成では無くなり"3カスク マチュアード"に、ボトル形状も変わりました。でも名前 "THE TWELVE" を見ると自信のほどが窺えます。

ベンリアック 12年 ザ・トゥエルブ

 【シェリー樽】品種不明のシェリー樽 (バーボン樽とポート樽の3cask)

■香りは濃い目のドライシトラスで時に仄かにサルファー、ドライプルーン、シナモン、洋梨や青リンゴ、軽やかなバニラエッセンス、水飴
■味わいは赤いベリーやマンダリン、ドライシトラスやドライマンゴー、濃い果実スウィートさ
■余韻はサルファーが僅かに顔を出してドライフルーツのビターがゆっくりと長く、ビターチョコ、最後はダークなフルーティさが残ります

 [シェリー感] しっかり十分に
 [クラス] ミディアムボディ
 [平均価格帯] 中-下

スペイサイドらしいフルーティさに、濃い甘さとビターのシェリー感でサルファーな個性も味わえます。

46abv効果もあってしっかりとした骨格の🥃で、スペイサイドw/シェリーらしさが楽しめる一本です。コスパにも優れます。
(オススメ4予備軍ですw)


BENRIACH12SWvsTHE12.jpg
新旧の12年を直接飲み比べてみると…
熟成樽の構成変更がそのまま現れて軸足がシェリーからスペイサイドになったのがわかります。とは言え新12年もシェリーらしさは十分でスペイサイドとのバランスはベターです。



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バルヴェニー
BALVENIE [スペイサイド]
蒸留所が多く並ぶダフタウン地区のグレンフィディック蒸溜所と同敷地にあるバルヴェニー蒸留所ですね。キニンヴィ蒸留所と合わせ三つのウィリアム・グラント&サンズ社の蒸留所があります。

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-1. バルヴェニー 12年 ダブル ウッド [40% ABV]
名前の通りWウッドで、"American Oak ex-bourbon barrels and hogsheads" 熟成後、"Spanish oak ex-Oloroso sherry casks" で9ヶ月の後熟だそうです。
スペイサイドのシェリーと言うとこれを浮かべる方も多い人気の一本でしょう。

BALVENIE12dw.jpg

 【シェリー樽】オロロソ (上記)

■香りはスペイサイドらしいフルーツ感とシェリーらしいシトラスの清涼感、奥にバニラやミントが控えます
■味わいはフルーティな蜂蜜で独特なオイリーな甘味が登場
■余韻はそのオイリーさからグレープ、チョコやトフィ、柑橘ピールのビター、最後にマイルドスパイシーが包み込みます

 [シェリー感] 甘さとビターでしっかり
 [クラス] ミディアムボディ
 [平均価格帯] 中

スペイサイドらしいフルーティさとシェリーらしいビタースウィート、そのgoodバランス。後追いしてくる独特の味わいが特徴的で、洗練・上品なスペイサイドw/シェリーの逸品でしょう。
後追いの個性的なオイリーな甘味はブラインドで飲み比べても当てる事ができそうです。

近年主流のNC/NF/46の流れに対して40abvですから、口に含む量を少し多めにしましょう。するとしっかり味わいが立ってきます




-2. バルヴェニー 17年 ダブル ウッド [43% ABV]
実は古いバリエーションではなく2012年のリリースですね。(12年は1993年リリース)
12年と同じシェリー樽後熟成のWウッドでコアレンジ商品ですが驚くほど高くなりました。

バルヴェニー 17年 ダブル・ウッド

 【シェリー樽】後熟成 (オロロソ)

■香りは蜂蜜とフルーツの甘さが広がり、奥にバタースコッチとマイルドシトラス
■口に含むと蜂蜜とフルーティな濃厚な甘さが心地よく、緩やかにスパイシーさが広がります
■余韻は独特のオイリーが広がって、ナッツやトフィからゆっくりとダークスウィートが口腔全体に残ります

 [シェリー感] ジェントルでしっかり
 [クラス] ミディアムボディ
 [平均価格帯] 上限超え

上品で洗練されたバルヴェニーらしさ、コクの甘味にダークさも加わって12年の上位長期熟成感が明瞭です。

バーボン樽から来るスペイサイドらしさとシェリー樽のダークスウィートが17年熟成で芳醇さを増した高品位なスペイサイドw/シェリーですね。




-3. バルヴェニー 15年 シェリーカスク [47.8% ABV]
ただの15年ものではなくCask No.が入った貴重なオフィシャルのシングル・カスクです。本来ならカスクストレングスでリリースして欲しい処、47.8abvに加水されているのは残念です。いずれウィリアム・グラント&サンズ社はハイプルーフ指向が薄いですね。

BALVENIE15sherrycask.jpg

 【シェリー樽】オロロソ・シングルバレル (Cask no.11167)
        箱にオロロソとありますが、1stフィルorリフィルかは不明です

■香りはオロロソらしいシトラス、スウィートなフローラル、奥に濃厚デーツそしてスペイサイドのフルーティ
■味わいはレーズンやドライブラムの様なシェリーの濃厚な甘さ、ドライフルーツらしさ
■余韻も濃厚なドライフルーティな甘さにナッツやダークチョコ、柑橘ピールのビターが付き添います

 [シェリー感] 濃厚で豪華なシェリーらしさ
 [クラス] フルボディ
 [平均価格帯] 上限超え

オロロソらしい濃厚ビター&ダークなスウィートのシェリー感です。開封直後はドライ&シャープな印象で今ひとつですが、安定後はシェリー熟成のコクが味わえます。

後熟のダブルウッド(12・17年)が洗練のスペイサイドw/シェリーなら、こちらは濃厚な"Sherry Bomb"。
シェリー熟成好きなら是非味わいたい一本でしょう。¥10k中-後半は仕方無し!?
(これがカスクストレングスだったら…などと思ってしまいますがw)



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キニンヴィ
KININVIE [スペイサイド]
創業は1990年と若く場所はダフタウン。グレンフィディック, バルヴェニーと同じ敷地内にあります。(マッシュタンとウォッシュバックはバルヴェニー蒸留所で、配管供給)

当然ウィリアム・グラント&サンズ社の蒸留所で、既存二つの蒸留所と違うのは殆どがブレンド用モルト(同社のグランツとモンキーショルダー)で、シングルモルトのスタンダードなリリースがない事でしょう。

極稀にリリースされて来たオフィシャルのシングルモルトは17年と、当初台湾市場向けにリリースされた23年、シングルカスクの25年で、いずれもハーフボトルの350mlです。(その前にヘーゼルウッド名義で出ていた事もありましたが)
後に5年(500ml)の ’KVSM001’ がリリースされています。

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-1. キニンヴィ 23年 [42.6% ABV]

KININVIE 23 2024-2/1

そもそも高かったのですが、今や遭遇しても超プレミア価格を避けられない一本になってしまったようです。

キニンヴィ 23年

 【シェリー樽】シェリーバット (Wカスク)

■香りはスウィートシトラスで青リンゴや洋梨、赤いベリーやチェリー、トフィやカラメル、ケミカルスウィート、蜂蜜&水飴
■口に含むと赤いベリー、マンダリン、ブラックチェリー、ザクロ、様々なフルーティ&スウィーティ
■余韻はナッティでオイリー、ドライプラム、ブラックチョコ、ゆっくりデーツが開いて残ります

 [シェリー感] 上品にサポート
 [クラス] ミディアムボディ
 [平均価格帯] 上限超え (350mlハーフボトルで超えています)

心地良く多様なフルーティ&スウィーティの上品なスペイサイド感。印象は高熟成のグレンフィディック(orバルヴェニー・ダブルウッド)と言った感じでしょうか。オロロソのダークさや力強さ, 格別な個性は無く、ひたすらジェントルです。
(【注】開栓直後の1st sipはやたらと軽い爽やかさなのでオキシデーション期間は必須です。また低めのabvですから口に含む量をチビってはいけません)

何処を取ってもハイレベル スペイサイドな味わいの’GEM!’ …に間違いないのですが, 年数と価格を考えれば当然中の当然レベルかと。

KININVIE23vsBALVENIE17dw.jpg
■バルヴェニーのWウッド17年と飲み比べると
両者スペイサイド方向ですが、香りも味わいも17の方がオロロソシェリー感がしっかり、23はシェリーは弱くバーボン樽由来のスウィートフルーティなスペイサイドらしさが溢れます。



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グレンアラヒー
GLENALLACHIE [スペイサイド]
ベンリアックを復活させたビリー・ウォーカー氏がブレンド用モルト供給だった蒸留所を買取り、独立したグレンアラヒーですね。(同蒸留所はブレンドのマクネアーズもリリースしています)

今の時代らしく "ナチュラルカラー/ノンチルフィルタード/46ABV" をベースに2018年にシングル・モルトをファースト・リリース。一気に人気ブランドになりました。

"That's Glen - Alla- Key." とあって "グレンアラキー"と読めと書いてありますが、なぜか国内はグレンアラヒーです。("CRAIGELLACHIE" クライゲラもいつの間にかクライゲラになっちゃいましたね)



 50本選外 
グレンアラヒー 8年
グレンアラヒー 11年 モスカテルウッド フィニッシュ
グレンアラヒー 11年 PXシェリーウッド フィニッシュ

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-1. グランアラヒー 12年 [46 ABV]
メーカーのカラー表記とテイスティングノートに二回目の変更がありました。対象の2022-05ボトリングでのインプレに差替えです。

グランアラヒー 12年

 【シェリー樽】PX/オロロソ (それにオーク新樽とワイン樽??)

■香りはドライシトラスに仄かなサルファーでオロロソ色、ベリーやブラックチェリー、薄めのトフィー。スペイサイドらしさはやや希薄
■口に含むとライプなフルーツ、赤いベリー、プルーン、アプリコット
■余韻はダークなシトラス、ナッツとデイツ、ブラックベリー、ダークチョコ、ドライフルーツのディープなフルーティさ

 [シェリー感] しっかりと
 [クラス] フルボディ(−)
 [平均価格帯] 上

香りにオロロソを漂わせ、口に含んでからはディープでダークなシェリー感を放ちます。PX感は弱くシャイニーな華やかさと言うよりも、軸はオロロソダークな色合いです。

熟成樽の仕様変更や配合比率の見直しなのか、変化(下記 "二回目の変更")は明確ですね。それがwelcomeなのか否かは個人の好みでしょう。(残念ながら ”オススメ4” からは…)


一回目の変更12年は1stリリースと2ndリリース以降が明らかに変わった事が知られています。その “1stリリース”(左:2018) と “現行品”(右:2021) を直接飲み比べすると…

グレンアラヒー12年、1stリリースと現行品の違い

まず色が大きく違い100%シェリーの15年と変わらない濃さになりました。そして1stの若いシャープさから濃厚シェリーにシフト。甘味も増してコアレンジらしい12年になった感じです。(オーク新樽の比率を下げたのかと)

一言で言うなら ”違うウイスキー” ですね。

ちなみ箱裏面の色表記は”Polished Bronze”のままですが、公式サイトでは”Burnished Mahogany”に変更されています。(箱は在庫の1st用流用でしょう)


➡️ 1st ver.の個別インプレ
➡️ 2021 ver.の個別インプレ

二回目の変更カラー表記が ”Burnished Mahogany” から ”Deep Mahogany” に変更された2021-05(左)と2022-05(右)の飲み比べです。

グレンアラヒー12年 2021vs2022

色がやや濃くなっています。味わいもアラヒーらしいスペイサイドw/シェリーからありげなオロロソダークなシェリー感に方向性が変わってしまいました。残念ですね。

アラヒーらしい芳醇スウィートを支えるPXが弱まり、同2022年新規リリースの’8年’を思わせるかもしれません。熟成樽構成も8年同様に変更?! (オフィシャルサイトから樽の表記が消えました)


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-2. グレンアラヒー 10年 カスクストレングス Batch 8 [57.2% ABV]

2023-5/2

近年人気のバッチリリースのカスクストレングス、グレンアラヒー版ですね。NASが多い中、10年と言うのが流石のビリー・ウォーカーでしょうか。

batch 8は二種類のシェリー(PXとオロロソのパンチョン樽) をメインに、オーク新樽に赤ワイン樽(Rioja)を加味しています。
batch 5以降は同様の樽構成で、batch 3のみシェリー100%(PX, オロロソ)でした。

グレンアラヒー 10年 カスクストレングス Batch 8

 【シェリー樽】PX / オロロソ (4カスク, 詳細上記)

■香りはドライプルーンやライプフルーツや黒糖の濃厚な甘味、バタースコッチで焦げたティンバー、フルーティでフローラル、シナモンやミント
■口に含むと黒いベリー、プラムやアプリコット、マンダリン、最後にスパイシー
■余韻はシェリーらしいドライフルーツのダークでディープな濃厚さが広がります

 [シェリー感] しっかりと
 [クラス] フルボディ
 [平均価格帯] 上限

シェリーはオロロソのダークさとPXのディープフルーティなスウィートさが上手くmixしていますが、PXが効いているのがアラヒーらしさでしょうか。
スペイサイドらしいフルーティさも残していて、グレンアラヒー好きなら是非味わっておきたい一本でしょう。

強いドライシトラスから来るサルファーがいないので、ドロナックのカスクストレングスや王者アブーナよりも心地良いカスクストレングスです。(力強さにやや欠けると見るか、そこがキーになるかも)




-3. グレンアラヒー 15年 [46% ABV]

グレンアラヒー15年

 【シェリー樽】100%シェリーカスク(オロロソ/PX)

■香りは蜂蜜、フルーティ、エステル、ライトなシトラス、で意外やスペイサイドw/シェリー的に
■口に含むとフルーティネスな濃い甘さから、ドライマンゴーのビタースウィートに
■余韻はそのままダークフルーティでナッティ、ブラックチョコに広がって、ビタースウィートが程良く長引きます

 [シェリー感] 心地良くビタースウィート
 [クラス] フルボディ(−)
 [平均価格帯] 上限

心地よいスペイサイドのフルーティさにシェリーらしいドライフルーツのビタースウィートです。シェリー100%の強い個性は控え目で、熟して芳醇なスペイサイド/wシェリーを楽しめる逸品ですね。

*現行品(21年ボトリング)はリリース当初の15yoよりも角が取れて’まとまった’印象です。当初は尖ったサルファーやシェリーの強個性な味わいでスペイサイドらしさは薄い印象でした。その個性も良かったのですが…

➡️ リリース時ver.のインプレ
*【後日記】2021ボトリングと2022ボトリングでボトルと箱の裏書(カラーとテイスティングノート)が変りました。上記12年同様の後追い修正でしょう。(実際の色味と味わいは変わりません)

【後日記2】2023ボトリング(2022末?)から樽が一気に4casks(オロロソ/PX/新樽/ワイン)になる情報があります。そうなると12年同様に味わいがとても心配されます。100%シェリー(オロロソ/PX)は貴重になるかもしません。


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-4. グレンアラヒー 15年 2007 オロロソシェリーパンチョン [58.2% ABV]

GLENALLACHIE 2007 SINGLE CASK #800183 2023-11/17

グレンアラヒーのこの手のラベル/箱はシングルカスクですね。日本市場向けの物はラベルに “SPECIALLY BOTTLED FOR JAPAN” と入るところ本品は “SPECIALLY SELECTED BY SEIICHI KOSHIMIZU & BILLY WALKER” となっています。(EUや本国向けは "SINGLE CASK" と入ります)

これは元サントリーのチーフブレンダー輿水精一氏が2022年8月にグレンアラヒー蒸留所を訪れた際に、ビリー・ウォーカー氏とチョイスしたカスク(Cask No. 800183 → 692本)になります。

グレンアラヒー 15年 2007 オロロソシェリーパンチョン SPECIALLY SELECTED BY SEIICHI KOSHIMIZU & BILLY WALKER

 【シェリー樽】オロロソシェリーパンチョン (シングルカスク)

■香りはディープなマイルドシトラスに仄かなサルファー、黒のベリー系、コーヒーやダークチョコ、シナモン、後半にドライマンゴーやドライプラム
■口に含むと赤いベリーやジャム、薄っすらとシトラス、ライプでディープなフルーティさ
■余韻はナッティからデーツが長くサルファー、ブラックチョコ、ドライフルーティやライプフルーティのダークスウィートさが支配します。でもフィニッシュは意外やスッキリと

 [シェリー感] 心地良く奥行きのあるオロロソダーク
 [クラス] フルボディ
 [平均価格帯] 上限超え (購入時 ¥28k)

開封時の1st sipからマイルドなディープさで、サルファー方向やダークなドライフルーティはいるものの原酒的なワイルドさは控え目。オロロソ100%のシングルカスク・カスクストレングスの15年とは思えない落ち着きと熟成感です。

価格からいけば当然レベルかもしれませんが、流石はセレクトされたシングルカスクの “Excellent Sherry GEM!”です。

GLENALLACHIE15singlecask800183vsALLARDICE
■オロロソのマスターピース “グレンドロナック 18年 アラダイス” と比べると『アラダイスの高熟成オロロソ・フルーティに対して, 熟成感ではやや劣るものの心地良さのオロロソ』共に奥行きある素晴らしさです。
■コアレンジの15年(オロロソ/PXのシェリー100ver.)と比べると、逸品のコア15が軽やかなスペイサイドに感じるくらい。
次の5.も同じ2007年オロロソのシングルカスク(シェリーバットで12年)ですが、強烈なクセを放ちます。




-5. シグナトリー グレンアラヒー 12年 シングルカスク [64.3% ABV]
インディペンデント・ボトラー “SIGNATORY” がリリースする独立前蒸留(2007)の1stフィルシェリーバットのシングルカスク12年(Cask No. 900510)です。度数も強烈なハイプルーフですね。

シグナトリー グレンアラヒー 12年 シングルカスク

 【シェリー樽】100% (シェリー酒別不明, オロロソでしょう)

■香りは濃厚で熟したシトラス、フローラル、ベリー、ブラックチェリー、仄かにサルファー
■口に含むとブラックチョコ、ドライマンゴー、ライプなベリー、黒糖の濃い甘さ、そこから硫黄泉が登場
■余韻はそれらが口腔にブワッと拡がり、濃いグレープ、ダークなドライフルーツのビターさが残り、最後はここでもサルファーが

 [シェリー感] サルファーと共に猛烈!!
 [クラス] ヘビーボディ (フルボディを超えます)
 [平均価格帯] 上限超え (購入時 ¥11k)

始めはズッシリ甘く硫化味(サルファー)で超濃厚、猛烈な個性でまさにシェリー熟成のモルト原酒そのものの'Super Sherry Bomb'です。普通はこれをダイレクトでは飲まないでしょう。それを直接楽しみたいマニア専用です。これ以上強烈なウイスキーを飲んだ事はありませんね。
基本は微加水(50abv狙いから40狙いへ)でも強烈な個性は保たれます。
↓↓↓  
それが時と共にオキシデーションして僅かづつ熟成感が表れます。納まっていくサルファー、決して消える事はありませんが、それも含めてゆっくり変化も楽しむマニアックさ。指折りのsuperDRAMでしょう。



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メイクル トワール
MEIKLE TÔIR [スペイサイド]
ビリー・ウォーカーのグレンアラヒー蒸溜所から新ブランド登場!! ピーテッド シングルモルトです。

2024年2月11日現在 国内未展開!!。(平行品も見ません)

名前はなぜか仏語で”Meikle Tòir”英語にすると“Big Pursuit”、「大きな追求」で、今回初リリースとなったのは5年もの4種です。(箱書きでは“mee-kuhl tor” と発音しろと指示がありますw)

 1) The Original      (35ppm, 50%abv)
 2) The Sherry One    (35ppm, 48%abv) PX, Oloroso Finish
 3) The Chinquapin One (35ppm, 48%abv)
 4) The Turbo      (71ppm, 50%abv) Oloroso Batted


目玉の ”4)The Turbo”(スモーク&オロロソ・リッチのハイプルーフ)は少量バッチリリースの様で海外でも既に品薄プレミア価格化、入手できませんでした。

ちなみにピートはハイランド東部のSt. Fergus産のものを使っているそうです。スペイサイドでピートは難しいでしょう。

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-1. メイクル トワール 5年 ザ シェリー ワン [48% ABV]

MEIKLE TÔIR – The Sherry One 2024-2/18

熟成樽は 1stフィルのバーボン バレルとシェリー パンチョン(PX, オロロソ)で、もちろんNC/NF/46overです。ピートはフェノール値35ppmで程よいスモーキーリッチのイメージでしょうか。

メイクル トワール 5年 ザ シェリー ワン

 【シェリー樽】Wカスク(上記)

■香りは緩やかなスモーキーにドライシトラス(シーウィードのくどさはありません)、マンダリン、ライチ、レザー、焦げたティンバー、が寄り添い複雑に
■口に含むと黒系ベリー、プラム、ザクロ、フルーティさが強くスモークが鼻に抜けます
■余韻はスモーキーでドライプルーン、デーツ、オレンジピール、ビターチョコ、最後はシェリーのドライフルーツ感とスモークがたなびきます

 [シェリー感] バランス、余韻でフィット
 [クラス] ミディアムボディ
 [平均価格帯] 中 (入手時 €45 → ¥7.3 k)

香りはスモーキーで複雑に、口に含むとフルティー、余韻はシェリーらしさが顔を出します。全体的にはマイルドなスモーキーさを軸にしています。(開封直後はスモーキーが立っています)

5年としてはスモーキー・ベース/シェリー・サポートのgoodバランスで充実した味わいです。近年の新興蒸留所のNASとは流石に一味違います。(例えばアードナムルッカンAD/ とか)

ただ、スペイサイドらしさが犠牲に。そこがキーになる一本かもしれません。



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グレンリベット
GLENLIVET [スペイサイド]
今やグレンフィディックを抜いて世界一売れているシングルモルトですね。スコッチが定義されて第一号であったりと、泣く子も黙る?大銘柄です。

そのフラッグシップ "12年" はまさにオーキー、ですがシェリー樽熟成ではありません。スペイサイドw/シェリーを楽しむならグレンフィディック12年をまず飲むのが王道でしょう。


-1. グレンリベット ナデューラ オロロソ [60.1% ABV]
ナデューラ・シリーズに加わったシェリー樽熟成ver.ですね。少量バッチのカスクストレングスでリリースされて、そのハイプルーフが魅力です。(殆どのバッチで60abv以上でした)
実はこの1バッチ後で終売になってしまいました。また免税店向けの1Lもありましたが、それは48abvですから少々残念ver.です。

グレンリベット ナデューラ オロロソ

 【シェリー樽】100%オロロソ (1stフィル) batch: OL1120

■香りはしっかりとスペイサイドらしいフルーティさ、チョコ、バニラ、ファッジ、ケミカル(酢酸エチル)、で 甘さが強く
■口に含むと濃い蜂蜜とドライフルーツ、じわじわと濃厚な黒糖やブラックチョコの甘味が広がり
■余韻はドライプルーンからデーツやダークチョコのダークスウィートさ、そのオロロソらしさがダークに長く続きます

 [シェリー感] しっかり
 [クラス] フルボディ
 [平均価格帯] 上側

香りにはスペイサイドらしさ, フィニッシュは強いオロロソ、それが高バランスで味わえます。開封直後の香りは軽いですが独特の甘さを放つ酢酸エチル(セメダイン)も楽しめますね。

オロロソによくあるシトラスのクセや強いスパイシーは控えて、心地良いカスクストレングスのスペイサイドw/オロロソになっています。価格帯も近い"アブーナ"が競争相手でしょう。"Sherry Bomb"好きなら一度は飲んでおきたい一本、excellent stuff!!



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アベラワー
ABERLOUR [スペイサイド]
スペイサイドのセンターにあって創業は1879年、オーナー変更を重ねて今に至るお馴染みのパターンです。現在は仏ペルノリカール社が所有しています。

スペイサイドらしさとWカスク、そしてダークなスウィートさが印象的。平均価格帯上位のシェリーボム "アブーナ" や "18年ダブルカスクマチュアード" が知られる処です。旧ラベル時代は味わいましたが、新ラベルで少しづつ再インプレしようかと。


 50本選外 
アベラワー 10年 フォレスト リザーブ
アベラワー 12年 ダブル カスク マチュアード

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-1. アベラワー 12年 ノンチルフィルタード [48% ABV]

ABERLOUR 12yo non chill-filtered 2023-12/14

12年 ダブル カスク マチュアードのNF/48abv版で、そこが大きなキーになります。新ラベルになってからの購入は初めてです。

アベラワー 12年 ノンチルフィルタード

 【シェリー樽】Wカスク

■香りはスウィート・シトラスに芳香族スウィート、焦げたティンバー、ネクタリンやマンダリン、バニラやトフィ
■口に含むとプラムやプルーン、イチジク、ライプフルーツの濃いフルーティさ最後にスパイシー(ややアルコールアタックも)
■余韻はナッティでデーツ、ドライフルーティでオイリー、バタースコッチ、スパイシーが浮いて最後にデーツのディープさが残ります

 [シェリー感] ダークフルーティなスウィートさ
 [クラス] ミディアムボディ(+)
 [平均価格帯] 中-上

Wカスクですがシェリー樽のダークでライプなフルーツの濃厚スウィートさが特徴的で、香りにはスペイサイドが控えます。

48abvの成分抽出効果が効いた力強さと濃厚な甘さで、12年とは思えない野太いシェリー感に浸れる一本です。
甘系が苦手な方にはオススメしませんがw

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-2. アベラワー アブーナ [*61.2% ABV]
シェリーカスク熟成を代表する銘柄の一つですね。NAのバッチ・リリース、ハイプルーフで都度アルコール度数は異なります。年に4回リリースしているそうで、オロロソ・シェリーバットですがシングルカスクではありません。
新ラベルは初めての購入(*Batch No. 69, 2021-1 bottling)ですが、ケースも変わりましたね。味のあるワックスシール(封蝋)はそのままです。

アベラワー アブーナ

 【シェリー樽】オロロソ 100%

■香りはダークシトラス、ドライプルーン、洋梨コンポートで深みある仄かにスペイサイドを感じるフルーティな甘さ
■口に含むと黒糖、蜂蜜漬けの柑橘ピールの濃厚な甘さ、スパイシーさが広がると焦げたティンバー
■余韻はサルファーが口腔鼻腔に広がり、濃いドライマンゴー、ブラックチョコ、そしてデーツにディープなフルーティネスへ

 [シェリー感] ダーク&ディープ
 [クラス] フルボディ(+)
 [平均価格帯] 上 →上限?**

ダークな甘さが支配する強烈なシェリー樽熟成原酒風の味わい。勿論サルファーも主張してまさにdark & deep!!
(サルファーは時と共に消えて、代わりにスペイサイド感が強くなります)

微加水(50abv→40abvと適当に狙って)しながら楽しむわけですが、"シェリー樽熟成ならハイプルーフのこれ!" と言うコアなファンも多いマニア向け 'Sherry Bomb' です。
** 2023/4追記:価格がここへ来て上限(一部では上限超え)に、それでもこの素晴らしさには納得!

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-3. アベラワー 18年 ダブル カスク マチュアード [43% ABV]

2023-7/18

終売となったWカスク(500ml ver.)です。今は ”18年 ダブル シェリーカスク フィニッシュ” (PX/オロロソ)になっていますね。バッチリリースで入手難がひどくなりそうですw 不思議ですがNC/NF/46には全く該当しません。
ほんの数年前まで¥10k(700ml ver.)でお釣りが来たのですが、久しぶりに入手したら…

アベラワー 18年 ダブルカスク マチュアード

 【シェリー樽】Wカスク (Sherry butts and American oak)

■香りはスウィートシトラス、青リンゴや洋梨、ケミカル、水飴、トフィーやバタースコッチ、ライチ
■口に含むとチェリー、ネクター、マイルドハニー、水飴、ゆっくりとスパイシー
■余韻はドライシトラス、ナッティ、焦げたティンバー、そしてダークで複雑なドライフルーツ感が口腔を満たします

 [シェリー感] コク
 [クラス] フルボディ
 [平均価格帯] 上限超え (購入時¥15k, 500ml bottle)

尖った主張は見当たらず18yoらしい熟成感とWカスクらしいバランスです。特に香りの華やかなスペイサイド感と余韻のダークなシェリーさが際立ちます。ダークと言ってもアブーナの様なシェリー樽原酒的 ’Sherry Bomb’ ではありませんね。

香りを愛でて余韻に浸る」そんな高芳醇スペイサイドw/シェリーgood stuff!!
(開封直後は余韻が極端に短く、あっさり感も強いので慌てずに)



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モートラック
MORTLACH [スペイサイド]
スコッチ蒸留所が多く存在するスペイサイドのダフタウン、そこにあって “2.81回蒸留” とか ”The Beast of Dufftown, ダフタウンの野獣” とか、何かと形容詞が付く蒸留所ですね。

実際には力強さはあっても'野獣'と言う様な荒々しさは皆無ですから構える必要はありません。

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-1. モートラック 12年 [43.4% ABV]

2023-07 一部見直し

'Rare Old'の後継品で実質値下げと言うものの、それでもリリース時は決してアフォーダブルなウイスキーではありませんでした。ところが昨今の値上げラッシュの中、当時¥6k後半→¥7k後半は相対的にコスパが向上w

モートラック 12年

 【シェリー樽】Wウッド (Ex-Sherry and Ex-Bourbon casks)

■香りは濃いめ、スペイサイドらしいフルーティさとシェリーらしいドライシトラスで両者スウィート、樽のバニラやアロマ、モルティさも
■味わいは蜂蜜でフローラルが広がり、後からデイツが追いかけて、少しオイリーに
■余韻はソルティ&フルーティのスウィート、ゆっくりジワリとドライフルーツのビタースウィートが浮いてきます

 [シェリー感] バランス良くしっかり
 [クラス] ミディアムボディ(+)
 [平均価格帯] 中-上

香りはスペイサイドw/シェリー、口に含んでからも程良いスウィートさをキープします。リリース当初ver.にあった開封時一瞬のサルファーも消えてシェリーらしいドライフルーツらしさとなりました。(それが良いかは別として)

スペイサイドらしさの12yoとしては濃厚でしっかり、そして多様なスウィートさで実は親しみ易い一本です。




-2. モートラック 16年 [43.4% ABV]

モートラック 16年

 【シェリー樽】100% (1stフィルとリフィル)“first and second fill”の記述も

■香りはやはり濃いめでスウィートシトラス、蜂蜜、バニラ、スペイサイドらしいフルーティさ、と心地良い甘さが広がり
■味は蜂蜜、熟した柑橘系やベリーやチェリー、と言ったフルーティなスウィートさ
■余韻はダークチョコとデーツが開いてから柑橘系のピールビターとスウィートさ、最後にダークなビタースウィートが

 [シェリー感] スウィーティ主体でしっかりと
 [クラス] ミディアムボディ(+)
 [平均価格帯] 上限超え

シェリー熟成らしいダークでビターな甘さが印象的です。そして背景にスペイサイドのフルーティさもいますね。

12年同様に軸はスウィーティ、プラス味わいは深く100%シェリーカスクの16年の熟成感が嬉しい"Good Friendly GEM!"です。



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シングルトン・ダフタウン
SINGLETON DUFFTOWN [スペイサイド]
シングルトンは三つの蒸留所(ダフタウン蒸溜所 / グレンオード蒸溜所 / グレンダラン蒸溜所)で作られるモルトをそれぞれで出していますね。ダフタウンはブレンドの"ベル"の原酒として使われているそうです。


 50本選外 
シングルトン ダフタウン スペイカスケイド
シングルトン ダフタウン 12年



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ベンロマック
BENROMACH [スペイサイド]
モルト供給蒸留所だったベンロマックをゴードン&マクファイル社が買収して、2009年にシングルモルト(10年)をリリースしています。近年多いパターンですが、飲みやすい味わいが人気になっている様です。


 50本選外 
ベンロマック 10年 (旧)
ベンロマック 10年
ベンロマック 2012 カスクストレングス バッチ1



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クライゲラキ
CRAIGELLACHIE [スペイサイド]
個性派で鳴らす蒸留所ですね。蒸留方法もワーム・チューブで他蒸留所とは異なります。
名前のクライゲラがいつの間にかクライゲラになってしまいましたが…
(アイラの”KILCHOMAN”も当初キルコーマンでしたが今やキルホーマンですね)


 50本選外 
ヘップバーンズチョイス クライゲラヒ 9年



-1. クライゲラヒ 13年 [46% ABV]
熟成樽に関してはボトルや箱に表記が無く、海外サイトではWウッドの表記が出てきます。

CRAIGELLACHIE13.jpg

 【シェリー樽】バーボン樽とシェリー樽のWウッド(?)

■香りは水飴の甘さ、スペイサイドらしいフルーティさとシェリーのドライシトラス
■味わいはトフィの甘さから、ゆっくりと柑橘が登場
■飲み切ると口の中に柑橘のドライな甘味が拡散、そこから緩やかなスパイシーに変わり長く続きます

 [シェリー感] 程良く
 [クラス] ミディアムボディ
 [平均価格帯] 中

大きく化けるスペイサイドw/シェリーです。当初は猛烈なサルファーがシェリーを抱えてガツッ! と広がり凶暴なまでの味わいで強烈なクセを放ちます。フルボディを超えるハードボディです。(全く一般受けしないでしょう)

それが徐々にサルファーさが薄まって行き消滅、心地良いシェリーらしさが楽しめるミディアムボディへと変化します。'凶暴さ'から'味わい'への変化を楽しめる極稀な一本です!!
一貫しているのは香りの爽やかさでしょうか。もちろん好きな一本でオススメ予備軍?!



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グレンマレイ
GLENMORAY [スペイサイド]
元は地ビールの醸造所だったそうです。色々なワイン系カスク・フィニッシュを揃え、お手頃価格で楽しめる印象がありますね。


 50本選外 
グレンマレイ シェリーカスクフィニッシュ



-1. グレンマレイ 15年 [40% ABV]

グレンマレイ 15年

 【シェリー樽】オロロソ (Wカスク) “whisky.com”より

■香りはスペイサイドらしいフルーティな甘さ、シトラスの爽やかさ、樽のバニラに仄かなバター
■口に含むと蜂蜜漬けのフルーツ、トフィー
■余韻はナッツ、ピーチ、バニラ、バタースコッチ、と言った甘さが緩やかに広がります

 [シェリー感] 程良く
 [クラス] ミディアムボディ
 [平均価格帯] 下側

バランス良いスペイサイドw/シェリーが楽しめます。スペイサイドらしいフルーティさで全体的にクセのないマイルドさは誰もが楽しめるDRAMでしょう。
ただ15年としてはちょっと押しが弱い印象が残るかもしれませんね。
(海外有名サイトではコスパを絶賛しています)



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グレンロセス
GLENROTHES [スペイサイド]
ブレンドウイスキーのモルト原酒の印象が強いですが、何と言ってもシェリー樽熟成にこだわる事で知られますね。
新たに”SOLEOコレクション”が展開されました。一般的な熟成年数になってわかりやすくなっただけですねw ボトル形状や変則的なケースは基本同じです。


 50本選外 
グレンロセス 12年



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タムデュー
TAMDHU [スペイサイド]
スペイサイド中部エリアのノッカンドウにある蒸留所で、麦芽(モルト)を作るのにフロアモルティングから高効率のサラディンボックスにした事で知られますね。

そして何より100%シェリー樽熟成に拘っています。近年ラインアップが変更されていますね。


 50本選外 
タムデュー 12年



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グレンドロナック
GLENDRONACH [ハイランド]
12年でもシェリー樽100%熟成をリリースする希少な蒸留所の一角ですね。同グループ(ブラウン・フォーマン社)のベンリアックはついに12年をトリプル・カスクにしてしまいましたし、グレングラッサの新ラインアップもバーボン樽をメインにしていますから、同様の変更が進められてしまうのか心配ですね。

■蒸留所の休業期間問題■
海外サイトでは "1996 - 2002年" の休業にあたる期間の製品は1995年もしくは以前の物を使う事になるので次の可能性が指摘されています。
 ❶ 長期熟成品の大幅なリリース不足
 ❷ 18年や21年は年数以上の熟成品に
ブラウン・フォーマン社のブランドアンバサダーも同様のコメントを残していますね。
(今回インプレしている18yoと21yoは対象でした。その後品薄でひどい値上がりですが…)



 50本選外 
グレンドロナック 10年 “Forgue”
グレンドロナック 12年 "Original"

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-1. グレンドロナック カスクストレングス Batch 9 [59.4% ABV]

2022-12/13

近年増えているバッチ・リリースのカスクストレングスでNASのNC/NF、そのドロナック版ですね。

グレンドロナック カスクストレングス Batch 9

 【シェリー樽】100%シェリー樽 (PXとオロロソ)

■香りの軸はドライシトラスで仄かにサルファー、そこにフルーティさでスウィートなマンダリンやブラックチェリー、渋い紅茶
■味わいはドライマンゴー、デーツや甘系ドライシトラス、ゆっくりとスパイシーに
■余韻は黒糖、ハードローストのナッツ、ダークチョコ、デーツやドライプルーンのダークでディープなスウィートさが長く

 [シェリー感] ドライシトラスを軸に
 [クラス] フルボディ
 [平均価格帯] 上限

カスクストレングスの濃い抽出力を主張しつつも、上品なスウィーティさを残します。その辺りがドロナックらしいカスクストレングスと言う事でしょう。レイチェル女史らしさ?!w

オロロソらしいドライシトラスとPXらしいダークスウィートさがしっかり味わえますが、軸はサルファーも感じる濃いドライシトラスな “Sherry Bomb” です。(加水し過ぎはNG! 若いドライさになってしまいます)
気が付いたらプレミア化?で、上限どころかその倍くらいに価格が跳ね上がっていると言う驚き!!




-2. グレンドロナック 15年 “Revival” [46% ABV]
”Revival”と銘打ち復活、そしてコアレンジではこの15yo以上が人気スペック"NC/NF/46abv"になりますね。

GLENDRONACH15revival.jpg

 【シェリー樽】100%シェリー樽 (PXとオロロソ)

■香りは華やかで、フローラル・フルーティ・シトラス・蜂蜜でクリームケーキ、官能的なスウィートさです
■口に含むと蜂蜜漬けのイチジクやプラムがクリーミーに、そこから柑橘ピール
■余韻はバニラファッジ、ドライマンゴーの濃厚なビタースウィート、長く続く仄かなスパイシーはクローブ

 [シェリー感] PXが強めに
 [クラス] ミディアムボディ(+)
 [平均価格帯] 上限超え

フルーティなスウィート、PXハイのシェリー樽熟成らしさ満点です。昔からのドロナックらしさをしっかり楽しめる逸品で、個人的にはこれぞドロナック! (2019/12/11bottlingでのインプレです)

ドロナックの15, 18, 21yoはそれぞれ素晴らしく、どれを飲んでも満足感がありますね。(18, 21は価格問題が勃発していますが)




-3. グレンドロナック 18年 "Allardice" [46% ABV]
12年 15年 21年はオロロソ/PX樽の熟成ですが、この18年はPXを使っていません。そこで少しラインの違う味わいが出来ています。
そして唯一 創業者ジェームズ・アラダイス(James Allardice)の名前をとった一本ですね。

この18年と21年は数年ぶりの入手でのインプレです。(両者¥10k前半と中盤でしたが、蒸留所休業期間品で購入時は共に約¥20k弱。その後は超品薄で手が出ない価格に…)

グレンドロナック 18年 アラダイス

 【シェリー樽】オロロソ樽100%

■香りはオロロソらしい濃いめのドライシトラスにドライプルーン、シナモン、焦げたカラメル
■口に含むと黒糖やドライフルーツ系の濃厚な甘さからビターが広がります
■余韻はデーツ、ドライプラムのビター・スウィートやダークチョコ、ナッツ、そしてクローブなスパイシーが長く

 [シェリー感] オロロソらしいダークさ
 [クラス] フルボディ
 [平均価格帯] 上限超え

12, 15, 21yoにいるPXの濃い甘さを引き算。オロロソ独特のドライフルーツの濃厚なダークスウィートが18年熟成で醸されています。(オロロソ100%特有のくどさは心地良さへと)

そんなオロロソのダークなシェリー感を満喫できる高完成度の一本で、高熟成オロロソ100%でこれを凌駕するのは容易では無いでしょう。
開封時はシェリー樽熟成原酒風で, 元祖?! "Sherry Bomb" も楽しめます




-4. グレンドロナック 21年 "Parliament" [48% ABV]
コアレンジでは最も長期熟成、海外サイトでは休業期間から見て流通の減る2019ボトリング(現所有)は23年だろうと言う意見が多い様ですね。(上記18年も対象で24年になるとか)

グレンドロナック 21年 パーラメント

 【シェリー樽】100%シェリー樽 (PXとオロロソ)

■香りは甘く濃くスムーズでクリーミー、強めのシトラス、ドライプルーン、青リンゴ、バタースコッチ
■口に含むと熟した蜂蜜漬け柑橘の甘さ、ドライプラムのビタースウィート、ゆっくりとスパイシー
■余韻はダークなシトラス、ブラックチョコケーキ、サヴァランから心地よいスパイシーが広がり、フルーティ&トフィが浮かびます

 [シェリー感] 好バランスのオロロソとPXでゴージャス
 [クラス] フルボディ
 [平均価格帯] 上限超え*

豪奢な100%シェリー樽長期熟成ウイスキーです。シェリーらしさは所謂(いわゆる)ドライフルーツの果肉らしさが半歩引いて、香りからフィニッシュまで奥深く複雑なスウィートさが支配します。そしてその一つ一つがゴージャスです。

長熟21年としては納得の価格*も嬉しい一本で、シェリーファンならずとも一度味わう価値ありですね。
* 納得の¥10k台でしたが品不足で数倍に。18年と共に個人的ウイスキーベストチョイスの中の一本なのですが、納得価格を大幅に超えてしまったのは残念です。




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グレングラッサ
GLENGLASSAUGH [ハイランド]
近年多くなった復活蒸留所の一つで、スペイサイドのすぐ東側のマレイ湾エリア。創業は早く1875年ですが途中20年以上の休業期間の後2008年復活の再蒸留を開始しています。

2013-2016年はシェリーに拘ったビリー・ウォーカー氏の下にありましたが、現在はベンリアック、ドロナックの3社ともに米ブラウン・フォーマン社に売却。
同社はバーボンを得意としているので、バーボン樽を生かす方向になる可能性が今のラインアップを見ても予想されますね。それを代表するのが”エヴォリューション”(1stフィル・バーボン樽100%、50ABV)でしょう。

今のマスターブレンダーのレイチェル・バリー女史と同社が、B.ウォーカー色をどの様に塗り替えるのかここでも気になるところです。

【2023-7 追記】なんと早くも新たなシリーズに変更がアナウンスされました。年数表記のコアレンジ '12年' がバーボン樽/シェリー樽/ワイン樽で登場するそうです。現状踏襲的な度数が高いシェリー100%の 'サンデント' も気になりますね。ボトルは一新されてビリー・ウォーカー色が払拭されそうです。


 50本選外 
グレングラッサ “リバイバル”



-1. グレングラッサ 30年 [42% ABV]
貴重な長期閉鎖前カスクのオフィシャル30yoで、ビリー・ウォーカーのサインとシリアルNo.(裏面)が入っています。2019年がラスト・リリースだった様ですが、このシグネイチャー入りのボトルが今後再発売されるとは思えません。

グレングラッサ 30年

 【シェリー樽】100% (オロロソですが詳細不明)

■香りは爽やかなシトラスが強く、洋梨コンポート、ドライマンゴー、濃いカラメル
■口に含むとドライオレンジピールのビタースウィートから樽由来のマイルド・クリーミーなほんのりとした甘さに、そしてドライプルーンが現れます
■余韻はダークチョコ、ココアでナッティ、焦げたティンバー、デーツの濃厚な味わいが複雑に絡みます

 [シェリー感] シックに奥深く
 [クラス] ミディアムボディ
 [平均価格帯] 上限超え (購入時 ¥33k)

オロロソ樽特有の強いドライフルーツのビター&スウィートと言った華美濃厚さが消え去って、コアな真髄が残った”渋枯れ”の一本です。(樽の管理の問題があったとしても)

B.ウォーカーのオロロソ100%熟成のスタンスとしては、シェリーボムのドロナック18年の先に辿り着く30年のチョイスは'侘び寂びの枯れ'。そんな位置付けでしょうか。
微加水でじわじわと長熟の深い味わいが心地良く広がりますね。このボトルにせっかちはいけません。



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エドラダワー
EDRADOUR [ハイランド]
ハイランドの小規模蒸留所で、2002年に所有者がペルノ・リカールからボトラーズで知られるシグナトリーになって興味深いボトラーズリリースも登場していますね。濃厚さを軸とした好きな蒸留所の一つです。

バレッヒェン”(BALLECHIN)は2002年までラフロイグにいたイアン・ヘンダーソンをマネージャーに迎えて造られた新しいブランドで、エドラダワーと異なりピーティなモルトを使っています。こちらもgood!
ただ両者は似て非なるものにはなりますが。


 50本選外 
バレッヒェン 10年 ヘビーピーテッド

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-1. エドラダワー 10年 [40% ABV]
ハイランドを代表する人気者ですね。
シェリー樽へのこだわりはケース裏にも書かれていて十分にその効果が楽しめます。そして大きく"NATURAL COLOUR"とあってこの色ですから味わいが想像できますね。

エドラダワー 10年

 【シェリー樽】オロロソ (Wカスク)

■香りはシトラスでナッティ、濃いグレープ、トフィー、フルーティ&フローラルのシェリーらしさ
■口に含むとドライフルーツのややドライなスウィート、控え目にバニラ、徐々にスパイシーが浮いて
■余韻はナッツとバニラ、そこにデーツ、ブラックチョコ、最後に残るのはダークなシェリー感です

 [シェリー感] ダーク
 [クラス] フルボディ(−)
 [平均価格帯] 中

全体的にシェリーが強く、バーボン樽のバニラ・カラメル感が控え目。味わいはフルーティですが軽やかさや華やかさではなく濃厚です。ノーズとフィニッシュにいるナッティさが特徴的ですね。
所謂(いわゆる) 'dark & intense' なシェリーの代表でしょう。そしてシェリー熟成好きならずとも一度は味わっておきたいStd.ですね。

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-2. エドラダワー 12年 カレドニア [46% ABV]
品名のカレドニアはスコットランドのミュージシャンDougie Macleanの楽曲名だそうです。
バーボン樽熟成の後、シェリー樽での後熟。シェリー後熟が長いとか。(詳細不明ですが3.5年以上という話もあります) NC/NF/46abvクリアーですね。

エドラダワー 12年 カレドニア

 【シェリー樽】Wカスク (オロロソ)

■香りはディープなシトラスにナッツ、ドライプルーン、熟したベリー、蜜漬けピール
■口に含むとドライプラム、ライプフルーツ、デイツ、クランベリー、ゆっくりとスパイシー
■余韻はドライフルーティでナッティ、ドライフルーツのダークでディープさが長く続きます

 [シェリー感] 明確に濃厚に主役
 [クラス] フルボディ
 [平均価格帯] 上

エドラダワーの”dark & intense”そのものでしっかりオロロソ。’10年’に比べてシェリーの味わいが一層ディープに主張して来ます。熟成感も高く平均価格帯内ですから、シェリー熟成好きには必須の一本になるでしょう。

ただ'10年'も全く侮れず、コスパを含めて欠かせない看板スコッチです。当然ですがまずは'10年’を飲むのが前提ですね。

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-3. バレッヒェン 10年 2010 シェリーマチュアード [60.1% ABV]

2023-3/25

マニアックな“SFTC”シリーズの一本です。名前(Straight From The Cask)の通りシングルカスク(オロロソ Cask No. 201)で、リリースは893本。当然ながらカスク毎にabvや味わいは多少なりと異なります。ケースはチューブから木製に変わりましたね。
バレッヒェンですからヘビリーピーテッドなモルトを使いフェノール値は50ppmとアイラと比べてもハイレベルです。

バレッヒェン 10年 2010 シェリーマチュアード

 【シェリー樽】オロロソ100% (上記)

■香りはまずピーティ&メディシナル、そこに心地良いドライシトラス、ドライプラムのダーク&スウィート、ビタミン剤
■口に含むと黒いベリーやチェリー、シガー、デーツ、ドライプルーン、ブラックチョコ
■余韻はナッティでオレンジピール、ドライ&ディーブなライプフルーツ、背景にスモーキーと仄かにサルファー

 [シェリー感] しっかり
 [クラス] フルボディ
 [平均価格帯] 上限超え (700ml換算。500mlボトルで上限)

シェリーとスモーキー両者しっかり味わえますが、ややシェリーハイ。ダークなドライフルーツ感とドライシトラスのオロロソらしさが主役でしょうか。

ハイプルーフ60.1abvが生きた濃厚な原酒らしさを味わえる素晴らしさです。じっくりと時間を掛け微加水でその変化を楽しみましょう。



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グレンモーレンジィ
GLENMORANGIE [ハイランド]
個人的にはロイヤルロッホナガーと並んで甘いハイランド系の印象です。以前はアスターが代表銘柄だったはずですが、いつの間にか終売になっていたんですね。


 50本選外 
グレンモーレンジィ ラサンタ 12年 シェリーカスク



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グレンタレット
GLENTURRET [ハイランド]
ウイスキーキャットの“タウザー”、フェイマスグラウスのキーモルトで知られる古くからの蒸留所で閉鎖・再稼働や所有者変更を繰り返し今に…お馴染みパターンですね。
敷地内には“タウザー”の、蒸留所入り口には雷鳥の、オブジェがあるそうです。

[後日記]
2019年に所有者が仏ラリック・グループに、ブレンダーもボブ・ダルガーノ氏(元マッカラン蒸留所)に変わって、2020年からラインアップが一新されリリースがバッチになっています。
プレミア化やコスト吊り上げ狙いの怪しげな香りがするので2021リリースまではパスしたのですが、海外高評価の誘惑に負けて2022リリースの '12年' と 'トリプルウッド' を入手。懲りないw


 50本選外 
グレンタレット シェリーカスク

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-1. グレンタレット トリプルウッド [45% ABV]

GLENTURRET Triple Wood - 2022 release 2023-11/2

シェリー樽(アメリカンオーク & ヨーロピアンオーク)とバーボン樽で、ナチュラルカラーですがノンチルフィルタードでは無いようです。
NASのこれさえもバッチリリースで、本品は2022リリースになります。2020は43abv、2021は44でしたが、45になりました。

グレンタレット トリプルウッド

 【シェリー樽】トリプルカスク (上記)

■香りは強いドライシトラスとサルファー(ゴム)基軸、薔薇の様なフローラルでオイリー
■口に含むとチェリーやベリー系のフルーティなスウィートさが広がり、ゆっくりスパイシー
■余韻は薄めのサルファーでナッティ、ブラックチョコ、キャンディ、デーツ、最後はフローラルやドライフルーツのダークさが口腔に広がります

 [シェリー感] サルファーでダークに
 [クラス] ミディアムボディ
 [平均価格帯] 中-下

香りのサルファーとフィニッシュのダークさがシェリーらしさを伝え、味わいは若さのフルーティ&スウィーティです。フローラルさもあってNASとしては表情豊かで程良いドライ傾向、余韻からフィニッシュのダークさは好みですね。

ヤンチャなのにしっかり者のシェリー、侮れない一本でした👍
(ボトルのレベルが徐々に下がるとサルファーは薄れてコクに変わりますから、それもまたgood!)

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-2. グレンタレット 12年 2022リリース [46% ABV]

GLENTURRET aged 12 years - 2022 release 2023-12/2

新シリーズで初登場のコアレンジ"12年"はバッチリリースで「生産ごとに樽の味わいを生かした変化がある」そうです。実際2022は ”46abv, £67.0” ですが、2023は ”46.4abv, £77.0” です。
ヨーロピアンオーク表記はシェリー樽ですが、バットなのかパンチョンなのか? オロロソのみかPXも入るか? 等々詳細不明、リリース毎に何らかの使い分けがあるのかもしれません。

グレンタレット 12年 2022リリース

 【シェリー樽】Wカスク

■香りはサルファーも含むドライシトラスやレザーを軸に、柊や椿にミーティと多様さを感じ、奥にシナモン、バタースコッチ
■口に含むと仄かなサルファー、オレンジ、プルーン、アプリコット、後追いで強めのスパイシー
■余韻はナッティ&マイルドサルファー、デーツ、ドライプラム、ダークチョコレート、イチジク、最後にダークフルーツが残ります

 [シェリー感] ダークフルーティ
 [クラス] フルボディ
 [平均価格帯] 中-上

多様な香り、味わいから余韻はダークで重心の低いシェリー感、そしてサルファーを引き連れて複雑なフルーティさが入れ替わり現れます。

ややドライ系のダークスウィートw/サルファー、12年としたら充実感が強くシェリー熟成ファンなら外せない ’good GEM’! になるかもしれません。(価格も12年としたら高めですが)
何処かマッカランを思わせます。



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タリバーデン
TULLIBARDINE [ハイランド]
まず驚くのは1488年の表記、そもそもはビールの醸造所だったそうです。その後1949年に最初の蒸溜が行われ、様々な出来事を経て2011年に仏の “Picard Vins & Spiritueux” の所有となって現在のレンジとなりました。

面白いのは225, 228, 500, と言ったボトルの数値表記でしょうか。これは同社が得意とするワイン樽(リットル)を使った熟成を表しているそうです。225はソーテルヌ樽、228はバーガンディ樽、そして500はお馴染みのシェリーバットですね。


 50本選外 
タリバーディン 500 シェリーフィニッシュ



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アードナムルッカン
ARDNAMURCHAN [ハイランド]
インディペンデントボトラーで知られるアデルフィ社が2014年にアードナムルッカン半島のグレンベッグ(Glenbeg)に設立した新興蒸留所です。今まで3年未満品のスピリッツのリリースでしたが、正式にシングルモルトをリリースし始めましたね。

”ard-na-murkan”だとあって、日本語表記の“アードナムルッカン”はまず通じないでしょうw 海外のやりとりから無理やりカタカナにするなら”アードマーカン” ?!


 50本選外 
アードナムルッカン AD/ 09.20 :01



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グレンカダム
GLENCADAM [ハイランド]
1825年創業の東海岸の古い蒸留所で、所在は ”The Kingdom of FIFE” の少し北と言ったところです。2005年からアンガス・ダンディーン社所有になっていて、2008年にシングルモルトの10年と15年がリリースされています。

近年注目度が上がっていて、コアレンジ ”ナチュラルカラー/ノンチルフィルタード/46abv” の基幹商品グレンカダム10年が好評ですね。

香りのクリーミー&オイリーはいずれにも共通していてバーボン樽熟成の上手さでしょう。シェリー樽への拘りはそこまで感じません。


 50本選外 
グレンカダム オリジン1825
グレンカダム レゼルヴァ アンダルシア



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ダルモア
DALMORE [ハイランド]
ネス湖の北東にある北ハイランドの蒸留所で、マッカランと並び高級・高価な印象が浮かぶスコッチですね。

印象的な鹿のモチーフは長く所有者だったマッケンジー(Mackenzie)家の家紋を使っていて、その家紋の話はスコットランド王アレグザンダーIIIにまで遡るそうです。


 50本選外 
ダルモア 12年



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ロイヤルブラックラ
ROYAL BRACKLA [ハイランド]
1812年創設の古いハイランドの蒸留所ですね。ウイリアム王4世時代に王室御用達となってロイヤルの冠が付きました。
オロロソやPXの後熟成が基本でシェリー熟成ファンとしては外せない蒸留所です。


 50本選外 
ロイヤルブラックラ 12年 (旧)



-1. ロイヤルブラックラ 12年 [46% ABV]

2022-7/23

2021年リリース、国内未展開(2022/7現在、並行品もほぼ皆無)の12yoニューボトル入手です。現代風になり、瓶底のデントも少し浅くなりました。
スペックも”NC/NF/46”へ旧ボトルから大幅グレードアップ、海外では更に高評価ですね。

2022年11月22日リリースが発表されました。
価格は税抜き¥7.7kだそうです。
(旧ボトルは¥5k台でした)


ロイヤルブラックラ 12年 新ボトル

 【シェリー樽】オロロソ後熟 (Wカスク)

■香りはスウィートなシトラス、オーキーなバニラやファッジ、そしてブラッドオレンジの様な柑橘フルーティさ
■口に含むと熟したベリーやチェリーからドライマンゴーなどスウィート系ドライフルーツに、その濃厚さの先にスパイシーさが浮きます
■余韻はナッティでスパイシー、ブラックチョコケーキ、デーツのビタースウィート、最後はクローブのスパイシーさが残ります

 [シェリー感] 口に含んでからしっかり
 [クラス] ミディアムボディ(+)
 [平均価格帯] 上 (入手時 £52 = ¥7.8k)

香りはライトなスウィーティで心地良く、口に含むとシェリー由来のライプなフルーティさが、そして後味から余韻はオロロソらしさが楽しめます。
Wカスクを生かした表情豊かなフルーティ&スウィートさを軸に、オーキーからビター&ダークまでしっかりとしたgood GEMですね。

飲み比べると”旧”をボリュームアップしたのが”新”だと感じられます。

ロイヤルブラックラ12年 新旧飲み比べ

フルーティさとシェリーのビタースウィートの方向性は同じですが、”旧”がスッキリとしたフルーティさで ”新”が濃厚な味わい、と言った感じでしょうか。
それは ”ナチュラルカラー/ノンチルフィルタード/46abv” の効果と言えるでしょうね。(abvアップの“新”を味わった直後にいきなり”旧”、それは当然NGです)

両者good DRAMで好みの問題になるかもしれませんが、シェリーにフォーカスするなら”新”に一票でしょうか。両者共にスペイサイドっぽさを感じるのも面白いですね。



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ブレアソール
BLAIR ATHOL [ハイランド]
南ハイランドのブレア・アソール(Blair Atholl)にある蒸留所で地名に由来(最後のLが一つ少ない)しています。1798年にアルダワー蒸留所として創業、ブレンドのベル社が所有していた事もありましたが長い閉鎖期間(1949-1973)があり、オフィシャルのシングルモルトのリリースはありません


 50本選外 
コニサーズチョイス ブレアソール 2006



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トマーティン
TOMATIN [ハイランド]
ネス湖北部の東20kmほどの所にある蒸留所ですね。日本企業が初めて所有したスコットランドの蒸留所で、所有者は宝酒造です。近年 焼酎樽を熟成に使った商品もリリースされました。


 50本選外 
トマーティン ク ボカン



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ウルフバーン
WOLFBURN [ハイランド]
2013年に蒸留を開始した新しい蒸留所です。名前は1860年台に閉鎖されたハイランド最北の蒸留所"ウルフバーン”を引き継いでいます。(場所も近隣です)

ただ販売スタンスがやたらとバッチで出したり限定版だったりと、国産のプレミア狙いの蒸留所を思わせます。今後の購入は見合わせる事になるでしょう。


 50本選外 
ウルフバーン オーロラ



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グレンゴイン
GLENGOYNE [ハイランド]
ハイランドの南に位置する蒸留所で道路を挟んだウェアハウスはローランドです。元々はブレンド用モルトの生産で、シングルモルトは1990年台になってからのリリース。所有者は様々変わり、現在はボトラーズで知られるイアン・マクロード(Ian Macleod)です。
ノンピート麦芽のモルティさがグレンゴインの特徴と言われますね。


 50本選外 
グレンゴイン 12年



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フェッターケアン
FETTERCAIRN [ハイランド]
東ハイランドにある二つの蒸留所の一つ(もう一つはグレンカダム)で、グレンリベットに次ぐ古いスコッチ蒸留所ですね。ポットスティルの冷却方法が特殊な事でも知られます。

休業や買収を繰り返して現在に至ると言うお馴染みのパターン、今はモルトは自前ではなくノンピートのものを仕入れているそうです。


 50本選外 
フェッターケアン 16年



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オールドプルトニー
OLD PULTENEY [ハイランド]
独特のソルティさとポットスティル風ボトルで知られるハイランド北部のプルトニー蒸留所、ウルフバーン蒸留所が稼働するまではハイランド最北の蒸留所でした。
北海に近く個性から行くとハイランド系と言うよりもアイランズのイメージかもしれません。

長らくブレンド用のモルトでしたが、1995年にインバーハウス社所有になってからシングルモルトがオフィシャルリリースされる様になりました。
フラッグシップの12年はノンシェリーですがその独特のソルティさが楽しめる個性派です。

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-1. オールドプルトニー 18年 [46% ABV]

Old Pulteney aged 18 years 2024-1/2

アメリカンオークの2nd fillバーボン樽で熟成後、スパニッシュオークの1st fillオロロソ樽で後熟されているそうです。NF/46abvですが、NCの表記は見つかりません。

オールドプルトニー 18年

 【シェリー樽】Wカスク (上記)

■香りはマンダリンやライプオレンジ、林檎、スウィートシトラス、トフィやバニラ、水飴、ケミカルスウィート
■口に含むとオレンジ、マーマレード、熟したチェリー、ドライマンゴー、シトラス、ゆっくりとソルティに
■余韻はソルティでダークチョコ、レザーでデーツでクリーミー、グレープ、ドライプルーン、蜜漬けオレンジピール、最後にソルティが帰ってきます

 [シェリー感] ライプ感でサポート
 [クラス] ミディアムボディ(+)
 [平均価格帯] 上限超え

特にオレンジ/シトラス系のフルーティさが心地良く感じられます。独特のソルティさは後味からフィニッシュに緩やかに広がり、余韻は複雑でライプなフルーティさ。18yoの熟成感はオキシデーションと共に登場です。

芳醇フルーティさと程良いソルティさに高熟感。その味わい深さが秀逸なGEM!です。
ただ主役はバーボン樽とモルティで、シェリーはあくまでサポートですが。



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オーヘントッシャン
AUCHENTOSHAN [ローランド]
ローランドの北西部、グラスゴー近くの蒸留所です。ローランドのお約束 三回蒸留で、ボトルとケースにも三基の蒸留器が入っています。ご存じの通りサントリー傘下(Beam Suntory Inc)です。


 50本選外 
オーヘントッシャン 14年 クーパーズ リザーヴ



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ダフトミル
DAFTMILL [ローランド]
2007vin.リリースから数年海外で最も話題になった蒸留所でしょう。2005年創業、ローランドはファイフの農家が農閑期に営むファームディスティラリーです。
夏冬年2回(各2ヶ月)の蒸留と出荷で、ワインと同じヴィンテージのバッチリリースです。大麦は自家生産で、当然ながら極少量リリースになります。(それなのにシングルカスクもリリースしていますがw)


-1. ダフトミル 2009 サマーバッチ リリース [46% ABV]
Asia向けバッチ1790本の内の一本です。他にUK・US・EU向けがありそれぞれ1700-1800本前後の全4バッチリリースの11年物です。

これがシェリー樽を入れた初のWウッド(4バーボンバレルと1シェリーバット)で、シェリー樽は1stフィルと言うのも嬉しいですね。

ダフトミル 2009 サマーバッチ リリース

 【シェリー樽】オロロソ (上記Wウッド)

■香りは熟したシトラス、蜜漬けレーズン、ベリー、柘榴、チェリー、サワーフルーツの多彩さ
■口に含むと赤いベリーやブラックチェリーの甘さから、オイリーなドライマンゴーのビタースウィートとクローブのスパイシーさ
■余韻はドライフルーツのビター&スウィートからダークフルーツの芳醇さが広がります

 [シェリー感] 芳醇
 [クラス] ミディアムボディ(+)
 [平均価格帯] 上限超え

バーボン樽のバニラやカラメルの甘さは隠し味的に控え、シェリーらしいドライフルーツ特有の濃いビターやスウィートの芳醇さですね。多彩なフルーティさの香りに個性を見せながらシェリー熟成が楽しめる一本です!!

弱点は11年とは思えない価格と少量リリースと言うハードルでしょう。実は標準品の100%バーボン樽熟成バッチもgood!

と言う訳で、1stフィルバーボン樽100%の2008ウィンターバッチと飲み比べてみましょう。2008ですがリリースはこちらの方が少し遅く12yoです。

ダフトミル 2008ウィンターと2009サマーの比較

明確な違いがありますね。2009サマーは芳醇なシェリー感2008ウィンターはバーボン樽らしいバニラを軸のオーキーな甘さ。似ているのは口に含んだ際のベリー系の味わいでしょう。両者ともローランド系とは思えない樽の個性を際立たせた味わいで楽しませてくれますね。

2008ウィンターの単独インプレは ➡️ こちら

既にプレミア価格になりそうな気配が怖いです。そもそも安くないわけですから。



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リンドーズ アビー
LINDORES ABBEY [ローランド]
1494年蒸留酒の起源となった修道士ジョン・コーが作った”Aqua Vitae”。そのジョン・コーの居たリンドーズ修道院跡地に2017年に造られた新しい蒸留所です。
場所はやはり新興蒸留所のダフトミルと同じ”Kingdom of Fife”ですぐ北側。ハイランドと隣接していますね。

気になるのは2本購入して2本ともコルク栓が緩い事。つまらない事ですが。


 50本選外 
リンドーズ MCDXCIV

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-1. リンドーズ シングルモルト ジャパンエクスクルーシブ シェリーバット [58% ABV]

2022-12/27

日本限定(684本)シングルカスク(シェリーバット)のカスクストレングス、NC/NF/46(over)で熟成は4年弱ですね。でも何処にもJapanの文字はありません。
実はこのカスク[Cask No. 180580]が日本向けと言うだけで、”The Exclusive Cask”シリーズ”Sherry Butt”(£65-70)の国内展開品です。

海外ではシングルカスクではない”The Casks of Lindores”シリーズの”Sherry Butts”(£58-60)もありますね。それら価格から見ると税込¥9k前半は仕方ない?!

【2023-7追記】”The Casks of Lindores”シリーズ他がその名称のまま国内展開される様になりました。

リンドーズ シングルモルト ジャパンエクスクルーシブ シェリーバット

 【シェリー樽】100% オロロソ

■香りはフルーティなシトラス、アプリコットやグレープ、ベリー、フルーツジャムの様な芳醇なスウィートさ
■味わい赤いベリー、ブラックチェリー、イチジク、シロップやミックス柑橘ジュースの甘さ
■余韻はナッティで微かなドライシトラス、濃いグレープ、オレンジが棚引きスパイシーに

 [シェリー感] オロロソらしからぬ濃く甘いフルーティさ
 [クラス] フルボディ
 [平均価格帯] 上限

バーボン樽由来のMCDXCIVの爽やか軽快なライトフルーティさとは違い、熟して甘くて濃いフルーティさですね。

でもそれはドライフルーツのディープ&ダークと言った従来のシェリー効果とは異なりますし、スペックから期待される”Sherry Bomb”の強烈さもありません。果実系リキュールの様な個性を見せる一本です。

一風変わったこのライプフルーティさこそがリンドーズの新アプローチ!? そうならば10-12yoに期待でしょうか。



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クライドサイド
CLYDESIDE [ローランド]
スコットランドの中心地でクライド川沿いのグラスゴー市内に構える2017年創設の新しい蒸留所です。インディペンデントボトラー ”ADラトレー” のオーナーが所有していますのでファームディスティラリーとは異なりますね。

ローランド特有の三回蒸留ではなく二回(個人的にはドライさが控えられそうで歓迎です)、大麦もローランド産だそうです。近年増えているローランドの新興蒸留所はかつてのグレンキンチーやオーヘントッシャンの様なドライ&ライトのイメージを刷新しているのも感じます。


 50本選外 
クライドサイド ストブクロス



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ブラドノック
BLADNOCH [ローランド]
スコットランドで最も南にある蒸留所で創業は1817年、所有者の変更や創業停止と再開を乗り越えるお馴染みのパターンで生き延びて来ました。
アナンデール蒸留所(Annandale)とここがローランドの中でも飛び離れて南ですね。

2015年にオーストラリアの実業家デヴィッド・プライアー氏の手に渡り、2017年に生産を再開、2019年にはマッカラン出身のニック・サヴェージ氏をMDに迎えて今に至ります。
"ボトルがカッコイイけど高い!" そんな印象ですw


 50本選外 
ブラドノック ヴィナヤ



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ハイランドパーク
HIGHLANDPARK [アイランズ - オークニー諸島]
オークニーのピーテッド・モルトとシェリー樽熟成で知られる人気のハイランドパークですね。
スコットランドの北に位置し併合される前はノルウェー支配だったオークニー諸島、そこにある1798estdの古い蒸留所です。(ノンピート・モルトはスコットランド本土から入れているそうです)

2017年にボトルとラインアップを大幅に見直し、バイキングにちなんだ名称とシリーズを全面に打ち出して来ました。

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-1. ハイランドパーク 12年 ヴァイキング オナー [40% ABV]
新ボトルになってサブタイトル? “ヴァイキング オナー” が付きましたが、シェリーカスクの表記は消えました。とは言え、アイランズ系を代表する一本でしょう。かつては43abvだったのですが…

ハイランドパーク 12年 ヴァイキング オナー

 【シェリー樽】Wウッド (ex-Bourbon & ex-Oloroso Sherryでしょう)

■香りはバランスされたスモーク&ドライシトラス、赤いベリー、樽のバニラと蜂蜜の甘さが心地良くフィット。(始めは若いシトラスが強く)
■口に含むと軽やかな甘さのハニー、青リンゴ、柑橘ピール、そこからドライフルーツのビターが
■後味はデーツのダークスウィートが広がり、グレープ、クローブ、ナッツそして柔らかなピーティへ

 [シェリー感] 心地良くバランス
 [クラス] ミディアムボディ
 [平均価格帯] 下側

控え目なスモーキーにスパイシーとシェリーがバランスするハイランドパークらしさです。コンプレックスでスムーズ、特に後味・余韻は素晴らしく”独特なコク”を楽しめる秀逸なDRAMです。

始めは香りのドライさがサルファーに感じますが、ゆっくりと全体に甘みのコクが立って来ます。ゆっくりとどうぞ。

近年主流のNC/NF/46の流れに対して40abvですから、口に含む量を少し多めにしましょう。するとしっかり味わいが立ってきます
'オススメ4' の一角だった好きな一本です。また復活するかも?!




-2. ハイランドパーク ドラゴンレジェンド [43.1% ABV]
北欧伝承を基にした名前で、高配合のオークニーピーテッドモルトをヨーロピアンシェリー樽で熟成した限定品ですね。

ハイランドパーク ドラゴンレジェンド

 【シェリー樽】100%

■香りはまずドライシトラス そして蜂蜜で、フルーティ、トフィ、背後に仄かなスモーキー&スパイシー
■口に含むと控え目なフルーティな甘さ、そこからデーツのビタースウィートなダークな味わい
■余韻はその延長からスパイシー、焦げたティンバー、ダークスウィートさが最後に広がります

 [シェリー感] ダーク
 [クラス] フルボディ
 [平均価格帯] 中の上

12yoよりも更にスモーキーさと甘さを抑えて、主役のシェリーがダークなトーンでコクを深めます。特に後味から余韻は素晴らしく、deepで複雑な味わいが光る一本です。
(開封当初ドライシトラスでサルファーを感じるのもハイランドパークらしさでしょう)

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-3. ハイランドパーク 18年 ヴァイキングプライド
  トラベルエディション
[46% ABV]

HIGHLAND PARK 18 yo Viking Pride - Travel Edition 2023-10/1

コアレンジ ”18年 ヴァイキングプライド” のトラベルエディションです。違いは43→46のabvアップだけで、そうなるとNC/NF/46ブームの影響でこの ’46 abv’ は重要。それがチョイスの理由です。

ハイランドパーク 18年 ヴァイキングプライド トラベルエディション

 【シェリー樽】100%
  (By using a high proportion of first-fill sherry seasoned European and American oak casks …) オフィシャルページより

■香りは仄かなスモーク背景に濃厚なドライシトラス、アプリコット、ファッジやトフィ、多彩なノーズから緩やかにオイリーなアロマが浮いて
■口に含むとドライフルーツやライプフルーツのディープスウィート、スモーキーが掠って複雑に変化してゆっくりスパイシーに
■余韻はスモーキーからデーツ、ドライプルーン、ベリー、ブラックチョコ、そしてクリーミー

 [シェリー感] しっかりと濃厚に
 [クラス] フルボディ
 [平均価格帯] 上限超え (購入時¥18k)

ディープでダークなフルーティ&スウィーティのシェリー樽らしさが主役です。そこにハイランドパークらしい複雑さとピーティさがしっかりサポート。

18yoトラベルエディションは高熟成感よりも華やかさで、ゴージャスと言う表現がピッタリ来る一本です。



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タリスカー
TALISKER [アイランズ - スカイ島]
特殊な蒸留器で知られるタリスカーは1830estdでアイランズを代表する銘柄の一つでしょう。つい最近までスカイ島唯一の蒸留所でしたが、現在は”トラベイグ蒸留所”(Torabhaig)が2017年に稼働しています。
旧ラベルには ”The only distillery on the isle of Skye” とありましたが、今は ”The oldest distillery on the isle of Skye” ですね。

タリスカー10年のスモーキーで潮, スパイシーな味わいにハマって2000年台によく購入していました。好きな人は多いですね。
近年ではポート樽熟成のタリスカー ポートリーが評判高く美味しい一本です。

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-1. タリスカー ディスティラリーエディション [45.8% ABV]
年一回リリースの10yoですがワインと同じヴィンテージ表記と、TD-Sと言うバッチ表記もあります。TD-S 5UG (2008-2018)とTD-S 5XJ (2011-2021)では、前者の方が少しシャイニーですね。(飲み切る前に補充パターンです)
シェリー樽はあまり聞かないアモロソ(Amoroso)です。

タリスカー ディスティラリーエディション

 【シェリー樽】アモロソ後熟 (アメリカンオークとのWカスク)

■香りはスモーキーでシェリーのシトラスにフルーティさ、そこに水飴とライトペッパー
■口に含むとデーツのダークなビター・スウィートとピーティ&ソルティのハーモニー
■余韻はスモーキー&スパイシーからドライフルーツのマイルドビター、ダークスウィートが口腔に広がります

 [シェリー感] ダーク
 [クラス] フルボディ(−)
 [平均価格帯] 上

タリスカーらしいスモーキー&スパイシー、そこにダークなシェリーとフルーティさの甘さとコクが加わります。そのマッチングが醸す重心の低い絶妙な味わいのDRAM。ベストマッチのスモーキー&シェリーです!!

少しドライなシェリー感はアモロソらしさと思われ、オロロソよりもフィノ側かもしれませんね。
(開封当初はドライが強くコクが弱いので、ゆっくり楽しみましょう)



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アラン
ARRAN [アイランズ - アラン島]
かつて2000年台にタリスカーが流行った際にアイランズ系の新興ディスティラリーとして飲んだ時の印象は薄かったですね。その後 ”21年 シェリーシングルカスク” で何か個性を見せるのか気になって購入しています。

そして2019年にはボトルとラインアップを見直して現在のスタイルとなり、新たな蒸留所もスタートして評判を得た感じですね。万人受けするアランのクセ無き美味しさとは…


 50本選外 
アラン 10年
アラン シェリーカスク
アラン 21年 シェリーパンチョン



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ジュラ
ISLE OF JURA [アイランズ - ジュラ島]
アイラ島の東側にあるジュラ島の蒸留所で設立は1810年、閉鎖/再開や所有者の変更というお馴染みのパターンで現在に至ります。今はホワイト・アンド・マッカイ社の所有で、2018年にシリーズが一新されています。


 50本選外 
ジュラ 12年 シェリーカスク



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スプリングバンク
SPRINGBANK [キャンベルタウン]
個人的にはやや興味が薄いキャンベルタウン。かつて乱立した蒸留所は淘汰されて、今あるのはスプリングバンクを含めて三つの蒸留所(他にグレンスコシアとグレンガイル)です。

スプリングバンク蒸留所は三つの銘柄をリリース。ロングロウ(ピーティ, 2回蒸留)、スプリングバンク(少しピーティ, 2.5回蒸留)、ヘーゼルバーン(ノンピート, 3回蒸留)ですね。


-1. スプリングバンク 15年 [46% ABV]

2023-1/10

100%シェリー樽熟成の15年ですが今の市場価格は異常な高値。入手チャンスは正規品が正規ルートで量販大手店に出る時のみですね。

スプリングバンク 15年

 【シェリー樽】100% オロロソ

■まず香りがアロマティック、レザーなスモーキー。奥にスペイサイドの様なライトフルーティさが潜みます
■味わいは赤いベリー、ブラックチェリー、そしてレザー&オイリーでスパイシー、最後はソルティに
■余韻はナッティでフルーティでデーツのダークさ、そこからソルティさが広がります

 [シェリー感] 独特に
 [クラス] ミディアムボディ
 [平均価格帯] 上限超え

「やっぱりスプリングバンクは一味違いますね」を再確認出来ます。アロマティックな香りからレザーなスモーキーさも含めて独特な味わい、最後に心地良い”Briny”が楽しめます。

NC/NF/46の100%シェリーカスク15yoの熟成具合はライトミドルで上品な心地良さ。いわゆるシェリー樽熟成の味わいとは異なるアロマティックな芳醇さです。特異性が故に嗜好と経験値で印象や好みが分かれるかもしれません。



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キルケラン
KILKERRAN [キャンベルタウン]
キャンベルタウンに2004年復活稼働した「ミッチェルズ グレンガイル蒸溜所」、”キルケラン”はその商品名です。

旧グレンガイル蒸留所(1872-1925)と同じ場所に、その創業者ウィリアム・ミッチェルの甥?のヘドリー・ライトが 復活させました。
ちなみにウィリアム氏は お隣「スプリングバンク蒸留所」の創設者アーチボルト・ミッチェルの息子さんで、両社共にヘドリー・ライトがトップを務める”J&A ミッチェル”が所有しています。

と言う訳で両蒸留所の関係は強く、現状はスプリングバンク蒸留所のモルトと職人による期間限定生産です。そしてフェノール15ppmモルトで蒸留は2回、スペックも含めてほぼスプリングバンク蒸留所の第四銘柄と言った印象ですね。

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-1. キルケラン 8年 シェリーカスク [57.5% ABV]

2023-8/8

100%シェリーのNC/NF/で57.5abvと言うカスクストレングス、NASではなく8年と言う処が魅力ですね。
スプリングバンクほどではないにしろプレミア価格には気をつけたい🥃ですが、今年の2023ver. は大手量販店で定価(多分)だったので入手です。

キルケラン 8年 シェリーカスク

 【シェリー樽】100% (詳細不明)

■香りは心地良いスモーキーさにシーウィードやドライシトラスが被り、チェリーやライチのスウィートさ、ワイルドなアロマティックで複雑に
■口に含むと赤いベリーやザクロ、サワーフルーツが広がり、アロマと薄いスモーキーさがそれらを包みます
■余韻はナッティにスモークから、樹液や海苔シーウィードなアロマティックが広がり、スパイシーさとソルティさ(Briny)、最後にレザーなスモーキーが残ります

 [シェリー感] 独特に
 [クラス] ミディアムボディ(+)
 [平均価格帯] 上 (入手時¥9.2k)

全体としていわゆるシェリー感よりもアロマティック。100%シェリーのカスクストレングスから想像する味わいとは全く異なります。(口の中で転がすとオロロソがいますが)

スモーキーは控えめ、ブリニーさも弱めですが、ちょっとワイルドなキャンベルタウンらしさが楽しめます。
(当初の樹液/海藻アロマティックはstinkyレベルですから、慌てずに)



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グレンスコシア
GLEN SCOTIA [キャンベルタウン]
キンタイア半島キャンベルタウン地区の3蒸留所の一つで、東にアラン島、北西にアイラ島と言うロケーションです。スコッチとしては最南部でしょう。

何かとゴタゴタの多いキャンベルタウンにあって休業と再開を経て生き延び、2014年再開。そして現状ラインアップとなりました。”ビクトリアーナ”が好評ですね。ただシェリー樽熟成に関しては然程拘らないイメージです。


 50本選外 
グレンスコシア ダブルカスク



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カバラン
KAVALAN [台湾]
2006年に蒸留を始めた台湾の蒸留所ですね。”ディスティラリーセレクト”を飲んだ時は素直に美味しいと思いました。全体的に高いけど熟成樽には気を使っている印象でしょうか。


 50本選外 
カバラン オロロソ シェリーオーク ストレングス



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コッツウォルズ
COTSWOLDS [イングリッシュ]
2014年から生産を開始した新興のイングリッシュ蒸留所です。地産大麦を使ったフロアモルティングが基本スタンスだそうです。
創設には上記カヴァラン他、多くの新興蒸留所と同様 故ジム・スワン博士が携わっていました。今人気上昇の*STRワイン樽も同博士の技法ですね。
*シェービング(Shaving), トースティング(Toasting), リチャーリング(Re-Charring) 工程の頭文字です


 50本選外 
コッツウォルズ シェリー カスク



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レイクス
LAKES [イングランド]
2014年に誕生したレイクス蒸留所はイングランドの湖水地方(Lake District)にあり、2018年にシングルモルトを初リリースしています。オリジナリティを出す為、長時間発酵や熟成中の樽入れ替えと言った工夫もあるそうです。

何よりシェリーカスク熟成にこだわったそうで、クリームやフィノも使っていたり、樽材もフレンチオークを加えたりと幅を持たせているのは嬉しいですね。(クリームはモスカテルに似た甘口でアフォーダブル、個人的に好きなシェリー酒で冷やして飲むのがオススメです)

同蒸留所ではブレンドの”ザ・ワン”シリーズもリリースしていて、シェリーカスクフィニッシュはなかなかの味わいを提供しています。


 50本選外 
ザ ウイスキーメーカーズ リザーブ No.7



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インドリ
INDRI [インド]
インドの ”ピカディリー蒸留所 Piccadily Distillery” のシングルモルト"INDRI"は2012年からの生産(創設は1900年台後半)です。

実はインドはウイスキーの一大生産・消費国です。ただ原材料がモラセス(Molasses)と言うサトウキビから砂糖を造る際の廃糖蜜メインで英国やEU基準ではラム扱い、殆どが国内消費だそうです。ピカディリーも同様です。


 50本選外 
インドリ トリニ ザ・スリーウッド



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アイラ | 国産

この二つをシェリー・ターゲットで味わう事は少ないです
(両者好きですが本ブログでは控え目に)

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ラフロイグ
LAPHROAIG [アイラ]
言わずと知れたアイラ島南部に並ぶ濃厚なアイラの人気蒸留所の一つで、私も2010年くらいまで 'ラフロイグ10' ばかり飲んでいました。並行品が¥2k台の時代で、その頃はシェリー熟成の醸すドライ果肉の様な'クセ'は好きではありませんでしたがw

今でも 'ラフロイグ10カスクストレングス' は個人的ウイスキーベストチョイスの一本で、相も変わらずラフロイグ好きです。

近年では 'ウェアハウス1' の様なラフロイグ マニア向けの嬉しいリリースもありますね。
ただ、ラフロイグの問題は価格で海外よりとんでもなく高い事でしょう。


-1. ラフロイグ トリプルウッド [48% ABV]
終売(多分)になったトリプルウッド、その旧ラベル。’ラフロイグ・クォーターカスク’ にオロロソの後熟成を入れたシェリー好きには人気が高かったITEMです。

ラフロイグ トリプルウッド

 【シェリー樽】上記オロロソ後熟

■香りはスモーキーさとフルーティさがとても心地良くフィット
■口に含むと仄かなピーティをベースにドライプラムのビタースウィートが広がり
■余韻はスモーキーさとダークチョコ、ゆっくりとデーツやドライプルーンのダークな甘さに入れ替わります

 [シェリー感] フィット
 [クラス] ミディアムボディ
 [平均価格帯] 中-上

絶妙なディープさとダークな甘み、フィットするスモーキーとシェリー感、NAとは思えない味わい。とても心地良いgoodバランスなアイラw/シェリーの逸品です。
指折りの一本なのですが終売品なので…




-2. ラフロイグ 10年 シェリーオーク フィニッシュ [48% ABV]

2022-5/30

2021年リリースの国内未発売 ラフロイグ10のシェリーWカスクです。ただ現地でも流通と価格は不安定です。(コストはラフロイグ10のx1.5〜)

2022/7追記:並行品が並び始めていますが、それでも軽く¥10k超えの高値です。購入時の£50.2(¥8k)ならやむ無し?!、国内正規の流通時に¥7k台なら拍手でしょうか。

ラフロイグ 10年 シェリーオーク フィニッシュ

 【シェリー樽】オロロソ後熟 (12-18ヶ月?)

■香りはまずドライシトラス、シナモン、ピーティなスモークが心地良くバランス良く
■口に含むとスモーキーでシトラス、ドライプルーンのスウィート&ビターが被りスパイシーに
■余韻はスモーキーをベースにデーツ、黒ベリー、ダークチョコ、トフィ、ナッティで最後にピーティさが回帰します

 [シェリー感] しっかりと
 [クラス] ミディアムボディ(+)
 [平均価格帯] 上 (購入時 £50.2 = ¥8k)

ラフロイグらしいスモーキーさとオロロソがバランスするシェリーな 'ラフロイグ10' です。

若さを感じますが48abvも利いていてラフロイグファンには嬉しい一本になりますね。もちろん個人的に好きなDRAMです。



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-3. ラフロイグ カーディス 2021 PX カスク [58.9% ABV]

2022-9/20

国内未発売 カーディス限定のトリプルカスク “Laphroaig Càirdeas 2021 Pedro Ximénez Casks” ですね。
始めにバーボン・バレル、次に同クォーターカスク、最後にPXシェリー・ホグスヘッドで後熟成しています。嬉しいのはカスクストレングス、残念なのは入手難でしょうね。

ラフロイグ カーディス 2021 ペドロ・ヒメネス カスク

 【シェリー樽】上記PXのトリプルカスク

■香りはメディシナルなピーティさと甘さが支配的、そこにシトラス、バニラ、アッシュ、白檀
■口に含むとオレンジや杏、チェリーのライプ・フルーティな濃いスウィートさ、木の皮、ナッティ、もちろんスモーキー&スパイシー
■余韻はナッティでデイツ、焦げたティンバーやコーヒー、と言ったダークでビター、最後はスモーキーさが鼻に抜けて口腔に広がります

 [シェリー感] スモーキーのサポート
 [クラス] フルボディ
 [平均価格帯] 上限 (購入時 €70 = ¥9.1k)

アイラなスモーキーとシェリー熟成 両者の濃厚ダークなスウィートさが特徴的ですが、軸足はあくまでスモーキー。シェリーは味わい良くサポートする感じでしょうか。ラフロイグ好きの為のシェリー熟成を加味したカスクストレングス!!(58.9abv)になりますね。

シェリー方向ならば ”ラフロイグ10 シェリーオーク フィニッシュ” の方が良いバランスです。でもカスクストレングス好きとしてはこれを外す訳には行きません。
(国内での入手はハードルが高く, 特に価格は全く折り合わないでしょう…多分)



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アイラのシェリー

ボウモア ダーケストやアードベッグ ウーガダール、ラガヴーリン16と言った実績あるアイラのシェリーにフォーカスして50本に入れるつもりはありません。アイラのメインはアイラピーティですから。

またブナハーブン12年なども美味しいのですがノンピート。アイラを楽しむ時にそれはないよね、と言う事でインプレしない事もあります。いずれにしてもアイラでのシェリーカスクは抑えながら…です (ラフロイグだけは例外と言う事でw)


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ボウモア
BOWMORE [アイラ]
1779年創設のアイラ島最古の蒸留所で、島中心部の最も賑わいある同名の町にあります。基本的にシェリー樽を用いるのでシェリーファンのアイラ好きには嬉しい蒸留所です。またメディシナルなクセも抑え気味で受け入れやすいアイラでしょうね。

アイラでシェリーといえばボウモア ”ダーケスト”で、2010年頃まで古風なラベルでした。いつの間にか現代風に変わって”15年ダーケスト”となり、気がつけばダーケストが消えて”15年”になっていました。(小さくSherry Casks Finishと残してありますが)


 50本選外 
ボウモア 15年 シェリーカスクフィニッシュ



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ラガヴーリン
LAGAVULIN [アイラ]
ラフロイグ、アードベッグと並ぶアイラ島南岸の濃厚アイラ三蒸留所の一角ですね。
何と言っても基幹商品が16年と言うのが個性を放っていたわけですが、近年は8年や10年と言った商品がリリースされて印象が変化している気がします。16年が頭にあると どうしてもドライな印象が拭えません。


 50本選外 
ラガヴーリン 16年



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アードベッグ
ARDBEG [アイラ]
蒸留所はアイラの中でも濃厚さが強い蒸留所が揃う島南部にあって、『甘くて濃厚なアイラ、決して刺激的でもなく飲み易く』それが個人的なイメージです。

個人的には下記のシェリー樽を含むDRAMよりも "10年" や "コリーヴレッカン" のノンシェリー樽の方が好みではありますが。


 50本選外 
アードベッグ 5年 ウィー ビースティー
アードベッグ アン オー
アードベッグ ウーガダール



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スモークヘッド
SMOKEHEAD [アイラ]
数多くのブランド展開しているインディペンデントボトラーズの”イアン・マクロード”(Ian Macleod)が2006年からリリースするアイラ・シリーズですね。アイラ島南部某蒸留所の濃厚シングルモルトです。(東側二つのどちらかな?!)


 50本選外 
スモークヘッド シェリーボム



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キルホーマン
KILCHOMAN [アイラ]
2005年創業の新しいアイラの小規模ファーム・ディスティラリーですね。
かつて3ヶ月熟成と言うハイプルーフ・ニュースピリットを手に入れた際に、既にマイルドスモークさがあって気に入った記憶がありますね。


 50本選外 
キルホーマン サナイグ



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国産のシェリー

今や国産モルトはシェリー樽熟成に関わらずプレミア価格化が酷いので基本的に手を出しません。(出せない!?)
そんな基本的にパスの国産シェリー樽熟成モルトですが、あえて言うなら→これでしょうかw

ちなみにシェリーに関係なく好きなのは、カフェモルト | フロムザバレル | 山崎 で、某スーパーで定価販売の時に入手です。平均価格帯内ですしね。

ベンチャーウイスキー
VENTUREWHISKY [国産]
プレミア価格のウイスキーと言う印象がすぐに浮かぶ蒸留所でしょう。ホワイトラベル以外は全部プレミア化!?w


 50本選外 
-1. イチローズモルト ダブルディスティラリー [46% ABV]
通称DD。羽生蒸留所のシェリー樽と秩父蒸留所のミズナラ樽とを合わせて、名前を取ったピュアモルトです。

IchirosDD.jpg

 【シェリー樽】ミズナラウッドとのWカスク (詳細不明)

■香りシェリーらしいシトラスに樽のアロマが心地良く若葉の様な清々しさ
■口に含むとバニラの甘味からドライフルーツの濃厚さを見せて
■余韻は柑橘ピールのビターが甘さになってソルティへ、最後にトフィーが仄かに現れます

 [シェリー感] すっきり明瞭
 [クラス] ミディアムボディ(−)
 [平均価格帯] 定価なら中の上

Wカスクの両者の穏やかさをフィットさせた感じで、ライトでまとまりの良さを感じます。そして46°と言う度数が締まりを与えているでしょう。
スコッチのシェリー系の様な濃厚さや個性とは方向性が違いますが、時折飲みたくなる一本です。

今回のは旧価格の時の一本(Lot.46, ¥4k)で、後ろは現行品のストック(Lot.97, ¥6k)。その内飲み比べ予定です。両者定価購入ですが、旧価格なら嬉しい味わいです。webではとんでもないプレミア価格で…


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厚岸蒸留所
AKKESHI-Distillery [国産]
2016年に蒸留を開始した北海道の蒸留所。プレリリースのニューボーンシリーズ4種は200mlで700ml換算すると全て軽く平均価格帯上限超えでした。普通なら手を出しませんが楽しみなので支援と思い購入。

ところが正式リリース以降もとても折り合わない価格帯で、それどころか予定通りプレミア化。転売する訳でもコレクターでもないので、縁が無いウイスキーになってしまいました。新興系国産ディスティラリーのウイスキーに手を出す事はないでしょう。


 50本選外 
-1. 厚岸 ニューボーン #4 [48% ABV]
13-30ヶ月熟成のモルト/グレーンのブレンデッドですが、何とその約1/3がシェリー樽熟成モルトだとか。(60%以上が厚岸モルトで、その半分以上がシェリー樽だそうです)

AKKESHInewborn4.jpg

 【シェリー樽】上記 (詳細不明)

■香りはドライシトラス、柑橘を混ぜた蜂蜜のシロップ
■口に含むと一瞬無口で、ドライフルーツの甘味が薄く現れて柑橘ピールのビターへ
■余韻はビターが広がってスパイシーに、最後にその中に仄かなフルーツ感

 [シェリー感] 若さ
 [クラス] ミディアムボディ
 [平均価格帯] 200mlボトルで下側 (700ml換算だと軽く上限超え!!)

ブレンデッドとしてはモルトの味わいが強いですし、軸はシェリー感でしっかり主張します。ですが考えられないこの価格…グレーンのブレンデッドにしているにもかかわらず…です。

NAでよくあるアルコール度数とシェリーで持ち上げる方向性が浮かびますが、この価格でリリースするのが凄いです。(200mlなのに700mlの逸品グレンフィディック12年と同等ですからねェ…)

ブラインドで飲んだら価格は当てられないと思います。開封直後はもっとスカスカした感じです。


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ブレンド
ボトラーズのモルトブレンドにも注目です

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ジョニーウォーカー
JOHNNIE WALKER [ブレンド]
言わずと知れた世界有数のブレンド・スコッチですね。カーデュ・カリラ・タリスカー・グレンキンチー・モートラック他 多数のスコットランド各地の原酒を揃えています。キャンベルタウン地区の蒸留所は無かったと思いますが。

シェリー熟成は限定版として顔を出しますね。滅多に入手しませんが、ジョニーウォーカーのシェリーと言う事で今回はインプレです。


 50本選外 
ジョニ黒 12年 シェリーエディション



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フェイマスグラウス
FAMOUS GROUSE [ブレンド]
ハイランドを拠点にする “あの有名なグラウスですね” のブレンド・スコッチです。雷鳥のラベルで知られ、キーモルトはハイランドパークやマッカラン、そしてグレンタレットを使っていますね。人気銘柄はネイキッドグラウスでしょう。

ジョニーウォーカーと同じく時折シェリー熟成を限定リリースしますが、こちらの方は更に廉価版ですね。


 50本選外 
フェイマスグラウス ウィンター リザーヴ
フェイマスグラウス ネイキッド モルト



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ダグラスレイン
DOUGLAS LAING [ブレンド]
インディペンデントボトラーで1948年創業ですね。
展開するシリーズの一つはスコットランドの地区別リリース、個人的にはスペイサイドの ”Scallywag” と アイラの “Big Peat” がお馴染みです。

もう一つは “オールドパティキュラー” の様な高級シングルカスクで、これは分社後にハンターレインが引き継いだ名シリーズOMCのダグラス・レイン版ですね。(ラフロイグではよく入手しました)


-1. スカリーワグ 銀座エディション [48% ABV]
DL社のペット、フォックス・テリアのスカリーワグが世界各国を巡る ”Adventure Series” の東洋シリーズ?ですね。

“Hong Kong edition”, そして”渋谷edition” に続く “銀座edition” です。モートラック/マッカラン/グレンロセスのスペイサイドのバッテド・モルトですね。中身は同’10年’のabv調整程度かと。(香港から渋谷・東京で度数が51.4→48と少し下げられています)

Scallywag-GINZA.jpg

 【シェリー樽】100% (オロロソとPX)

■香りはシトラスに緩やかなピーティ、ファッジやバニラ、ベリーやライチ
■口に含むと黒糖、ドライマンゴーの濃厚な甘さ、ゆっくりスパイシー&ペッパーへ
■余韻はナッツ、そしてサルファーを感じさせつつデーツのダークなビタースウィートが広がり、ゆっくりと消えて行きます

 [シェリー感] 濃厚に太く甘く
 [クラス] フルボディ
 [平均価格帯] 上側

口に含んでからの太い味わいが素晴らしいですね。ブレンドされたモルトを探しながら個性を楽しむダークなシェリー。そんな洒脱な楽しみを知る方にgoodフィットな一本です。

濃厚だけでなく力強さの方向性もあるのはモートラック、ややドライさを感じるのはマッカランでしょう。



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マーレイ マクダヴィッド
MURRAY McDAVID [ブレンド]
1996年創業のインディペンデントボトラーです。何と言っても個性的なカスクセレクトの印象が強いのではないでしょうか。
”濃厚・個性・クセ” といった個人的嗜好とフィットするボトラーズですね。

“Mission Gold”, “Benchmark”, “Mystery Malts”, “Select Grain”, “The Vatting”, “Crafted Blend” の個性的な6シリーズをリリースしています。


 50本選外 
ザ スペイサイダーズ 8年 ”ザ ヴァッティング”



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オールドパース
OLDPERTH [ブレンド]
同社は”ベル”、”デュワーズ”、”フェイマス・グラウス” と言ったブレンドウイスキーのメーカーが揃うハイランドのパースにあります。そして何よりシェリー樽100%熟成のブレンデッドモルトで知られますね。所有しているのはインディペンデントボトラーで知られる “モリソン&マッカイ” です。


 50本選外 
オールドパース ザ オリジナル



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マクネアーズ
MACNAIR'S [ブレンド]
グレンアラヒー蒸留所のビリー・ウォーカーが2018年からリリースするブレンド・スコッチのブランドですね。元々は1957年設立のハーベイ・マクネアー&カンパニーのブランドだったそうです。(ちなみにボトルの栓はグレンアラヒーと共通の様ですね)

ラムリーク・シリーズのゲール語 ”Lum Reek”(= Chimney Smoke) の意味は “健康と繁栄” で、乾杯のあいさつで ”Lang may yer lum reek!”( = Long may your chimney smoke!)というのがあるそうです。


-1. マクネアーズ ラムリーク ピーテッド 12年 [46% ABV]
ピーティなアイラモルトと、グレンアラヒーを含むスペイサイドモルトとのバッテドモルト・ウイスキー。トリプルカスク(下記)ですが、シェリー樽がどこのモルトなのかは不明です。
既にこれも旧ラベルになってしまいましたね。

マクネアーズ ラムリーク ピーテッド 12年

 【シェリー樽】PX (他に1stフィルのバーボン樽と赤ワイン樽)

■香りは心地良いピーティ、そこにシトラスとスペイサイドのフルーティでクリーミーに
■口に含むと柑橘の甘味とピールのビターが浮き、ピーティが現れてウッディなバニラが擦ります
■余韻はその柑橘ベースにライトピーティ、ウッディ&スパイシーでゆっくりと

 [シェリー感] バランス感
 [クラス] ミディアムボディ
 [平均価格帯] 中-上

アイラとスペイサイドそして樽の各個性が味わえるスモーキー/フルーティ/シェリーgoodバランスのブレンデッド・ウイスキーです。突出した個性は控え目ながら、これがB.ウォーカーのモルトブレンデッドでしょうね。

"NC/NF/46abv"スペックで、アンチ・ブレンデッドの方にも是非味わってほしい一本です。裏ラベルの英文(+ゲール語)がとても洒落ています。



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ザ・ワン
The ONE [ブレンド]
イングランドの湖水地方(Lake District)に2014年に誕生したレイクス蒸留所、そこのブレンドウイスキーのブランド "ザ・ワン" です。


 50本選外 
ザ・ワン シェリーカスクフィニッシュ



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ドーノッホ
DORNOCH [モルト & ボトラーズ]
2016年にハイランドのドーノッホキャッスルホテルの敷地内に作られた小蒸留所です。2023年現在はまだニューメイクのスピリッツ段階で、現状はボトラーズとしてのリリースがメインですね。

プロデュースするのは同ホテルの人気バーを運営するトンプソン兄弟で、オーガニックスタイルを目指す様です。(Nc'neanが人気ですね)


-1. ドーノッホ TB/BSW [46% ABV]

2023-6/1

TB/BSWは”トンプソン ブラザーズ/ブレンデッド スコッチ ウイスキー”の略で、ボトラーズとしてのブレンドウイスキーです。(同蒸留所のモルトは入っていません)
HPにはシェリー樽熟成とありますが詳細は不明。年数は6年以上(Aged Over 6 Years)でNC/NF/46をクリアーしています。モルトの内容記述はありませんが、ネットではハイランドとスペイサイドの情報が見られますね。グレーンは僅かな使用の様です。

ドーノッホ TB/BSW

 【シェリー樽】詳細不明 (上記)

■香りはシェリーのダークスウィートでサルファー、シナモン、赤いベリー、水蜜
■口に含むとベリー、プラム、アプリコット、ライプフルーティからスパイシー
■余韻はナッティでサルファー、煮詰めたカラメル、ダークチョコやコーヒー、その後オロロソのダークスウィーティがじっくりと広がります

 [シェリー感] 溢れます
 [クラス] ミディアムボディ(+)
 [平均価格帯] 中

スティンキーとも思えるサルファーのクセもあってガッツリとしたオロロソ・ダーク。予想を大きく上回る荒っぽい ”dark & intense でcomplex” な個性派です。

ラベル同様万人受けタイプではありませんが、この手の楽しさは個人的にはやめられませんw クセモノ好きの貴方、マイバーに色を添えたい貴方 には激推しです!
(ちょっとクレージーなエドラダワーと言った風?!)



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シェリー樽熟成ウイスキー オススメ4
"平均価格帯"内でのオススメです

バルヴェニー 12年 ダブル ウッド
相性抜群のスペイサイドw/シェリー、その心地良さ味わうならこれでしょう

タリスカー ディスティラリーエディション
スモーキー&シェリーベストマッチの味わい深さ、久々の復活です

エドラダワー 12年 カレドニア
"dark & intense" なNC/NF/46、濃厚なシェリー感を味わうならこれですね

アベラワー アブーナ
"sherry bomb" のマスターピース、カスクストレングスの100%シェリー樽熟成です


限定品・終売品も入れていません。通常購入出来ない可能性がありますね。
アイラも入れていません。別途記述の通りです。



2023-12/29
[in] タリスカーディスティラリーエディション
[out] ハイランドパーク12





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マーラー関連から随時画像挿入予定ですが時間を要するかと

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