シェリーカスク熟成のウイスキー 好きな50本とオススメ4
そんなウイスキーにフォーカスです

【2023-9/9 追記】
①-14-1 ベンロマック 2012 カスクストレングス バッチ1
実はスコッチの基本です
バーボン樽とシェリー樽のWカスクはスコッチのベーシック熟成ですね。
パターンは二つ。バーボン樽熟成とシェリー樽熟成を混ぜる"バッテド(Vatted/Blended)"。バーボン樽熟成の後, シェリー樽に入れ換え数ヶ月から2年程熟成させるのが"後熟成"(Finish)です。
パターンは二つ。バーボン樽熟成とシェリー樽熟成を混ぜる"バッテド(Vatted/Blended)"。バーボン樽熟成の後, シェリー樽に入れ換え数ヶ月から2年程熟成させるのが"後熟成"(Finish)です。
シェリーカスク(シェリー酒)の超概要
白ワイン醸造中にブランデーを添加するスペインの酒精強化ワイン。そのタイミングや量でシェリー酒のバリエーションが出来ます。
ブドウは三種 (パルミノ種、モスカテル種、ペドロヒメネス[PX]種)
殆どはドライ系のパルミノで、その中でオロロソが最も濃厚。PXは極甘系、モスカテルは甘系の貴重種
ブドウは三種 (パルミノ種、モスカテル種、ペドロヒメネス[PX]種)
殆どはドライ系のパルミノで、その中でオロロソが最も濃厚。PXは極甘系、モスカテルは甘系の貴重種
時代の流れ
■ 人気スペック "NC/NF/46"
ナチュラルカラー/ノンチルフィルタード/46abv(higher than 46) ですね。色(味)を足さない、フィルタリングで味わい成分を排除しない、アルコール度数を上げて味わいの抽出を増す と言った感じでしょう。
近年は46abvの先を行くカスク・ストレングスが増えて来た感じです。
■ 新興蒸留所の乱立
殆どは若いNAS (Non Age Statement, 年数未表記)ですから深追いはしません。特にプレミアム化狙いの蒸留所は敬遠ですw
ナチュラルカラー/ノンチルフィルタード/46abv(higher than 46) ですね。色(味)を足さない、フィルタリングで味わい成分を排除しない、アルコール度数を上げて味わいの抽出を増す と言った感じでしょう。
近年は46abvの先を行くカスク・ストレングスが増えて来た感じです。
■ 新興蒸留所の乱立
殆どは若いNAS (Non Age Statement, 年数未表記)ですから深追いはしません。特にプレミアム化狙いの蒸留所は敬遠ですw
インプレについて
■ 基本ストレートです。カスク・ストレングスは微加水を考慮する事もあります。
■ シェリー樽熟成の表現に ”ドライフルーツ” がよく出て来るので色々楽しんでいます。右下はスパイスのクローブですね。

デーツ[イラン産セヤー種] やドライ・プルーン、そして特にドライシトラスにはシェリー樽熟成の独特の個性が多く含まれると思います。(スパニッシュ・オーク自体にもその傾向があるそうです)
■ 個人的嗜好
◯:ダーク、ディープ、個性や複雑さ、力強さ
△:ドライ、当たり障りの無い
■ シェリー樽熟成の表現に ”ドライフルーツ” がよく出て来るので色々楽しんでいます。右下はスパイスのクローブですね。

■ 個人的嗜好
◯:ダーク、ディープ、個性や複雑さ、力強さ
△:ドライ、当たり障りの無い
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好きな50本リスト (戻りはブラウザの戻りボタンでお願いします)
☆ "50本選外"も含めると100本前後の記載です
☆ オススメ4はページ最後にあります
[1.マッカラン ]
-1 マッカラン 12年 シェリーオーク. 平均価格帯上限
-1 マッカラン 12年 シェリーオーク. 平均価格帯上限
[3.グレンドロナック ]
-1 グレンドロナック カスクストレングス.
-2 グレンドロナック 15年 リヴァイバル.
-3 グレンドロナック 18年 アラダイス.
-4 グレンドロナック 21年 パーラメント.
-1 グレンドロナック カスクストレングス.
-2 グレンドロナック 15年 リヴァイバル.
-3 グレンドロナック 18年 アラダイス.
-4 グレンドロナック 21年 パーラメント.
[7.グレンアラヒー ]
-1 グレンアラヒー 12年.
-2 グレンアラヒー 11年 モスカテルウッド フィニッシュ.
-3 グレンアラヒー 10年 カスクストレングス.
-4 グレンアラヒー 15年.
-5 シグナトリー グレンアラヒー 12年 シングルカスク.
-1 グレンアラヒー 12年.
-2 グレンアラヒー 11年 モスカテルウッド フィニッシュ.
-3 グレンアラヒー 10年 カスクストレングス.
-4 グレンアラヒー 15年.
-5 シグナトリー グレンアラヒー 12年 シングルカスク.
[8.グレングラッサ ]
-1 グレングラッサ 30年.
-1 グレングラッサ 30年.
[9.グレンリベット ]
-1 グレンリベット ナデューラ オロロソ.
-1 グレンリベット ナデューラ オロロソ.
[13.シングルトン・ダフタウン ]
[14.ベンロマック ]
-1 ベンロマック 2012 カスクストレングス バッチ1
-1 ベンロマック 2012 カスクストレングス バッチ1
[15.グレンモーレンジィ ]
[16.クライゲラヒ ]
-1 クライゲラヒ 13年.
-1 クライゲラヒ 13年.
[18.タリスカー ]
-1 タリスカー ディスティラリーエディション.
-1 タリスカー ディスティラリーエディション.
[19.アラン ]
[20.グレンマレイ ]
-1 グレンマレイ 15年.
-1 グレンマレイ 15年.
[21.グレンロセス ]
[22.グレンタレット ]
[23.タリバーデン ]
[24.カバラン ]
[25.ダフトミル ]
-1 ダフトミル 2009 サマーバッチ リリース.
-1 ダフトミル 2009 サマーバッチ リリース.
[26.アードナムルッカン ]
[27.オーヘントッシャン ]
[29.ダルモア ]
[30.ロイヤルブラックラ ]
-1 ロイヤルブラックラ 12年.
-1 ロイヤルブラックラ 12年.
[31.ブレアソール ]
[32.スプリングバンク ]
-1 スプリングバンク 15年.
-1 スプリングバンク 15年.
[33.キルケラン ]
-1 キルケラン 8年 シェリーカスク.
-1 キルケラン 8年 シェリーカスク.
[34.グレンスコシア ]
[35.タムデュー ]
[36.リンドーズ アビー ]
-1 リンドーズ シングルモルト ジャパンエクスクルーシブ.
-1 リンドーズ シングルモルト ジャパンエクスクルーシブ.
[37.クライドサイド ]
[38.トマーティン ]
[39.ウルフバーン ]
[40.コッツウォルズ ]
[41.グレンゴイン ]
[42.フェッターケアン ]
[43.The M&H ]
-1 M&H エレメンツ シェリーカスク.
-1 M&H エレメンツ シェリーカスク.
[44.インドリ ]
-1 インドリ トリニ ザ・スリーウッド.
-1 インドリ トリニ ザ・スリーウッド.
[1.ラフロイグ ]
-1 ラフロイグ トリプルウッド.
-2 ラフロイグ 10年 シェリーオーク フィニッシュ.
-3 ラフロイグ カーディス 2021 ペドロヒメネス カスク.
-1 ラフロイグ トリプルウッド.
-2 ラフロイグ 10年 シェリーオーク フィニッシュ.
-3 ラフロイグ カーディス 2021 ペドロヒメネス カスク.
[2.ボウモア ]
[3.ラガヴーリン ]
[4.アードベッグ ]
[5.スモークヘッド ]
[6.キルホーマン ]
[7.ベンチャーウイスキー ]
-1 イチローズモルト ダブルディスティラリー.
-1 イチローズモルト ダブルディスティラリー.
[8.厚岸蒸留所 ]
-1 厚岸 ニューボーン #4.
-1 厚岸 ニューボーン #4.
[1.ジョニーウォーカー ]
[2.フェイマスグラウス ]
[3.ダグラスレイン ]
-1 スカリーワグ 銀座エディション.
-1 スカリーワグ 銀座エディション.
[4.マーレイ マクダヴィッド ]
[5.オールドパース ]
[6.マクネアーズ ]
-1 マクネアーズ ラムリーク ピーテッド 12年.
-1 マクネアーズ ラムリーク ピーテッド 12年.
[7.ザ・ワン ]
-1 ザ・ワン シェリーカスクフィニッシュ.
-1 ザ・ワン シェリーカスクフィニッシュ.
[8.ドーノッホ ]
-1 ドーノッホ TB/BSW.
-1 ドーノッホ TB/BSW.
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アイラ以外のスコッチを中心に
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マッカラン
MACALLAN [スペイサイド]
MACALLAN [スペイサイド]
スコッチを代表する拘りの100%シェリー樽熟成。まずはここからに異存はないでしょう。
近年は新たに蒸留所を拡張してシェリー以外の樽を使ったものが多くなったり、異常な価格高騰とか危うさも感じますが。
近年は新たに蒸留所を拡張してシェリー以外の樽を使ったものが多くなったり、異常な価格高騰とか危うさも感じますが。
-1. マッカラン 12年 シェリーオーク [40% ABV]
12年は他に3種類 (ダブルカスク, トリプルカスク, ファインオーク) が流通していますが、昔からの'12年'は本品 ”Sherry Oak Cask” です。

左は旧ボトルです
【シェリー樽】オロロソ主体の100%シェリーカスク
■香りは(まず当初は)ゴムですがゆっくりとドライシトラスに、そしてクリーミーでフルーティ、バタースコッチ
■味わいは甘系柑橘と蜜漬けピールからライトスパイシー、仄かにトフィの甘さとアッシュ
■余韻はデーツのビタースウィートが広がり程良くスパイシーに、最後にシェリーらしいドライフルーツ感が残ります
■味わいは甘系柑橘と蜜漬けピールからライトスパイシー、仄かにトフィの甘さとアッシュ
■余韻はデーツのビタースウィートが広がり程良くスパイシーに、最後にシェリーらしいドライフルーツ感が残ります
[シェリー感] 程よいオロロソのドライ&スウィート
[クラス] ミディアムボディ
[平均価格帯] 上限の基準 (定価)
少し落ち着かせると、高バランス・ドライ系シェリー熟成の一本です。シェリーカスクを楽しむならこれを一度味わうのはお約束で、香りからフィニッシュまでそれが楽しめます。
シェリー熟成の標準原器であり "なるほどマッカランだね" と言う味わいでしょうか。
シェリー熟成の標準原器であり "なるほどマッカランだね" と言う味わいでしょうか。
香りと余韻にはハッキリとゴム(サルファー)が居て、左の旧ボトルよりもその方向性が(毎回)強まる感じです。
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グレンフィデック
GLENFIDDICH [スペイサイド]
GLENFIDDICH [スペイサイド]
ハイランドの中でも蒸留所が集中して名前が独立しているスペイサイド、その中でも密集するダフタウン地区にありますね。
12年はスーパーでもよくお目にかかります。
12年はスーパーでもよくお目にかかります。
-1. グレンフィデック 12年 [40% ABV]
これまたスコッチを代表する一本でもちろんシェリーが楽しめます。本ブログでも”平均価格帯”の下限としています。

【シェリー樽】オロロソ樽 (Wカスク)
■香りはハニー、ライトシトラス、トフィー、南国フルーツでフローラルな爽やかな華やかさ
■口に含むと蜜漬けのプラムやダークフルーツ、フローラルさ、ゆっくりとクローブ、スパイシー
■余韻はナッティにダークチョコケーキ、デーツのディープさからスパイシー
■口に含むと蜜漬けのプラムやダークフルーツ、フローラルさ、ゆっくりとクローブ、スパイシー
■余韻はナッティにダークチョコケーキ、デーツのディープさからスパイシー
[シェリー感] 仄かに明確に
[クラス] ライトボディ
[平均価格帯] 下限のアイコンです
フルーティー&スウィーティにシェリーが生きる"スペイサイドw/シェリー" を代表する一本です。爽やかなライトボディですが決して薄く感じる事はありません。
これでローコスト帯とは流石は世界トップレベルを誇るブランド、鉄板ハイコスパです。
ベーシックなスペイサイドと言って浮かぶのは、個人的にはグレンリベット12よりもこちらですね。
これでローコスト帯とは流石は世界トップレベルを誇るブランド、鉄板ハイコスパです。
ベーシックなスペイサイドと言って浮かぶのは、個人的にはグレンリベット12よりもこちらですね。
入門用としてもgoodで、これか "グレンファークラス12" でシェリー・スタートは失敗なしでしょう。
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グレンドロナック
GLENDRONACH [ハイランド]
GLENDRONACH [ハイランド]
12年でもシェリー樽100%熟成をリリースする希少な蒸留所の一角ですね。同グループ(ブラウン・フォーマン社)のベンリアックはついに12年をトリプル・カスクにしてしまいましたし、グレングラッサの新ラインアップもバーボン樽をメインにしていますから、同様の変更が進められてしまうのか心配ですね。
50本選外
・グレンドロナック 10年 “Forgue”
・グレンドロナック 12年 "Original"
■蒸留所の休業期間問題■
海外サイトでは "1996 - 2002年" の休業にあたる期間の製品は1995年もしくは以前の物を使う事になるので次の可能性が指摘されています。
❶ 長期熟成品の大幅なリリース不足
❷ 18年や21年は年数以上の熟成品に
ブラウン・フォーマン社のブランドアンバサダーも同様のコメントを残していますね。
(今回インプレしている18yoと21yoは対象でした。その後品薄でひどい値上がりですが…)
海外サイトでは "1996 - 2002年" の休業にあたる期間の製品は1995年もしくは以前の物を使う事になるので次の可能性が指摘されています。
❶ 長期熟成品の大幅なリリース不足
❷ 18年や21年は年数以上の熟成品に
ブラウン・フォーマン社のブランドアンバサダーも同様のコメントを残していますね。
(今回インプレしている18yoと21yoは対象でした。その後品薄でひどい値上がりですが…)
50本選外
・グレンドロナック 10年 “Forgue”
・グレンドロナック 12年 "Original"
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-1. グレンドロナック カスクストレングス Batch 9 [59.4% ABV]
2022-12/13
近年増えているバッチ・リリースのカスクストレングスでNASのNC/NF、そのドロナック版ですね。

【シェリー樽】100%シェリー樽 (PXとオロロソ)
■香りの軸はドライシトラスで仄かにサルファー、そこにフルーティさでスウィートなマンダリンやブラックチェリー、渋い紅茶
■味わいはドライマンゴー、デーツや甘系ドライシトラス、ゆっくりとスパイシーに
■余韻は黒糖、ハードローストのナッツ、ダークチョコ、デーツやドライプルーンのダークでディープなスウィートさが長く
■味わいはドライマンゴー、デーツや甘系ドライシトラス、ゆっくりとスパイシーに
■余韻は黒糖、ハードローストのナッツ、ダークチョコ、デーツやドライプルーンのダークでディープなスウィートさが長く
[シェリー感] ドライシトラスを軸に
[クラス] フルボディ
[平均価格帯] 上限
カスクストレングスの濃い抽出力を主張しつつも、上品なスウィーティさを残します。その辺りがドロナックらしいカスクストレングスと言う事でしょう。レイチェル女史らしさ?!w
オロロソらしいドライシトラスとPXらしいダークスウィートさがしっかり味わえますが、軸はサルファーも感じる濃いドライシトラスな “Sherry Bomb” です。(加水し過ぎはNG! 若いドライさになってしまいます)
オロロソらしいドライシトラスとPXらしいダークスウィートさがしっかり味わえますが、軸はサルファーも感じる濃いドライシトラスな “Sherry Bomb” です。(加水し過ぎはNG! 若いドライさになってしまいます)
気が付いたらプレミア化?で、上限どころかその倍くらいに価格が跳ね上がっていると言う驚き!!
-2. グレンドロナック 15年 “Revival” [46% ABV]
”Revival”と銘打ち復活、そしてコアレンジではこの15yo以上が人気スペック"NC/NF/46abv"になりますね。

【シェリー樽】100%シェリー樽 (PXとオロロソ)
■香りは華やかで、フローラル・フルーティ・シトラス・蜂蜜でクリームケーキ、官能的なスウィートさです
■口に含むと蜂蜜漬けのイチジクやプラムがクリーミーに、そこから柑橘ピール
■余韻はバニラファッジ、ドライマンゴーの濃厚なビタースウィート、長く続く仄かなスパイシーはクローブ
■口に含むと蜂蜜漬けのイチジクやプラムがクリーミーに、そこから柑橘ピール
■余韻はバニラファッジ、ドライマンゴーの濃厚なビタースウィート、長く続く仄かなスパイシーはクローブ
[シェリー感] PXが強めに
[クラス] ミディアムボディ(+)
[平均価格帯] 上限超え
フルーティなスウィート、PXハイのシェリー樽熟成らしさ満点です。昔からのドロナックらしさをしっかり楽しめる逸品で、個人的にはこれぞドロナック! (2019/12/11bottlingでのインプレです)
ドロナックの15, 18, 21yoはそれぞれ素晴らしく、どれを飲んでも満足感がありますね。(18, 21は価格問題が勃発していますが)
ドロナックの15, 18, 21yoはそれぞれ素晴らしく、どれを飲んでも満足感がありますね。(18, 21は価格問題が勃発していますが)
-3. グレンドロナック 18年 "Allardice" [46% ABV]
12年 15年 21年はオロロソ/PX樽の熟成ですが、この18年はPXを使っていません。そこで少しラインの違う味わいが出来ています。
そして唯一 創業者ジェームズ・アラダイス(James Allardice)の名前をとった一本ですね。
この18年と21年は数年ぶりの入手でのインプレです。(両者¥10k前半と中盤でしたが、蒸留所休業期間品で購入時は共に約¥20k弱。その後は超品薄で手が出ない価格に…)
そして唯一 創業者ジェームズ・アラダイス(James Allardice)の名前をとった一本ですね。
この18年と21年は数年ぶりの入手でのインプレです。(両者¥10k前半と中盤でしたが、蒸留所休業期間品で購入時は共に約¥20k弱。その後は超品薄で手が出ない価格に…)

【シェリー樽】オロロソ樽100%
■香りはオロロソらしい濃いめのドライシトラスにドライプルーン、シナモン、焦げたカラメル
■口に含むと黒糖やドライフルーツ系の濃厚な甘さからビターが広がります
■余韻はデーツ、ドライプラムのビター・スウィートやダークチョコ、ナッツ、そしてクローブなスパイシーが長く
■口に含むと黒糖やドライフルーツ系の濃厚な甘さからビターが広がります
■余韻はデーツ、ドライプラムのビター・スウィートやダークチョコ、ナッツ、そしてクローブなスパイシーが長く
[シェリー感] オロロソらしいダークさ
[クラス] フルボディ
[平均価格帯] 上限超え
12, 15, 21yoにいるPXの濃い甘さを引き算。オロロソ独特のドライフルーツの濃厚なダークスウィートが18年熟成で醸されています。(オロロソ100%特有のくどさは心地良さへと)
そんなオロロソのダークなシェリー感を満喫できる高完成度の一本で、高熟成オロロソ100%でこれを凌駕するのは容易では無いでしょう。
そんなオロロソのダークなシェリー感を満喫できる高完成度の一本で、高熟成オロロソ100%でこれを凌駕するのは容易では無いでしょう。
開封時はシェリー樽熟成原酒風で, 元祖?! "Sherry Bomb" も楽しめます
-4. グレンドロナック 21年 "Parliament" [48% ABV]
コアレンジでは最も長期熟成、海外サイトでは休業期間から見て流通の減る2019ボトリング(現所有)は23年だろうと言う意見が多い様ですね。(上記18年も対象で24年になるとか)

【シェリー樽】100%シェリー樽 (PXとオロロソ)
■香りは甘く濃くスムーズでクリーミー、強めのシトラス、ドライプルーン、青リンゴ、バタースコッチ
■口に含むと熟した蜂蜜漬け柑橘の甘さ、ドライプラムのビタースウィート、ゆっくりとスパイシー
■余韻はダークなシトラス、ブラックチョコケーキ、サヴァランから心地よいスパイシーが広がり、フルーティ&トフィが浮かびます
■口に含むと熟した蜂蜜漬け柑橘の甘さ、ドライプラムのビタースウィート、ゆっくりとスパイシー
■余韻はダークなシトラス、ブラックチョコケーキ、サヴァランから心地よいスパイシーが広がり、フルーティ&トフィが浮かびます
[シェリー感] 好バランスのオロロソとPXでゴージャス
[クラス] フルボディ
[平均価格帯] 上限超え*
豪奢な100%シェリー樽長期熟成ウイスキーです。シェリーらしさは所謂(いわゆる)ドライフルーツの果肉らしさが半歩引いて、香りからフィニッシュまで奥深く複雑なスウィートさが支配します。そしてその一つ一つがゴージャスです。
長熟21年としては納得の価格*も嬉しい一本で、シェリーファンならずとも一度味わう価値ありですね。
長熟21年としては納得の価格*も嬉しい一本で、シェリーファンならずとも一度味わう価値ありですね。
* 納得の¥10k台でしたが品不足で数倍に。ベストチョイスの中の一本なのですが、納得価格を大幅に超えてしまい残念です。(18年も同様です)
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グレンファークラス
GLENFARCLAS [スペイサイド]
GLENFARCLAS [スペイサイド]
シェリー熟成と言えば必ず名前があがるシェリー樽にこだわる事で知られる蒸留所ですね。オロロソがメインですが、かつてはフィノも使っていたそうです。
価格設定が全体安めなのは嬉しいのですが、'15年' で感じた薄味イメージが強く印象付けられていて、それ以上の長熟年数に手が出せません。回数を重ねたリフィルカスクを使っているという話もありますが…
50本選外
・グレンファークラス 10年
価格設定が全体安めなのは嬉しいのですが、'15年' で感じた薄味イメージが強く印象付けられていて、それ以上の長熟年数に手が出せません。回数を重ねたリフィルカスクを使っているという話もありますが…
50本選外
・グレンファークラス 10年
-1. グレンファークラス 12年 [43% ABV]

【シェリー樽】オロロソ100%
■香りはシェリーのシトラス、奥にスペイサイドのフルーティが仄かに
■味わいは柑橘でその甘さが追い着いて、ドライフルーツの濃厚さが現れます
■余韻はドライフルーツの甘さからスパイシーに、最後はフルーティな穏やかさが帰って来ます
■味わいは柑橘でその甘さが追い着いて、ドライフルーツの濃厚さが現れます
■余韻はドライフルーツの甘さからスパイシーに、最後はフルーティな穏やかさが帰って来ます
[シェリー感] 十分に
[クラス] ミディアムボディ
[平均価格帯] 下側
シェリーの甘さ・ドライさがバランス良く味わえます。シェリーカスクらしい風合いでコスパ良好、気兼ねなく楽しめる一本でしょう。
突出した個性や濃厚さはないので、この辺りからシェリーを楽しむにもgoodです。
突出した個性や濃厚さはないので、この辺りからシェリーを楽しむにもgoodです。
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-2. グレンファークラス 105 [60% ABV]
NASのシェリー100%カスクストレングスの代表でしょう。英プルーフ105(alc. 60%abv)から名前を取っているのは知られるところですね。
プルーフはアルコール度数表示の一つで、パーセント(abv)との換算は英と米で係数が異なります。アメリカンプルーフ表示なら “グレンファークラス120” です。
・イングリッシュプルーフ: 60(abv) ÷ 0.571 = 105(proof)
・アメリカンプルーフ : 60(abv) ÷ 0.5 = 120(proof)
米で言うと全体の半分がアルコールの時を100と表現すると言う事でわかり易いですよね。
プルーフはアルコール度数表示の一つで、パーセント(abv)との換算は英と米で係数が異なります。アメリカンプルーフ表示なら “グレンファークラス120” です。
・イングリッシュプルーフ: 60(abv) ÷ 0.571 = 105(proof)
・アメリカンプルーフ : 60(abv) ÷ 0.5 = 120(proof)
米で言うと全体の半分がアルコールの時を100と表現すると言う事でわかり易いですよね。

【シェリー樽】100%シェリー樽 (詳細不明)
■香りはクールなドライシトラス、アプリコット、ドライプルーン、ファッジ、そして仄かにエステル系スウィート
■口に含むとベリー、ブラックチェリー、ライプフルーツの濃いフルーティさが広がり
■余韻はデーツ、微かなサルファー、ドライプラム、ダークチョコから最後にオロロソドライフルーツ感が残ります
■口に含むとベリー、ブラックチェリー、ライプフルーツの濃いフルーティさが広がり
■余韻はデーツ、微かなサルファー、ドライプラム、ダークチョコから最後にオロロソドライフルーツ感が残ります
[シェリー感] 濃厚フルーティ
[クラス] フルボディ
[平均価格帯] 中
スペイサイドらしさや複雑さは若干薄いかもしれませんが、全体的にはシェリーらしい濃厚フルーティさが支配的。ハイプルーフの”Sherry Bomb” 狙いならまずはここからでしょう。
近年時流NASのカスクストレングス、しかも100%シェリー熟成。それを納得コスパで楽しめる老舗の'good GEM'です。
この先を覗きたい方は、寄り道せずに鉄板"アベラワー・アブーナ"へ向かいましょう。(コストアップ前は 'オススメ4' でした)
近年時流NASのカスクストレングス、しかも100%シェリー熟成。それを納得コスパで楽しめる老舗の'good GEM'です。
この先を覗きたい方は、寄り道せずに鉄板"アベラワー・アブーナ"へ向かいましょう。(コストアップ前は 'オススメ4' でした)
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ベンリアック
BENRIACH [スペイサイド]
BENRIACH [スペイサイド]
現在グレンアラヒーを所有するビリー・ウォーカーが復活させて所有していたベンリアック・グループ(グレンドロナックとグレングラッサの三蒸留所)の一角ですね。
今は全て米ブラウン・フォーマン社に売却されて、希少化するシェリー樽から同社手の内のバーボン樽へ展開しています。メインの12年でもカスクを大幅に変更したりと気になるところです。
50本選外
・ベンリアック ハート・オブ・スペイサイド
・ベンリアック 10年 スリーカスクマチュアード
今は全て米ブラウン・フォーマン社に売却されて、希少化するシェリー樽から同社手の内のバーボン樽へ展開しています。メインの12年でもカスクを大幅に変更したりと気になるところです。
50本選外
・ベンリアック ハート・オブ・スペイサイド
・ベンリアック 10年 スリーカスクマチュアード
-1. ベンリアック 12年 シェリーウッド [46% ABV]
復活版ですが、これも旧ボトル終売となってしまいました。(B.ウォーカー時代の旧々ボトルは"オススメ"の一本でした)

【シェリー樽】シェリー樽熟成後、オロロソとPXでフィニッシュ
(海外サイトではシェリー樽の後で再びシェリー樽で後熟成の疑問が…)
■香りはフローラルでオイリー、水飴、そこにシトラスの爽やかさで、芳香族系ケミカルの華やかさ
■味わい蜂蜜漬けドライフルーツの甘さからドライプラムのビターさに広がります
■余韻は長くビターからフルーティへ。ドライフルーツの甘さが浮き、サルファーが仄かに着いてきますね
■味わい蜂蜜漬けドライフルーツの甘さからドライプラムのビターさに広がります
■余韻は長くビターからフルーティへ。ドライフルーツの甘さが浮き、サルファーが仄かに着いてきますね
[シェリー感] 甘さとビターの高バランス
[クラス] ミディアムボディ(+)
[平均価格帯] 上
一言で言えばシェリーらしいドライフルーツのビタースウィート感。しっかりとした骨格のシェリーが主役のスペイサイドです。
高くなってしまった事は残念ですが、やっぱり好きなタイプのシェリー熟成ですね。(レイチェル女史のサインがありますが、これはB.ウォーカー踏襲でしょう)
高くなってしまった事は残念ですが、やっぱり好きなタイプのシェリー熟成ですね。(レイチェル女史のサインがありますが、これはB.ウォーカー踏襲でしょう)
-2. ベンリアック 12年 ザ・トゥエルブ [46% ABV]
現行の12年でシェリー樽100%熟成では無くなり"3カスク マチュアード"に、ボトル形状も変わりました。でも名前 "THE TWELVE" を見ると自信のほどが窺えます。

【シェリー樽】品種不明のシェリー樽 (バーボン樽とポート樽の3cask)
■香りは水飴の甘さ、シトラス、フルーティのスペイサイドらしさ
■味わいはフルーティな甘さからドライプルーンの果実感が広がり
■余韻はサルファーが僅かに顔を出してビターがゆっくりと長く、最後はフルーティさが仄かに回帰します
■味わいはフルーティな甘さからドライプルーンの果実感が広がり
■余韻はサルファーが僅かに顔を出してビターがゆっくりと長く、最後はフルーティさが仄かに回帰します
[シェリー感] しっかり十分に
[クラス] ミディアムボディ
[平均価格帯] 中
スペイサイドらしいフルーティさベースに、甘さとビターのシェリー感でサルファーな個性も味わえます。スペイサイドw/シェリーらしさがしっかり楽しめる一本で、じっくり味わいたい感じですね。
新旧の12年を直接飲み比べてみると…

香りは旧のシェリー感に対して現行はスペイサイド寄り。味わい余韻も旧の方がドライフルーツ的ビターが強く、現行はスペイサイド的な軽やかな甘味です。
熟成樽の構成変更がそのまま現れて軸足がシェリーからスペイサイドになったのがわかりますね。とは言え新12年もシェリーらしさは堪能できてスペイサイドとのバランスはフィットしています。
それがマスターブレンダーのレイチェル・バリー女史の技量なのかブラウン・フォーマン社の戦略なのかわかりませんが、ボトル形状を大きく変更したりとかビリー・ウォーカー色を無くす方向を感じますね。

香りは旧のシェリー感に対して現行はスペイサイド寄り。味わい余韻も旧の方がドライフルーツ的ビターが強く、現行はスペイサイド的な軽やかな甘味です。
熟成樽の構成変更がそのまま現れて軸足がシェリーからスペイサイドになったのがわかりますね。とは言え新12年もシェリーらしさは堪能できてスペイサイドとのバランスはフィットしています。
それがマスターブレンダーのレイチェル・バリー女史の技量なのかブラウン・フォーマン社の戦略なのかわかりませんが、ボトル形状を大きく変更したりとかビリー・ウォーカー色を無くす方向を感じますね。
-3. ベンリアック 21年 テンポリス [46% ABV]
スペイサイドですが、ハイランドのピートを使っているそうです。確かにスペイサイドでピートは難しそうですよね。

【シェリー樽】オロロソとPX (他にバーボンとヴァージンオークの4カスク)
■香りは当初メディシナル・スモークが圧倒、それが薄まりシェリーのシトラスとスペイサイドのフルーティさ登場
■口に含むと広がる甘さ含めた上品な柑橘シェリー感で、通して変わりません
■余領はピーティを下敷きに柑橘ピールが長く、最後はピーティが残って口腔内に広がります。(時がたつと共にそのピーティさは薄まります)
■口に含むと広がる甘さ含めた上品な柑橘シェリー感で、通して変わりません
■余領はピーティを下敷きに柑橘ピールが長く、最後はピーティが残って口腔内に広がります。(時がたつと共にそのピーティさは薄まります)
[シェリー感] 甘さは主張しますが程良く
[クラス] フルボディ
[平均価格帯] 上限超え
メディシナル(&ピーティ)なスモーキーさがシェリーなスペイサイドを覆う様に主張。そこからメディシナルさがゆっくりと引いて、長熱らしい角が取れたピーティ/スペイサイド/シェリーに。(当初は強いスモーキーです)
時間をかけて味わうベンリアックらしいスモーキーなスペイサイドw/シェリーです。ただ¥11kは微妙で、僅かに足せばドロナックの21年に手が届くとなると…
時間をかけて味わうベンリアックらしいスモーキーなスペイサイドw/シェリーです。ただ¥11kは微妙で、僅かに足せばドロナックの21年に手が届くとなると…
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バルヴェニー
BALVENIE [スペイサイド]
BALVENIE [スペイサイド]
蒸留所が多く並ぶダフタウン地区のグレンフィディック蒸溜所と同敷地にあるバルヴェニー蒸留所ですね。
かつては手に入りづらい印象がありましたが、今はいつでも手に入るので嬉しいですね。
かつては手に入りづらい印象がありましたが、今はいつでも手に入るので嬉しいですね。
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-1. バルヴェニー 12年 ダブル・ウッド [40% ABV]
名前の通りWウッドで、"American Oak ex-bourbon barrels and hogsheads" 熟成後、"Spanish oak ex-Oloroso sherry casks" で9ヶ月の後熟だそうです。
スペイサイドのシェリーと言うとこれを浮かべる方も多い人気の一本でしょう。
スペイサイドのシェリーと言うとこれを浮かべる方も多い人気の一本でしょう。

【シェリー樽】オロロソ (上記)
■香りはスペイサイドらしいフルーツ感とシェリーらしいシトラスの清涼感、奥にバニラやミントが控えます
■味わいはフルーティな蜂蜜で独特なオイリーな甘味が登場
■余韻はそのオイリーさからグレープ、チョコやトフィ、柑橘ピールのビター、最後にマイルドスパイシーが包み込みます
■味わいはフルーティな蜂蜜で独特なオイリーな甘味が登場
■余韻はそのオイリーさからグレープ、チョコやトフィ、柑橘ピールのビター、最後にマイルドスパイシーが包み込みます
[シェリー感] 甘さとビターでしっかり
[クラス] ミディアムボディ
[平均価格帯] 中
スペイサイドらしいフルーティさとシェリーらしいビタースウィート、そのgoodバランス。後追いしてくる独特の味わいが特徴的で、洗練・上品なスペイサイドw/シェリーの逸品でしょう。
後追いの個性的なオイリーな甘味はブラインドで飲み比べても当てる事ができそうです。
近年主流のNC/NF/46の流れに対して40abvですから、口に含む量を少し多めにしましょう。するとしっかり味わいが立ってきます
後追いの個性的なオイリーな甘味はブラインドで飲み比べても当てる事ができそうです。
近年主流のNC/NF/46の流れに対して40abvですから、口に含む量を少し多めにしましょう。するとしっかり味わいが立ってきます
-2. バルヴェニー 17年 ダブル・ウッド [43% ABV]
実は古いバリエーションではなく2012年のリリースですね。(12年は1993年リリース)
12年と同じシェリー樽後熟成のWウッドでコアレンジ商品ですが驚くほど高くなりました。
12年と同じシェリー樽後熟成のWウッドでコアレンジ商品ですが驚くほど高くなりました。

【シェリー樽】後熟成 (オロロソ)
■香りは蜂蜜とフルーツの甘さが広がり、奥にバタースコッチとマイルドシトラス
■口に含むと蜂蜜とフルーティな濃厚な甘さが心地よく、緩やかにスパイシーさが広がります
■余韻は独特のオイリーが広がって、ナッツやトフィからゆっくりとダークスウィートが口腔全体に残ります
■口に含むと蜂蜜とフルーティな濃厚な甘さが心地よく、緩やかにスパイシーさが広がります
■余韻は独特のオイリーが広がって、ナッツやトフィからゆっくりとダークスウィートが口腔全体に残ります
[シェリー感] ジェントルでしっかり
[クラス] ミディアムボディ
[平均価格帯] 上限超え
上品で洗練されたバルヴェニーらしさ、コクの甘味にダークさも加わって12年の上位長期熟成感が明瞭です。
バーボン樽から来るスペイサイドらしさとシェリー樽のダークスウィートが17年熟成で芳醇さを増した高品位なスペイサイドw/シェリーですね。
バーボン樽から来るスペイサイドらしさとシェリー樽のダークスウィートが17年熟成で芳醇さを増した高品位なスペイサイドw/シェリーですね。
-3. バルヴェニー 15年 シェリーカスク [47.8% ABV]
ただの15年ものではありませんね。Cask No.が入った貴重なオフィシャルのシングル・カスクです。ハイプルーフではなく47.8°に加水されているのは賛否の分かれる処かもしれませんが、ストレートで楽しむにはフィットする度数でしょう。

【シェリー樽】オロロソ・シングルバレル (Cask no.11167)
箱にオロロソとありますが、1stフィルorリフィルかは不明です
■香りはオロロソらしいシトラス、スウィートなフローラル、奥に濃厚デーツそしてスペイサイドのフルーティ
■味わいはレーズンやドライブラムの様なシェリーの濃厚な甘さ、ドライフルーツらしさ
■余韻も濃厚なドライフルーティな甘さにナッツやダークチョコ、柑橘ピールのビターが付き添います
■味わいはレーズンやドライブラムの様なシェリーの濃厚な甘さ、ドライフルーツらしさ
■余韻も濃厚なドライフルーティな甘さにナッツやダークチョコ、柑橘ピールのビターが付き添います
[シェリー感] 濃厚で豪華なシェリーらしさ
[クラス] フルボディ
[平均価格帯] 上限超え
オロロソらしい濃厚ビター&ダークなスウィートのシェリー感です。開封直後はドライ&シャープな印象で今ひとつですが、安定後はシェリーの”コクの塊”です。
後熟のダブルウッド(12・17年)が洗練のスペイサイドw/シェリーなら、こちらはまさに濃厚な"Sherry Bomb"。
シェリー熟成好きの方には必飲の一本になるでしょう。¥10k中-後半は仕方無し!?
後熟のダブルウッド(12・17年)が洗練のスペイサイドw/シェリーなら、こちらはまさに濃厚な"Sherry Bomb"。
シェリー熟成好きの方には必飲の一本になるでしょう。¥10k中-後半は仕方無し!?
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グレンアラヒー
GLENALLACHIE [スペイサイド]
GLENALLACHIE [スペイサイド]
ベンリアックを復活させたビリー・ウォーカー氏がブレンド用モルト供給だった蒸留所を買取り、独立したグレンアラヒーですね。(同蒸留所はブレンドのマクネアーズもリリースしています)
今の時代らしく "ナチュラルカラー/ノンチルフィルタード/46ABV" をベースに2018年にシングル・モルトをファースト・リリース。一気に人気ブランドになりました。
"That's Glen - Alla- Key." とあって "グレンアラキー"と読めと書いてありますが、なぜか国内はグレンアラヒーです。("CRAIGELLACHIE" クライゲラキもいつの間にかクライゲラヒになっちゃいましたね)
50本選外
・グレンアラヒー 8年
・グレンアラヒー 11年 PXシェリーウッド フィニッシュ
今の時代らしく "ナチュラルカラー/ノンチルフィルタード/46ABV" をベースに2018年にシングル・モルトをファースト・リリース。一気に人気ブランドになりました。
"That's Glen - Alla- Key." とあって "グレンアラキー"と読めと書いてありますが、なぜか国内はグレンアラヒーです。("CRAIGELLACHIE" クライゲラキもいつの間にかクライゲラヒになっちゃいましたね)
50本選外
・グレンアラヒー 8年
・グレンアラヒー 11年 PXシェリーウッド フィニッシュ
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-1. グランアラヒー 12年 [46 ABV]
メーカーのカラー表記とテイスティングノートに二回目の変更がありました。対象の2022-05ボトリングでのインプレに差替えです。

【シェリー樽】PX/オロロソ (それにオーク新樽とワイン樽??)
■香りはドライシトラスに仄かなサルファーでオロロソ色、ベリーやブラックチェリー、薄めのトフィー。スペイサイドらしさはやや希薄
■口に含むとライプなフルーツ、赤いベリー、プルーン、アプリコット
■余韻はダークなシトラス、ナッツとデイツ、ブラックベリー、ダークチョコ、ドライフルーツのディープなフルーティさ
■口に含むとライプなフルーツ、赤いベリー、プルーン、アプリコット
■余韻はダークなシトラス、ナッツとデイツ、ブラックベリー、ダークチョコ、ドライフルーツのディープなフルーティさ
[シェリー感] しっかりと
[クラス] フルボディ(−)
[平均価格帯] 上
香りにオロロソを漂わせ、口に含んでからはディープでダークなシェリー感を放ちます。PX感は弱くシャイニーな華やかさと言うよりも、軸はオロロソダークな色合いです。
熟成樽の仕様変更や配合比率の見直しなのか、変化(下記 "二回目の変更")は明確ですね。それがwelcomeなのか否かは個人の好みでしょう。(残念ながら ”オススメ4” からは…)
熟成樽の仕様変更や配合比率の見直しなのか、変化(下記 "二回目の変更")は明確ですね。それがwelcomeなのか否かは個人の好みでしょう。(残念ながら ”オススメ4” からは…)
一回目の変更。12年は1stリリースと2ndリリース以降が明らかに変わった事が知られています。その “1stリリース”(左:2018) と “現行品”(右:2021) を直接飲み比べすると…

まず色が大きく違い100%シェリーの15年と変わらない濃さになりました。そして1stの若いシャープさから濃厚シェリーにシフト。甘味も増してコアレンジらしい12年になった感じです。(オーク新樽の比率を下げたのかと)
一言で言うなら ”違うウイスキー” ですね。
ちなみ箱裏面の色表記は”Polished Bronze”のままですが、公式サイトでは”Burnished Mahogany”に変更されています。(箱は在庫の1st用流用でしょう)

まず色が大きく違い100%シェリーの15年と変わらない濃さになりました。そして1stの若いシャープさから濃厚シェリーにシフト。甘味も増してコアレンジらしい12年になった感じです。(オーク新樽の比率を下げたのかと)
一言で言うなら ”違うウイスキー” ですね。
ちなみ箱裏面の色表記は”Polished Bronze”のままですが、公式サイトでは”Burnished Mahogany”に変更されています。(箱は在庫の1st用流用でしょう)
➡️ 1st ver.の個別インプレ
➡️ 2021 ver.の個別インプレ
二回目の変更。カラー表記が ”Burnished Mahogany” から ”Deep Mahogany” に変更された2021-05(左)と2022-05(右)の飲み比べです。

色がやや濃くなっています。味わいもアラヒーらしいスペイサイドw/シェリーからありげなオロロソダークなシェリー感に方向性が変わってしまいました。残念ですね。
アラヒーらしい芳醇スウィートを支えるPXが弱まり、同2022年新規リリースの’8年’を思わせるかもしれません。熟成樽構成も8年同様に変更?! (オフィシャルサイトから樽の表記が消えました)

色がやや濃くなっています。味わいもアラヒーらしいスペイサイドw/シェリーからありげなオロロソダークなシェリー感に方向性が変わってしまいました。残念ですね。
アラヒーらしい芳醇スウィートを支えるPXが弱まり、同2022年新規リリースの’8年’を思わせるかもしれません。熟成樽構成も8年同様に変更?! (オフィシャルサイトから樽の表記が消えました)
-2. グレンアラヒー 11年 モスカテルウッド フィニッシュ [48% ABV]
スコッチ本流のいわゆるWウッドのシェリー樽に貴重種モスカテルを使った【限定品】です。

【シェリー樽】モスカテル後熟 (バーボン樽9年の後)
■香りは穏やかな甘さで爽やかなスペイサイド、奥にシェリーらしいドライフルーツ系
■味わいは甘い蜂蜜からドライフルーツのビターへ
■余韻はそのビターを下敷きにドライマンゴーの様な甘さが現れ、最後までフルーティな甘さが付き添います
■味わいは甘い蜂蜜からドライフルーツのビターへ
■余韻はそのビターを下敷きにドライマンゴーの様な甘さが現れ、最後までフルーティな甘さが付き添います
[シェリー感] 甘さでしっかり
[クラス] ミディアムボディ(+)
[平均価格帯] 中-上
Wウッドらしさ全開の魅力的なスペイサイドw/シェリー(モスカテル)です。フルーティな甘さの余韻が最後まで続き、濃厚さもグレンアラヒーらしさ。好きな一本ですね。
若さは感じる11年ですがコアレンジの12年を上回る味わいです。入手可能な内に是非!
若さは感じる11年ですがコアレンジの12年を上回る味わいです。入手可能な内に是非!
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-3. グレンアラヒー 10年 カスクストレングス Batch 8 [57.2% ABV]
2023-5/2
近年人気のバッチリリースのカスクストレングス、グレンアラヒー版ですね。NASが多い中、10年と言うのが流石のビリー・ウォーカーでしょうか。
batch 8は二種類のシェリー(PXとオロロソのパンチョン樽) をメインに、オーク新樽に赤ワイン樽(Rioja)を加味しています。
batch 5以降は同様の樽構成で、batch 3のみシェリー100%(PX, オロロソ)でした。
batch 8は二種類のシェリー(PXとオロロソのパンチョン樽) をメインに、オーク新樽に赤ワイン樽(Rioja)を加味しています。
batch 5以降は同様の樽構成で、batch 3のみシェリー100%(PX, オロロソ)でした。

【シェリー樽】PX / オロロソ (4カスク, 詳細上記)
■香りはドライプルーンやライプフルーツや黒糖の濃厚な甘味、バタースコッチで焦げたティンバー、フルーティでフローラル、シナモンやミント
■口に含むと黒いベリー、プラムやアプリコット、マンダリン、最後にスパイシー
■余韻はシェリーらしいドライフルーツのダークでディープな濃厚さが広がります
■口に含むと黒いベリー、プラムやアプリコット、マンダリン、最後にスパイシー
■余韻はシェリーらしいドライフルーツのダークでディープな濃厚さが広がります
[シェリー感] しっかりと
[クラス] フルボディ
[平均価格帯] 上限
シェリーはオロロソのダークさとPXのディープフルーティなスウィートさが上手くmixしていますが、PXが効いているのがアラヒーらしさでしょうか。
スペイサイドらしいフルーティさも残していて、グレンアラヒー好きなら是非味わっておきたい一本でしょう。
強いドライシトラスから来るサルファーがいないので、ドロナックのカスクストレングスや王者アブーナよりも心地良いカスクストレングスGEMですね。
スペイサイドらしいフルーティさも残していて、グレンアラヒー好きなら是非味わっておきたい一本でしょう。
強いドライシトラスから来るサルファーがいないので、ドロナックのカスクストレングスや王者アブーナよりも心地良いカスクストレングスGEMですね。
-4. グレンアラヒー 15年 [46% ABV]

【シェリー樽】100%シェリーカスク(オロロソ/PX)
■香りは蜂蜜、フルーティ、エステル、ライトなシトラス、で意外やスペイサイドw/シェリー的に
■口に含むとフルーティネスな濃い甘さから、ドライマンゴーのビタースウィートに
■余韻はそのままダークフルーティでナッティ、ブラックチョコに広がって、ビタースウィートが程良く長引きます
■口に含むとフルーティネスな濃い甘さから、ドライマンゴーのビタースウィートに
■余韻はそのままダークフルーティでナッティ、ブラックチョコに広がって、ビタースウィートが程良く長引きます
[シェリー感] 心地良くビタースウィート
[クラス] フルボディ(−)
[平均価格帯] 上限
心地よいスペイサイドのフルーティさにシェリーらしいドライフルーツのビタースウィートです。シェリー100%の強い個性は控え目で、熟して芳醇なスペイサイド/wシェリーを楽しめる逸品ですね。
*現行品(21年ボトリング)はリリース当初の15yoよりも角が取れて’まとまった’印象です。当初は尖ったサルファーやシェリーの強個性な味わいでスペイサイドらしさは薄い印象でした。その個性も良かったのですが…
➡️ リリース時ver.のインプレ
*現行品(21年ボトリング)はリリース当初の15yoよりも角が取れて’まとまった’印象です。当初は尖ったサルファーやシェリーの強個性な味わいでスペイサイドらしさは薄い印象でした。その個性も良かったのですが…
➡️ リリース時ver.のインプレ
*【後日記】2021ボトリングと2022ボトリングでボトルと箱の裏書(カラーとテイスティングノート)が変りました。上記12年同様の後追い修正でしょう。(実際の色味と味わいは変わりません)
【後日記2】2023ボトリング(2022末?)から樽が一気に4casks(オロロソ/PX/新樽/ワイン)になる情報があります。そうなると12年同様に味わいがとても心配されます。100%シェリー(オロロソ/PX)は貴重になるかもしません。
【後日記2】2023ボトリング(2022末?)から樽が一気に4casks(オロロソ/PX/新樽/ワイン)になる情報があります。そうなると12年同様に味わいがとても心配されます。100%シェリー(オロロソ/PX)は貴重になるかもしません。
-5. シグナトリー グレンアラヒー 12年 シングルカスク [64.3% ABV]
インディペンデント・ボトラー “SIGNATORY” がリリースする独立前蒸留(2007)の1stフィルシェリーバットのシングルカスク12年(Cask No. 900510)です。度数も強烈なハイプルーフですね。

【シェリー樽】100% (シェリー酒別不明, オロロソでしょう)
■香りは濃厚で熟したシトラス、フローラル、ベリー、ブラックチェリー、仄かにサルファー
■口に含むとブラックチョコ、ドライマンゴー、黒糖の濃い甘さ、そこから硫黄泉が登場
■余韻はそれらが口腔にブワッと拡がり、ダークなドライフルーツのビターさが残り、最後はここでもサルファーが
■口に含むとブラックチョコ、ドライマンゴー、黒糖の濃い甘さ、そこから硫黄泉が登場
■余韻はそれらが口腔にブワッと拡がり、ダークなドライフルーツのビターさが残り、最後はここでもサルファーが
[シェリー感] サルファーと共に猛烈!!
[クラス] ヘビーボディ (フルボディを超えます)
[平均価格帯] 上限超え (購入時 ¥11k)
始めはズッシリ甘く硫化味(サルファー)で超濃厚、猛烈な個性でまさにシェリー熟成のモルト原酒そのものの'Super Sherry Bomb'です。普通はこれをダイレクトでは飲まないでしょう。それを直接楽しみたいマニア専用です。これ以上強烈なウイスキーを飲んだ事はありませんね。
基本は微加水(50abv狙いから40狙いへ)でも強烈な個性は保たれます。
↓↓↓ それが時と共にオキシデーションして僅かづつ熟成感が表れます。納まっていくサルファー、決して消える事はありませんが、それも含めてゆっくり変化も楽しむマニアックさ。指折りのsuperDRAMでしょう。
基本は微加水(50abv狙いから40狙いへ)でも強烈な個性は保たれます。
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グレングラッサ
GLENGLASSAUGH [ハイランド]
GLENGLASSAUGH [ハイランド]
近年多くなった復活蒸留所の一つで、スペイサイドのすぐ東側のマレイ湾エリア。創業は早く1875年ですが途中20年以上の休業期間の後2008年復活の再蒸留を開始しています。
2013-2016年はシェリーに拘ったビリー・ウォーカー氏の下にありましたが、現在はベンリアック、ドロナックの3社ともに米ブラウン・フォーマン社に売却。
同社はバーボンを得意としているので、バーボン樽を生かす方向になる可能性が今のラインアップを見ても予想されますね。それを代表するのが”エヴォリューション”(1stフィル・バーボン樽100%、50ABV)でしょう。
今のマスターブレンダーのレイチェル・バリー女史と同社が、B.ウォーカー色をどの様に塗り替えるのかここでも気になるところです。
【2023-7 追記】なんと早くも新たなシリーズに変更がアナウンスされました。年数表記のコアレンジ '12年' がバーボン樽/シェリー樽/ワイン樽で登場するそうです。現状踏襲的な度数が高いシェリー100%の 'サンデント' も気になりますね。ボトルは一新されてビリー・ウォーカー色が払拭されそうです。
50本選外
・グレングラッサ “リバイバル”
2013-2016年はシェリーに拘ったビリー・ウォーカー氏の下にありましたが、現在はベンリアック、ドロナックの3社ともに米ブラウン・フォーマン社に売却。
同社はバーボンを得意としているので、バーボン樽を生かす方向になる可能性が今のラインアップを見ても予想されますね。それを代表するのが”エヴォリューション”(1stフィル・バーボン樽100%、50ABV)でしょう。
今のマスターブレンダーのレイチェル・バリー女史と同社が、B.ウォーカー色をどの様に塗り替えるのかここでも気になるところです。
【2023-7 追記】なんと早くも新たなシリーズに変更がアナウンスされました。年数表記のコアレンジ '12年' がバーボン樽/シェリー樽/ワイン樽で登場するそうです。現状踏襲的な度数が高いシェリー100%の 'サンデント' も気になりますね。ボトルは一新されてビリー・ウォーカー色が払拭されそうです。
50本選外
・グレングラッサ “リバイバル”
-1. グレングラッサ 30年 [42% ABV]
貴重な長期閉鎖前カスクのオフィシャル30yoで、ビリー・ウォーカーのサインとシリアルNo.(裏面)が入っています。2019年がラスト・リリースだった様ですが、このシグネイチャー入りのボトルが今後再発売されるとは思えません。

【シェリー樽】100% (オロロソですが詳細不明)
■香りは爽やかなシトラスが強く、洋梨コンポート、ドライマンゴー、濃いカラメル
■口に含むとドライオレンジピールのビタースウィートから樽由来のマイルド・クリーミーなほんのりとした甘さに、そしてドライプルーンが現れます
■余韻はダークチョコ、ココアでナッティ、焦げたティンバー、デーツの濃厚な味わいが複雑に絡みます
■口に含むとドライオレンジピールのビタースウィートから樽由来のマイルド・クリーミーなほんのりとした甘さに、そしてドライプルーンが現れます
■余韻はダークチョコ、ココアでナッティ、焦げたティンバー、デーツの濃厚な味わいが複雑に絡みます
[シェリー感] シックに奥深く
[クラス] ミディアムボディ
[平均価格帯] 上限超え (購入時 ¥33k)
オロロソ樽特有の強いドライフルーツのビター&スウィートと言った華美濃厚さが消え去って、コアな真髄が残った”渋枯れ”の一本です。(樽の管理の問題があったとしても)
B.ウォーカーのオロロソ100%熟成のスタンスとしては、シェリーボムのドロナック18年の先に辿り着く30年のチョイスは'侘び寂びの枯れ'。そんな位置付けでしょうか。
微加水でじわじわと長熟の深い味わいが心地良く広がりますね。このボトルにせっかちはいけません。
B.ウォーカーのオロロソ100%熟成のスタンスとしては、シェリーボムのドロナック18年の先に辿り着く30年のチョイスは'侘び寂びの枯れ'。そんな位置付けでしょうか。
微加水でじわじわと長熟の深い味わいが心地良く広がりますね。このボトルにせっかちはいけません。
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グレンリベット
GLENLIVET [スペイサイド]
GLENLIVET [スペイサイド]
今やグレンフィディックを抜いて世界一売れているシングルモルトですね。スコッチが定義されて第一号であったりと、泣く子も黙る?大銘柄です。
そのフラッグシップ "12年" はまさにオーキー、ですがシェリー樽熟成ではありません。スペイサイドw/シェリーを楽しむならグレンフィディック12年をまず飲むのが王道でしょう。
そのフラッグシップ "12年" はまさにオーキー、ですがシェリー樽熟成ではありません。スペイサイドw/シェリーを楽しむならグレンフィディック12年をまず飲むのが王道でしょう。
-1. グレンリベット ナデューラ オロロソ [60.1% ABV]
ナデューラ・シリーズに加わったシェリー樽熟成ver.ですね。少量バッチのカスクストレングスでリリースされて、そのハイプルーフが魅力です。(殆どのバッチで60abv以上でした)
実はこの1バッチ後で終売になってしまいました。また免税店向けの1Lもありましたが、それは48abvですから少々残念ver.です。
実はこの1バッチ後で終売になってしまいました。また免税店向けの1Lもありましたが、それは48abvですから少々残念ver.です。

【シェリー樽】100%オロロソ (1stフィル) batch: OL1120
■香りはしっかりとスペイサイドらしいフルーティさ、チョコ、バニラ、ファッジ、ケミカル(酢酸エチル)、で 甘さが強く
■口に含むと濃い蜂蜜とドライフルーツ、じわじわと濃厚な黒糖やブラックチョコの甘味が広がり
■余韻はドライプルーンからデーツやダークチョコのダークスウィートさ、そのオロロソらしさがダークに長く続きます
■口に含むと濃い蜂蜜とドライフルーツ、じわじわと濃厚な黒糖やブラックチョコの甘味が広がり
■余韻はドライプルーンからデーツやダークチョコのダークスウィートさ、そのオロロソらしさがダークに長く続きます
[シェリー感] しっかり
[クラス] フルボディ
[平均価格帯] 上側
香りにはスペイサイドらしさ、フィニッシュは強いオロロソ、それが高バランスで味わえます。開封直後の香りは軽いですが独特の甘さを放つ酢酸エチル(セメダイン)も楽しめますね。
強いスパイシーやオロロソによくあるシトラスのクセは控えて、心地良いカスクストレングスのスペイサイドw/シェリーになっています。価格帯も近い"アブーナ"が競争相手でしょう、強敵ですがw
強いスパイシーやオロロソによくあるシトラスのクセは控えて、心地良いカスクストレングスのスペイサイドw/シェリーになっています。価格帯も近い"アブーナ"が競争相手でしょう、強敵ですがw
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アベラワー
ABERLOUR [スペイサイド]
ABERLOUR [スペイサイド]
スペイサイドのセンターにあって創業は1879年、オーナー変更を重ねて今に至るお馴染みのパターンです。現在は仏ペルノリカール社が所有しています。
好きな蒸留所で、スペイサイドらしさとWカスクが印象的。平均価格帯上位のシェリーボム "アブーナ" や "18年ダブルカスクマチュアード" が知られる処です。旧ラベル時代は味わいましたが、新ラベルで少しづつ再インプレしようかと。
50本選外
・アベラワー 12年 ダブル カスク マチュアード
好きな蒸留所で、スペイサイドらしさとWカスクが印象的。平均価格帯上位のシェリーボム "アブーナ" や "18年ダブルカスクマチュアード" が知られる処です。旧ラベル時代は味わいましたが、新ラベルで少しづつ再インプレしようかと。
50本選外
・アベラワー 12年 ダブル カスク マチュアード
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-1. アベラワー アブーナ [*61.2% ABV]
シェリーカスク熟成を代表する銘柄の一つですね。NAのバッチ・リリース、ハイプルーフで都度アルコール度数は異なります。年に4回リリースしているそうで、オロロソ・シェリーバットですがシングルカスクではありません。
新ラベルは初めての購入(*Batch No. 69, 2021-1 bottling)ですが、ケースも変わりましたね。味のあるワックスシール(封蝋)はそのままです。
新ラベルは初めての購入(*Batch No. 69, 2021-1 bottling)ですが、ケースも変わりましたね。味のあるワックスシール(封蝋)はそのままです。

【シェリー樽】オロロソ 100%
■香りはダークシトラス、ドライプルーン、洋梨コンポートで深みある仄かにスペイサイドを感じるフルーティな甘さ
■口に含むと黒糖、蜂蜜漬けの柑橘ピールの濃厚な甘さ、スパイシーさが広がると焦げたティンバー
■余韻はサルファーが口腔鼻腔に広がり、濃いドライマンゴー、ブラックチョコ、そしてデーツにディープなフルーティネスへ
■口に含むと黒糖、蜂蜜漬けの柑橘ピールの濃厚な甘さ、スパイシーさが広がると焦げたティンバー
■余韻はサルファーが口腔鼻腔に広がり、濃いドライマンゴー、ブラックチョコ、そしてデーツにディープなフルーティネスへ
[シェリー感] ダーク&ディープ
[クラス] フルボディ(+)
[平均価格帯] 上 (→上限超え**)
ダークな甘さが支配する強烈なシェリー樽熟成原酒風の味わい。勿論サルファーも主張してまさにdark & deep!!
(サルファーは時と共に消えて、代わりにスペイサイド感が強くなります)
微加水(50abv→40abvと適当に狙って)しながら楽しむわけですが、"シェリー樽熟成ならハイプルーフのこれ!" と言うコアなファンも多いマニア向け 'Sherry Bomb' です。
(サルファーは時と共に消えて、代わりにスペイサイド感が強くなります)
微加水(50abv→40abvと適当に狙って)しながら楽しむわけですが、"シェリー樽熟成ならハイプルーフのこれ!" と言うコアなファンも多いマニア向け 'Sherry Bomb' です。
** 2023/4追記:価格がここへ来て上限超えに、それでもこの素晴らしさには納得かも
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-2. アベラワー 18年 ダブル カスク マチュアード [43% ABV]
2023-7/18
終売となったWカスク(500ml ver.)です。今は ”18年 ダブル シェリーカスク フィニッシュ” (PX/オロロソ)になっていますね。バッチリリースで入手難がひどくなりそうですw 不思議ですがNC/NF/46には全く該当しません。
ほんの数年前まで¥10k(700ml ver.)でお釣りが来たのですが、久しぶりに入手したら…
ほんの数年前まで¥10k(700ml ver.)でお釣りが来たのですが、久しぶりに入手したら…

【シェリー樽】Wカスク (Sherry butts and American oak)
■香りはスウィートシトラス、青リンゴや洋梨、ケミカル、水飴、トフィーやバタースコッチ、ライチ
■口に含むとチェリー、ネクター、マイルドハニー、水飴、ゆっくりとスパイシー
■余韻はドライシトラス、ナッティ、焦げたティンバー、そしてダークで複雑なドライフルーツ感が口腔を満たします
■口に含むとチェリー、ネクター、マイルドハニー、水飴、ゆっくりとスパイシー
■余韻はドライシトラス、ナッティ、焦げたティンバー、そしてダークで複雑なドライフルーツ感が口腔を満たします
[シェリー感] コク
[クラス] フルボディ
[平均価格帯] 上限超え (購入時¥15k, 500ml bottle)
尖った主張は見当たらず18yoらしい熟成感とWカスクらしいバランスです。特に香りの華やかなスペイサイド感と余韻のダークなシェリーさが際立ちます。ダークと言ってもアブーナの様なシェリー樽原酒的 ’Sherry Bomb’ ではありませんね。
「香りを愛でて余韻に浸る」そんな高芳醇スペイサイドw/シェリー。good stuff!!
「香りを愛でて余韻に浸る」そんな高芳醇スペイサイドw/シェリー。good stuff!!
(開封直後は余韻が極端に短く、あっさり感も強いので慌てずに)
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エドラダワー
EDRADOUR [ハイランド]
EDRADOUR [ハイランド]
ハイランドの小規模蒸留所で、2002年に所有者がペルノ・リカールからボトラーズで知られるシグナトリーになって興味深いボトラーズリリースも登場していますね。濃厚さを軸とした好きな蒸留所の一つです。
”バレッヒェン”(BALLECHIN)は2002年までラフロイグにいたイアン・ヘンダーソンをマネージャーに迎えて造られた新しいブランドで、エドラダワーと異なりピーティなモルトを使っています。こちらもgood!
ただ両者は似て非なるものにはなりますが。
50本選外
・バレッヒェン 10年 ヘビーピーテッド
”バレッヒェン”(BALLECHIN)は2002年までラフロイグにいたイアン・ヘンダーソンをマネージャーに迎えて造られた新しいブランドで、エドラダワーと異なりピーティなモルトを使っています。こちらもgood!
ただ両者は似て非なるものにはなりますが。
50本選外
・バレッヒェン 10年 ヘビーピーテッド
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-1. エドラダワー 10年 [40% ABV]
ハイランドを代表する人気者ですね。
シェリー樽へのこだわりはケース裏にも書かれていて十分にその効果が楽しめます。そして大きく"NATURAL COLOUR"とあってこの色ですから味わいが想像できますね。
シェリー樽へのこだわりはケース裏にも書かれていて十分にその効果が楽しめます。そして大きく"NATURAL COLOUR"とあってこの色ですから味わいが想像できますね。

【シェリー樽】オロロソ (Wカスク)
■香りはシトラスでナッティ、濃いグレープ、トフィー、フルーティ&フローラルのシェリーらしさ
■口に含むとドライフルーツのややドライなスウィート、控え目にバニラ、徐々にスパイシーが浮いて
■余韻はナッツとバニラ、そこにデーツ、ブラックチョコ、最後に残るのはダークなシェリー感です
■口に含むとドライフルーツのややドライなスウィート、控え目にバニラ、徐々にスパイシーが浮いて
■余韻はナッツとバニラ、そこにデーツ、ブラックチョコ、最後に残るのはダークなシェリー感です
[シェリー感] ダーク
[クラス] フルボディ(−)
[平均価格帯] 中
全体的にシェリーが強く、バーボン樽のバニラ・カラメル感が控え目。味わいはフルーティですが軽やかさや華やかさではなく濃厚です。ノーズとフィニッシュにいるナッティさが特徴的ですね。
所謂(いわゆる) 'dark & intense' なシェリーの代表でしょう。そしてシェリー熟成好きならずとも一度は味わっておきたいStd.ですね。
所謂(いわゆる) 'dark & intense' なシェリーの代表でしょう。そしてシェリー熟成好きならずとも一度は味わっておきたいStd.ですね。
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-2. エドラダワー 12年 カレドニア [46% ABV]
品名のカレドニアはスコットランドのミュージシャンDougie Macleanの楽曲名だそうです。
バーボン樽熟成の後、シェリー樽での後熟。シェリー後熟が長いとか。(詳細不明ですが3.5年以上という話もあります) NC/NF/46abvクリアーですね。
バーボン樽熟成の後、シェリー樽での後熟。シェリー後熟が長いとか。(詳細不明ですが3.5年以上という話もあります) NC/NF/46abvクリアーですね。

【シェリー樽】Wカスク (オロロソ)
■香りはディープなシトラスにナッツ、ドライプルーン、熟したベリー、蜜漬けピール
■口に含むとドライプラム、ライプフルーツ、デイツ、クランベリー、ゆっくりとスパイシー
■余韻はドライフルーティでナッティ、ドライフルーツのダークでディープさが長く続きます
■口に含むとドライプラム、ライプフルーツ、デイツ、クランベリー、ゆっくりとスパイシー
■余韻はドライフルーティでナッティ、ドライフルーツのダークでディープさが長く続きます
[シェリー感] 明確に濃厚に主役で
[クラス] フルボディ
[平均価格帯] 上
エドラダワーの”dark & intense”そのものでしっかりオロロソ。’10年’に比べてシェリーの味わいが一層ディープに主張して来ます。熟成感も高く平均価格帯内ですから、シェリー熟成好きには必須の一本になるでしょう。
ただ'10年'も全く侮れず、コスパを含めて欠かせない看板スコッチです。当然ですがまずは'10年’を飲むのが前提ですね。
ただ'10年'も全く侮れず、コスパを含めて欠かせない看板スコッチです。当然ですがまずは'10年’を飲むのが前提ですね。
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-3. バレッヒェン 10年 2010 シェリーマチュアード [60.1% ABV]
2023-3/25
マニアックな“SFTC”シリーズの一本です。名前(Straight From The Cask)の通りシングルカスク(オロロソ Cask No. 201)で、リリースは893本。当然ながらカスク毎にabvや味わいは多少なりと異なります。ケースはチューブから木製に変わりましたね。
バレッヒェンですからヘビリーピーテッドなモルトを使いフェノール値は50ppmとアイラと比べてもハイレベルです。
バレッヒェンですからヘビリーピーテッドなモルトを使いフェノール値は50ppmとアイラと比べてもハイレベルです。

【シェリー樽】オロロソ100% (上記)
■香りはまずピーティ&メディシナル、そこに心地良いドライシトラス、ドライプラムのダーク&スウィート、ビタミン剤
■口に含むと黒いベリーやチェリー、シガー、デーツ、ドライプルーン、ブラックチョコ
■余韻はナッティでオレンジピール、ドライ&ディーブなライプフルーツ、背景にスモーキーと仄かにサルファー
■口に含むと黒いベリーやチェリー、シガー、デーツ、ドライプルーン、ブラックチョコ
■余韻はナッティでオレンジピール、ドライ&ディーブなライプフルーツ、背景にスモーキーと仄かにサルファー
[シェリー感] しっかり
[クラス] フルボディ
[平均価格帯] 上限超え (700ml換算。500mlボトルで上限)
シェリーとスモーキー両者しっかり味わえますが、ややシェリーハイ。ダークなドライフルーツ感とドライシトラスのオロロソらしさが主役でしょうか。
ハイプルーフ60.1abvが生きた濃厚な原酒らしさを味わえる素晴らしさです。じっくりと時間を掛け微加水でその変化を楽しみましょう。
ハイプルーフ60.1abvが生きた濃厚な原酒らしさを味わえる素晴らしさです。じっくりと時間を掛け微加水でその変化を楽しみましょう。
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モートラック
MORTLACH [スペイサイド]
MORTLACH [スペイサイド]
スコッチ蒸留所が多く存在するスペイサイドのダフタウン、そこにあって “2.81回蒸留” とか ”The Beast of Dufftown, ダフタウンの野獣” とか、何かと形容詞が付く個性的キャラクタで知られる蒸留所ですね。
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-1. モートラック 12年 [43.4% ABV]
2023-07 一部見直し
Rare Oldの後継品で実質値下げと言うものの、それでもリリース時は決してアフォーダブルなウイスキーではありませんでした。ところが昨今の値上げラッシュの中、当時¥6k後半→¥7k後半は相対的にコスパが向上w

【シェリー樽】Wウッド (Ex-Sherry and Ex-Bourbon casks)
■香りは濃いめ、スペイサイドらしいフルーティさとシェリーらしいドライシトラスで両者スウィート、樽のバニラやアロマも
■味わいは蜂蜜でフローラルが広がり、後からデイツが追いかけて、少しオイリーに
■余韻はソルティ&フルーティのスウィート、ゆっくりジワリとドライフルーツのビタースウィートが浮いてきます
■味わいは蜂蜜でフローラルが広がり、後からデイツが追いかけて、少しオイリーに
■余韻はソルティ&フルーティのスウィート、ゆっくりジワリとドライフルーツのビタースウィートが浮いてきます
[シェリー感] バランス良くしっかり
[クラス] ミディアムボディ(+)
[平均価格帯] 中-上
香りはスペイサイドw/シェリー、口に含んでからも程良いスウィートさをキープします。リリース当初ver.にあった開封時一瞬のサルファーも消えてシェリーらしいドライフルーツらしさとなりました。
間違いなく12yoとしては濃厚でしっかりとした骨格が楽しめる一本ですね。その辺が ”ダフタウンの野獣” の所以なのでしょうか。
間違いなく12yoとしては濃厚でしっかりとした骨格が楽しめる一本ですね。その辺が ”ダフタウンの野獣” の所以なのでしょうか。
-2. モートラック 16年 [43.4% ABV]

【シェリー樽】100% (1stフィルとリフィル)“first and second fill”の記述も
■香りはやはり濃いめで、蜂蜜、バニラ、スペイサイドらしいフルーティさ、と心地良い甘さが広がり
■味は蜂蜜、熟した柑橘系やベリーやチェリー、と言ったフルーティなスウィートさ
■余韻はダークチョコとトフィが開いてから柑橘系のピールビターと甘さ、最後にダークなビタースウィート
■味は蜂蜜、熟した柑橘系やベリーやチェリー、と言ったフルーティなスウィートさ
■余韻はダークチョコとトフィが開いてから柑橘系のピールビターと甘さ、最後にダークなビタースウィート
[シェリー感] 甘味主体で十分に
[クラス] ミディアムボディ(+)
[平均価格帯] 上限超え
シェリー熟成らしいダークでビターな甘さが印象的です。そして背景にスペイサイドのフルーティさもいますね。
当然12年よりも味わいは深く100%シェリーカスクの16年熟成らしさが嬉しい "good GEM!!" です。
当然12年よりも味わいは深く100%シェリーカスクの16年熟成らしさが嬉しい "good GEM!!" です。
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シングルトン・ダフタウン
SINGLETON DUFFTOWN [スペイサイド]
SINGLETON DUFFTOWN [スペイサイド]
シングルトンは三つの蒸留所(ダフタウン蒸溜所 / グレンオード蒸溜所 / グレンダラン蒸溜所)で作られるモルトをそれぞれで出していますね。ダフタウンはブレンドの"ベル"の原酒として使われているそうです。
50本選外
・シングルトン ダフタウン スペイカスケイド
・シングルトン ダフタウン 12年
50本選外
・シングルトン ダフタウン スペイカスケイド
・シングルトン ダフタウン 12年
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ベンロマック
BENROMACH [スペイサイド]
BENROMACH [スペイサイド]
モルト供給蒸留所だったベンロマックをゴードン&マクファイル社が買収して、2009年にシングルモルト(10年)をリリースしています。近年多いパターンですね。
50本選外
・ベンロマック 10年 (旧)
・ベンロマック 10年
50本選外
・ベンロマック 10年 (旧)
・ベンロマック 10年
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-1. ベンロマック 2012 カスクストレングス バッチ1 [60.2% ABV]
BENROMACH Cask Strength 2012 batch 1 2023-9/9
今人気のバッチリリースのカスクストレングス、そのベンロマック版です。ヴィンテージ表記で1stフィルのシェリー&バーボン樽熟成、熟成年数は10年です。
旧ラベル時代から続くシリーズで、ビンテージ毎にバッチNo.は1からの繰り返し。このbatchは珍しく60abv超えです。
旧ラベル時代から続くシリーズで、ビンテージ毎にバッチNo.は1からの繰り返し。このbatchは珍しく60abv超えです。

【シェリー樽】オロロソ (Wカスク)
■香りはスモーキーベースにスウィートドライシトラス、キレート、ベリーやアプリコット、バニラやトフィ、全体的にメタリカルです
■口に含むとブラックベリー、ブラックチェリー、ダーク&ディープでライプなフルーティスウィート
■余韻は仄かなスモーキーに甘いデーツ、ブラッドオレンジ、グレープ、チョコ、コーヒー、オロロソらしいダークなドライフルーツが最後にやって来ます
■口に含むとブラックベリー、ブラックチェリー、ダーク&ディープでライプなフルーティスウィート
■余韻は仄かなスモーキーに甘いデーツ、ブラッドオレンジ、グレープ、チョコ、コーヒー、オロロソらしいダークなドライフルーツが最後にやって来ます
[シェリー感] ダークなスウィートさ
[クラス] フルボディ
[平均価格帯] 上限
香りはスモーキー&キラキラ感、口に含んでから余韻はダークフルーティーなスウィートさが支配的です。スモーキーの主張は程よく、シェリー感もオロロソ・ダークですがフルーティなスウィートさが横にいます。
“deep, dark & sweet” のハイプルーフ、でも全体印象は口当たり良い飲みやすさ。ベンロマックらしいカスクストレングスですね。(開封直後は甘さが強すぎますが)
“deep, dark & sweet” のハイプルーフ、でも全体印象は口当たり良い飲みやすさ。ベンロマックらしいカスクストレングスですね。(開封直後は甘さが強すぎますが)
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グレンモーレンジィ
GLENMORANGIE [ハイランド]
GLENMORANGIE [ハイランド]
個人的にはロイヤルロッホナガーと並んで甘いハイランド系の印象です。以前はアスターが代表銘柄だったはずですが、いつの間にか終売になっていたんですね。
50本選外
・グレンモーレンジィ ラサンタ 12年 シェリーカスク
50本選外
・グレンモーレンジィ ラサンタ 12年 シェリーカスク
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クライゲラキ
CRAIGELLACHIE [スペイサイド]
CRAIGELLACHIE [スペイサイド]
個性派で鳴らす蒸留所ですね。蒸留方法もワーム・チューブで他蒸留所とは異なります。
名前のクライゲラキがいつの間にかクライゲラヒになってしまいましたが…
(アイラの”KILCHOMAN”も当初キルコーマンでしたが今やキルホーマンですね)
50本選外
・ヘップバーンズチョイス クライゲラヒ 9年
名前のクライゲラキがいつの間にかクライゲラヒになってしまいましたが…
(アイラの”KILCHOMAN”も当初キルコーマンでしたが今やキルホーマンですね)
50本選外
・ヘップバーンズチョイス クライゲラヒ 9年
-1. クライゲラヒ 13年 [46% ABV]
熟成樽に関してはボトルや箱に表記が無く、海外サイトではWウッドの表記が出てきます。

【シェリー樽】バーボン樽とシェリー樽のWウッド(?)
■香りは水飴の甘さ、スペイサイドらしいフルーティさとシェリーのドライシトラス
■味わいはトフィの甘さから、ゆっくりと柑橘が登場
■飲み切ると口の中に柑橘のドライな甘味が拡散、そこから緩やかなスパイシーに変わり長く続きます
■味わいはトフィの甘さから、ゆっくりと柑橘が登場
■飲み切ると口の中に柑橘のドライな甘味が拡散、そこから緩やかなスパイシーに変わり長く続きます
[シェリー感] 程良く
[クラス] ミディアムボディ
[平均価格帯] 中
大きく化けるスペイサイドw/シェリーです。当初は猛烈なサルファーがシェリーを抱えてガツッ! と広がり凶暴なまでの味わいで強烈なクセを放ちます。フルボディを超えるハードボディです。(全く一般受けしないでしょう)
それが徐々にサルファーさが薄まって行き消滅、心地良いシェリーらしさが楽しめるミディアムボディへと変化します。'凶暴さ'から'味わい'への変化を楽しめる極稀な一本です!!
一貫しているのは香りの爽やかさでしょうか。もちろん好きな一本でオススメ予備軍?!
それが徐々にサルファーさが薄まって行き消滅、心地良いシェリーらしさが楽しめるミディアムボディへと変化します。'凶暴さ'から'味わい'への変化を楽しめる極稀な一本です!!
一貫しているのは香りの爽やかさでしょうか。もちろん好きな一本でオススメ予備軍?!
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ハイランドパーク
HIGHLANDPARK [アイランズ - オークニー諸島]
HIGHLANDPARK [アイランズ - オークニー諸島]
オークニーのピーテッド・モルトとシェリー樽熟成で知られる人気のハイランドパークですね。
スコットランドの北に位置し併合される前はノルウェー支配だったオークニー諸島、そこにある1798estdの古い蒸留所です。(ノンピート・モルトはスコットランド本土から入れているそうです)
2017年にボトルとラインアップを大幅に見直し、バイキングにちなんだ名称とシリーズを全面に打ち出して来ました。
スコットランドの北に位置し併合される前はノルウェー支配だったオークニー諸島、そこにある1798estdの古い蒸留所です。(ノンピート・モルトはスコットランド本土から入れているそうです)
2017年にボトルとラインアップを大幅に見直し、バイキングにちなんだ名称とシリーズを全面に打ち出して来ました。
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-1. ハイランドパーク 12年 [40% ABV]
新ボトルになってサブタイトル? “ヴァイキング オナー” が付きましたが、シェリーカスクの表記は消えました。とは言え、アイランズ系を代表する一本でしょう。かつては43abvだったのですが…

【シェリー樽】Wウッド (ex-Bourbon & ex-Oloroso Sherryでしょう)
■香りはまずドライシトラス。赤いベリー、樽のバニラと蜂蜜の甘さが心地良くフィット。スモークは控え目に。(始めは若いシトラスが強く)
■口に含むと軽やかな甘さのハニー、青リンゴ、柑橘ピール、そこからドライフルーツのビターが
■後味はデーツのダークスウィートが広がり、グレープ、クローブ、ナッツそして柔らかなピーティへ
■口に含むと軽やかな甘さのハニー、青リンゴ、柑橘ピール、そこからドライフルーツのビターが
■後味はデーツのダークスウィートが広がり、グレープ、クローブ、ナッツそして柔らかなピーティへ
[シェリー感] 心地良くバランス
[クラス] ミディアムボディ(+)
[平均価格帯] 下側
控え目なスモーキーにスパイシーとシェリーがバランスするハイランドパークらしさです。コンプレックスでスムーズ、特に後味・余韻は素晴らしく”独特なコク”を楽しめる秀逸なDRAMです。
始めは香りのドライさがサルファーに感じますが、ゆっくりと全体に甘みのコクが立って来ます。ゆっくりとどうぞ。
始めは香りのドライさがサルファーに感じますが、ゆっくりと全体に甘みのコクが立って来ます。ゆっくりとどうぞ。
-2. ハイランドパーク ドラゴンレジェンド [43.1% ABV]
北欧伝承を基にした名前で、高配合のオークニーピーテッドモルトをヨーロピアンシェリー樽で熟成した限定品ですね。

【シェリー樽】100%
■香りはまずドライシトラス そして蜂蜜で、フルーティ、トフィ、背後に仄かなスモーキー&スパイシー
■口に含むと控え目なフルーティな甘さ、そこからデーツのビタースウィートなダークな味わい
■余韻はその延長からスパイシー、焦げたティンバー、ダークスウィートさが最後に広がります
■口に含むと控え目なフルーティな甘さ、そこからデーツのビタースウィートなダークな味わい
■余韻はその延長からスパイシー、焦げたティンバー、ダークスウィートさが最後に広がります
[シェリー感] ダーク
[クラス] フルボディ
[平均価格帯] 中の上
12yoよりも更にスモーキーさと甘さを抑えて、主役のシェリーがダークなトーンでコクを深めます。特に後味から余韻は素晴らしく、deepで複雑な味わいが光る一本です。
(開封当初ドライシトラスでサルファーを感じるのもハイランドパークらしさでしょう)
(開封当初ドライシトラスでサルファーを感じるのもハイランドパークらしさでしょう)
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タリスカー
TALISKER [アイランズ - スカイ島]
TALISKER [アイランズ - スカイ島]
特殊な蒸留器で知られるタリスカーは1830estdでアイランズを代表する銘柄の一つでしょう。つい最近までスカイ島唯一の蒸留所でしたが、現在は”トラベイグ蒸留所”(Torabhaig)が2017年に稼働しています。
旧ラベルには ”The only distillery on the isle of Skye” とありましたが、今は ”The oldest distillery on the isle of Skye” ですね。
タリスカー10年のスモーキーで潮, スパイシーな味わいにハマって2000年台によく購入していました。好きな人は多いですね。
近年ではポート樽熟成のタリスカー ポートリーが評判高く美味しい一本です。
旧ラベルには ”The only distillery on the isle of Skye” とありましたが、今は ”The oldest distillery on the isle of Skye” ですね。
タリスカー10年のスモーキーで潮, スパイシーな味わいにハマって2000年台によく購入していました。好きな人は多いですね。
近年ではポート樽熟成のタリスカー ポートリーが評判高く美味しい一本です。
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-1. タリスカー ディスティラリーエディション [45.8% ABV]
年一回リリースの10yoですがワインと同じヴィンテージ表記と、TD-Sと言うバッチ表記もあります。TD-S 5UG (2008-2018)とTD-S 5XJ (2011-2021)では、前者の方が少しシャイニーですね。(飲み切る前に補充パターンです)
シェリー樽はあまり聞かないアモロソ(Amoroso)です。
シェリー樽はあまり聞かないアモロソ(Amoroso)です。

【シェリー樽】アモロソ後熟 (アメリカンオークとのWカスク)
■香りはスモーキーでシェリーのシトラスにフルーティさ、そこに水飴とライトペッパー
■口に含むとデーツのダークなビター・スウィートとピーティ&ソルティのハーモニー
■余韻はスモーキー&スパイシーからドライフルーツのマイルドビター、ダークスウィートが口腔に広がります
■口に含むとデーツのダークなビター・スウィートとピーティ&ソルティのハーモニー
■余韻はスモーキー&スパイシーからドライフルーツのマイルドビター、ダークスウィートが口腔に広がります
[シェリー感] ダーク
[クラス] フルボディ(−)
[平均価格帯] 上限
タリスカーらしいスモーキー&スパイシー、そこにダークなシェリーとフルーティさの甘さとコクが加わります。そのマッチングが醸す重心の低い絶妙な味わいのDRAM。ベストマッチのスモーキー&シェリーです!!
少しドライなシェリー感はアモロソらしさと思われ、オロロソよりもフィノ側かもしれませんね。
(開封当初はドライが強くコクが弱いので、ゆっくり楽しみましょう)
少しドライなシェリー感はアモロソらしさと思われ、オロロソよりもフィノ側かもしれませんね。
(開封当初はドライが強くコクが弱いので、ゆっくり楽しみましょう)
'オススメ4' の一角だった好きな一本です。復活もあるかも?!
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アラン
ARRAN [アイランズ - アラン島]
ARRAN [アイランズ - アラン島]
かつて2000年台にタリスカーが流行った際にアイランズ系の新興ディスティラリーとして飲んだ時の印象は薄かったですね。その後 ”21年 シェリーシングルカスク” で何か個性を見せるのか気になって購入しています。
そして2019年にはボトルとラインアップを見直して現在のスタイルとなり、新たな蒸留所もスタートして評判を得た感じですね。万人受けするアランのクセ無き美味しさとは…
50本選外
・アラン 10年
・アラン シェリーカスク
・アラン 21年 シェリーパンチョン
そして2019年にはボトルとラインアップを見直して現在のスタイルとなり、新たな蒸留所もスタートして評判を得た感じですね。万人受けするアランのクセ無き美味しさとは…
50本選外
・アラン 10年
・アラン シェリーカスク
・アラン 21年 シェリーパンチョン
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グレンマレイ
GLENMORAY [スペイサイド]
GLENMORAY [スペイサイド]
-1. グレンマレイ 15年 [40% ABV]

【シェリー樽】オロロソ (Wカスク) “whisky.com”より
■香りはスペイサイドらしいフルーティな甘さ、シトラスの爽やかさ、樽のバニラに仄かなバター
■口に含むと蜂蜜漬けのフルーツ、トフィー
■余韻はナッツ、ピーチ、バニラ、バタースコッチ、と言った甘さが緩やかに広がります
■口に含むと蜂蜜漬けのフルーツ、トフィー
■余韻はナッツ、ピーチ、バニラ、バタースコッチ、と言った甘さが緩やかに広がります
[シェリー感] 程良く
[クラス] ミディアムボディ
[平均価格帯] 下側
バランス良いスペイサイドw/シェリーが楽しめます。スペイサイドらしいフルーティさで全体的にクセのないマイルドさは誰もが楽しめるDRAMでしょう。
ただ15年としてはちょっと押しが弱い印象が残るかもしれませんね。
(海外有名サイトではコスパを絶賛しています)
ただ15年としてはちょっと押しが弱い印象が残るかもしれませんね。
(海外有名サイトではコスパを絶賛しています)
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グレンロセス
GLENROTHES [スペイサイド]
GLENROTHES [スペイサイド]
ブレンドウイスキーのモルト原酒の印象が強いですが、何と言ってもシェリー樽熟成にこだわる事で知られますね。
新たに”SOLEOコレクション”が展開されました。一般的な熟成年数になってわかりやすくなっただけですねw ボトル形状や変則的なケースは基本同じです。
50本選外
・グレンロセス 12年
新たに”SOLEOコレクション”が展開されました。一般的な熟成年数になってわかりやすくなっただけですねw ボトル形状や変則的なケースは基本同じです。
50本選外
・グレンロセス 12年
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グレンタレット
GLENTURRET [ハイランド]
GLENTURRET [ハイランド]
ウイスキーキャットの“タウザー”、フェイマスグラウスのキーモルト、そしてでシェリー樽熟成ファンにはお馴染み、と言う古くからの蒸留所ですね。敷地内には“タウザー”の、蒸留所入り口には雷鳥の、オブジェがあるそうです。
50本選外
・グレンタレット シェリーカスク
50本選外
・グレンタレット シェリーカスク
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タリバーデン
TULLIBARDINE [ハイランド]
TULLIBARDINE [ハイランド]
まず驚くのは1488年の表記、そもそもはビールの醸造所だったそうです。その後1949年に最初の蒸溜が行われ、様々な出来事を経て2011年に仏の “Picard Vins & Spiritueux” の所有となって現在のレンジとなりました。
面白いのは225, 228, 500, と言ったボトルの数値表記でしょうか。これは同社が得意とするワイン樽(リットル)を使った熟成を表しているそうです。225はソーテルヌ樽、228はバーガンディ樽、そして500はお馴染みのシェリーバットですね。
50本選外
・タリバーディン 500 シェリーフィニッシュ
面白いのは225, 228, 500, と言ったボトルの数値表記でしょうか。これは同社が得意とするワイン樽(リットル)を使った熟成を表しているそうです。225はソーテルヌ樽、228はバーガンディ樽、そして500はお馴染みのシェリーバットですね。
50本選外
・タリバーディン 500 シェリーフィニッシュ
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カバラン
KAVALAN [台湾]
KAVALAN [台湾]
2006年に蒸留を始めた台湾の蒸留所ですね。”ディスティラリーセレクト”を飲んだ時は素直に美味しいと思いました。全体的に高いけど熟成樽には気を使っている印象でしょうか。
50本選外
・カバラン オロロソ シェリーオーク ストレングス
50本選外
・カバラン オロロソ シェリーオーク ストレングス
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ダフトミル
DAFTMILL [ローランド]
DAFTMILL [ローランド]
ここ数年海外で最も話題の蒸留所でしょう。2005年創業、ローランドはファイフの農家が農閑期に営むファームディスティラリーです。
夏冬年2回(各2ヶ月)の蒸留と出荷で、ワインと同じヴィンテージのバッチリリースです。大麦は自家生産で、当然ながら極少量リリースになります。(それなのにシングルカスクもリリースしていますがw)
夏冬年2回(各2ヶ月)の蒸留と出荷で、ワインと同じヴィンテージのバッチリリースです。大麦は自家生産で、当然ながら極少量リリースになります。(それなのにシングルカスクもリリースしていますがw)
-1. ダフトミル 2009 サマーバッチ リリース [46% ABV]
Asia向けバッチ1790本の内の一本です。他にUK・US・EU向けがありそれぞれ1700-1800本前後の全4バッチリリースの11年物です。
これがシェリー樽を入れた初のWウッド(4バーボンバレルと1シェリーバット)で、シェリー樽は1stフィルと言うのも嬉しいですね。
これがシェリー樽を入れた初のWウッド(4バーボンバレルと1シェリーバット)で、シェリー樽は1stフィルと言うのも嬉しいですね。

【シェリー樽】オロロソ (上記Wウッド)
■香りは熟したシトラス、蜜漬けレーズン、ベリー、柘榴、チェリー、サワーフルーツの多彩さ
■口に含むと赤いベリーやブラックチェリーの甘さから、オイリーなドライマンゴーのビタースウィートとクローブのスパイシーさ
■余韻はドライフルーツのビター&スウィートからダークフルーツの芳醇さが広がります
■口に含むと赤いベリーやブラックチェリーの甘さから、オイリーなドライマンゴーのビタースウィートとクローブのスパイシーさ
■余韻はドライフルーツのビター&スウィートからダークフルーツの芳醇さが広がります
[シェリー感] 芳醇
[クラス] ミディアムボディ(+)
[平均価格帯] 上限超え
バーボン樽のバニラやカラメルの甘さは隠し味的に控え、シェリーらしいドライフルーツ特有の濃いビターやスウィートの芳醇さですね。多彩なフルーティさの香りに個性を見せながらシェリー熟成が楽しめる一本です!!
弱点は11年とは思えない価格と少量リリースと言うハードルでしょう。実は100%バーボン樽熟成バッチもgood!
弱点は11年とは思えない価格と少量リリースと言うハードルでしょう。実は100%バーボン樽熟成バッチもgood!
と言う訳で、1stフィルバーボン樽100%の2008ウィンターバッチと飲み比べてみましょう。2008ですがリリースはこちらの方が少し遅く12yoです。

明確な違いがありますね。2009サマーは芳醇なシェリー感、2008ウィンターはバーボン樽らしいバニラを軸のオーキーな甘さ。似ているのは口に含んだ際のベリー系の味わいでしょう。両者ともローランド系とは思えない樽の個性を際立たせた味わいで楽しませてくれますね。
2008ウィンターの単独インプレは ➡️ こちら
既にプレミア価格になりそうな気配が怖いです。そもそも安くないわけですから。

明確な違いがありますね。2009サマーは芳醇なシェリー感、2008ウィンターはバーボン樽らしいバニラを軸のオーキーな甘さ。似ているのは口に含んだ際のベリー系の味わいでしょう。両者ともローランド系とは思えない樽の個性を際立たせた味わいで楽しませてくれますね。
2008ウィンターの単独インプレは ➡️ こちら
既にプレミア価格になりそうな気配が怖いです。そもそも安くないわけですから。
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アードナムルッカン
ARDNAMURCHAN [ハイランド]
ARDNAMURCHAN [ハイランド]
インディペンデントボトラーで知られるアデルフィ社が2014年にアードナムルッカン半島のグレンベッグ(Glenbeg)に設立した新興蒸留所です。今まで3年未満品のスピリッツのリリースでしたが、正式にシングルモルトをリリースし始めましたね。
”ard-na-murkan”だとあって、日本語表記の“アードナムルッカン”はまず通じないでしょうw 海外のやりとりから無理やりカタカナにするなら”アードナマーカン” ?!
50本選外
・アードナムルッカン AD/ 09.20 :01
”ard-na-murkan”だとあって、日本語表記の“アードナムルッカン”はまず通じないでしょうw 海外のやりとりから無理やりカタカナにするなら”アードナマーカン” ?!
50本選外
・アードナムルッカン AD/ 09.20 :01
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オーヘントッシャン
AUCHENTOSHAN [ローランド]
AUCHENTOSHAN [ローランド]
ローランドの北西部、グラスゴー近くの蒸留所です。ローランドのお約束 三回蒸留で、ボトルとケースにも三基の蒸留器が入っています。ご存じの通りサントリー傘下(Beam Suntory Inc)です。
50本選外
・オーヘントッシャン 14年 クーパーズ リザーヴ
50本選外
・オーヘントッシャン 14年 クーパーズ リザーヴ
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グレンカダム
GLENCADAM [ハイランド]
GLENCADAM [ハイランド]
1825年創業の東海岸の古い蒸留所で、所在は ”The Kingdom of FIFE” の少し北と言ったところです。2005年からアンガス・ダンディーン社所有になっていて、2008年にシングルモルトの10年と15年がリリースされています。
近年注目度が上がっていて、コアレンジ ”ナチュラルカラー/ノンチルフィルタード/46abv” の基幹商品グレンカダム10年が好評ですね。
香りのクリーミー&オイリーはいずれにも共通していてバーボン樽熟成の上手さでしょう。シェリー樽への拘りはそこまで感じません。
近年注目度が上がっていて、コアレンジ ”ナチュラルカラー/ノンチルフィルタード/46abv” の基幹商品グレンカダム10年が好評ですね。
香りのクリーミー&オイリーはいずれにも共通していてバーボン樽熟成の上手さでしょう。シェリー樽への拘りはそこまで感じません。
-1. グレンカダム オリジン1825 [40% ABV]
創業年を冠したNAS廉価ver.です。”NC/NF/46” ではないシェリー・バットの後熟成なのですが、これが海外では高評価で…

【シェリー樽】オロロソ (Wカスク)
■香りは軽やかに水飴ライトシトラス、フルーティ、バニラ、モルティ、レーズンバター
■口に含むとフルーティスウィートからドライフルーツのビタースウィートが浮き、ゆっくりとスパイシーに
■余韻はナッティでデーツと言ったシェリーらしさ、ここでも最後はスパイシーさが広がります
■口に含むとフルーティスウィートからドライフルーツのビタースウィートが浮き、ゆっくりとスパイシーに
■余韻はナッティでデーツと言ったシェリーらしさ、ここでも最後はスパイシーさが広がります
[シェリー感] バランス良く
[クラス] ライトボディ(+)
[平均価格帯] 下限以下(で探せます)
軸足はバーボン樽のオーキースウィート、そこにシェリー樽のビターさ、そしてスパイシーの ’いいとこ取り’ !? NASの若さが邪魔する事はなく軽やかな心地良さです。
コアレンジ ”10yo”の際立つバーボン樽らしさ、”レゼルヴァ アンダルシア”のフルーティシェリーらしさ にはやや負けるかもしれませんが高バランス&アフォーダブルで納得コスパの一本でしょう。
コアレンジ ”10yo”の際立つバーボン樽らしさ、”レゼルヴァ アンダルシア”のフルーティシェリーらしさ にはやや負けるかもしれませんが高バランス&アフォーダブルで納得コスパの一本でしょう。
-2. グレンカダム レゼルヴァ アンダルシア [46% ABV]
もちろん ”NC/NF/46” で、アンダルシア・オロロソ・シェリーバットで後熟させているそうです。

【シェリー樽】オロロソ後熟 (バーボン樽とシェリー樽をバッティング後)
■香りはバニラ、青リンゴ、洋梨、ピーチ、そして爽やかなシトラス
■口に含むとプラムやネクタリンの濃厚フルーティさ、トフィやバニラの甘さからクローブのスパイシー
■余韻はマンゴー等の南国フルーティでスパイシー、最後はドライフルーツのビタースウィート
■口に含むとプラムやネクタリンの濃厚フルーティさ、トフィやバニラの甘さからクローブのスパイシー
■余韻はマンゴー等の南国フルーティでスパイシー、最後はドライフルーツのビタースウィート
[シェリー感] フレッシュ&ライプ・フルーツ
[クラス] ミディアムボディ
[平均価格帯] 下側
バーボン樽とシェリー樽の合わせ技的な甘さとフルーティさ、そしてスパイシーな締まりです。オロロソの濃厚ビターなドライフルーツ感は低いのですが、多様なフルーティさが持ち味です。
開封時の若さを生かした南国フルーティな軽快さも楽しめて、ハイランドのフルーティさをコスパ良く楽しめる一本でしょう。グレードアップならロイヤルブラックラ12狙いで。
開封時の若さを生かした南国フルーティな軽快さも楽しめて、ハイランドのフルーティさをコスパ良く楽しめる一本でしょう。グレードアップならロイヤルブラックラ12狙いで。
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ダルモア
DALMORE [ハイランド]
DALMORE [ハイランド]
ネス湖の北東にある北ハイランドの蒸留所で、マッカランと並び高級・高価な印象が浮かぶスコッチですね。
印象的な鹿のモチーフは長く所有者だったマッケンジー(Mackenzie)家の家紋を使っていて、その家紋の話はスコットランド王アレグザンダーIIIにまで遡るそうです。
50本選外
・ダルモア 12年
印象的な鹿のモチーフは長く所有者だったマッケンジー(Mackenzie)家の家紋を使っていて、その家紋の話はスコットランド王アレグザンダーIIIにまで遡るそうです。
50本選外
・ダルモア 12年
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ロイヤルブラックラ
ROYAL BRACKLA [ハイランド]
ROYAL BRACKLA [ハイランド]
1812年創設の古いハイランドの蒸留所ですね。ウイリアム王4世時代に王室御用達となってロイヤルの冠が付きました。
オロロソやPXの後熟成が基本でシェリー熟成ファンとしては外せない蒸留所です。
50本選外
・ロイヤルブラックラ 12年 (旧)
オロロソやPXの後熟成が基本でシェリー熟成ファンとしては外せない蒸留所です。
50本選外
・ロイヤルブラックラ 12年 (旧)
-1. ロイヤルブラックラ 12年 [46% ABV]
2022-7/23
2021年リリース、国内未展開(2022/7現在、並行品もほぼ皆無)の12yoニューボトル入手です。現代風になり、瓶底のデントも少し浅くなりました。
スペックも”NC/NF/46”へ旧ボトルから大幅グレードアップ、海外では更に高評価ですね。
2022年11月22日リリースが発表されました。
価格は税抜き¥7.7kだそうです。
(旧ボトルは¥5k台でした)
スペックも”NC/NF/46”へ旧ボトルから大幅グレードアップ、海外では更に高評価ですね。
価格は税抜き¥7.7kだそうです。
(旧ボトルは¥5k台でした)

【シェリー樽】オロロソ後熟 (Wカスク)
■香りはスウィートなシトラス、オーキーなバニラやファッジ、そしてブラッドオレンジの様な柑橘フルーティさ
■口に含むと熟したベリーやチェリーからドライマンゴーなどスウィート系ドライフルーツに、その濃厚さの先にスパイシーさが浮きます
■余韻はナッティでスパイシー、ブラックチョコケーキ、デーツのビタースウィート、最後はクローブのスパイシーさが残ります
■口に含むと熟したベリーやチェリーからドライマンゴーなどスウィート系ドライフルーツに、その濃厚さの先にスパイシーさが浮きます
■余韻はナッティでスパイシー、ブラックチョコケーキ、デーツのビタースウィート、最後はクローブのスパイシーさが残ります
[シェリー感] 口に含んでからしっかり
[クラス] ミディアムボディ(+)
[平均価格帯] 上 (入手時 £52 = ¥7.8k)
香りはライトなスウィーティで心地良く、口に含むとシェリー由来のライプなフルーティさが、そして後味から余韻はオロロソらしさが楽しめます。
Wカスクを生かした表情豊かなフルーティ&スウィートさを軸に、オーキーからビター&ダークまでしっかりとしたgood GEMですね。
Wカスクを生かした表情豊かなフルーティ&スウィートさを軸に、オーキーからビター&ダークまでしっかりとしたgood GEMですね。
飲み比べると”旧”をボリュームアップしたのが”新”だと感じられます。

フルーティさとシェリーのビタースウィートの方向性は同じですが、”旧”がスッキリとしたフルーティさで ”新”が濃厚な味わい、と言った感じでしょうか。
それは ”ナチュラルカラー/ノンチルフィルタード/46abv” の効果と言えるでしょうね。(abvアップの“新”を味わった直後にいきなり”旧”、それは当然NGです)
両者good DRAMで好みの問題になるかもしれませんが、シェリーにフォーカスするなら”新”に一票でしょうか。両者共にスペイサイドっぽさを感じるのも面白いですね。

フルーティさとシェリーのビタースウィートの方向性は同じですが、”旧”がスッキリとしたフルーティさで ”新”が濃厚な味わい、と言った感じでしょうか。
それは ”ナチュラルカラー/ノンチルフィルタード/46abv” の効果と言えるでしょうね。(abvアップの“新”を味わった直後にいきなり”旧”、それは当然NGです)
両者good DRAMで好みの問題になるかもしれませんが、シェリーにフォーカスするなら”新”に一票でしょうか。両者共にスペイサイドっぽさを感じるのも面白いですね。
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ブレアソール
BLAIR ATHOL [ハイランド]
BLAIR ATHOL [ハイランド]
南ハイランドのブレア・アソール(Blair Atholl)にある蒸留所で地名に由来(最後のLが一つ少ない)しています。1798年にアルダワー蒸留所として創業、ブレンドのベル社が所有していた事もありましたが長い閉鎖期間(1949-1973)があり、オフィシャルのシングルモルトのリリースはありません。
50本選外
・コニサーズチョイス ブレアソール 2006
50本選外
・コニサーズチョイス ブレアソール 2006
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スプリングバンク
SPRINGBANK [キャンベルタウン]
SPRINGBANK [キャンベルタウン]
個人的にはやや興味が薄いキャンベルタウン。かつて乱立した蒸留所は淘汰されて、今あるのはスプリングバンクを含めて三つの蒸留所(他にグレンスコシアとグレンガイル)です。
スプリングバンク蒸留所は三つの銘柄をリリース。ロングロウ(ピーティ, 2回蒸留)、スプリングバンク(少しピーティ, 2.5回蒸留)、ヘーゼルバーン(ノンピート, 3回蒸留)ですね。
スプリングバンク蒸留所は三つの銘柄をリリース。ロングロウ(ピーティ, 2回蒸留)、スプリングバンク(少しピーティ, 2.5回蒸留)、ヘーゼルバーン(ノンピート, 3回蒸留)ですね。
-1. スプリングバンク 15年 [46% ABV]
2023-1/10
100%シェリー樽熟成の15年ですが今の市場価格は異常な高値。入手チャンスは正規品が正規ルートで量販大手店に出る時のみですね。

【シェリー樽】100% オロロソ
■まず香りがアロマティック、レザーなスモーキー。奥にスペイサイドの様なライトフルーティさが潜みます
■味わいは赤いベリー、ブラックチェリー、そしてレザー&オイリーでスパイシー、最後はソルティに
■余韻はナッティでフルーティでデーツのダークさ、そこからソルティさが広がります
■味わいは赤いベリー、ブラックチェリー、そしてレザー&オイリーでスパイシー、最後はソルティに
■余韻はナッティでフルーティでデーツのダークさ、そこからソルティさが広がります
[シェリー感] 独特に
[クラス] ミディアムボディ
[平均価格帯] 上限超え
「やっぱりスプリングバンクは一味違いますね」を再確認出来ます。アロマティックな香りからレザーなスモーキーさも含めて独特な味わい、最後に心地良い”Briny”が楽しめます。
NC/NF/46の100%シェリーカスク15yoの熟成具合はライトミドルで上品な心地良さ。いわゆるシェリー樽熟成の味わいとは異なるアロマティックな芳醇さです。特異性が故に嗜好と経験値で印象や好みが分かれるかもしれません。
NC/NF/46の100%シェリーカスク15yoの熟成具合はライトミドルで上品な心地良さ。いわゆるシェリー樽熟成の味わいとは異なるアロマティックな芳醇さです。特異性が故に嗜好と経験値で印象や好みが分かれるかもしれません。
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キルケラン
KILKERRAN [キャンベルタウン]
KILKERRAN [キャンベルタウン]
キャンベルタウンに2004年復活稼働した「ミッチェルズ グレンガイル蒸溜所」、”キルケラン”はその商品名です。
旧グレンガイル蒸留所(1872-1925)と同じ場所に、その創業者ウィリアム・ミッチェルの甥?のヘドリー・ライトが 復活させました。
ちなみにウィリアム氏は お隣「スプリングバンク蒸留所」の創設者アーチボルト・ミッチェルの息子さんで、両社共にヘドリー・ライトがトップを務める”J&A ミッチェル”が所有しています。
と言う訳で両蒸留所の関係は強く、現状はスプリングバンク蒸留所のモルトと職人による期間限定生産です。そしてフェノール15ppmモルトで蒸留は2回、スペックも含めてほぼスプリングバンク蒸留所の第四銘柄と言った印象ですね。
旧グレンガイル蒸留所(1872-1925)と同じ場所に、その創業者ウィリアム・ミッチェルの甥?のヘドリー・ライトが 復活させました。
ちなみにウィリアム氏は お隣「スプリングバンク蒸留所」の創設者アーチボルト・ミッチェルの息子さんで、両社共にヘドリー・ライトがトップを務める”J&A ミッチェル”が所有しています。
と言う訳で両蒸留所の関係は強く、現状はスプリングバンク蒸留所のモルトと職人による期間限定生産です。そしてフェノール15ppmモルトで蒸留は2回、スペックも含めてほぼスプリングバンク蒸留所の第四銘柄と言った印象ですね。
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-1. キルケラン 8年 シェリーカスク [57.5% ABV]
2023-8/8
100%シェリーのNC/NF/で57.5abvと言うカスクストレングス、NASではなく8年と言う処が魅力ですね。
スプリングバンクほどではないにしろプレミア価格には気をつけたい🥃ですが、今年の2023ver. は大手量販店で定価(多分)だったので入手です。
スプリングバンクほどではないにしろプレミア価格には気をつけたい🥃ですが、今年の2023ver. は大手量販店で定価(多分)だったので入手です。

【シェリー樽】100% (詳細不明)
■香りは心地良いスモーキーさにシーウィードやドライシトラスが被り、チェリーやライチのスウィートさ、ワイルドなアロマティックで複雑に
■口に含むと赤いベリーやザクロ、サワーフルーツが広がり、アロマと薄いスモーキーさがそれらを包みます
■余韻はナッティにスモークから、樹液や海苔シーウィードなアロマティックが広がり、スパイシーさとソルティさ(Briny)、最後にレザーなスモーキーが残ります
■口に含むと赤いベリーやザクロ、サワーフルーツが広がり、アロマと薄いスモーキーさがそれらを包みます
■余韻はナッティにスモークから、樹液や海苔シーウィードなアロマティックが広がり、スパイシーさとソルティさ(Briny)、最後にレザーなスモーキーが残ります
[シェリー感] 独特に
[クラス] ミディアムボディ(+)
[平均価格帯] 上 (入手時¥9.2k)
全体としていわゆるシェリー感よりもアロマティック。100%シェリーのカスクストレングスから想像する味わいとは全く異なります。(口の中で転がすとオロロソがいますが)
スモーキーは控えめ、ブリニーさも弱めですが、ちょっとワイルドなキャンベルタウンらしさが楽しめます。
(当初の樹液/海藻アロマティックはstinkyレベルですから、慌てずに)
スモーキーは控えめ、ブリニーさも弱めですが、ちょっとワイルドなキャンベルタウンらしさが楽しめます。
(当初の樹液/海藻アロマティックはstinkyレベルですから、慌てずに)
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グレンスコシア
GLEN SCOTIA [キャンベルタウン]
GLEN SCOTIA [キャンベルタウン]
キンタイア半島キャンベルタウン地区の3蒸留所の一つで、東にアラン島、北西にアイラ島と言うロケーションです。スコッチとしては最南部でしょう。
何かとゴタゴタの多いキャンベルタウンにあって休業と再開を経て生き延び、2014年再開。そして現状ラインアップとなりました。”ビクトリアーナ”が好評ですね。ただシェリー樽熟成に関しては然程拘らないイメージです。
50本選外
・グレンスコシア ダブルカスク
何かとゴタゴタの多いキャンベルタウンにあって休業と再開を経て生き延び、2014年再開。そして現状ラインアップとなりました。”ビクトリアーナ”が好評ですね。ただシェリー樽熟成に関しては然程拘らないイメージです。
50本選外
・グレンスコシア ダブルカスク
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タムデュー
TAMDHU [スペイサイド]
TAMDHU [スペイサイド]
スペイサイド中部エリアのノッカンドウにある蒸留所で、麦芽(モルト)を作るのにフロアモルティングから高効率のサラディンボックスにした事で知られますね。
そして何より100%シェリー樽熟成に拘っています。近年ラインアップが変更されていますね。
50本選外
・タムデュー 12年
そして何より100%シェリー樽熟成に拘っています。近年ラインアップが変更されていますね。
50本選外
・タムデュー 12年
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リンドーズ アビー
LINDORES ABBEY [ローランド]
LINDORES ABBEY [ローランド]
1494年蒸留酒の起源となった修道士ジョン・コーが作った”Aqua Vitae”。そのジョン・コーの居たリンドーズ修道院跡地に2017年に造られた新しい蒸留所です。
場所はやはり新興蒸留所のダフトミルと同じ”Kingdom of Fife”ですぐ北側。ハイランドと隣接していますね。
気になるのは2本購入して2本ともコルク栓が緩い事。つまらない事ですが。
50本選外
・リンドーズ MCDXCIV
場所はやはり新興蒸留所のダフトミルと同じ”Kingdom of Fife”ですぐ北側。ハイランドと隣接していますね。
気になるのは2本購入して2本ともコルク栓が緩い事。つまらない事ですが。
50本選外
・リンドーズ MCDXCIV
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-1. リンドーズ シングルモルト ジャパンエクスクルーシブ シェリーバット [58% ABV]
2022-12/27
日本限定(684本)シングルカスク(シェリーバット)のカスクストレングス、NC/NF/46(over)で熟成は4年弱ですね。でも何処にもJapanの文字はありません。
実はこのカスク[Cask No. 180580]が日本向けと言うだけで、”The Exclusive Cask”シリーズ”Sherry Butt”(£65-70)の国内展開品です。
海外ではシングルカスクではない”The Casks of Lindores”シリーズの”Sherry Butts”(£58-60)もありますね。それら価格から見ると税込¥9k前半は仕方ない?!
【2023-7追記】”The Casks of Lindores”シリーズ他がその名称のまま国内展開される様になりました。
実はこのカスク[Cask No. 180580]が日本向けと言うだけで、”The Exclusive Cask”シリーズ”Sherry Butt”(£65-70)の国内展開品です。
海外ではシングルカスクではない”The Casks of Lindores”シリーズの”Sherry Butts”(£58-60)もありますね。それら価格から見ると税込¥9k前半は仕方ない?!
【2023-7追記】”The Casks of Lindores”シリーズ他がその名称のまま国内展開される様になりました。

【シェリー樽】100% オロロソ
■香りはフルーティなシトラス、アプリコットやグレープ、ベリー、フルーツジャムの様な芳醇なスウィートさ
■味わい赤いベリー、ブラックチェリー、イチジク、シロップやミックス柑橘ジュースの甘さ
■余韻はナッティで微かなドライシトラス、濃いグレープ、オレンジが棚引きスパイシーに
■味わい赤いベリー、ブラックチェリー、イチジク、シロップやミックス柑橘ジュースの甘さ
■余韻はナッティで微かなドライシトラス、濃いグレープ、オレンジが棚引きスパイシーに
[シェリー感] オロロソらしからぬ濃く甘いフルーティさ
[クラス] フルボディ
[平均価格帯] 上限
バーボン樽由来のMCDXCIVの爽やか軽快なライトフルーティさとは違い、熟して甘くて濃いフルーティさですね。
でもそれはドライフルーツのディープ&ダークと言った従来のシェリー効果とは異なりますし、スペックから期待される”Sherry Bomb”の強烈さもありません。果実系リキュールの様な個性を見せる一本です。
一風変わったこのライプフルーティさこそがリンドーズの新アプローチ!? そうならば10-12yoに期待でしょうか。
でもそれはドライフルーツのディープ&ダークと言った従来のシェリー効果とは異なりますし、スペックから期待される”Sherry Bomb”の強烈さもありません。果実系リキュールの様な個性を見せる一本です。
一風変わったこのライプフルーティさこそがリンドーズの新アプローチ!? そうならば10-12yoに期待でしょうか。
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クライドサイド
CLYDESIDE [ローランド]
CLYDESIDE [ローランド]
スコットランドの中心地でクライド川沿いのグラスゴー市内に構える2017年創設の新しい蒸留所です。インディペンデントボトラー ”ADラトレー” のオーナーが所有していますのでファームディスティラリーとは異なりますね。
ローランド特有の三回蒸留ではなく二回(個人的にはドライさが控えられそうで歓迎です)、大麦もローランド産だそうです。近年増えているローランドの新興蒸留所はかつてのグレンキンチーやオーヘントッシャンの様なドライ&ライトのイメージを刷新しているのも感じます。
50本選外
・クライドサイド ストブクロス
ローランド特有の三回蒸留ではなく二回(個人的にはドライさが控えられそうで歓迎です)、大麦もローランド産だそうです。近年増えているローランドの新興蒸留所はかつてのグレンキンチーやオーヘントッシャンの様なドライ&ライトのイメージを刷新しているのも感じます。
50本選外
・クライドサイド ストブクロス
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トマーティン
TOMATIN [ハイランド]
TOMATIN [ハイランド]
ネス湖北部の東20kmほどの所にある蒸留所ですね。日本企業が初めて所有したスコットランドの蒸留所で、所有者は宝酒造です。近年 焼酎樽を熟成に使った商品もリリースされました。
50本選外
・トマーティン ク ボカン
50本選外
・トマーティン ク ボカン
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ウルフバーン
WOLFBURN [ハイランド]
WOLFBURN [ハイランド]
2013年に蒸留を開始した新しい蒸留所です。名前は1860年台に閉鎖されたハイランド最北の蒸留所"ウルフバーン”を引き継いでいます。(場所も近隣です)
ただ販売スタンスがやたらとバッチで出したり限定版だったりと、国産のプレミア狙いの蒸留所を思わせます。今後の購入は見合わせる事になるでしょう。
50本選外
・ウルフバーン オーロラ
ただ販売スタンスがやたらとバッチで出したり限定版だったりと、国産のプレミア狙いの蒸留所を思わせます。今後の購入は見合わせる事になるでしょう。
50本選外
・ウルフバーン オーロラ
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コッツウォルズ
COTSWOLDS [イングリッシュ]
COTSWOLDS [イングリッシュ]
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グレンゴイン
GLENGOYNE [ハイランド]
GLENGOYNE [ハイランド]
ハイランドの南に位置する蒸留所で道路を挟んだウェアハウスはローランドです。元々はブレンド用モルトの生産で、シングルモルトは1990年台になってからのリリース。所有者は様々変わり、現在はボトラーズで知られるイアン・マクロード(Ian Macleod)です。
ノンピート麦芽のモルティさがグレンゴインの特徴と言われますね。
50本選外
・グレンゴイン 12年
ノンピート麦芽のモルティさがグレンゴインの特徴と言われますね。
50本選外
・グレンゴイン 12年
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フェッターケアン
FETTERCAIRN [ハイランド]
FETTERCAIRN [ハイランド]
東ハイランドにある二つの蒸留所の一つ(もう一つはグレンカダム)で、グレンリベットに次ぐ古いスコッチ蒸留所ですね。ポットスティルの冷却方法が特殊な事でも知られます。
休業や買収を繰り返して現在に至ると言うお馴染みのパターン、今はモルトは自前ではなくノンピートのものを仕入れているそうです。
50本選外
・フェッターケアン 16年
休業や買収を繰り返して現在に至ると言うお馴染みのパターン、今はモルトは自前ではなくノンピートのものを仕入れているそうです。
50本選外
・フェッターケアン 16年
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THE M&H
[イスラエル]
[イスラエル]
2012年にテルアビブで創業、2014年から蒸留を開始したイスラエル初の蒸留所です。名前のM&Hは聖書のイスラエルを象徴する肥沃な地 “Milk & Honey” から取っているそうです。牛のマークも黄色と黒でミツバチとのコラボ?!
創設にはコッツウォルズや台湾のカヴァラン他、多くの新興蒸留所と同様 故ジム・スワン博士が携わっていました。今人気上昇のSTRワイン樽も同博士の技法ですね。
創設にはコッツウォルズや台湾のカヴァラン他、多くの新興蒸留所と同様 故ジム・スワン博士が携わっていました。今人気上昇のSTRワイン樽も同博士の技法ですね。
-1. M&H エレメンツ シェリーカスク [46% ABV]
M&H Elements Sherry Cask 2023-6/25
NASでNC/NF/46クリアーと言う新興蒸留所お馴染みのスペックです。WWA2023の受賞マークが入った新ラベル(07/05/23)が出回わりましたが、すぐに姿を消してしまいました。

【シェリー樽】Wカスク (シェリーはPXとオロロソ)
■香りはドライシトラスでケミカルスウィート、メロン、シナモン、アロマティックな広がり
■口に含むと赤いベリーやドライプルーン、オレンジ、ゆっくりとスパイシーに
■余韻はデーツでアロマティック、ダークチョコレート、トフィ、バタースコッチ、マイルドなドライフルーツ感が最後に残ります
(開封直後はオーキーなドライさが強めです)
■口に含むと赤いベリーやドライプルーン、オレンジ、ゆっくりとスパイシーに
■余韻はデーツでアロマティック、ダークチョコレート、トフィ、バタースコッチ、マイルドなドライフルーツ感が最後に残ります
(開封直後はオーキーなドライさが強めです)
[シェリー感] 若いディープさ
[クラス] ミディアムボディ
[平均価格帯] 中
もちろんシェリー感は見せてくれて、香りの奥行きと 余韻の若いながらのディープさと複雑さで楽しませてくれます。近年のNASのシェリー熟成としては充実した味わいでしょう。
ライトフルティーさが共通する新興スコッチ蒸留所とは一線を画しますね。栓はコルクに似せたプラで残念ですが、アロマティックな個性もあって期待を上回り、一度味わう価値ありかと。ズバリ好みです!!
ライトフルティーさが共通する新興スコッチ蒸留所とは一線を画しますね。栓はコルクに似せたプラで残念ですが、アロマティックな個性もあって期待を上回り、一度味わう価値ありかと。ズバリ好みです!!
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インドリ
INDRI [インド]
INDRI [インド]
インドの ”ピカディリー蒸留所 Piccadily Distillery” のシングルモルト"INDRI"は2012年からの生産(創設は1900年台後半)です。
実はインドはウイスキーの一大生産・消費国です。ただ原材料がモラセス(Molasses)と言うサトウキビから砂糖を造る際の廃糖蜜メインで英国やEU基準ではラム扱い、殆どが国内消費だそうです。ピカディリーも同様です。
実はインドはウイスキーの一大生産・消費国です。ただ原材料がモラセス(Molasses)と言うサトウキビから砂糖を造る際の廃糖蜜メインで英国やEU基準ではラム扱い、殆どが国内消費だそうです。ピカディリーも同様です。
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-1. インドリ トリニ ザ・スリーウッド [46% ABV]
INDRI Trini – The Three Wood 2023-8/22
NASのNC/CF/46で、樽は1stフィルのバーボン, ex-フレンチワイン, PXシェリーです。
そしてなぜか今になって世界中のウイスキー愛好家が取り上げている不可思議さ。おまけに国内市場には殆ど見当たりません??
そしてなぜか今になって世界中のウイスキー愛好家が取り上げている不可思議さ。おまけに国内市場には殆ど見当たりません??

【シェリー樽】PX (上記トリプルカスク)
■香りはマンダリン、洋梨、エステル、バニラやカラメル、バラの様なフローラル、とフルーティさが強く
■口に含むとベリーやイチジクやアプリコットのスウィートさ、そしてフローラル
■余韻はライトなナッティからドライプラム、焦げたティンバー、ブラックチョコ、ライトな(ドライ)フルーツ感が最後に残ります
■口に含むとベリーやイチジクやアプリコットのスウィートさ、そしてフローラル
■余韻はライトなナッティからドライプラム、焦げたティンバー、ブラックチョコ、ライトな(ドライ)フルーツ感が最後に残ります
[シェリー感] ほどほどに
[クラス] ミディアムボディ
[平均価格帯] 上
全体的にハイランドのフルーティ系の様なフルーティ&フローラルな心地良さで、NASとしてはじっくりとコクが浮き立ちます。
PXシェリー傾向を感じつつも、ワイン樽効果を含む三つのカスクの相乗効果が高いのでしょう。
侮れない一本ですが、コスパは酷い円安もあってか気になる処です。
PXシェリー傾向を感じつつも、ワイン樽効果を含む三つのカスクの相乗効果が高いのでしょう。
侮れない一本ですが、コスパは酷い円安もあってか気になる処です。
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この二つでシェリーを楽しむ事は少ないです
(両者好きですが本ブログでは控え目に)
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ラフロイグ
LAPHROAIG [アイラ]
LAPHROAIG [アイラ]
言わずと知れたアイラ島南部に並ぶ濃厚なアイラの人気蒸留所の一つで、私も2010年くらいまで 'ラフロイグ10' ばかり飲んでいました。並行品が¥2k台の時代で、その頃はシェリー熟成の醸すドライ果肉の様な'クセ'は好きではありませんでしたがw
近年では 'ウェアハウス1' の様なラフロイグ マニア向けの嬉しいリリースもありますね。
ただ、ラフロイグの問題は価格で海外よりとんでもなく高い事でしょう。
今でも 'ラフロイグ10カスクストレングス' は個人的ベストチョイスの一本で、相変わらずラフロイグ好きです。
近年では 'ウェアハウス1' の様なラフロイグ マニア向けの嬉しいリリースもありますね。
ただ、ラフロイグの問題は価格で海外よりとんでもなく高い事でしょう。
-1. ラフロイグ トリプルウッド [48% ABV]
終売(多分)になったトリプルウッド、その旧ラベル。’ラフロイグ・クォーターカスク’ にオロロソの後熟成を入れたシェリー好きには人気が高かったITEMです。

【シェリー樽】上記オロロソ後熟
■香りはスモーキーさとフルーティさがとても心地良くフィット
■口に含むと仄かなピーティをベースにドライプラムのビタースウィートが広がり
■余韻はスモーキーさとダークチョコ、ゆっくりとデーツやドライプルーンのダークな甘さに入れ替わります
■口に含むと仄かなピーティをベースにドライプラムのビタースウィートが広がり
■余韻はスモーキーさとダークチョコ、ゆっくりとデーツやドライプルーンのダークな甘さに入れ替わります
[シェリー感] フィット
[クラス] ミディアムボディ
[平均価格帯] 中-上
絶妙なディープさとダークな甘み、フィットするスモーキーとシェリー感、NAとは思えない味わい。とても心地良いgoodバランスなアイラw/シェリーの逸品です。
指折りの一本なのですが終売品なので…
指折りの一本なのですが終売品なので…
-2. ラフロイグ 10年 シェリーオーク フィニッシュ [48% ABV]
2022-5/30
2021年リリースの国内未発売 ラフロイグ10のシェリーWカスクです。ただ現地でも流通と価格は不安定です。(コストはラフロイグ10のx1.5〜)
★ 2022/7追記:並行品が並び始めていますが、それでも軽く¥10k超えの高値です。購入時の£50.2(¥8k)ならやむ無し?!、国内正規の流通時に¥7k台なら拍手でしょうか。
★ 2022/7追記:並行品が並び始めていますが、それでも軽く¥10k超えの高値です。購入時の£50.2(¥8k)ならやむ無し?!、国内正規の流通時に¥7k台なら拍手でしょうか。

【シェリー樽】オロロソ後熟 (12-18ヶ月?)
■香りはまずドライシトラス、シナモン、ピーティなスモークが心地良くバランス良く
■口に含むとスモーキーでシトラス、ドライプルーンのスウィート&ビターが被りスパイシーに
■余韻はスモーキーをベースにデーツ、黒ベリー、ダークチョコ、トフィ、ナッティで最後にピーティさが回帰します
■口に含むとスモーキーでシトラス、ドライプルーンのスウィート&ビターが被りスパイシーに
■余韻はスモーキーをベースにデーツ、黒ベリー、ダークチョコ、トフィ、ナッティで最後にピーティさが回帰します
[シェリー感] しっかりと
[クラス] ミディアムボディ(+)
[平均価格帯] 上 (購入時 £50.2 = ¥8k)
ラフロイグらしいスモーキーさとオロロソがバランスするシェリーな 'ラフロイグ10' です。
若さを感じますが48abvも利いていてラフロイグファンには嬉しい一本になりますね。もちろん個人的に好きなDRAMです。
若さを感じますが48abvも利いていてラフロイグファンには嬉しい一本になりますね。もちろん個人的に好きなDRAMです。
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-3. ラフロイグ カーディス 2021 PX カスク [58.9% ABV]
2022-9/20
国内未発売 カーディス限定のトリプルカスク “Laphroaig Càirdeas 2021 Pedro Ximénez Casks” ですね。
始めにバーボン・バレル、次に同クォーターカスク、最後にPXシェリー・ホグスヘッドで後熟成しています。嬉しいのはカスクストレングス、残念なのは入手難でしょうね。
始めにバーボン・バレル、次に同クォーターカスク、最後にPXシェリー・ホグスヘッドで後熟成しています。嬉しいのはカスクストレングス、残念なのは入手難でしょうね。

【シェリー樽】上記PXのトリプルカスク
■香りはメディシナルなピーティさと甘さが支配的、そこにシトラス、バニラ、アッシュ、白檀
■口に含むとオレンジや杏、チェリーのライプ・フルーティな濃いスウィートさ、木の皮、ナッティ、もちろんスモーキー&スパイシー
■余韻はナッティでデイツ、焦げたティンバーやコーヒー、と言ったダークでビター、最後はスモーキーさが鼻に抜けて口腔に広がります
■口に含むとオレンジや杏、チェリーのライプ・フルーティな濃いスウィートさ、木の皮、ナッティ、もちろんスモーキー&スパイシー
■余韻はナッティでデイツ、焦げたティンバーやコーヒー、と言ったダークでビター、最後はスモーキーさが鼻に抜けて口腔に広がります
[シェリー感] スモーキーのサポート
[クラス] フルボディ
[平均価格帯] 上限 (購入時 €70 = ¥9.1k)
アイラなスモーキーとシェリー熟成 両者の濃厚ダークなスウィートさが特徴的ですが、軸足はあくまでスモーキー。シェリーは味わい良くサポートする感じでしょうか。ラフロイグ好きの為のシェリー熟成を加味したカスクストレングス!!(58.9abv)になりますね。
シェリー方向ならば ”ラフロイグ10 シェリーオーク フィニッシュ” の方が良いバランスです。でもカスクストレングス好きとしてはこれを外す訳には行きません。
(国内での入手はハードルが高く, 特に価格は全く折り合わないでしょう…多分)
シェリー方向ならば ”ラフロイグ10 シェリーオーク フィニッシュ” の方が良いバランスです。でもカスクストレングス好きとしてはこれを外す訳には行きません。
(国内での入手はハードルが高く, 特に価格は全く折り合わないでしょう…多分)
【アイラのシェリー】
ボウモア ダーケストやアードベッグ ウーガダール、ラガヴーリン16と言ったアイラのシェリーにフォーカスして50本に入れるつもりはありません。
またブナハーブン12年なども美味しいのですがノンピート。アイラを楽しむ時にそれはないよね、と言う事でインプレしない事もあります。いずれにしてもアイラでのシェリーカスクは抑えながら…ですw
ボウモア ダーケストやアードベッグ ウーガダール、ラガヴーリン16と言ったアイラのシェリーにフォーカスして50本に入れるつもりはありません。
またブナハーブン12年なども美味しいのですがノンピート。アイラを楽しむ時にそれはないよね、と言う事でインプレしない事もあります。いずれにしてもアイラでのシェリーカスクは抑えながら…ですw
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ボウモア
BOWMORE [アイラ]
BOWMORE [アイラ]
1779年創設のアイラ島最古の蒸留所で、島中心部の最も賑わいある同名の町にあります。基本的にシェリー樽を用いるのでシェリーファンのアイラ好きには嬉しい蒸留所です。またメディシナルなクセも抑え気味で受け入れやすいアイラでしょうね。
アイラでシェリーといえばボウモア ”ダーケスト”で、2010年頃まで古風なラベルでした。いつの間にか現代風に変わって”15年ダーケスト”となり、気がつけばダーケストが消えて”15年”になっていました。(小さくSherry Casks Finishと残してありますが)
50本選外
・ボウモア 15年 シェリーカスクフィニッシュ
アイラでシェリーといえばボウモア ”ダーケスト”で、2010年頃まで古風なラベルでした。いつの間にか現代風に変わって”15年ダーケスト”となり、気がつけばダーケストが消えて”15年”になっていました。(小さくSherry Casks Finishと残してありますが)
50本選外
・ボウモア 15年 シェリーカスクフィニッシュ
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ラガヴーリン
LAGAVULIN [アイラ]
LAGAVULIN [アイラ]
ラフロイグ、アードベッグと並ぶアイラ島南岸の濃厚アイラ三蒸留所の一角ですね。
何と言っても基幹商品が16年と言うのが個性を放っていたわけですが、近年は8年や10年と言った商品がリリースされて印象が変化している気がします。16年が頭にあると どうしてもドライな印象が拭えません。
50本選外
・ラガヴーリン 16年
何と言っても基幹商品が16年と言うのが個性を放っていたわけですが、近年は8年や10年と言った商品がリリースされて印象が変化している気がします。16年が頭にあると どうしてもドライな印象が拭えません。
50本選外
・ラガヴーリン 16年
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アードベッグ
ARDBEG [アイラ]
ARDBEG [アイラ]
蒸留所はアイラの中でも濃厚さが強い蒸留所が揃う島南部にあって、『甘くて濃厚なアイラ、決して刺激的でもなく飲み易く』それが個人的なイメージです。
個人的には下記のシェリー樽を含むDRAMよりも "10年" や "コリーヴレッカン" のノンシェリー樽の方が好みではありますが。
50本選外
・アードベッグ 5年 ウィー ビースティー
・アードベッグ アン オー
・アードベッグ ウーガダール
個人的には下記のシェリー樽を含むDRAMよりも "10年" や "コリーヴレッカン" のノンシェリー樽の方が好みではありますが。
50本選外
・アードベッグ 5年 ウィー ビースティー
・アードベッグ アン オー
・アードベッグ ウーガダール
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スモークヘッド
SMOKEHEAD [アイラ]
SMOKEHEAD [アイラ]
数多くのブランド展開しているインディペンデントボトラーズの”イアン・マクロード”(Ian Macleod)が2006年からリリースするアイラ・シリーズですね。アイラ島南部某蒸留所の濃厚シングルモルトです。(東側二つのどちらかな?!)
50本選外
・スモークヘッド シェリーボム
50本選外
・スモークヘッド シェリーボム
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キルホーマン
KILCHOMAN [アイラ]
KILCHOMAN [アイラ]
2005年創業の新しいアイラの小規模ファーム・ディスティラリーですね。
かつて3ヶ月熟成と言うハイプルーフ・ニュースピリットを手に入れた際に、既にマイルドスモークさがあって気に入った記憶がありますね。
50本選外
・キルホーマン サナイグ
かつて3ヶ月熟成と言うハイプルーフ・ニュースピリットを手に入れた際に、既にマイルドスモークさがあって気に入った記憶がありますね。
50本選外
・キルホーマン サナイグ
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ベンチャーウイスキー
VENTUREWHISKY [国産]
VENTUREWHISKY [国産]
プレミア価格のウイスキーと言う印象がすぐに浮かぶ蒸留所ですね。ホワイトラベル以外は全部プレミア化!?w
50本選外
-1. イチローズモルト ダブルディスティラリー [46% ABV]
-1. イチローズモルト ダブルディスティラリー [46% ABV]
通称DD。羽生蒸留所のシェリー樽と秩父蒸留所のミズナラ樽とを合わせて、名前を取ったピュアモルトですね。

【シェリー樽】ミズナラウッドとのWカスク (詳細不明)
■香りシェリーらしいシトラスに樽のアロマが心地良く若葉の様な清々しさ
■口に含むとバニラの甘味からドライフルーツの濃厚さを見せて
■余韻は柑橘ピールのビターが甘さになってソルティへ、最後にトフィーが仄かに現れます
■口に含むとバニラの甘味からドライフルーツの濃厚さを見せて
■余韻は柑橘ピールのビターが甘さになってソルティへ、最後にトフィーが仄かに現れます
[シェリー感] すっきり明瞭
[クラス] ミディアムボディ(−)
[平均価格帯] 定価なら中の上
Wカスクの両者の穏やかさをフィットさせた感じで、ライトでまとまりの良さを感じます。そして46°と言う度数が締まりを与えているでしょう。
スコッチのシェリー系の様な濃厚さや個性とは方向性が違いますが、時折飲みたくなる一本です。
スコッチのシェリー系の様な濃厚さや個性とは方向性が違いますが、時折飲みたくなる一本です。
今回のは旧価格の時の一本(Lot.46, ¥4k)で、後ろは現行品のストック(Lot.97, ¥6k)。その内飲み比べ予定です。両者定価購入ですが、旧価格なら嬉しい味わいです。webではとんでもないプレミア価格で…
【国産のシェリー】
今や国産モルトはプレミア価格化が酷く定価以外は手を出しませんね。(出せない?!)
◾️ハイプレミアの代表、山崎シェリーなども当時で約¥10k。今や…
◾️そんな国産シェリー樽熟成モルトですが、あえて言うなら→これでしょうかw
ちなみにシェリーに関係なく好きなのは、山崎 | カフェモルト | フロムザバレルですね。某スーパーで定価販売の時に入手です。平均価格帯内ですしね。
今や国産モルトはプレミア価格化が酷く定価以外は手を出しませんね。(出せない?!)
◾️ハイプレミアの代表、山崎シェリーなども当時で約¥10k。今や…
◾️そんな国産シェリー樽熟成モルトですが、あえて言うなら→これでしょうかw
ちなみにシェリーに関係なく好きなのは、山崎 | カフェモルト | フロムザバレルですね。某スーパーで定価販売の時に入手です。平均価格帯内ですしね。
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厚岸蒸留所
AKKESHI-Distillery [国産]
AKKESHI-Distillery [国産]
2016年に蒸留を開始した北海道の蒸留所。プレリリースのニューボーンシリーズ4種は200mlで700ml換算すると全て軽く平均価格帯上限超えでした。普通なら手を出しませんが楽しみなので支援と思い購入。
ところが正式リリース以降もとても折り合わない価格帯で、それどころか予定通りプレミア化。転売する訳でもコレクターでもないので、縁が無いウイスキーになってしまいましたね。新興系国産ディスティラリーのウイスキーに手を出す事はないでしょう。
ところが正式リリース以降もとても折り合わない価格帯で、それどころか予定通りプレミア化。転売する訳でもコレクターでもないので、縁が無いウイスキーになってしまいましたね。新興系国産ディスティラリーのウイスキーに手を出す事はないでしょう。
50本選外
-1. 厚岸 ニューボーン #4 [48% ABV]
-1. 厚岸 ニューボーン #4 [48% ABV]
13-30ヶ月熟成のモルト/グレーンのブレンデッドですが、何とその約1/3がシェリー樽熟成モルトだとか。(60%以上が厚岸モルトで、その半分以上がシェリー樽だそうです)

【シェリー樽】上記 (詳細不明)
■香りはドライシトラス、柑橘を混ぜた蜂蜜のシロップ
■口に含むと一瞬無口で、ドライフルーツの甘味が薄く現れて柑橘ピールのビターへ
■余韻はビターが広がってスパイシーに、最後にその中に仄かなフルーツ感
■口に含むと一瞬無口で、ドライフルーツの甘味が薄く現れて柑橘ピールのビターへ
■余韻はビターが広がってスパイシーに、最後にその中に仄かなフルーツ感
[シェリー感] 若さ
[クラス] ミディアムボディ
[平均価格帯] 200mlボトルで下側 (700ml換算だと軽く上限超え!!)
ブレンデッドとしてはモルトの味わいが強いですし、軸はシェリー感でしっかり主張します。ですが考えられないこの価格…グレーンのブレンデッドにしているにもかかわらず…です。
NAでよくあるアルコール度数とシェリーで持ち上げる方向性が浮かびますが、この価格でリリースするのが凄いですね。(200mlなのに700mlの逸品グレンフィディック12年と同等ですからねェ…)
NAでよくあるアルコール度数とシェリーで持ち上げる方向性が浮かびますが、この価格でリリースするのが凄いですね。(200mlなのに700mlの逸品グレンフィディック12年と同等ですからねェ…)
ブラインドで飲んだら価格は当てられないと思います。開封直後はもっとスカスカした感じです。
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ボトラーズのモルトブレンドにも注目です
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ジョニーウォーカー
JOHNNIE WALKER [ブレンド]
JOHNNIE WALKER [ブレンド]
言わずと知れた世界有数のブレンド・スコッチですね。カーデュ・カリラ・タリスカー・グレンキンチー・モートラック他 多数のスコットランド各地の原酒を揃えています。キャンベルタウン地区の蒸留所は無かったと思いますが。
シェリー熟成は限定版として顔を出しますね。滅多に入手しませんが、ジョニーウォーカーのシェリーと言う事で今回はインプレです。
50本選外
・ジョニ黒 12年 シェリーエディション
シェリー熟成は限定版として顔を出しますね。滅多に入手しませんが、ジョニーウォーカーのシェリーと言う事で今回はインプレです。
50本選外
・ジョニ黒 12年 シェリーエディション
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フェイマスグラウス
FAMOUS GROUSE [ブレンド]
FAMOUS GROUSE [ブレンド]
ハイランドを拠点にする “あの有名なグラウスですね” のブレンド・スコッチです。雷鳥のラベルで知られ、キーモルトはハイランドパークやマッカラン、そしてグレンタレットを使っていますね。人気銘柄はネイキッドグラウスでしょう。
ジョニーウォーカーと同じく時折シェリー熟成を限定リリースしますが、こちらの方は更に廉価版ですね。
50本選外
・フェイマスグラウス ウィンター リザーヴ
・フェイマスグラウス ネイキッド モルト
ジョニーウォーカーと同じく時折シェリー熟成を限定リリースしますが、こちらの方は更に廉価版ですね。
50本選外
・フェイマスグラウス ウィンター リザーヴ
・フェイマスグラウス ネイキッド モルト
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ダグラスレイン
DOUGLAS LAING [ブレンド]
DOUGLAS LAING [ブレンド]
インディペンデントボトラーで1948年創業ですね。
展開するシリーズの一つはスコットランドの地区別リリース、個人的にはスペイサイドの ”Scallywag” と アイラの “Big Peat” がお馴染みです。
もう一つは “オールドパティキュラー” の様な高級シングルカスクで、これは分社後にハンターレインが引き継いだ名シリーズOMCのダグラス・レイン版ですね。(ラフロイグではよく入手しました)
展開するシリーズの一つはスコットランドの地区別リリース、個人的にはスペイサイドの ”Scallywag” と アイラの “Big Peat” がお馴染みです。
もう一つは “オールドパティキュラー” の様な高級シングルカスクで、これは分社後にハンターレインが引き継いだ名シリーズOMCのダグラス・レイン版ですね。(ラフロイグではよく入手しました)
-1. スカリーワグ 銀座エディション [48% ABV]
DL社のペット、フォックス・テリアのスカリーワグが世界各国を巡る ”Adventure Series” の東洋シリーズ?ですね。
“Hong Kong edition”, そして”渋谷edition” に続く “銀座edition” です。モートラック/マッカラン/グレンロセスのスペイサイドのバッテド・モルトですね。中身は同’10年’のabv調整程度かと。(香港から渋谷・東京で度数が51.4→48と少し下げられています)
“Hong Kong edition”, そして”渋谷edition” に続く “銀座edition” です。モートラック/マッカラン/グレンロセスのスペイサイドのバッテド・モルトですね。中身は同’10年’のabv調整程度かと。(香港から渋谷・東京で度数が51.4→48と少し下げられています)

【シェリー樽】100% (オロロソとPX)
■香りはシトラスに緩やかなピーティ、ファッジやバニラ、ベリーやライチ
■口に含むと黒糖、ドライマンゴーの濃厚な甘さ、ゆっくりスパイシー&ペッパーへ
■余韻はナッツ、そしてサルファーを感じさせつつデーツのダークなビタースウィートが広がり、ゆっくりと消えて行きます
■口に含むと黒糖、ドライマンゴーの濃厚な甘さ、ゆっくりスパイシー&ペッパーへ
■余韻はナッツ、そしてサルファーを感じさせつつデーツのダークなビタースウィートが広がり、ゆっくりと消えて行きます
[シェリー感] 濃厚に太く甘く
[クラス] フルボディ
[平均価格帯] 上側
口に含んでからの太い味わいが素晴らしいですね。ブレンドされたモルトを探しながら個性を楽しむダークなシェリー。そんな洒脱な楽しみを知る方にgoodフィットな一本です。
濃厚だけでなく力強さの方向性もあるのはモートラック、ややドライさを感じるのはマッカランでしょう。
濃厚だけでなく力強さの方向性もあるのはモートラック、ややドライさを感じるのはマッカランでしょう。
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マーレイ マクダヴィッド
MURRAY McDAVID [ブレンド]
MURRAY McDAVID [ブレンド]
1996年創業のインディペンデントボトラーです。何と言っても個性的なカスクセレクトの印象が強いのではないでしょうか。
”濃厚・個性・クセ” といった個人的嗜好とフィットするボトラーズですね。
“Mission Gold”, “Benchmark”, “Mystery Malts”, “Select Grain”, “The Vatting”, “Crafted Blend” の個性的な6シリーズをリリースしています。
50本選外
・ザ スペイサイダーズ 8年 ”ザ ヴァッティング”
”濃厚・個性・クセ” といった個人的嗜好とフィットするボトラーズですね。
“Mission Gold”, “Benchmark”, “Mystery Malts”, “Select Grain”, “The Vatting”, “Crafted Blend” の個性的な6シリーズをリリースしています。
50本選外
・ザ スペイサイダーズ 8年 ”ザ ヴァッティング”
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オールドパース
OLDPERTH [ブレンド]
OLDPERTH [ブレンド]
同社は”ベル”、”デュワーズ”、”フェイマス・グラウス” と言ったブレンドウイスキーのメーカーが揃うハイランドのパースにあります。そして何よりシェリー樽100%熟成のブレンデッドモルトで知られますね。所有しているのはインディペンデントボトラーで知られる “モリソン&マッカイ” です。
50本選外
・オールドパース ザ オリジナル
50本選外
・オールドパース ザ オリジナル
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マクネアーズ
MACNAIR'S [ブレンド]
MACNAIR'S [ブレンド]
グレンアラヒー蒸留所のビリー・ウォーカーが2018年からリリースするブレンド・スコッチのブランドですね。元々は1957年設立のハーベイ・マクネアー&カンパニーのブランドだったそうです。(ちなみにボトルの栓はグレンアラヒーと共通の様ですね)
ラムリーク・シリーズのゲール語 ”Lum Reek”(= Chimney Smoke) の意味は “健康と繁栄” で、乾杯のあいさつで ”Lang may yer lum reek!”( = Long may your chimney smoke!)というのがあるそうです。
ラムリーク・シリーズのゲール語 ”Lum Reek”(= Chimney Smoke) の意味は “健康と繁栄” で、乾杯のあいさつで ”Lang may yer lum reek!”( = Long may your chimney smoke!)というのがあるそうです。
-1. マクネアーズ ラムリーク ピーテッド 12年 [46% ABV]
ピーティなアイラモルトと、グレンアラヒーを含むスペイサイドモルトとのバッテドモルト・ウイスキー。トリプルカスク(下記)ですが、シェリー樽がどこのモルトなのかは不明です。
既にこれも旧ラベルになってしまいましたね。
既にこれも旧ラベルになってしまいましたね。

【シェリー樽】PX (他に1stフィルのバーボン樽と赤ワイン樽)
■香りは心地良いピーティ、そこにシトラスとスペイサイドのフルーティでクリーミーに
■口に含むと柑橘の甘味とピールのビターが浮き、ピーティが現れてウッディなバニラが擦ります
■余韻はその柑橘ベースにライトピーティ、ウッディ&スパイシーでゆっくりと
■口に含むと柑橘の甘味とピールのビターが浮き、ピーティが現れてウッディなバニラが擦ります
■余韻はその柑橘ベースにライトピーティ、ウッディ&スパイシーでゆっくりと
[シェリー感] バランス感
[クラス] ミディアムボディ
[平均価格帯] 中-上
アイラとスペイサイドそして樽の各個性が味わえるスモーキー/フルーティ/シェリーgoodバランスのブレンデッド・ウイスキーです。突出した個性は控え目ながら、これがB.ウォーカーのモルトブレンデッドでしょうね。
"NC/NF/46abv"スペックで、アンチ・ブレンデッドの方にも是非味わってほしい一本です。裏ラベルの英文(+ゲール語)がとても洒落ています。
"NC/NF/46abv"スペックで、アンチ・ブレンデッドの方にも是非味わってほしい一本です。裏ラベルの英文(+ゲール語)がとても洒落ています。
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ザ・ワン
The ONE [ブレンド]
The ONE [ブレンド]
イングランドの湖水地方(Lake District)に2014年に誕生したレイクス蒸留所、そこのブレンドウイスキーのブランド "ザ・ワン" です。
シングルモルトの初リリースは2018年で、シェリー樽熟成にこだわったとあります。スコッチではないのでその基準に縛られる事はありませんが、それこそスコッチのスタンダードな選択の様な…w
シングルモルトの初リリースは2018年で、シェリー樽熟成にこだわったとあります。スコッチではないのでその基準に縛られる事はありませんが、それこそスコッチのスタンダードな選択の様な…w
-1. ザ・ワン シェリーカスクフィニッシュ [46.6% ABV]
2022-11/27
グレーン&モルトのブレンデッドで、今の時代のNC/NF/46をクリアー。レイクスの自家モルト以外はグレーンも含めてスコッチで、スペイサイド、アイラも入っているそうです。NASのナチュラルカラーでこの色ですからシェリー感が強そうですね。

【シェリー樽】オロロソとPXの後熟 (詳細は不明)
■香りは濃くて甘いシトラスで仄かにサルファー、完熟林檎、焦げたティンバー、アロマティック
■口に含むと黒糖、ダークスウィートなシトラスやデーツ、クリーミーなフルーティさから酸味が浮いて
■余韻は濃いシトラスの酸味と甘味が広がり、強いダークビターなデーツ、そしてサワーなドライフルーティさがじっくりと続きます
■口に含むと黒糖、ダークスウィートなシトラスやデーツ、クリーミーなフルーティさから酸味が浮いて
■余韻は濃いシトラスの酸味と甘味が広がり、強いダークビターなデーツ、そしてサワーなドライフルーティさがじっくりと続きます
[シェリー感] 濃くて独特
[クラス] ミディアムボディ(+)
[平均価格帯] 上
スペイサイドやアイラは影を潜め、シェリーもオロロソよりもPXの味わいが濃く感じられますね。果実酒の様なスウィートさも。
シェリー軸の個性的ダークフルーティなスウィートは主張が強く開封直後の1st sipはまるでリキュールの様、一味違いを見せる "レイクス侮れず!" ですね。
シェリー軸の個性的ダークフルーティなスウィートは主張が強く開封直後の1st sipはまるでリキュールの様、一味違いを見せる "レイクス侮れず!" ですね。
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ドーノッホ
DORNOCH [モルト & ボトラーズ]
DORNOCH [モルト & ボトラーズ]
2016年にハイランドのドーノッホキャッスルホテルの敷地内に作られた小蒸留所です。2023年現在はまだニューメイクのスピリッツ段階で、現状はボトラーズとしてのリリースがメインですね。
プロデュースするのは同ホテルの人気バーを運営するトンプソン兄弟で、オーガニックスタイルを目指す様です。(Nc'neanが人気ですね)
プロデュースするのは同ホテルの人気バーを運営するトンプソン兄弟で、オーガニックスタイルを目指す様です。(Nc'neanが人気ですね)
-1. ドーノッホ TB/BSW [46% ABV]
2023-6/1
TB/BSWは”トンプソン ブラザーズ/ブレンデッド スコッチ ウイスキー”の略で、ボトラーズとしてのブレンドウイスキーです。(同蒸留所のモルトは入っていません)
HPにはシェリー樽熟成とありますが詳細は不明。年数は6年以上(Aged Over 6 Years)でNC/NF/46をクリアーしています。モルトの内容記述はありませんが、ネットではハイランドとスペイサイドの情報が見られますね。グレーンは僅かな使用の様です。
HPにはシェリー樽熟成とありますが詳細は不明。年数は6年以上(Aged Over 6 Years)でNC/NF/46をクリアーしています。モルトの内容記述はありませんが、ネットではハイランドとスペイサイドの情報が見られますね。グレーンは僅かな使用の様です。

【シェリー樽】詳細不明 (上記)
■香りはシェリーのダークスウィートでサルファー、シナモン、赤いベリー、水蜜
■口に含むとベリー、プラム、アプリコット、ライプフルーティからスパイシー
■余韻はナッティでサルファー、煮詰めたカラメル、ダークチョコやコーヒー、その後オロロソのダークスウィーティがじっくりと広がります
■口に含むとベリー、プラム、アプリコット、ライプフルーティからスパイシー
■余韻はナッティでサルファー、煮詰めたカラメル、ダークチョコやコーヒー、その後オロロソのダークスウィーティがじっくりと広がります
[シェリー感] 溢れます
[クラス] ミディアムボディ(+)
[平均価格帯] 中
スティンキーとも思えるサルファーのクセもあってガッツリとしたオロロソ・ダーク。予想を大きく上回る荒っぽい ”dark & intense でcomplex” な個性派です。
ラベル同様万人受けタイプではありませんが、この手の楽しさは個人的にはやめられませんw クセモノ好きの貴方、マイバーに色を添えたい貴方 には激推しです!
(ちょっとクレージーなエドラダワーと言った風?!)
ラベル同様万人受けタイプではありませんが、この手の楽しさは個人的にはやめられませんw クセモノ好きの貴方、マイバーに色を添えたい貴方 には激推しです!
(ちょっとクレージーなエドラダワーと言った風?!)
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◆ バルヴェニー 12年
相性抜群のスペイサイドw/シェリー、その心地良さ味わうならこれでしょう
◆ ハイランドパーク 12年
絶妙で複雑なシェリー/スモーキー/スパイシーをコスパ良く味わえます
◆ エドラダワー 12年 カレドニア
"dark & intense" なNC/NF/46、濃厚なシェリー感を味わうならこれですね
◆ グレンファークラス 105
"sherry bomb" が味わえるカスクストレングスの100%シェリー樽熟成です
限定品・終売品も入れていません。通常購入出来ない可能性がありますね。
アイラも入れていません。別途記述の通りです。
