インバル/都響 第815回を前に、モーツァルトのヴァイオリン協奏曲第3番 を聴いておきましょう

コンサート当日のメインはショスタコーヴィチの交響曲第8番ですが、前半にこの楽曲(ヴァイオリン協奏曲第3番 ト長調 K.216)が入ります。普段だと、前半パスのパターンですがせっかくですから聴いてみようかと。

さて困りました、このブログの守備範囲は後期ロマン派、頑張ってロマン派からです。古典派も古典のモーツァルト(Wolfgang Amadeus Mozart, 1756/1/27 - 1791/12/5)となるとまず今はまず聴きません。(オペラは別ですがw)
大昔の記憶だけで 知っている事柄はほとんどなく、第5番(トルコ風)と並ぶヴァイオリン・コンチェルトでオケは小編成かな、くらいです。とりあえず2枚見つかりました。
カデンツァがどうの…等々、知見が無いのでわかりません。とにかくコンサートの前に一度聴いておこう、というだけですね。(汗)

Mozart The complete violin concertos / Gidon Kremer
クレーメルの新録音盤になります。
クレーメルらしい繊細な弦の音色とバランスの良いクレメラータ・バルティカ(Kremerata Baltica)の演奏ですね。古典派の曲としては、まろやかな感はなくてシャープな色合いに感じます。やっぱりクールです。
とは言え全パートが同じ様に聴こえてしまいますが。(汗)


Mozart Violin Concertos 3 & 5 / Anne-Sophie Mutter
弱冠15歳のムター, カラヤンBPOです。ムターの旧録音盤ですが、聴く前から想像できてしまうのが怖い組合せですねw
まず耳に入るのはBPOの豪華華麗なる演奏ですね。それに乗るムターの艶やかな音色は微妙なヴィブラートと合わせて伸び伸びとしています。クレーメルとは明確に異なる演奏です。スケールアップした宮廷音楽で大迫力ですね。第一楽章だけでお腹いっぱいになります。

・・・・・

繊細で室内楽的なクレーメルと、豪華宮廷音楽のムター・カラヤンBPO。個人的嗜好性はクレーメルですが、コンサートなら後者も楽しそうです。
インプレではなくて、とりあえず聴いてみた的にしか書けませんねぇ。範疇外とはいえ…
モーツァルトに詳しいお友達にアドバイスをもらっておけば良かったかもw

さて、コンサートではオーギュスタン・デュメイとインバル/都響はどうでしょうか。




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クラウディオ・アバド/モーツァルト管弦楽団 の シューベルト:交響曲「ザ・グレイト」を聴く

現代音楽ではないCD紹介が珍しく並びますね。今日も一日ゆっくりと溜まったCDを聴きました。

以前は Claudio Abbado と言うと、隙もなく良いのだけど個性も無くと言った感じだったのですが昨年一月に亡くなってから印象が変わりました。その前年10月のブルックナーの第9番が来日中止になってから、どこかに思い入れが出来たのかもしれません。
今回も思わずポチッとしてしまいましたね。

現在の個人的嗜好から言うと年代的には19世紀生まれから以降の作曲家が対象です。もちろんメインは20世紀ですが。
従ってシューベルト辺りがそのボーダーラインのちょっと下側、これ以上古いのは今はまず聴きません。シューベルトも普段聴く事は無いのですが、この曲で頭の中にいるのはG.ヴァントでしょうか。

美しい the 'great' C Major 「大ハ長調」です。重厚さよりも清々しさです。執拗な反復はブルックナー (約40年後輩ですが) を思わせる訳ですが、そこを重々しさを避けながら鳴らすのは流石はアバドですね。
胃もたれしない"心地良いくどさ"の演奏です。

演奏は自らが組織したモーツァルト管弦楽団で、2011年録音になります。





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ニコロ・パガニーニの「24のカプリース」聴き比べ

ヴァイオリンの超絶技巧曲と言えば、ニコロ・パガニーニ(Niccolò Paganini, 1782/10/27 - 1840/5/27) の「24の奇想曲(24 Capricci) Op.1」ですね。
トーマス・ツェートマイアー(vn)のコンサートが、二週間後の17日(金)にトッパンホールであるので、聴き比べをしておきましょう。

何回も紹介していますが、kokotonPAPAはツェートマイヤー好きです。ツェトマイヤーは、二回の録音を残し、度々コンサートでも全曲演奏をやっていますので実際の演奏がどのようになるのか今からとても楽しみです。


サルヴァトーレ・アッカルド(Salvatore Accardo) [DG] 1977年
 古典的です。そもそも時代背景が古い作品なので、主題は当然ながら古臭く、その中に超絶的なパートが絡んで聴かせどころになっていますよね。それを、その通りに演奏してくれるのがアッカルドだと思います。音の粒立ちも実に見事。明瞭な主題に超絶技巧。聴く者に安心感と驚きで応えてくれる演奏です。
でも、中には主題・技巧共に特別というわけでもない作品もあります。その分そういった曲では面白さは感じられません。




五嶋みどり [Sony] 1988年
 アッカルドを滑らかに、抒情的にした演奏でしょうか。演奏としては古典ですが、流れを重視していると思います。もちろん超絶技巧は迫力を見せてくれますが、アッカルドの様な、全面これ見よがし的ではありませんね。音楽としてはいいでしょうが、この曲はそれをメインに持って来るのは違うかと。




トマス・ツェートマイアー(Thomas Zehetmair) [ECM] 2007年
 ツェートマイヤーの新盤になりますね。曲によっては、24のカプリースとは思えない様な展開を見せる演奏です。より現代的な演奏になり、個々の楽曲に強烈に表情を与えているようです。それは独特のアゴーギクとディナーミクでの揺さぶりでしょう。技巧パートも、アッカルド以上のこれ見よがしのハードさもありで、上の二つとは明らかに異なります。どの曲を聴いても楽しさを感じられますね。




試しにその差を聴くなら、主題も技巧も展開も特徴的なラストの24曲目、かの有名な「クワジ・プレスト」が明瞭でしょう。
ちなみに映画「パガニーニ 愛と狂気のヴァイオリニスト」のデビッド・ギャレットはアッカルド・パターンでyoutube系、要は2Cellosみたいなグリグリのバリバリでした。どうだまいったか?!系w

クレーメルの演奏しているのはカプリース"変奏曲"で、ロックバーグによる作品になりますね。マニアじゃないので、パールマンやレヴィンは所有していません。



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次週9月20日のコンサートを前に、イブラギモヴァの BEETHOVEN Violin Sonatas - 3 を聴いておこうかな

2013年9月20日(金)のイブラギモヴァ(Alina Ibragimova / vn) & ティベルギアン(Cedric Tiberghien / pf) のコンサートを控えて聴きました。このCDと同じ演奏になります。当然、発売されたベートーベンのヴァイオリン ソナタ第1集〜第3集に合わせた演奏曲目にしたのでしょうね。

1曲目のViolin Sonata 第6番(Op.30-1) も当日の一曲目です。これはまず曲調がkokotonPAPAにはキツイですね。楽しみ聴きに行く楽曲としては、対象外になってしまいます。
2曲目のViolin Sonata 第3番(Op.12-3) が当日も2曲目で、一番このDuoと合っていると思います。イブラギモヴァに興味を持ったのはシマノフスキ、ラヴェル/ルクーで、その細く切れる様な音色でした。そういう音色とティベルギアンのピアノとの掛け合いもバランスが良いと思います。コンサート当日は休憩前の演奏となると思いますが、これを聴きたいですね。
3曲目はお馴染み第9番クロイツェル(Op.47)です。これは困りました。聴く前から予想した通りで、Duoのキャラクターと今ひとつ合っていない気がします。最近では樫本大進のライブが良かったですし、CDになると超有名どころが並びます。個人的には大胆さ、アルゲリッチの様にピアノの絡みでも、が無いと面白みが無い曲だと思っています。さて本番ではどうでしょうか。

聴いて行かなくても良いのですが、わりと近い年(2010年)のライブであり、その発売に合わせているなら聴いた方が楽しめそうです。
ベートーベンの楽曲を買う事は殆ど無いので、基本的にコンサートが無ければこのCDは買わなかったと思います。そう言えばこの前に買ったのも樫本大進のヴァイオリン ソナタでした。^^;






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ベートーベンのピアノソナタ Moonlight, Pathetique, Waldstein, をオズボーンで聴く

Steven Osborne のピアノで古典ピアノソナタを聴いてみましょう。Beethovenの有名ソナタ、普段はまず聴かない....のですがw
このところピアノ曲をよく紹介しています。久しぶりに聴いているって感じです。
前にも書いた通りなのですが、現代音楽と超絶技巧系ピアノ曲は似ているところがあると思います。現代音楽の開祖の一人が、「無調のパガデル」を作ったリストである事はよく言われる話ですね。
だいたい作曲家はピアノを使うしピアニストである事も多く、ヴィルトゥオーゾも作曲し弾きますね。

オズホーンのピアノ。とりあえず、月光の三楽章やワルトシュタインの一楽章の様なテクニカル曲はけっこう面白いのですが、古くからの有名盤、例えばギレリスなんかと較べるとやっぱり全体としたら物足りなさを感じてしまいます。ソフトなエモーショナルさが、弱さに感じられちゃうのかもしれません。ワルトシュタインの三楽章の出だしなどは悪くないと思うのですが。(と言うかこの楽章は全体として良いですね)
なぜ? 古い演奏の印象が強いから? 古典曲はあまり聴かないから? オズホーンはラフマニノフのプレリュードやラヴェルのピアノ全曲とかやっている訳ですが、それらに関しては好い印象を持っています。(好みかどうかは少々別ですが)
やっぱり現代の技巧系ピアニストは古典には合わないのかなぁ…と思うのは自分だけかもしれませんね。オズボーンはベートーベンのソナタ全曲に取り組んでいる最中ですし、人気もあります。そう言えばバヴゼもベートーベンのソナタをシリーズ化しているかも。
何だかよくわからないインプレになってしまいました。駄耳という事でご勘弁を ^^ゞ





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樫本大進のベートーベン ヴァイオリン・ソナタ全集(第1集)発売!

期待の樫本大進のヴァイオリン・ソナタが一昨日届きました。日本先行発売を珍しく予約していたのですが、海外版が出れば半額くらいでしょうね。
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去年のNHKで放映された東日本大震災の支援コンサートで見て以来、実に遅ればせながら その迫力ある大きな演奏を楽しみに待っていました。前年演奏会は日にちが他のコンサートや都合と重なり行けませんでした。

今回は第6番、第7番、第8番、のセット。ピアノは朋友コンスタンチン・リフシッツですね。
実はベートーベンを含めて古典派以前の曲は今ではあまり聴きません。このソナタは第9番、クロイツェルくらいしかフレーズは浮かびませんね。(汗)

まずは第6番三楽章が実力発揮。第7番は一楽章から全開。二楽章も強烈な駆け引きが楽しめます。四楽章のピアノとのからみは楽しいですね。第8番の一楽章は切れ上がる素晴らしいヴァイオリンが聴けます。第二楽章もエモーショナルなフレーズに感情がこもっていて、第三楽章はパワーがあふれます。
特に第7番、第8番は 生き生きとした魅力的な演奏をスタジオ録音でも聴かせてくれていると思いますね。

難しい細かい事はわかりませんが、クレーメルやムターとはまた違ったタイプで中音部の太い演奏がとても印象的です。それはNHKで放送されたコンサートでもそう感じたので、期待通りの演奏になっているのだろうと思いました。ただ、本来のソリストの持つ極端なまでの自己主張・感情移入が少ない気がするのはやはり世界一のBPOのコンマスという役割にもよるのかもしれませんね。

とりあえず生を聴かなくては。年明けにこのDuoで第3番、第5番、第9番、という並びでの演奏のチケットは押さえたので楽しみです。






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2012年 ルツェルン音楽祭:クラウディオ・アバドのレクイエム

モーツァルトのレクイエムをアバドとルツェルン音楽祭管弦楽団で観られるとあって楽しみにしていたNHK BSプレミアムシアター。
今年の8月10日のスイス・ルツェルン音楽祭での演奏が放送されました。
2012年ルツェルン音楽祭NHK

Lucerne Festival Orchestra と言えば癌を克服したアバドが2003年に就任し、手兵として活躍しているのでこれは楽しみに決まっていますね。

放送はベートーベンも有ったのですが興味が薄いですね。とりあえずはモーツァルト "レクイエム"。全体としてはやっぱりアバドといった感じでしょうか、詳しくないので印象ですが。興奮や極解のないクールな演奏にオケと合唱団が応えましたた。ソロでは女性陣、アンナ・プロハスカ(ソプラノ)、サラ・ミンガルド(アルト)が良かった感じです。
構成としては、サンクトゥス(聖なるかな)のフーガが素晴らしく、この曲の持つ神聖にして荘厳な演奏だったと感じました。逆に有名なディエス・イレー(怒りの日)は、個人的にはオケも合唱ももっとメリハリが欲しかった気がします。全体としては端整なモーレクだったのでは。

手を口に持って行く独特の指揮ポーズや、この曲らしく演奏後は神に祈るかの様にしばらく静かに立ち尽くすアバドの姿が見られたのは嬉しかったですね。

追記:フルトベングラーに似たコントラバス奏者がいて、良く写っていたね。(笑)







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・2017年12月9日
音楽ブログに特化するためにタイトルを「現代音楽と酒の日々」から変更しました。





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