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シェリーカスク熟成のウイスキー 好きな50本とオススメ4



シェリー樽熟成で生まれる芳醇さ
そんなウイスキーにフォーカスです
(50本はよりbetterなものと適時入替しています)



グレンアラヒー 11年 PX シェリー ウッド フィニッシュ
【2022-8/1 追記】
①-7 グレンアラヒー -3. 11年 PXシェリーウッド フィニッシュ





実はスコッチの基本です
スコッチには ”Double Cask” とか “American oak and European oak” などと熟成樽の記述ありますね。基本、American oakはバーボン樽、European oakはシェリー樽です。

バーボン樽とシェリー樽のWカスクはスコッチの基本ですね。

パターンは二つ。バーボン樽熟成とシェリー樽熟成を混ぜる"バッテド(Vatted/Blended)"。バーボン樽熟成の後, シェリー樽に入れ換え数ヶ月から2年程熟成させるのが"後熟成"(Finish)です。



シェリーカスク(シェリー酒)の超概要
白ワイン醸造中にブランデーを添加するスペインの酒精強化ワイン。そのタイミングや量でシェリー酒のバリエーションが出来ます。

ブドウは三種 (パルミノ種、モスカテル種、ペドロヒメネス[PX]種)
殆どはドライ系のパルミノで、その中でオロロソが最も濃厚。PXは極甘系、モスカテルは甘系の貴重種



時代のスペック
ナチュラルカラー[NC]/ノンチルフィルタード[NF]/46abv(以上)、これが今の時代の人気スペックです。色(味)を足さない、フィルタリングで味わい成分を排除しない、ハイプルーフで味わいの抽出を増す と言った感じでしょう。

以前はカラメルで着色、冷却濾過(チルフィルタリング)で低温濁り成分を除去、スコッチ最低基準のalc.40%、と言うのがメインでしたね。(ラフロイグの旧ラベルでは裏に"FARVEN JUSTERET MED KARAMEL"と堂々太文字で入っていましたw)



インプレについて
(1)基本ストレートです。カスク・ストレングスは微加水を考慮しています。

(2)シェリー樽熟成の表現に ”ドライフルーツ” がよく出て来るので色々楽しんでいます。右下はスパイスのクローブですね。
dryfruitsWHISKY.jpg
デーツ[イラン産セヤー種] やドライ・プルーン、そして特にドライシトラスにはシェリー樽熟成の独特の個性が多く含まれると思います。(スパニッシュ・オーク自体にもその傾向があるそうです)




平均価格帯
本ブログでのコストイメージです。これ以上は特別な嗜好性, これ以下で美味しければ文句無し。

 [上限] マッカラン12年シェリーオーク
 [下限] グレンフィディック12年

(マッカランはプレミア価格化がひどく、あくまで"希望小売価格"ベースです)






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好きな50本リスト (戻りはブラウザの戻りボタンでお願いします)

 ☆ 好きな50本から外れたDRAMも "50本選外" で残してあります

 ☆ オススメ4はページ最後にあります


モルト
[1.マッカラン ]
  -1 マッカラン シェリーオーク 12年.
[2.グレンフィディック ]
  -1 グレンフィデック 12年
[3.グレンドロナック ]
  -1 グレンドロナック 12年 オリジナル.
  -2 グレンドロナック 15年 リヴァイバル.
  -3 グレンドロナック 18年 アラダイス.
  -4 グレンドロナック 21年 パーラメント.
[4.グレンファークラス ]
  -1 グレンファークラス 10年
  -2 グレンファークラス 12年
  -3 グレンファークラス 105
[5.ベンリアック ]
  -1 ベンリアック 12年 シェリーウッド.
  -2 ベンリアック 12年 ザ トゥエルブ 3カスク マチュアード
[6.バルヴェニー ]
  -1 バルヴェニー 12年 ダブル ウッド.
  -2 バルヴェニー 17年 ダブル ウッド.
  -3 バルヴェニー 15年 シェリーカスク.
[7.グレンアラヒー ]
  -1 グレンアラヒー 12年.
  -2 グレンアラヒー 11年 モスカテルウッド フィニッシュ.
  -3 グレンアラヒー 11年 PXシェリーウッド フィニッシュ.
  -4 グレンアラヒー 15年.
  -5 シグナトリー グレンアラヒー 12年 シングルカスク.
[8.グレングラッサ ]
  -1 グレングラッサ リバイバル
  -2 グレングラッサ 30年.
[9.グレンリベット ]
  -1 グレンリベット ナデューラ オロロソ.
[10.アベラワー ]
  -1 アベラワー アブーナ.
[11.エドラダワー ]
  -1 エドラダワー 10年.
[12.モートラック ]
  -1 モートラック 12年.
  -2 モートラック 16年.
[15.グレンモーレンジィ ]
  -1 グレンモーレンジィ ラサンタ 12年 シェリーカスク
[16.クライゲラヒ ]
  -1 クライゲラヒ 13年.
  -2 ヘップバーンズチョイス クライゲラヒ 9年.
[17.ハイランドパーク ]
  -1 ハイランドパーク 12年.
  -2 ハイランドパーク ドラゴンレジェンド.
[18.タリスカー ]
  -1 タリスカー ディスティラリーエディション.
[20.グレンマレイ ]
  -1 グレンマレイ シェリーカスク フィニッシュ
  -2 グレンマレイ 15年
[24.カバラン ]
  -1 カバラン オロロソ シェリーオーク ストレングス
[25.ダフトミル ]
  -1 ダフトミル 2009 サマーバッチ リリース.
[27.グレンカダム ]
  -1 グレンカダム オリジン1825.
  -2 グレンカダム レゼルヴァ アンダルシア.
[28.ダルモア ]
  -1 ダルモア 12年.
[29.ロイヤルブラックラ ]
  -1 ロイヤルブラックラ 12年 (旧).
  -2 ロイヤルブラックラ 12年 (新).


アイラ | 国産
[1.ラフロイグ ]
  -1 ラフロイグ トリプルウッド.
  -2 ラフロイグ 10年 シェリーオーク フィニッシュ.
[2.ボウモア ]
  -1 ボウモア 15年 シェリーカスク フィニッシュ.
[5.キルホーマン ]
  -1 キルホーマン サナイグ.
[6.ベンチャーウイスキー ]
  -1 イチローズモルト ダブルディスティラリー.
[7.厚岸蒸留所 ]
  -1 厚岸 ニューボーン #4.


ブレンド
[1.ジョニーウォーカー ]
[3.ダグラスレイン ]
  -1 スカリーワグ 銀座エディション.
[4.マーレイ マクダヴィッド ]
  -1 ザ スペイサイダーズ 8年 ”ザ ヴァッティング”
[5.オールドパース ]
  -1 オールドパース ザ オリジナル
[6.マクネアーズ ]
  -1 マクネアーズ ラムリーク ピーテッド 12年.






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モルト
アイラ以外のスコッチを中心に

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マッカラン
MACALLAN [スペイサイド]
スコッチを代表する拘りのシェリー樽熟成。これぞ王道で、まずはここからに異存はないでしょう。

近年は新たに蒸留所を拡張したり、シェリー以外の樽を使ったものが多くなったりと方向性を変えて怪しげな気配も感じますが。

《後日記》マッカランを含む昨今のプレミアウイスキー高騰、つい最近まで鉄板の一本で¥10k台だった18yoは今や非現実的価格です。


-1. マッカラン シェリーオーク 12年 [40% ABV]
12年は他に3種類 (ダブルカスク, トリプルカスク, ファインオーク) が流通していますが、昔からの12年は本品 ”Sherry Oak Cask” です。

《後日記》本ブログでも”平均価格帯”の上限にして来ましたが、近頃の¥10kを越える様なプレミア価格では"50本"の選択肢から外れてしまいますね。

MACALLAN12sherryoakcask.jpg

 【シェリー樽】オロロソ主体の100%シェリーカスク

■香りは(まず当初は)ゴムですがゆっくりとシトラスに、そしてクリーミーでフルーティ、バタースコッチ
■味わいは甘系柑橘と蜜漬けピールからライトスパイシー、仄かにトフィの甘さ
■余韻はデーツのビタースウィートが広がり程良くスパイシーに、最後にシェリーらしいドライフルーツ感が残ります

 [シェリー感] 程よいオロロソのスウィート&ドライ
 [クラス] ミディアムボディ
 [平均価格帯] 上限の基準

少し落ち着かせ、高バランス ビタースィートなシェリーを味わう一本ですね。シェリーカスクを楽しむならこれを一度味わうのは必須で、香りからフィニッシュまで満喫出来ます。
シェリー熟成の標準原器であり "なるほどマッカランだね" と言う味わいでしょうか。

開封直後はハッキリとゴム(サルファー)が居て、後ろの旧ラベルよりもその方向性が(毎回)強まる感じです。


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グレンフィデック
GLENFIDDICH [スペイサイド]
ハイランドの中でも蒸留所が集中して名前が独立しているスペイサイド、その中でも密集するダフタウン地区にありますね。
12年はスーパーでもよくお目にかかります。


-1. グレンフィデック 12年 [40% ABV]
これまたスコッチを代表する一本でもちろんシェリーが楽しめます。本ブログでも”平均価格帯”の下限としています。

GLENFIDDICH_12.jpg

 【シェリー樽】オロロソ樽 (Wカスク)

■香りは樽のアロマにスペイサイドらしいフローラルさ、仄かにシェリー
■味わいは蜂蜜からシトラスなフルーティさ、そして杏やブラックチョコ
■余韻は柑橘ピールが長く

 [シェリー感] 仄かに明確に
 [クラス] ライトボディ
 [平均価格帯] 下限のアイコンです

程良い甘味のシェリーが生きるスペイサイド本流 "スペイサイドw/シェリー" の一本です。爽やかなライトボディですが決して薄く感じる事はありません。これで驚きのローコスト帯とは流石は世界トップレベルを誇るブランド、鉄板ハイコスパです。



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グレンドロナック
GLENDRONACH [ハイランド]
12年でもシェリー樽100%熟成をリリースする希少な蒸留所の一角ですね。同グループ(ブラウン・フォーマン社)のベンリアックはついに12年をトリプル・カスクにしてしまいましたし、グレングラッサの新ラインアップもバーボン樽をメインにしていますから、同様の変更が進められてしまうのか心配ですね。

■蒸留所の休業期間問題■
海外サイトでは "1996 - 2002年" の休業にあたる期間の製品は1995年もしくは以前の物を使う事になるので次の可能性が指摘されています。
 ❶ 長期熟成品の大幅なリリース不足
 ❷ 18年や21年は年数以上の熟成品に
ブラウン・フォーマン社のブランドアンバサダーも同様のコメントを残していますね。
(今回インプレしている18yoと21yoは対象でした。その後品薄でひどい値上がりですが…)



 50本選外 
グレンドロナック 10年 “Forgue”

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-1. グレンドロナック 12年 "Original" [43% ABV]
納得価格の100%シェリー樽熟成と言うと浮かぶ一本でしょう。

GLENDRONACH12original.jpg

 【シェリー樽】100%シェリー樽 (PXとオロロソ)

■香りはフルーティでシトラス、そして蜂蜜、ケミカル芳香族でちょっと陶酔的快感です
■口に含むと黒糖やドライプラムの様な濃厚な甘さが広がり、徐々にスパイシーに
■余韻はドライフルーツの甘さにビターが被って、じっくりと長く続きます

 [シェリー感] 甘系で濃く
 [クラス] ミディアムボディ(+)
 [平均価格帯] 中-下

ドライフルーツ&フルーティな甘さが特徴的な100%シェリー熟成を代表する一本でしょう。よく”入門”とありますが、それ以上に長く付き合いたくなるハイコストパフォーマンスですね。
ほど良い濃厚さで、我が家でも常備の一本です👍




-2. グレンドロナック 15年 “Revival” [46% ABV]
”Revival”と銘打ち復活ですが標準品の頃はもっと安く、これがメインだったと思いますね。旧ラベルで随分前ですが…
そしてコアレンジではこの15yo以上が人気スペック"NC/NF/46abv"になりますね。

GLENDRONACH15revival.jpg

 【シェリー樽】100%シェリー樽 (PXとオロロソ)

■香りは上品爽やか、フローラル・フルーティ・シトラス・蜂蜜で、ちょっとクリームケーキの様な
■口に含むと蜂蜜漬けのイチジクやプラム、そこから柑橘ピール
■余韻はバニラファッジ、ドライマンゴーの濃厚なビタースウィート、長く続く仄かなスパイシーはクローブ

 [シェリー感] バランス良くしっかり
 [クラス] フルボディ
 [平均価格帯] 上限超え

甘系軸足で高バランスのシェリー樽熟成らしさ満点です。12年を磨き上げた様なドロナックらしさをしっかり楽しめる逸品です。個人的にはこれぞドロナック!

ドロナックのコアレンジは熟成年数ごとにそれぞれ素晴らしく、どれを飲んでも満足感がありますね。




-3. グレンドロナック 18年 "Allardice" [46% ABV]
12年 15年 21年はオロロソ/PX樽の熟成ですが、この18年はPXを使っていません。そこで少しラインの違う味わいが出来ています。
そして唯一 創業者ジェームズ・アラダイス(James Allardice)の名前をとった一本ですね。

この18年と21年は数年ぶりの入手でのインプレです。(両者¥10k前半と中盤でしたが、蒸留所休業期間品で購入時は共に約¥20k。その後は超品薄で手が出ない価格に…)

グレンドロナック 18年 アラダイス

 【シェリー樽】オロロソ樽100%

■香りはオロロソらしい濃いめのドライシトラスにドライプルーン、シナモン、焦げたカラメル
■口に含むと黒糖やドライフルーツの濃厚な甘さからビターが広がります
■余韻はドライプラムのビター・スウィートやダークチョコ、ナッツ、そしてクローブなスパイシーが長く

 [シェリー感] オロロソらしいダークさ
 [クラス] フルボディ
 [平均価格帯] 上限超え

12/15/21年にいるPXの濃い甘さを引き算。オロロソ独特のドライフルーツの濃厚なダークスウィートが18年熟成で醸された "Sherry Bomb" の代表ですね。

じっくりとオロロソのダークなシェリー感を満喫できる高完成度の一本です!
開封時はシェリー樽熟成原酒の様な強い風合いも楽しめます。




-4. グレンドロナック 21年 "Parliament" [48% ABV]
コアレンジでは最も長期熟成、海外サイトでは休業期間から見て流通の減る2019ボトリング(現所有)は23年だろうと言う意見が多い様ですね。(上記18年も対象で24年になるとか)

グレンドロナック 21年 パーラメント

 【シェリー樽】100%シェリー樽 (PXとオロロソ)

■香りは甘く濃くスムーズでクリーミー、強めのシトラス、青リンゴ、バタースコッチ
■口に含むと熟した蜂蜜漬け柑橘の甘さ、ドライプルーンのビタースウィート、ゆっくりとスパイシー
■余韻はダークなシトラス、ブラックチョコケーキ、サヴァランから心地よいスパイシーが広がり、フルーティ&トフィが浮かびます

 [シェリー感] ゴージャス
 [クラス] フルボディ
 [平均価格帯] 上限超え*

重厚で豪奢な100%シェリー樽長期熟成ウイスキーです。シェリーらしさは所謂(いわゆる)ドライフルーツの果肉らしさが一歩引いて、香りからフィニッシュまで奥深く複雑なスウィートさが支配します。そしてその一つ一つがゴージャスです。

長熟21年としては納得の価格*も嬉しい一本で、シェリーファンならずとも一度味わう価値ありですね。

 * ¥10k台でしたが品不足で数倍に。納得範疇を大幅に超えてしまいました



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グレンファークラス
GLENFARCLAS [スペイサイド]
シェリー熟成と言えば必ず名前があがるシェリー樽にこだわる事で知られる蒸留所ですね。オロロソがメインですが、かつてはフィノも使っていたそうです。

価格設定が全体安めなのは嬉しいのですが、'15年' で感じた薄味イメージが強く印象付けられていて、それ以上の長熟年数に手が出せません。回数を重ねたリフィルカスクを使っているという話もありますが…


-1. グレンファークラス 10年 [40% ABV]

GLENFARCLAS_10.jpg

 【シェリー樽】オロロソ100%

■香りは強いドライシトラス、砂糖漬けのオレンジピール
■口に含むと柑橘の甘味から、ドライプラムやレーズンの果肉ビターが広がり
■余韻はそこから柑橘ピールに変わり、スパイシーに続きます

 [シェリー感] 若さ
 [クラス] ライトボディ
 [平均価格帯] 下限以下で探しましょう

若くてやんちゃなシェリー熟成です。スペイサイド感は弱いですが、10年としては複雑な味わいが楽しめます。

よく”優しい”とか"初心者"と言う表現が出て来ますが、そうは思えませんねェ。それならフィディック12でしょう。




-2. グレンファークラス 12年 [43% ABV]

GLENFARCLAS_12.jpg

 【シェリー樽】オロロソ100%

■香りはシェリーのシトラス、奥にスペイサイドのフルーティが仄かに
■味わいは柑橘でその甘さが追い着いて、ドライフルーツの濃厚さが現れます
■余韻はドライフルーツの甘さからスパイシーに、最後はフルーティな穏やかさが帰って来ます

 [シェリー感] 十分に
 [クラス] ミディアムボディ
 [平均価格帯] 下側

シェリーの甘さ・ドライさがバランス良く楽しめます。シェリーカスクらしい風合いでコスパ良好、気兼ねなく楽しめる一本でしょう。
突出した個性や濃厚さはないので、この辺りからシェリーを楽しむにもgoodです。




-3. グレンファークラス 105 [60% ABV]
カスク・ストレングスのNAです。イングリッシュ・ハイプルーフ105(alc. 60度)から名前を取っているのは知られるところですね。

GLENFARCLAS_105.jpg

 【シェリー樽】100%シェリー樽 (詳細不明)

■香りはフルーティな中に焦げたウッドからシトラス、そして有機芳香族に
■口に含むと薄いサルファーの上に甘さがトフィーから黒糖に広がり、最後にフッとドライプルーンやデーツに変化
■余韻はそこからオレンジピールのビター、時によりサルファーが微かに現れます

 [シェリー感] 甘系少しドライで濃く
 [クラス] フルボディ
 [平均価格帯] 中-下

グレンファークラスとしては濃厚なシェリーが楽しめます。そのハイプルーフなワイルドさを楽しむ為にまずストレート、そして50abvくらいを狙って微加水でじっくりと。これは納得価格で充実感ある一本ですね。オススメに入れるべき?!

オフィシャルのハイプルーフ100%シェリー熟成のこの先を覗きたい方は、アベラワーのアブーナへ向かいましょう。



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ベンリアック
BENRIACH [スペイサイド]
現在グレンアラヒーを所有するビリー・ウォーカーが復活させて所有していたベンリアック・グループ(グレンドロナックとグレングラッサの三蒸留所)の一角ですね。

今は全て米ブラウン・フォーマン社に売却されて、希少化するシェリー樽から同社手の内のバーボン樽へ展開しています。メインの12年でもカスクを大幅に変更したりと気になるところです。


 50本選外 
ベンリアック ハート・オブ・スペイサイド
ベンリアック 10年 スリーカスクマチュアード
ベンリアック 21年 テンポリス


-1. ベンリアック 12年 シェリーウッド [46% ABV]
復活版ですが、これも旧ボトル終売となってしまいました。(B.ウォーカー時代の旧々ボトルは"オススメ"の一本でした)

BENRIACH12sherrywood.jpg

 【シェリー樽】シェリー樽熟成後、オロロソとPXでフィニッシュ
        (海外サイトではシェリー樽の後で再びシェリー樽で後熟成の疑問が…)

■香りはフローラルでオイリー、そこにシトラスの爽やかさで、芳香の華やかさ
■味わい蜂蜜漬けドライフルーツの甘さからドライプラムのビターさに広がります
■余韻は長くビターからフルーティへ。ドライフルーツの甘さが浮き、サルファーが仄かに着いてきますね

 [シェリー感] 甘さとビターさの高バランスで明確
 [クラス] ミディアムボディ(+)
 [平均価格帯] 上

シェリーらしい甘さ、仄かなサルファーも味わえ、ドライでビターの濃厚シェリーが主役のスペイサイドです。
高くなってしまった事は残念ですが、やっぱり好きなタイプですね。(レイチェル女史のサインがありますが、これはB.ウォーカー踏襲でしょう)




-2. ベンリアック 12年 ”ザ・トゥエルブ” 3カスク・マチュアード [46% ABV]
現行の12年で ”シェリー・ウッド”の名前が無くなり、ボトル形状も変わりました。何よりシェリー樽100%熟成で無くなってしまいましたね。

BENRIACH12new.jpg

 【シェリー樽】品種不明のシェリー樽 (バーボン樽とポート樽の3cask)

■香りは水飴の甘さ、シトラス、フルーティのスペイサイドらしさ
■味わいはフルーティな甘さからドライプルーンの果実感が広がり
■余韻はサルファーが僅かに顔を出してビターがゆっくりと長く、最後はフルーティさが仄かに回帰します

 [シェリー感] しっかり十分に
 [クラス] ミディアムボディ
 [平均価格帯] 中

スペイサイドらしいフルーティさベースに、甘さとビターのシェリー感でサルファーな個性も味わえます。スペイサイドw/シェリーらしさがしっかり楽しめる一本で、じっくり味わいたい感じですね。

新旧の12年を直接飲み比べてみると…

BENRIACH12newold.jpg

香りは旧のシェリー感に対して現行はスペイサイド寄り。味わい余韻も旧の方がドライフルーツ的ビターが強く、現行はスペイサイド的な軽やかな甘味です。

熟成樽の構成変更がそのまま現れて軸足がシェリーからスペイサイドになったのがわかりますね。とは言え新12年もシェリーらしさは堪能できてスペイサイドとのバランスはフィットしています。

それがマスターブレンダーのレイチェル・バリー女史の技量なのかブラウン・フォーマン社の戦略なのかわかりませんが、ボトル形状を大きく変更したりとかビリー・ウォーカー色を無くす方向を感じますね。



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バルヴェニー
BALVENIE [スペイサイド]
蒸留所が多く並ぶダフタウン地区のグレンフィディック蒸溜所と同敷地にあるバルヴェニー蒸留所ですね。
かつては手に入りづらい印象がありましたが、今はいつでも手に入るので嬉しいですね。

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-1. バルヴェニー 12年 ダブル・ウッド [40% ABV]
後熟成としてシェリー樽を使ったWウッドですね。スペイサイドのシェリーと言うとこれを浮かべる方も多い人気の一本でしょう。

BALVENIE12dw.jpg

 【シェリー樽】後熟成 (second cask)

■香りはスペイサイドらしいフルーツ感とシェリーらしいシトラスの清涼感、奥にバニラやミントが控えます
■味わいはフルーティな蜂蜜で独特なオイリーな甘味が登場
■余韻はそのオイリーさから、チョコやトフィ、柑橘ピールのビター、最後にマイルドスパイシーが包み込みます

 [シェリー感] 甘さとビターでしっかり
 [クラス] ミディアムボディ
 [平均価格帯] 中

スペイサイドらしいフルーティさとシェリーらしいビタースウィート、そのgoodバランス。後追いしてくる独特の味わいが特徴的で、洗練・上品なスペイサイドw/シェリーの逸品でしょう。
後追いの個性的なオイリーな甘味はブラインドで飲み比べても当てる事ができそうです。




-2. バルヴェニー 17年 ダブル・ウッド [43% ABV]
実は古いバリエーションではなく2012年のリリースですね。(12年は1993年リリース)
12年と同じシェリー樽後熟成のWウッドでコアレンジ商品ですが驚くほど高くなりました。

バルヴェニー 17年 ダブル・ウッド

 【シェリー樽】後熟成 (second cask)

■香りは蜂蜜とフルーツの甘さが広がり、奥にバタースコッチとマイルドシトラス
■口に含むと蜂蜜とフルーティな濃厚な甘さが心地よく、緩やかにスパイシーさが広がります
■余韻は独特のオイリーが広がって、ナッツやトフィからゆっくりとダークスウィートが口腔全体に残ります

 [シェリー感] ジェントルでしっかり
 [クラス] ミディアムボディ
 [平均価格帯] 上限超え

上品で洗練されたバルヴェニーらしさ、コクの甘味にダークさも加わって12年の上位長期熟成感が明瞭です。

バーボン樽から来るスペイサイドらしさとシェリー樽のダークスウィートが17年熟成で芳醇さを増した高品位なスペイサイドw/シェリーですね。




-3. バルヴェニー 15年 シェリーカスク [47.8% ABV]
ただの15年ものではありませんね。Cask No.が入った貴重なオフィシャルのシングル・カスクです。ハイプルーフではなく47.8°に加水されているのは賛否の分かれる処かもしれませんが、ストレートで楽しむにはフィットする度数でしょう。

BALVENIE15sherrycask.jpg

 【シェリー樽】オロロソ・シングルバレル (Cask no.11167)
        箱にオロロソとありますが、1stフィルorリフィルかは不明です

■香りはオロロソらしいシトラス、スウィートなフローラル、奥に濃厚デーツそしてスペイサイドのフルーティ
■味わいはレーズンやドライブラムの様なシェリーの濃厚な甘さ、ドライフルーツらしさ
■余韻も濃厚なドライフルーティな甘さにナッツやダークチョコ、柑橘ピールのビターが付き添います

 [シェリー感] 濃厚で豪華なシェリーらしさ
 [クラス] フルボディ
 [平均価格帯] 上限超え

オロロソらしい濃厚ビター&ダークなスウィートのシェリー感です。開封直後はドライ&シャープな印象で今ひとつですが、安定後はシェリーの”コクの塊”です。

後熟のダブルウッド(12・17年)が洗練のスペイサイドw/シェリーなら、こちらはまさに濃厚な"Sherry Bomb"。
価格はそれなりに覚悟が要りますがシェリー熟成好きの方には必飲の一本になるでしょう。



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グレンアラヒー
GLENALLACHIE [スペイサイド]
ベンリアックを復活させたビリー・ウォーカー氏がブレンド用モルト供給だった蒸留所を買取り、独立したグレンアラヒーですね。2018年にシングル・モルトをファースト・リリースし一気に人気ブランドになりました。

スペックも今の時代らしく "ナチュラルカラー/ノンチルフィルタード/46ABV" をクリアーしています。

"That's Glen - Alla- Key." とあって "グレンアラキー"と読めと書いてありますが、なぜか国内はグレンアラヒーです。("CRAIGELLACHIE" クライゲラもいつの間にかクライゲラになっちゃいましたね)

同蒸留所はブレンドのマクネアーズもリリースしています。

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-1. グレンアラヒー 12年 [46% ABV]
そのグレンアラヒーを代表するのが、この12年ですね。

GLENALLACHIE12.jpg

 【シェリー樽】オロロソとPX (それにヴァージン・オーク)

■香りはスペイサイドのフルーティさが広がり、シトラス、バタークリームやトフィ、黒糖の様な濃さ
■味いは熟した柑橘の甘さとピールドライからドライプラムの濃厚さに
■余韻は仄かにシトラス、バタースコッチの薄い甘味を下敷きにそれがナッツ、スパイシーに変わり最後にドライフルーツが回帰します

 [シェリー感] 全体濃厚
 [クラス] フルボディ(−)
 [平均価格帯] 中

スペイサイドらしさを香りに残しながらシェリーが濃厚。15年と同じガッツリ・シェリー系ラインで、若さを残しつつも12年でこの濃厚シェリーのまとまりは見事で、他では味わえないかもしれませんね。
開封直後の余韻のサルファーは強烈でその時だけ一瞬のお楽しみです。

12年は1stリリースと2ndリリース以降が明らかに変わった事が知られています。その “1stリリース”(左:2018) と “現行品”(右:2021) を直接飲み比べすると…

グレンアラヒー12年、1stリリースと現行品の違い

まず色が大きく違い15年と変わらない濃さになりました。そして1stの若いシャープさから濃厚シェリーにシフト。甘味も増してメインラインの12年になった感じです。
一言で言うなら ”違うウイスキー” ですね。(1stのクールなgoodさも好みです!)

ちなみケース裏面にある色表記は”Polished Bronze”のままですが、公式サイトでは”Burnished Mahogany”に変更されています。




-2. グレンアラヒー 11年 モスカテルウッド フィニッシュ [48% ABV]
スコッチ本流のいわゆるWウッドのシェリー樽に貴重種モスカテルを使った【限定品】です。

GLENALLACHIE11moscatel.jpg

 【シェリー樽】モスカテル後熟 (バーボン樽9年の後)

■香りは穏やかな甘さで爽やかなスペイサイド、奥にシェリーらしいドライフルーツ系
■味わいは甘い蜂蜜からドライフルーツのビターへ
■余韻はそのビターを下敷きにドライマンゴーの様な甘さが現れ、最後までフルーティな甘さが付き添います

 [シェリー感] 甘さでしっかり
 [クラス] ミディアムボディ(+)
 [平均価格帯] 中-上

Wウッドらしさ全開の魅力的なスペイサイドw/シェリー(モスカテル)です。フルーティな甘さの余韻が最後まで続き、濃厚さもグレンアラヒーらしさ。好きな一本ですね。
若さは感じる11年ですがコアレンジの12年を上回る味わいです。入手可能な内に是非!




-3. グレンアラヒー 11年 PXシェリーウッド フィニッシュ [48% ABV]
上記モスカテル・ウッドと同じ11年のシェリー後熟Wウッド、これはペドロ・ヒメネスのパンチョン樽を使っています。48abvでNC/NFのスペックも同じですね。
違いは年一回の限定リリースと言う事になります。(今回は2021年9月ボトリングです)

グレンアラヒー 11年 PX シェリー ウッド フィニッシュ

 【シェリー樽】PX後熟 (バーボン樽9年の後)

■香りは蜜漬けシトラス、ファッジ、アロマ、でクリーミー、背後にスペイサイドなフルーティ
■口に含むと柑橘フルーティなスウィートが広がり、ゆっくりとスパイシーに
■余韻はナッティ、トフィー、デーツやドライマンゴーなビタースウィートが長く

 [シェリー感] ビタースウィート
 [クラス] フルボディ(−)
 [平均価格帯] 上限

軸足はスペイサイドよりもシェリー寄りで方向性は15yo、それが上記二点との違いでしょう。そしてシェリー感はオロロソのダークさでもモスカテル・フィニッシュの様なスウィートさでもありません。
これはPXシェリーらしいビタースウィートさが味わえる楽しい一本ですね。(12yoの味わいで意外にPXが効いているのもわかりますね)




-4. グレンアラヒー 15年 [46% ABV]

グレンアラヒー15年

 【シェリー樽】100%シェリーカスク(オロロソ&PX)

■香りは蜂蜜、フルーティ、エステル、ライトなシトラス、で意外やスペイサイドw/シェリー的に
■口に含むとフルーティネスな濃い甘さから、ドライマンゴーのビタースウィートに
■余韻はそのままダークフルーティでナッティ、ブラックチョコに広がって、ビタースウィートが程良く長引きます

 [シェリー感] 心地良くビタースウィート
 [クラス] フルボディ(−)
 [平均価格帯] 上限

仄かなスペイサイドのフルーティさにシェリーらしいドライフルーツのビタースウィートです。シェリー100%の強い個性は控え目で、12yoより熟したシェリー感を楽しめる嬉しさですね。

現行品(21年ボトリング)はリリース当初の15yoよりも角が取れて’まとまった’印象です。当初は尖ったサルファーやシェリーの強個性な味わいでスペイサイドらしさは薄い印象でした。その個性も良かったのですが…

➡️ リリース時ver.のインプレ




-5. シグナトリー グレンアラヒー 12年 シングルカスク [64.3% ABV]
インディペンデント・ボトラー “SIGNATORY” がリリースする独立前蒸留(2007)の1stフィルシェリーバットのシングルカスク12年です。度数も強烈なハイプルーフですね。

GLENALLACHIEsignatory12.jpg

 【シェリー樽】100% (シェリー酒別不明, オロロソ?)

■香りはフローラル、干し葡萄、濃いシトラス、仄かにサルファーで濃厚
■口に含むとブラックチョコとドライマンゴーの濃い甘さ、そこから硫黄泉が登場
■余韻はそれらが口腔にブワッと拡がり、最後は舌が焼けますw

 [シェリー感] サルファーと共に猛烈!!
 [クラス] ヘビーボディ (フルボディを超えます)
 [平均価格帯] 上限超え

ズッシリ甘く硫化味(サルファー)で超濃厚、猛烈な個性でまさにシェリー熟成のモルト原酒そのものです。普通はこれをダイレクトでは飲まないでしょう。それを直接楽しみたいマニア専用です。これ以上強烈なウイスキーを飲んだ事はありませんね。

基本は微加水(50abv狙いから40狙いへ)でも強烈な個性は保たれて舌先がアルコールアタックを感じます。



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グレングラッサ
GLENGLASSAUGH [ハイランド]
近年多くなった復活蒸留所の一つで、スペイサイドのすぐ東側のマレイ湾エリア。創業は早く1875年ですが途中20年以上の休業期間の後2008年復活の再蒸留を開始しています。

2013-2016年はシェリーに拘ったビリー・ウォーカー氏の下にありましたが、現在はベンリアック、ドロナックの3社ともに米ブラウン・フォーマン社に売却。
同社はバーボンを得意としているので、バーボン樽を生かす方向になる可能性が今のラインアップを見ても予想されますね。それを代表するのが”エヴォリューション”(1stフィル・バーボン樽100%、50ABV)でしょう。

今のマスターブレンダーのレイチェル・バリー女史と同社が、B.ウォーカー色をどの様に塗り替えるのかここでも気になるところです。


-1. グレングラッサ “リバイバル” [46% ABV]
バーボン樽と赤ワイン樽での熟成後、最後にシェリー樽で後熟させています。NAですがナチュラルカラーで46abvというのは嬉しいですね。(残念ながらノンチルフィルタードではありません)
これから年数を考慮したボトリングが施される様です。

グレングラッサ “リバイバル”

 【シェリー樽】オロロソ (上記トリプル・カスク)

■香りはドライフルーツやシトラスの甘味が柔らかに、樽のバニラや青リンゴのグレングラッサらしさが着いて来ます
■口に含むとドライマンゴーやバタースコッチの甘さ
■余韻はドライフルーツのビタースウィートから、最後にシェリーらしい芳醇な甘さが口に広がります

 [シェリー感] ほどほど上品に
 [クラス] ライトボディ(+)
 [平均価格帯] 下側

シェリーらしさがジェントルに全体を包み込み、ベースはバーボン樽特有のバニラの甘味でしょう。
実はそれがグレングラッサで、後ろのエヴォリューションがしっかり存在しているのがわかります。バーボン樽の比率か高い?!

シェリーと樽バニラの甘さがシンプルgoodバランスで、コスパも優秀です。とても優しい味わいで飲みやすいですね。トライして後悔しないでしょう。




-2. グレングラッサ 30年 [42% ABV]
貴重な長期閉鎖前カスクのオフィシャル30yoで、ビリー・ウォーカーのサインとシリアルNo.(裏面)が入っています。2019年がラスト・リリースだった様ですが、このシグネイチャー入りのボトルが今後再発売されるとは思えません。

グレングラッサ 30年

 【シェリー樽】100% (オロロソですが詳細不明)

■香りは爽やかなシトラスが強く、洋梨コンポート、ドライマンゴー、濃いカラメル
■口に含むとドライオレンジピールのビタースウィートから樽由来のマイルド・クリーミーなほんのりとした甘さに、そしてドライプルーンが現れます
■余韻はダークチョコ、ココアでナッティ、焦げたティンバー、デーツの濃厚な味わいが複雑に絡みます

 [シェリー感] シックに奥深く
 [クラス] ミディアムボディ
 [平均価格帯] 上限超え

オロロソ樽特有の強いドライフルーツのビター&スウィートと言った華美濃厚さが消え去って、コアな真髄が残った”渋枯れ”の一本です。(樽の管理の問題があったとしても)

B.ウォーカーのオロロソ100%熟成のスタンスとしては、シェリーボムのドロナック18年の先に辿り着く30年のチョイスは'侘び寂びの枯れ'。そんな位置付けでしょうか。
微加水でじわじわと長熟の深い味わいが心地良く広がりますね。このボトルにせっかちはいけません。



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グレンリベット
GLENLIVET [スペイサイド]
今やグレンフィディックを抜いて世界一売れているシングルモルトですね。スコッチが定義されて第一号であったりと、泣く子も黙る?大銘柄です。


-1. グレンリベット ナデューラ オロロソ [60.1% ABV]
ナデューラ・シリーズに加わったシェリー樽熟成ver.ですね。少量バッチのカスクストレングスでリリースされて、そのハイプルーフが魅力です。(殆どのバッチで60abv以上でした)
実はこの一本後で終売になってしまいました。また免税店向けの1Lもありましたが、それは48abvですから少々残念ver.です。

GLENLIVET-nadurraOLOROSO.jpg

 【シェリー樽】100%オロロソ (1stフィル) batch: OL1120

■香りはしっかりとスペイサイドらしいフルーティさ、チョコ、バニラ、ファッジ、ケミカル(酢酸エチル)、で 甘さが強く
■口に含むと濃い蜂蜜とドライフルーツ、じわじわと濃厚な黒糖やブラックチョコの甘味が広がり
■余韻はドライプルーンからデーツやダークチョコのダークスウィートさ、そのオロロソらしさがダークに長く続きます

 [シェリー感] しっかり
 [クラス] フルボディ
 [平均価格帯] 上側

香りにはスペイサイドらしさ、フィニッシュは強いオロロソ、それが高バランスで味わえます。開封直後の香りは軽いですが独特の甘さを放つ酢酸エチル(セメダイン)も楽しめますね。

強いスパイシーやオロロソによくあるシトラスのクセは控えて、心地良いカスクストレングスのスペイサイドw/シェリーになっています。価格帯も近い"アブーナ"が競争相手でしょう、強敵ですがw



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アベラワー
ABERLOUR [スペイサイド]
スペイサイドのセンターにあって、シェリーですと平均価格帯上位のアブーナが有名ですね。個人的には18yoを一度飲んでみたいと思っています。


 50本選外 
アベラワー 12年ダブル・カスク


-1. アベラワー アブーナ [61.2% ABV]
シェリーカスク熟成を代表する銘柄の一つですね。NAのバッチ・リリース、ハイプルーフで都度アルコール度数は異なります。年に4回リリースしているそうで、オロロソ・シェリーバットですがシングルカスクではありません。
新ラベルは初めての購入(Batch No. 69, 2021-1 bottling)ですが、ケースも変わりましたね。味のあるワックスシール(封蝋)はそのままです。

アベラワー アブーナ

 【シェリー樽】オロロソ 100%

■香りはダークシトラス、ドライプルーン、洋梨コンポートで深みあるスペイサイドを感じるフルーティな甘さ
■口に含むと黒糖、蜂蜜漬けの柑橘ピールの濃厚な甘さ、スパイシーさが広がると焦げたティンバー
■余韻はシトラスから濃いドライマンゴー、ブラックチョコ、そしてデーツにディープなフルーティネスへ

 [シェリー感] ダーク&ディープ
 [クラス] フルボディ
 [平均価格帯] 上限

ダークな甘さが支配する強烈なスペイサイドw/シェリーで、ほど良くスパイシーやペッパーが味わいを添えますね。スペイサイドのフルティさとシェリー特有のドライフルーツのディープな味わいが楽しめます。

微加水(50abv→40abvと適当に狙って)しながら楽しむわけですが、"シェリーなスペイサイドならハイプルーフのこれ!"と言うファンも多い 一度は飲みたいDRAMです。もう少しコスパを考慮するならファークラス105で。



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エドラダワー
EDRADOUR [ハイランド]
ハイランドの小規模蒸留所で、ピーティな”バレッヒェン”(BALLECHIN)もリリースしています。2002年に所有者がペルノ・リカールからボトラーズで知られるシグナトリーになっています。


-1. エドラダワー 10年 [40% ABV]
ハイランドを代表する人気者ですね。
旧来的な "アドカラード, チルフィルタード, 40abv" 仕様ですが、シェリー樽へのこだわりはケース裏にも書かれていて十分にその効果が楽しめます。

エドラダワー 10年

 【シェリー樽】オロロソ (Wカスク)

■香りはシトラスでナッティ、濃いグレープ、トフィー、フルーティ&フローラルのシェリーらしさ
■口に含むとドライフルーツのややドライなスウィート、控え目にバニラ、徐々にスパイシーが浮いて
■余韻はナッツとバニラ、そこにデーツ、ブラックチョコ、最後に残るのはダークなシェリー感です

 [シェリー感] ダーク
 [クラス] フルボディ(−)
 [平均価格帯] 中

全体的にシェリーが強く、バーボン樽のバニラ・カラメル感が控え目。味わいはフルーティですが軽やかさや華やかさではなく濃厚です。ノーズとフィニッシュにいるナッティさが特徴的ですね。
ディープでダークなシェリーが味わえ、シェリー熟成好きなら一度は味わっておきたいStd.ですね。



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モートラック
MORTLACH [スペイサイド]
スコッチ蒸留所が多く存在するスペイサイドのダフタウン、そこにあって “2.81回蒸留” とか ”ダフタウンの野獣” とか、何かと形容詞が付く個性的キャラクタで知られる蒸留所ですね。

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-1. モートラック 12年 [43.4% ABV]
Rare Oldの後継品ですね。実質値下げで嬉しいのですがそれでも安いウイスキーではありません。

MORTLACH12.jpg

 【シェリー樽】種別不明のシェリー樽のWウッド
        (PXとオロロソを熟成に使っているとはありますが)

■香りは濃いめで、スペイサイドらしいフルーティさ、シェリーらしいシトラスで、チャーリングを感じる樽
■味わいは蜂蜜でフローラルが広がり、デイツ(始めはサルファー)が追いかけて、少しオイリーに
■余韻は太く そこからソルティ&フルーティ、フィニッシュにドライフルーツが浮いてきます

 [シェリー感] しっかりと強く
 [クラス] ミディアムボディ(+)
 [平均価格帯] 中-上

香りはスペイサイドw/シェリーでマイルドに、口に含んでから特に余韻はガッツリ太いシェリー感が支配します。一瞬の個性を放つのは味わい後半のサルファー。それが時と共にシェリーらしいドライフルーツらしさと変わって行きます。

濃厚とは違うこの力強さが ”The Beast of Dufftown, ダフタウンの野獣” でしょう。じっくりと味わいたい好きな一本ですね。




-2. モートラック 16年 [43.4% ABV]

モートラック 16年

 【シェリー樽】100% (1stフィルとリフィル)“first and second fill”の記述も

■香りはシェリーのフローラル、スペイサイドのフルーティさ、心地良い甘さが広がり
■味は蜂蜜と柑橘の甘味
■余韻はブラックチョコとトフィが開いてから柑橘系のピールビターと甘さのバランスです

 [シェリー感] 甘味主体で十分に
 [クラス] ミディアムボディ(+)
 [平均価格帯] 上限超え

シェリー熟成らしい蕩ける様な甘さが印象的です。そして背景にビターと仄かなスペイサイドのフルーティさ。モートラックらしく個々の味わいが太くしっかり、12年の野性味ではなく100%シェリーカスク16年熟成のコクが楽しめる一本です。

骨格の太い味わいですが、“ダフタウンの野獣”にワイルドさを求めるなら12年の方がフィットするでしょう。


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シングルトン・ダフタウン
SINGLETON DUFFTOWN [スペイサイド]
シングルトンは三つの蒸留所(ダフタウン蒸溜所 / グレンオード蒸溜所 / グレンダラン蒸溜所)で作られるモルトをそれぞれで出していますね。ダフタウンはブレンドの"ベル"の原酒として使われているそうです。


 50本選外 
シングルトン ダフタウン スペイカスケイド
シングルトン ダフタウン 12年



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ベンロマック
BENROMACH [スペイサイド]
モルト供給蒸留所だったベンロマックをゴードン&マクファイル社が買収して、2009年にシングルモルト(10年)をリリースしています。近年多いパターンですね。


 50本選外 
ベンロマック 10年



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グレンモーレンジィ
GLENMORANGIE [ハイランド]
個人的にはロイヤルロッホナガーと並んで甘いハイランド系の印象です。以前はアスターが代表銘柄だったはずですが、いつの間にか終売になっていたんですね。


-1. グレンモーレンジィ ラサンタ 12年 シェリーカスク [43% ABV]
新ラベルになって鮮やかな赤が目立ちますね。

GLENMORANGIE_lasanta12.jpg

 【シェリー樽】オロロソとペドロヒメネスの後熟成

■香りはゴム(サルファー)、シトラス、水飴、が交互に現れて全体濃いめ甘め
■味わいは塩飴からドライ・プルーンの甘さ濃厚さ
■余韻はサルファーから柑橘ピールが柔らかく、そこはかとなくトフィーの甘さ。最後に芳醇なドライフルーツが帰って来ます

 [シェリー感] 明瞭濃厚
 [クラス] ミディアムボディ(+)
 [平均価格帯] 中

サルファーなシェリーの濃厚さと個性を見せてくれます。スペイサイドのフルーティさがいないので剥き出しのシェリー感が楽しめます。余韻の変化が魅力的ですね。
個人的なグレンモーレンジィの印象とは一味違う侮れない一本かも。



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クライゲラキ
CRAIGELLACHIE [スペイサイド]
個性派で鳴らす蒸留所ですね。蒸留方法もワーム・チューブで他蒸留所とは異なります。
名前のクライゲラがいつの間にかクライゲラになってしまいましたが…
(アイラの”KILCHOMAN”も当初キルコーマンでしたが今やキルホーマンですね)


-1. クライゲラヒ 13年 [46% ABV]
熟成樽に関してはボトルや箱に表記が無く、海外サイトではWウッドの表記が出てきます。

CRAIGELLACHIE13.jpg

 【シェリー樽】バーボン樽とシェリー樽のWウッド(?)

■香りは水飴の甘さ、スペイサイドらしいフルーティさとシェリーのドライシトラス
■味わいはトフィの甘さから、ゆっくりと柑橘が登場
■飲み切ると口の中に柑橘のドライな甘味が拡散、そこから緩やかなスパイシーに変わり長く続きます

 [シェリー感] 程良く
 [クラス] ミディアムボディ
 [平均価格帯] 中

大きく化けるスペイサイドw/シェリーです。当初は猛烈なサルファーがシェリーを抱えてガツッ! と広がり凶暴なまでの味わいで強烈なクセを放ちます。フルボディを超えるハードボディです。(全く一般受けしないでしょう)

それが徐々にサルファーさが薄まって行き消滅、心地良いシェリーらしさが楽しめるミディアムボディへと変化します。'凶暴さ'から'味わい'への変化を楽しめる極稀な一本です!!
一貫しているのは香りの爽やかさでしょうか。もちろん好きな一本でオススメ予備軍?!




-2. ヘップバーンズチョイス クライゲラヒ 9年 [46% ABV]
ボトラーズの ”ラングサイド ディスティラーズ” のブランドですね。シングルカスク(シェリーバット) 786本の内の一本と言う限定品で"NC/NF/46abv"です。
そう言えばヘップバーンズチョイスはラベルが一新される様ですね。

CRAIGELLACHIE-HBchoice9.jpg

 【シェリー樽】シングルカスク100% (オロロソ?)

■香りはバランスgoodなスモーキー&フルーティ、アーモンド、そしてシトラス
■口に含むとライプフルーティな甘さが広がり、トフィから仄かなスモーキを下敷きにスパイシーに
■余韻はそのスパイシーとスモーキーにナッティが口腔を占拠、ゆっくりとスパイシーが残ります

 [シェリー感] バランス良く
 [クラス] ミディアムボディ(+)
 [平均価格帯] 中

13年オフィシャルが辿り着く心地よさの一歩先の濃厚さでしょうか。46°まで加水しているので期待したシングルカスクならではの強烈シェリー個性がないのは残念ですが、狙いは高バランスのシェリーカスク熟成なのでしょう。
13年にはないスモーキーさとしっかりとした骨格はとてもgood!な大人の一本です。

開封時は最後までスッキリと軽く拍子抜け。クライゲラキらしいサルファーがいないのは気になりますが、13年でも途中で無くなりますから。


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ハイランドパーク
HIGHLANDPARK [アイランズ - オークニー諸島]
オークニーのピーテッド・モルトとシェリー樽熟成で知られる人気のハイランドパークですね。
スコットランドの北に位置し併合される前はノルウェー支配だったオークニー諸島、そこにある1798estdの古い蒸留所です。(ノンピート・モルトはスコットランド本土から入れているそうです)

2017年にボトルとラインアップを大幅に見直し、バイキングにちなんだ名称とシリーズを全面に打ち出して来ました。


-1. ハイランドパーク 12年 [40% ABV]
新ボトルになってサブタイトル? “ヴァイキング オナー” が付きましたが、シェリーカスクの表記は消えました。とは言え、アイランズ系を代表する一本でしょう。かつては43abvだったのですが…

ハイランドパーク 12年 ヴァイキング オナー

 【シェリー樽】Wウッド (ex-Bourbon & ex-Oloroso Sherryでしょう)

■香りはまずドライシトラス。フルーティ、樽のバニラと蜂蜜の甘さが心地良くフィット。スモークは控え目に。(始めは若いシトラスが強く)
■口に含むと軽やかな甘さのハニー、青リンゴ、柑橘ピール、そこからドライフルーツのビターが
■後味はデーツのダークスウィートが広がり、クローブ、ナッツそして柔らかなピーティへ

 [シェリー感] 心地良くバランス
 [クラス] ミディアムボディ(+)
 [平均価格帯] 下側

控え目なスモーキーにスパイシーとシェリーがバランスするハイランドパークらしさです。コンプレックスでスムーズ、特に後味・余韻は素晴らしく”独特なコク”を楽しめる秀逸なDRAMです。

始めは香りのドライさがサルファーに感じますが、ゆっくりと全体に甘みのコクが立って来ます。ゆっくりとどうぞ。




-2. ハイランドパーク ドラゴンレジェンド [43.1% ABV]
北欧伝承を基にした名前で、高配合のオークニーピーテッドモルトをヨーロピアンシェリー樽で熟成した限定品ですね。

ハイランドパーク ドラゴンレジェンド

 【シェリー樽】100%

■香りはまずドライシトラス そして蜂蜜で、フルーティ、トフィ、背後に仄かなスモーキー&スパイシー
■口に含むと控え目なフルーティな甘さ、そこからデーツのビタースウィートなダークな味わい
■余韻はその延長からスパイシー、焦げたティンバー、ダークスウィートさが最後に広がります

 [シェリー感] ダーク
 [クラス] フルボディ
 [平均価格帯] 中の上

12yoよりも更にスモーキーさと甘さを抑えて、主役のシェリーがダークなトーンでコクを深めます。特に後味から余韻は素晴らしく、deepで複雑な味わいが光る一本です。
(開封当初ドライシトラスでサルファーを感じるのもハイランドパークらしさでしょう)



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タリスカー
TALISKER [アイランズ - スカイ島]
特殊な蒸留器で知られるタリスカーは1830estdでアイランズを代表する銘柄の一つでしょう。つい最近までスカイ島唯一の蒸留所でしたが、現在は”トラベイグ蒸留所”(Torabhaig)が2017年に稼働しています。
旧ラベルには ”The only distillery on the isle of Skye” とありましたが、今は ”The oldest distillery on the isle of Skye” ですね。

タリスカー10年のスモーキーで潮, スパイシーな味わいにハマって2000年台によく購入していました。好きな人は多いですね。
近年ではポート樽熟成のタリスカー ポートリーが評判高く美味しい一本です。


-1. タリスカー ディスティラリーエディション [45.8% ABV]
ワインと同じヴィンテージ表記のタリスカーですが基本は10yoです。シェリーとしてはあまり聞かないアモロソ(Amoroso)の樽を使っていますね。

タリスカー ディスティラリーエディション

 【シェリー樽】アモロソ後熟 (アメリカンオークとのWカスク)

■香りはスモーキーでシェリーのシトラスにフルーティさ、そこに水飴とライトペッパー
■口に含むとデーツのダークなビター・スウィートとピーティ&ソルティのハーモニー
■余韻はスモーキー&スパイシーからドライフルーツのマイルドビター、ダークスウィートが口腔に広がります

 [シェリー感] ダーク
 [クラス] フルボディ
 [平均価格帯] 上限

タリスカーらしいスモーキー&スパイシー、そこにダークなシェリーとフルーティさの甘さとコクが加わります。そのマッチングが醸す重心の低い絶妙な味わいのDRAM。ベストマッチのスモーキー&シェリーです!! 好きな一本ですが問題はコストでしょうか。

少しドライなシェリー感はアモロソらしさと思われ、オロロソよりもフィノ側かもしれませんね。
(開封当初はドライが強くコクが弱いので、ゆっくり楽しみましょう)



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アラン
ARRAN [アイランズ - アラン島]
かつて2000年台にタリスカーが流行った際にアイランズ系の新興ディスティラリーとして飲んだ時の印象は薄かったですね。その後 ”21年 シェリーシングルカスク” で何か個性を見せるのか気になって購入しています。

そして2019年にはボトルとラインアップを見直して現在のスタイルとなり、新たな蒸留所もスタートして評判を得た感じですね。万人受けするアランのクセ無き美味しさとは…


 50本選外 
アラン 10年
アラン 21年 シェリーパンチョン



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グレンマレイ
GLENMORAY [スペイサイド]
元は地ビールの醸造所だったそうです。色々なワイン系カスク・フィニッシュを揃え、お手頃価格で楽しめる印象がありますね。

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-1. グレンマレイ シェリーカスクフィニッシュ [40% ABV]
バーボン樽とシェリー樽のWウッドと言うスコッチSTD仕様です。シェリー系ですと他には15年がWウッドになりますね。

GLENMORAYsherrycask.jpg

 【シェリー樽】オロロソ樽の後熟

■香りはシェリー感・スモーキー・スペイサイドのバランスと入れ替り
■口に含むと程良い甘さとドライフルーツの濃厚さが広がり
■余韻はソルティ&フルーティ、最後は仄かにドライ・プルーンとスモークが残ります

 [シェリー感] 程良いバランス
 [クラス] ミディアムボディ
 [平均価格帯] 下限未満

スモーキーさも入ってバランス良いシェリー感ですね。味わいに少し軽さを感じますが、ちょっとした個性も見せる楽しさで低コストで楽しめるgoodな一本です。




-2. グレンマレイ 15年 [40% ABV]

グレンマレイ 15年

 【シェリー樽】オロロソ (Wカスク) “whisky.com”より

■香りはスペイサイドらしいフルーティな甘さ、シトラスの爽やかさ、樽のバニラに仄かなバター
■口に含むと蜂蜜漬けのフルーツ、トフィー
■余韻はナッツ、ピーチ、バニラ、バタースコッチ、と言った甘さが緩やかに広がります

 [シェリー感] 程良く
 [クラス] ミディアムボディ
 [平均価格帯] 下側

バランス良いスペイサイドw/シェリーが楽しめます。’シェリーカスクフィニッシュ’よりもスペイサイドらしい味わいで、全体的にクセのないマイルドさは誰もが楽しめるDramでしょう。
ただ15年としてはちょっと押しが弱い印象が残るかもしれませんね。
(海外有名サイトではコスパを絶賛しています)



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グレンロセス
GLENROTHES [スペイサイド]
ブレンドウイスキーのモルト原酒の印象が強いですが、何と言ってもシェリー樽熟成にこだわる事で知られますね。
新たに”SOLEOコレクション”が展開されました。一般的な熟成年数になってわかりやすくなっただけですねw ボトル形状や変則的なケースは基本同じです。


 50本選外 
グレンロセス 12年



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グレンタレット
GLENTURRET [ハイランド]
ウイスキーキャットの“タウザー”、フェイマスグラウスのキーモルト、そしてでシェリー樽熟成ファンにはお馴染み、と言う古くからの蒸留所ですね。敷地内には“タウザー”の、蒸留所入り口には雷鳥の、オブジェがあるそうです。


 50本選外 
グレンタレット シェリーカスク



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タリバーデン
TULLIBARDINE [ハイランド]
まず驚くのは1488年の表記、そもそもはビールの醸造所だったそうです。その後1949年に最初の蒸溜が行われ、様々な出来事を経て2011年に仏の “Picard Vins & Spiritueux” の所有となって現在のレンジとなりました。

面白いのは225, 228, 500, と言ったボトルの数値表記でしょうか。これは同社が得意とするワイン樽(リットル)を使った熟成を表しているそうです。225はソーテルヌ樽、228はバーガンディ樽、そして500はお馴染みのシェリーバットですね。


 50本選外 
タリバーディン 500 シェリーフィニッシュ



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カバラン
KAVALAN [台湾]
2006年に蒸留を始めた台湾の蒸留所ですね。”ディスティラリーセレクト”を飲んだ時は素直に美味しいと思いました。全体的に高いけど熟成樽には気を使っている印象でしょうか。


-1. カバラン オロロソ シェリーオーク ストレングス [54% ABV]
カヴァランのミニボトルですね。実は ”オロロソ シェリーオーク シングルモルト” を探していたら横にこのミニボトルが。それも箱の説明文が全く同じでabvアップ版(46→54)です。このスペックなら絶対ハイプルーフのこちらをチョイスでしょう!!
(両者の源はシングルカスクの “ソリスト オロロソ シェリーカスク”ですね)

カバラン オロロソ シェリーオーク ストレングス

 【シェリー樽】オロロソ100%

■香りは一瞬の砂糖漬けのドライプルーンからダークなドライフルーツとシトラス、焦げたカラメル
■口に含むと濃厚な熟成シトラスからスパイシーが浮いて来ます
■余韻はオロロソらしい濃いドライドフルーティのビタースウィートが広がり、後追いのスパイシーさとミックス

 [シェリー感] いかにもオロロソ
 [クラス] フルボディ
 [平均価格帯] 換算上限超え (50mlは¥2k弱)

確かにシェリーが主役です。ハイプルーフの100%オロロソからイメージするシェリー原酒に近い強い濃厚さで、NAの若さとアルコールアタックも感じます。
スペック通りの味わいが楽しめるミニ50ml、一度チャレンジして損はないでしょう。個人的にはしっかりとしたこのオロロソらしさは歓迎です。



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ダフトミル
DAFTMILL [ローランド]
ここ数年海外で最も話題の蒸留所でしょう。2005年創業、ローランドはファイフの農家が農閑期に営むファームディスティラリーです。
夏冬年2回(各2ヶ月)の蒸留と出荷で、ワインと同じヴィンテージのバッチリリースです。大麦は自家生産で、当然ながら極少量リリースになります。(それなのにシングルカスクもリリースしていますがw)


-1. ダフトミル 2009 サマーバッチ リリース [46% ABV]
Asia向けバッチ1790本の内の一本です。他にUK・US・EU向けがありそれぞれ1700-1800本前後の全4バッチリリースの11年物です。

これがシェリー樽を入れた初のWウッド(4バーボンバレルと1シェリーバット)で、シェリー樽は1stフィルと言うのも嬉しいですね。

ダフトミル 2009 サマーバッチ リリース

 【シェリー樽】オロロソ (上記Wウッド)

■香りは熟したシトラス、蜜漬けレーズン、ベリー、柘榴、チェリー、サワーフルーツの多彩さ
■口に含むと赤いベリーやブラックチェリーの甘さから、オイリーなドライマンゴーのビタースウィートとクローブのスパイシーさ
■余韻はドライフルーツのビター&スウィートからダークフルーツの芳醇さが広がります

 [シェリー感] 芳醇
 [クラス] ミディアムボディ(+)
 [平均価格帯] 上限超え

バーボン樽のバニラやカラメルの甘さは隠し味的に控え、シェリーらしいドライフルーツ特有の濃いビターやスウィートの芳醇さですね。多彩なフルーティさの香りに個性を見せながらシェリー熟成が楽しめる一本です!!

弱点は11年とは思えない価格と少量リリースと言うハードルでしょう。実は100%バーボン樽熟成もgood!

と言う訳で、1stフィルバーボン樽100%の2008ウィンターバッチと飲み比べてみましょう。2008ですがリリースはこちらの方が少し遅く12yoです。

ダフトミル 2008ウィンターと2009サマーの比較

明確な違いがありますね。2009サマーは芳醇なシェリー感2008ウィンターはバーボン樽らしいバニラを軸のモルティな甘さ。似ているのは口に含んだ際のベリー系の味わいでしょう。両者ともローランド系とは思えない樽の個性を際立たせた味わいで楽しませてくれますね。

2008ウィンターの単独インプレは ➡️ こちら

既にプレミア価格になりそうな気配が怖いです。そもそも安くないわけですから。



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オーヘントッシャン
AUCHENTOSHAN [ローランド]
ローランドの北西部、グラスゴー近くの蒸留所です。ローランドのお約束 三回蒸留で、ボトルとケースにも三基の蒸留器が入っています。ご存じの通りサントリー傘下(Beam Suntory Inc)です。


 50本選外 
オーヘントッシャン 14年 クーパーズ リザーヴ



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グレンカダム
GLENCADAM [ハイランド]
1825年創業の東海岸の古い蒸留所で、所在は ”The Kingdom of FIFE” の少し北と言ったところです。2005年からアンガス・ダンディーン社所有になっていて、近年注目度が上がっている蒸留所で個人的にも好みのブランドです。

拘りのスペック ”ナチュラルカラー/ノンチルフィルタード/46abv” で、基幹商品の10年が好評ですね。


-1. グレンカダム オリジン1825 [40% ABV]
同社得意の ”NC/NF/46abv” コアレンジではないシェリー・バットの後熟成。創業年を冠したNA廉価ver.なのですが、これが海外では高評価で…

グレンカダム オリジン1825

 【シェリー樽】オロロソ (Wカスク)

■香りは軽やかに水飴ライトシトラス、フルーティ、バニラ、モルティ、レーズンバター
■口に含むとフルーティスウィートからドライフルーツのビタースウィートが浮き、ゆっくりとスパイシーに
■余韻はナッティでデーツと言ったシェリーらしさ、ここでも最後はスパイシーさが広がります

 [シェリー感] バランス良く
 [クラス] ライトボディ(+)
 [平均価格帯] 下限以下(で探せます)

軸足はバーボン樽のモルティさ、そこにシェリー樽のビターさ、そしてスパイシーの ’いいとこ取り’ !? NAの若さが邪魔する事はなく軽やかな心地良さです。

バーボン樽らしさが際立つ”10yo”、フルーティシェリーな”レゼルヴァ アンダルシア”、確かに濃厚さではやや負けるかもしれません。でもとても高バランス&アフォーダブルgoodな一本ですね。




-2. グレンカダム レゼルヴァ アンダルシア [46% ABV]
もちろん ”NC/NF/46abv” で、アンダルシア・オロロソ・シェリーバットで後熟させているそうです。

グレンカダム レゼルヴァ アンダルシア

 【シェリー樽】オロロソ後熟 (バーボン樽とシェリー樽をバッティング後)

■香りはバニラ、青リンゴ、洋梨、ピーチ、そして爽やかなシトラス
■口に含むとプラムやネクタリンの濃厚フルーティさ、トフィやバニラの甘さからクローブのスパイシー
■余韻はマンゴー等の南国フルーティでスパイシー、最後はドライフルーツのビタースウィート

 [シェリー感] フレッシュ&ライプ・フルーツ
 [クラス] ミディアムボディ
 [平均価格帯] 下側

バーボン樽とシェリー樽の合わせ技的な甘さとフルーティさです。オロロソの濃厚ビターなドライフルーツ感は低いのですが、多様なフルーティさが持ち味の一本ですね。

開封時の若さを生かした南国フルーティな軽快さも見逃さず楽しみましょう。スペイサイドとは一味違うフルーティさを探しているならこれですね。



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ダルモア
DALMORE [ハイランド]
ネス湖の北東にある北ハイランドの蒸留所で、マッカランと並び高級・高価な印象が浮かぶスコッチですね。

印象的な鹿のモチーフは長く所有者だったマッケンジー(Mackenzie)家の家紋を使っていて、その家紋の話はスコットランド王アレグザンダーIIIにまで遡るそうです。


-1. ダルモア 12年 [40% ABV]
12年熟成で9年までバーボン樽、その後 半分をシェリー樽3年後熟しています。3年のシェリー後熟は長いのですが半分と言う微妙なイメージですね。(通常シェリー後熟は数ヶ月から2年程度と言われています)

ダルモア 12年

 【シェリー樽】オロロソ (上記Wカスク)

■香りは強めのドライシトラス、熟したブラックベリー、シナモン
■口に含むとドライプルーンのビタースウィートが広がり、奥からスパイシーさが浮いてきます
■余韻はドライフルーティ&シトラス、ナッティ、ブラックチョコ、スパイシー、最後は焦げたティンバーに

 [シェリー感] ダーク
 [クラス] ミディアムボディ(+)
 [平均価格帯] 上側 (国内価格は高杉w)

シェリー感はライプフルーツのダーク系で十分な味わいで、個性と複雑さもあります。ライトなフルーティ&スウィートさとは対極の、オロロソダークなシェリー熟成を楽しむgoodな一本ですね。
好みを分けるとすれば、香りにいる強いドライシトラスになるかもしれません。



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ロイヤルブラックラ
ROYAL BRACKLA [ハイランド]
1812年創設の古いハイランドの蒸留所ですね。ウイリアム王4世時代に王室御用達となってロイヤルの冠が付きました。
オロロソやPXの後熟成が基本でシェリー熟成ファンとしては外せない蒸留所です。


-1. ロイヤルブラックラ 12年 (旧) [40% ABV]
高級感あるボトル、海外含めてとても人気があってロイヤルブルーと瓶底の深いデントが有名ですね。
実は既に海外ではニューラベルでスペックアップされています。入手出来たので、旧ラベルとなってしまった12yoラストストックも開けてみようかと思います。

ロイヤルブラックラ 12年

 【シェリー樽】1stフィル・オロロソバット後熟 (Wカスク)

■香りはクリーミーで蜂蜜、ベリー、チェリー、蜜入りリンゴ、と言ったフルーティさにトフィやファッジ
■口に含むとピーチやプラム、マンダリンのライプフルーティなスウィートさが広がり、ゆっくりとマイルドスパイシーに
■余韻はナッツやブラックチョコ、ダークなシェリー感がしっかりと立って長く

 [シェリー感] 後半に向けて濃く
 [クラス] ミディアムボディ(+)
 [平均価格帯] 中-下

フルーティさからドライフルーティに。前半はバーボン樽 後半はシェリー樽を由来とした味わいの変化がフィットしています。ガッツリとしたオロロソではありません。
成熟した心地良いフルーティ&ドライフルーティな一本をお望みならこれは選択肢でしょう。
(もうちょっと個性的な南国フルーティ感が欲しい方にはグレンカダムのレゼルヴァ・アンダルシアをオススメします)




-2. ロイヤルブラックラ 12年 (新) [46% ABV]
2021年リリース、国内未展開(2022/7現在)の12yoニューラベルです。現代風になり、瓶底のデントも少し浅くなりました。
そして人気スペック”ナチュラルカラー/ノンチルフルタード/46abv”にグレードアップ、海外では更に高評価ですね。

ロイヤルブラックラ 12年 新ボトル

 【シェリー樽】オロロソ後熟 (Wカスク)

■香りはスウィートなシトラス、オーキーなバニラやファッジ、そしてブラッドオレンジの様な柑橘フルーティさ
■口に含むと熟したベリーやチェリーからドライマンゴーなどスウィート系ドライフルーツに、その濃厚さの先にスパイシーさが浮きます
■余韻はナッティでスパイシー、ブラックチョコケーキ、デーツのビタースウィート、最後はクローブのスパイシーさが残ります

 [シェリー感] 口に含んでからしっかり
 [クラス] フルボディ
 [平均価格帯] 上 (入手時 £52)

香りはライトなスウィーティで心地良く、口に含むとシェリー由来のライプなフルーティさが、そして後味から余韻はオロロソらしさが楽しめます。
Wカスクを生かした表情豊かなスウィートさで、オーキーからフルーティそしてビター&ダークまでしっかりとしたgood GEMですね。

スペックと海外価格からみてコストアップ確実で、国内リリース時の価格が気になるところです。(旧ボトルは¥5k台でした)

飲み比べると”旧”をボリュームアップしたのが”新”である事が感じられますね。

ロイヤルブラックラ12年 新旧飲み比べ

フルーティさとシェリーのビタースウィートの方向性は同じですが、”旧”がスッキリとしたフルーティさで ”新”が濃厚ダークな味わい、と言った感じでしょうか。
それは ”ナチュラルカラー/ノンチルフィルタード/46abv” の効果と言えるでしょうね。(abvアップの“新”を味わった直後にいきなり”旧”、それは当然NGです)

両者good DRAMで好みの問題になるかもしれませんが、シェリーにフォーカスするなら”新”に一票でしょうか。



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アイラ | 国産

この二つでシェリーを楽しむ事は少ないです
(両者好きですが本ブログでは控え目に)

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ラフロイグ
LAPHROAIG [アイラ]
言わずと知れたアイラ島南部に並ぶ濃厚なアイラ蒸留所の一つで、スコッチ好きが一度はハマる人気ブランドですね。

私も2010年くらいまで 'ラフロイグ10' ばかり飲んでいました。並行品が¥2k台の時代で今よりメディシナルなクセが強かったです。(その頃はシェリー熟成の醸す甘くマイルドさは好きではありませんでしたがw)

今でも 'ラフロイグ10カスクストレングス' は時折入手するお気に入りの一本です。
これを含めてラフロイグの問題は価格設定で、低価格コアレンジはともかく海外よりとんでもなく高い事でしょう。


-1. ラフロイグ トリプルウッド [48% ABV]
終売(多分)になったトリプルウッドの旧ラベル。’ラフロイグ・クォーターカスク’ にオロロソの後熟成を入れたシェリー好きには人気が高かったITEMです。

ラフロイグ トリプルウッド

 【シェリー樽】上記オロロソ後熟

■香りはスモーキーさとフルーティさがとても心地良くフィット
■口に含むと仄かなピーティをベースにドライプラムのビタースウィートが広がり
■余韻はスモーキーさとダークチョコ、ゆっくりとデーツやドライプルーンのダークな甘さに入れ替わります

 [シェリー感] フィット
 [クラス] ミディアムボディ
 [平均価格帯] 中-上

絶妙なディープさとダークな甘み、フィットするスモーキーとシェリー感、NAとは思えない味わい。とても心地良いgoodバランスなアイラw/シェリーの逸品です。
指折りの一本なのですが終売品なので…




-2. ラフロイグ 10年 シェリーオーク フィニッシュ [48% ABV]
2021年リリースの国内未発売 ラフロイグ10のシェリーWカスクです。ただ現地でも流通と価格は不安定です。(コストはラフロイグ10のx1.5〜)

ラフロイグ 10年 シェリーオーク フィニッシュ

 【シェリー樽】オロロソ後熟 (12-18ヶ月?)

■香りはまずドライシトラス、シナモン、そしてピーティなスモークが心地良く
■口に含むとスモーキー、ドライプルーンのスウィート&ビターが被りスパイシーに
■余韻はスモーキーな中にデーツ、ベリー、ダークチョコ、トフィ、ナッティで最後にピーティさが回帰します

 [シェリー感] しっかりと
 [クラス] ミディアムボディ(+)
 [平均価格帯] 上 (購入時 £50.2 = ¥8k)

昔ほどではないにしろメディシナルなスモーキーさとオロロソがバランスするシェリーな 'ラフロイグ10' です。若さを感じますが48abvも利いていてラフロイグファンには嬉しい一本になりますね。

2022/7追記:並行品が並び始めていますが、それでも軽く¥10k超えの高値です。
¥8k(£50.2)だとしてもアイラw/シェリーなら同価格 "ボウモア 15年 シェリーカスクフィニッシュ" の方がベターですがw



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ボウモア
BOWMORE [アイラ]
1779年創設のアイラ島最古の蒸留所で、島中心部の最も賑わいある同名の町にあります。基本的にシェリー樽を用いるのでシェリーファンのアイラ好きには嬉しい蒸留所です。またメディシナルなクセも抑え気味で受け入れやすいアイラでしょうね。

アイラでシェリーといえばボウモア ”ダーケスト”で、2010年頃まで古風なラベルでした。いつの間にか現代風に変わって”15年ダーケスト”となり、気がつけばダーケストが消えて”15年”になっていました。(小さくSherry Casks Finishと残してありますが)


-1. ボウモア 15年 シェリーカスクフィニッシュ [43% ABV]
バーボン樽12年の後シェリー樽で3年の後熟成品です。ダーケストの名前が消えたのは寂しく感じますが、シェリー後熟が3年というのは変わらず嬉しいですね。

ボウモア 15年 シェリーカスクフィニッシュ

 【シェリー樽】オロロソ (Wカスク 上記)

■香りはしっかりしたシトラスがスモーキーの上に、そしてフルーツファッジ、バニラ
■口に含むと濃いライプフルーティな甘さからスパイシーが浮いて力強い味わい
■余韻はデーツやドライプルーンのビタースウィートにナッティでオロロソなダークに長く、最後にピーティさが薄っすらと名残ります

 [シェリー感] しっかり
 [クラス] フルボディ
 [平均価格帯] 上限

香りから余韻までしっかりとシェリーを楽しめます。スモーキーさはボウモアらしく抑えられてシェリーをバックアップですね。
ダークですが程良い濃さで、口に含んでからフィニッシュまでのシェリーな味わいは一級品。"アイラのシェリーならこれ"と言う一本かも。
(旧“ダーケスト”はシェリーなアイラの標準原器でした)



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アードベッグ
ARDBEG [アイラ]
蒸留所はアイラの中でも濃厚さが強い蒸留所が揃う島南部にあって、『甘くて濃厚なアイラ、決して刺激的でもなく飲み易く』それが個人的なイメージです。

ウーガダールとコリーヴレッカンを比べた時にシェリーの効果が薄いのもヘザーハニーで表現されるピートによる甘さの特徴ですね。


 50本選外 
アードベッグ 5年 ウィー ビースティー



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スモークヘッド
SMOKEHEAD [アイラ]
数多くのブランド展開しているインディペンデントボトラーズの”イアン・マクロード”(Ian Macleod)が2006年からリリースするアイラ・シリーズですね。アイラ島南部某蒸留所の濃厚シングルモルトです。(東側二つのどちらかな?!)


 50本選外 
スモークヘッド シェリーボム



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キルホーマン
KILCHOMAN [アイラ]
2005年創業の新しいアイラの小規模ファーム・ディスティラリーですね。
かつて3ヶ月熟成と言うハイプルーフ・ニュースピリットを手に入れた際に、既にマイルドスモークさがあって気に入った記憶がありますね。


-1. キルホーマン サナイグ [46% ABV]
フェノール値50ppmで詳細不明ながらシェリーリッチ、かつ人気スペックの ”NC/NF/46abv” と言う魅力的なアイラです。

キルホーマン サナイグ

 【シェリー樽】オロロソ (バッティングのWカスク)

■香りはメディシナル&ピーティでドライシトラス、奥にナッティ、トフィー
■口に含むと熟したシトラスやファッジ、バニラ、ゆっくりとスパイシー
■余韻はスモーキーさベースに、デイツのビタースウィート、ブラックチョコ、ローストナッツでとてもダーク&スウィート。ゆっくりとピーティさが回帰します

 [シェリー感] ダーク
 [クラス] フルボディ
 [平均価格帯] 中-上

スモーキーさはアイラらしくメディシナル&ピーティ。そこにオロロソらしいダークさでシェリーが覆い被さります。アイラとしては軸足がシェリー側ですね。

スペック的には50ppmピートにオロロソなフルボディと言うハードさですが軸はダークスウィート、心地良いダークでディープなアイラ・シェリーです。



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ベンチャーウイスキー
VENTUREWHISKY [国産]
プレミア価格のウイスキーと言う印象がすぐに浮かぶ蒸留所ですね。ホワイトラベル以外は全部プレミア化!?w


-1. イチローズモルト ダブルディスティラリー [46% ABV]
通称DD。羽生蒸留所のシェリー樽と秩父蒸留所のミズナラ樽とを合わせて、名前を取ったピュアモルトですね。

IchirosDD.jpg

 【シェリー樽】ミズナラウッドとのWカスク (詳細不明)

■香りシェリーらしいシトラスに樽のアロマが心地良く若葉の様な清々しさ
■口に含むとバニラの甘味からドライフルーツの濃厚さを見せて
■余韻は柑橘ピールのビターが甘さになってソルティへ、最後にトフィーが仄かに現れます

 [シェリー感] すっきり明瞭
 [クラス] ミディアムボディ(−)
 [平均価格帯] 定価なら中の上 (新価格)

Wカスクの両者の穏やかさをフィットさせた感じで、ライトでまとまりの良さを感じます。そして46°と言う度数が締まりを与えているでしょう。
スコッチのシェリー系の様な濃厚さや個性とは方向性が違いますが、時折飲みたくなる一本です。

今回のは旧価格の時の一本(Lot.46, ¥4k)で、後ろは新価格になってからのストック(Lot.97, ¥6k)。その内飲み比べ予定です。両者定価購入ですが、旧価格なら嬉しい味わいです。webではとんでもないプレミア価格で…

(山崎シェリーなども好バランスでしたが当時でさえ約¥10k、一回飲めば十分。これなど今や…)


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厚岸蒸留所
AKKESHI-Distillery [国産]
2016年に蒸留を開始した北海道の蒸留所。プレリリースのニューボーンシリーズ4種は200mlで700ml換算すると全て軽く平均価格帯上限超えでした。普通なら手を出しませんが楽しみなので支援と思い購入。

ところが正式リリース以降もとても折り合わない価格帯で、それどころか予定通りプレミア化。転売する訳でもコレクターでもないので、縁が無いウイスキーになってしまいましたね。新興系国産ディスティラリーのウイスキーに手を出す事はないでしょう。


 50本選外  -1. 厚岸 ニューボーン #4 [48% ABV]
13-30ヶ月熟成のモルト/グレーンのブレンデッドですが、何とその約1/3がシェリー樽熟成モルトだとか。(60%以上が厚岸モルトで、その半分以上がシェリー樽だそうです)

AKKESHInewborn4.jpg

 【シェリー樽】上記 (詳細不明)

■香りはドライシトラス、柑橘を混ぜた蜂蜜のシロップ
■口に含むと一瞬無口で、ドライフルーツの甘味が薄く現れて柑橘ピールのビターへ
■余韻はビターが広がってスパイシーに、最後にその中に仄かなフルーツ感

 [シェリー感] 若さ
 [クラス] ミディアムボディ
 [平均価格帯] 200mlボトルで下側 (700ml換算だと軽く上限超え!!)

ブレンデッドとしてはモルトの味わいが強いですし、軸はシェリー感でしっかり主張します。ですが考えられないこの価格…グレーンのブレンデッドにしているにもかかわらず…です。

NAでよくあるアルコール度数とシェリーで持ち上げる方向性が浮かびますが、この価格でリリースするのが凄いですね。(200mlなのに700mlの逸品グレンフィディック12年と同等ですからねェ…)

ブラインドで飲んだら価格は当てられないと思います。開封直後はもっとスカスカした感じです。


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ブレンド
ボトラーズのモルトブレンドにも注目です

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ジョニーウォーカー
JOHNNIE WALKER [ブレンド]
言わずと知れた世界有数のブレンド・スコッチですね。カーデュ・カリラ・タリスカー・グレンキンチー・モートラック他 多数のスコットランド各地の原酒を揃えています。キャンベルタウン地区の蒸留所は無かったと思いますが。


 50本選外 
ジョニ黒 12年 シェリーエディション



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フェイマスグラウス
FAMOUS GROUSE [ブレンド]
ハイランドを拠点にする “あの有名なグラウスですね” のブレンド・スコッチです。雷鳥のラベルで知られ、キーモルトはハイランドパークやマッカラン、そしてグレンタレットを使っていますね。


 50本選外 
フェイマスグラウス ウィンター リザーヴ



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ダグラスレイン
DOUGLAS LAING [ブレンド]
インディペンデントボトラーで1948年創業ですね。
展開するシリーズの一つはスコットランドの地区別リリース、個人的にはスペイサイドの ”Scallywag” と アイラの “Big Peat” がお馴染みです。

もう一つは “オールドパティキュラー” の様な高級シングルカスクで、これは分社後にハンターレインが引き継いだ名シリーズOMCのダグラス・レイン版ですね。(ラフロイグではよく入手しました)


-1. スカリーワグ 銀座エディション [48% ABV]
DL社のペット、フォックス・テリアのスカリーワグが世界各国を巡る ”Adventure Series” の東洋シリーズ?ですね。
“Hong Kong edition”, そして”渋谷edition” に続く “銀座edition” です。モートラック/マッカラン/グレンロセスのスペイサイドのバッテド・モルトですね。中身は同’10年’のabv調整程度かと。(香港から渋谷・東京で度数が51.4→48と少し下げられています)

Scallywag-GINZA.jpg

 【シェリー樽】100% (オロロソとPX)

■香りは心地良いピーティ、時間と共にスペイサイドとシェリー感が仄かに浮いて来ます
■口に含むと黒糖の様な濃い甘味とドライフルーツの濃厚さ
■余韻はデーツの甘い濃さが長く続き、ゆっくりと消えて行きます

 [シェリー感] 濃厚に太く甘く
 [クラス] フルボディ
 [平均価格帯] 上側

香りからフィニッシュまで太い味わいを楽しめる一本です。香りピーティ、味甘み。個性がある甘系シェリーに興味がある方には絶対フィットします。個人的好みのパターンです。
濃厚だけでなく力強さの方向性もあるのはモートラックでしょう。



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マーレイ マクダヴィッド
MURRAY McDAVID [ブレンド]
1996年創業のインディペンデントボトラーです。何と言っても個性的なカスクセレクトの印象が強いのではないでしょうか。
”濃厚・個性・クセ” といった個人的嗜好とフィットするボトラーズですね。

“Mission Gold”, “Benchmark”, “Mystery Malts”, “Select Grain”, “The Vatting”, “Crafted Blend” の個性的な6シリーズをリリースしています。


-1. ザ スペイサイダーズ 8年 ”ザ ヴァッティング” [46% ABV]
”The Vatting”シリーズです。バーボン樽(グレンマレイ)、シェリー樽(クライゲラキ)、サン=ジュリアン産赤ワイン樽(ミルトンダフ) 三つのスペイサイド蒸留所の異なる熟成樽を合わせたピュアモルトのブレンドウイスキーです。

MURRAYMcDAVID-TheSpeysiders8.jpg

 【シェリー樽】(上記)

■香りは仄かにスモーキーが開き、スペイサイドのフルーティな甘さ、杏にひっそりとバラの花
■味は甘系フルーティでドライ・プルーン、ブラックチョコが後追いします
■余韻は広がるビタースウィートの中にサルファーが隠れています

 [シェリー感] 個性的にシャープに
 [クラス] ミディアムボディ(+)
 [平均価格帯] 下側

ベースは赤ワインを含めたシェリー効果にスペイサイド、そこにMM社のブレンディング技術で個性的で複雑な変化が楽しめます。マニア向けボトラーズ限定品のバッチ1がお買い得で探せます。

開封直後のゴム臭(サルファー)が徐々にシェリーらしさへと変わるのはまさにクライゲラキ。安定後のスモーキーさはグレンマレイでしょうw



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オールドパース
OLDPERTH [ブレンド]
同社は”ベル”、”デュワーズ”、”フェイマス・グラウス” と言ったブレンドウイスキーのメーカーが揃うハイランドのパースにあります。そして何よりシェリー樽100%熟成のブレンデッドモルトで知られますね。所有しているのはインディペンデントボトラーで知られる “モリソン&マッカイ” です。


-1. オールドパース ザ オリジナル [46% ABV]
サイズ違いの三種類のシェリー樽とかマッカラン、グレンロセス、ハイランドパークなどが使われていると言う話もありますが詳細は不明です。
それでも"NC/NF/46abv"と言うスペックは嬉しいですね。

OLDPERTHoriginal.jpg

 【シェリー樽】100% (詳細不明)

■香りスモークとドライシトラスにビタミン剤、そして有機芳香族
■口に含むと柑橘系スウィートとピールのビター、ドライプルーンの渋甘さへ
■余韻はブラックチョコが起きてドライフルーツのビター、そしてスパイシーさがゆっくりと続きます

 [シェリー感] たっぷりと
 [クラス] ミディアムボディ
 [平均価格帯] 下側

スモーキーさもありしっかりとした骨格のシェリー感が楽しめます。複雑さもあるのはNC/NF/46の効果でしょうね。多少のアルコールアタックは感じますが、コスパも含めてなかなかの一本になるでしょう。
同価格帯で同じ100%シェリーのファークラス12年が競争相手?!



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マクネアーズ
MACNAIR'S [ブレンド]
グレンアラヒー蒸留所のビリー・ウォーカーが2018年からリリースするブレンド・スコッチのブランドですね。元々は1957年設立のハーベイ・マクネアー&カンパニーのブランドだったそうです。(ちなみにボトルの栓はグレンアラヒーと共通の様ですね)

ラムリーク・シリーズのゲール語 ”Lum Reek”(= Chimney Smoke) の意味は “健康と繁栄” で、乾杯のあいさつで ”Lang may yer lum reek!”( = Long may your chimney smoke!)というのがあるそうです。


-1. マクネアーズ ラムリーク ピーテッド 12年 [46% ABV]
ピーティなアイラモルトと、グレンアラヒーを含むスペイサイドモルトとのバッテドモルト・ウイスキー。トリプルカスク(下記)ですが、シェリー樽がどこのモルトなのかは不明です。
既にこれも旧ラベルになってしまいましたね。

マクネアーズ ラムリーク ピーテッド 12年

 【シェリー樽】PX (他に1stフィルのバーボン樽と赤ワイン樽)

■香りは心地良いピーティ、そこにシトラスとスペイサイドのフルーティでクリーミーに
■口に含むと柑橘の甘味とピールのビターが浮き、ピーティが現れてウッディなバニラが擦ります
■余韻はその柑橘ベースにライトピーティ、ウッディ&スパイシーでゆっくりと

 [シェリー感] バランス感
 [クラス] ミディアムボディ
 [平均価格帯] 中-上

アイラとスペイサイドそして樽の各個性がしっかり味わえるスモーキー/フルーティ/シェリーgoodバランスのブレンデッド・ウイスキーです。これがB.ウォーカーのモルトブレンデッドでしょうね。

"NC/NF/46abv"スペックで、アンチ・ブレンデッドの方にも是非味わってほしい一本です。裏ラベルの英文(+ゲール語)がとても洒落ています。



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オススメのシェリー樽熟成ウイスキー
グレンドロナック 12年
官能的なシェリーのスウィーティさが堪能できます

バルヴェニー 12年 ダブル・ウッド
上品で洗練されたシェリーの味わいならこれが一番ですね

グレンアラヒー 12年
濃厚シェリー系で隅から隅まで'らしさ'を楽しめます

モートラック 12年
力強さを最後まで味わえるシェリー熟成ならこれです


"平均価格帯"上限以上のウイスキーは入れていません。好みはどうあれ美味しくて当然かとw

限定品・終売品も入れていません。通常購入出来ない可能性がありますね。


SherryCaskedWhisky.jpg


テーマ : ウィスキー
ジャンル : グルメ





サントリー『白州 ヘビリーピーテッド 2013』が出たので、2010年と較べてみました


今年(2013年)の7月にSuntoryの白州の限定バージョン、Heavily Peatedの2013年版が出ました。2010年に出て以来無かったので、期待していました。見た目は殆ど同じですが、違いをチェックしてみました。(価格は両者ともに約¥10千です)


【1.外観 写真の並びは左が2013、右が2010です。ちなみに2010は空ビンです。ボトルは並べるとそっくりです(一枚目)ですが、ボトルには金文字で2013の文字が(二枚目)。箱も同じく2013、そしてHAKUSHU DESTELLERYの文字位置が少し高くなってます(三枚目)。裏も同じですね。段ボールなってます。^^;

hakushu-heavily_peated2013-01.jpg hakushu-heavily_peated2013-02.jpg hakushu-heavily_peated2013-03.jpg hakushu-heavily_peated2013-07.jpg


【2.味・香り! ピート感は強くなりました。香りも味もですね。2010年はそれでもかなり白州独特の風味が残っていました。飲んだ時に鼻に抜ける香りも残り口の味わいも、はっきりと白州である事が明瞭。
2013年はそれ以上にピーティーです。白州らしさはあるのですが、2010年の後に飲むとその違いがはっきりしますね。
ボトルの裏書きも文章が変わっています(一枚目)。アメリカンホワイトオークのバーボン樽の文字が消えました。またティスティングノートも変わりましたね(二枚目)。

hakushu-heavily_peated2013-04.jpg hakushu-heavily_peated2013-05.jpg


【3.コスト低減? 箱のふたの向きが逆になっています(一枚目)。開けてみたら、2010年にあったボトルの首を押さえる中蓋が省略されています(二枚目)。

hakushu-heavily_peated2013-06.jpg hakushu-heavily_peated2013-08.jpg

最後に封を切ったら、キャップのマークが....。(この写真だけ右が2013年です)
hakushu-heavily_peated2013-09.jpg


今のところは2010年が空になってしまったので懐かしい気がしていますが、いずれ美味しいので何本か買うでしょうね。でも3000本限定だからなぁ....(笑)


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