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2018年11月 ボリショイ劇場公演 リムスキー・コルサコフ 歌劇「皇帝の花嫁」をNHKプレミアムシアターで観る


昨年11月のボリショイ劇場公演(Bolshoi Theatre)の リムスキー・コルサコフ のオペラ「皇帝の花嫁, The Tsar's Bride」(全4幕)ですね。ロシア作品をメインにするロシアを代表する歌劇場で歌手陣もロシアでで揃えて、オール・ロシアですね。

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(写真はオフィシャル・サイトよりお借りしました)


正直なところ、ロシア歌劇はあまり楽しむ機会がないのですが…


演出
演出はロシア生まれイスラエル在住の女性演出家ユリヤ・ペヴズネルですね。全く知見はありませんが、基本は昔からの流れ尊重でしょう。舞台・衣装含めて目新しさは全くありません。それをどうみるかでこの作品の好みが決まるのかもしれません。

舞台・衣装
時代考証(1572年秋,モスクワ郊外)風?で、大きな道具類に豪華な衣装。今のヨーロッパの歌劇場では既に絶滅した古典設定ですね。(ヨーロッパは予算の都合もある様ですが)

配役
女性陣が良かったですね。タイトル・ロールのマルファ役オリガ・セリヴェルストワですが、この役に必要な可愛い女性を、そしてポイントのラストの緩やかな狂気を演じました。Sopはコロラトゥーラを上手くこなしていますが、リリコでしょうね。
Mezリュバーシャ役アグンダ・クラエワが今回一番でしょう。もっと憎まれ役(演出)の方が良かった気がしましたが、本来のかわいそうな運命の役柄を 抑えた表現・歌唱で演じたと思います。

男性陣。ルイコフ役のイリヤ・セリヴァノフのテノールは演技共に落ち着いていましたが、特に強い印象は感じませんでしたね。出番の多いグリャズノイのエリチン・アジゾフがそれらしい良さがあったかもしれません。端役では医師で薬を調合するボメーリイのロマン・ムラヴィツキーが、微妙な立ち位置を楽しませてくれたでしょうか。

音楽
日本でもお馴染みのソヒエフが音楽監督を務めていますね。曲の流れと舞台がフラット気味なので、これといった特徴的なものは感じませんでしたね。オペラの場合、そう感じるのが普通だとは思いますが。(視覚が優先される舞台や映像で見る限りは、です)


ひとことで言うなら、古典的なオペラ(演出)でしょうか。いかにもロシア的、全てが時代考証風で100年前(初演は1899年です)と変わらないと思いますね。ロシアで人気の演目らしいですが、トラディショナルな流れが好まれるのでしょうね。(ロシアの歌劇場での前衛演出は聞きませんよね。トゥーランドットなんかでも超古典的です)

オペラを楽しむ一つのポイントは新鮮な、アヴァンギャルドも含め、演出です。後は好きな演目、もしくは出演者かどうか。そう言う意味では、舞台・演出が現代風だったらもっと楽しめた気がします。(ストーリー展開の良い第四幕は楽しめました)



<出 演>
 ・ソバーキン (ノブゴロドの商人):スタニスラフ・トゥロフィモフ [Stanislav Trofimov]
 ・マルファ (ソバーキンの娘):オリガ・セリヴェルストワ [Olga Seliverstova]
 ・グリゴーリイ・グリャズノイ (親衛隊員):エリチン・アジゾフ [Elchin Azizov]
 ・マリュータ (親衛隊員):ヴャチェスラフ・ポチャプスキー [Vyacheslav Pochapsky]
 ・イワン・ルイコフ (マルファの婚約者):イリヤ・セリヴァノフ [Ilya Selivanov]
 ・リュバーシャ (グリャズノイの愛人):アグンダ・クラエワ [Agunda Kulaeva]
 ・ボメーリイ (医者):ロマン・ムラヴィツキー [Roman Muravitsky]
 ・ドゥニャーシャ (マルファの友人):アンナ・ボンダレフスカヤ [Anna Bondarevskaya]
 ・サブローヴァ (ドゥニャーシャの母):イリーナ・ルブツォワ [Irina Rubtsova]
 ・ペトローヴナ (家政婦):アンナ・マツェイ [Anna Matsey]

<合 唱> ボリショイ劇場合唱団
<管弦楽> ボリショイ劇場管弦楽団
<指 揮> トゥガン・ソヒエフ [Tugan Sokhiev]
<演 出> ユリヤ・ペヴズネル [Julia Pevzner]


収録:2018年11月13・15日 ボリショイ劇場(モスクワ)

テーマ : クラシック
ジャンル : 音楽

ペレチャツコとフローレスの素晴らしさ:ウィーン国立歌劇場公演 ドニゼッティの歌劇「ランメルモールのルチア」をNHKプレミアムシアターで観る

本年2月のウィーン歌劇場(Wiener Staatsoper)公演からガエターノ・ドニゼッティのオペラ『ランメルモールのルチア (Lucia di Lammermoor)』ですね。



(ウィーン国立歌劇場の公式Trailerです)


今回の演出は、舞台・衣装も手がけるフランス人ビッグネームのロラン・ペリー(Laurent Pelly)ですね。今回も衣装担当もしています。フランス語版もある作品ですが、今回はイタリア語版ですね。

演出
基本的に伝統的な流れを感じます。そこがペリーらしさでしょう。舞台設定に多少の現代風を感じますが、古くからのオペラファンが喜びそうですよね。個人的にはアヴァンギャルド系の方が楽しめますが。

舞台・衣装
シンプルで暗さを生かした舞台、適度な時代背景の現代風衣装、全体モノトーン構成は特徴は薄いですが今の時代に擬えた安定感ある設定でしたね。

配役
女性陣が光りました。タイトルロールのルチア(O.ペレチャツコ)、可愛さと狂気に陥る演技は魅力的でしたね。多用されるコロラトゥーラはそこそこでしたが、注目の見せ場「狂乱の場」では抑えめの狂気に悲しみを感じさせる演技と歌唱を見せてくれました。

そして今回超端役でしたがアリーサ(V.ヴェレーズ)でしたね。しっかり者のイメージで良い感じでした。MezもルチアのSopとバランスが良かったです。ヴェレーズは2018年グラインドボーン音楽祭バーバーの「ヴァネッサ」エリカ役でも良かった記憶があります。

男性陣では当然フアン・ディエゴ・フローレス、個人的には2011年のメト「オリー伯爵」が強烈に印象に残りますね。演じるエドガルド、テノールは例によって高音が朗々と響きました。今回の歌唱の中では最高でしょう。ルチアとの並びも魅せてくれました。
ルチアの兄エンリーコ(G.ペテアン)は歌唱・演技共にボチボチ、婚約者アルトゥーロ(L.モイエーク)は面白かったですがそれ以上でも以下でもありませんでしたね。

音楽
指揮者のピドには知見がないのですが、ベテランの様子。演技や歌唱を生かす、抑え気味の演奏に上手さを感じましたね。


ルチアと恋人エドガルド、この二人の舞台でしたね。友人アリーサが素晴らしかったのも忘れてはいけません。
全体的にはバランスの良さがあって飽きさせない流れで、流石ロラン・ペリーの演出でした。

それよりも妹が卑怯な兄の犠牲になると言うストーリーにいつもながら苛立ちが残ります。舞台上で惨殺されるべきは兄のエンリーコでしょう(笑)



<出 演>
 ・ルチア:オルガ・ペレチャツコ [Olga Peretyatko]
 ・エドガルド卿:フアン・ディエゴ・フローレス [Juan Diego Flórez]
 ・エンリーコ・アシュトン卿:ジョルジュ・ペテアン [George Petean]
 ・ライモンド・ビデベント:パク・ジョンミン [Jongmin Park]
 ・アルトゥーロ:ルカンヨ・モイエーク [Lukhanyo Moyake]
 ・アリーサ:ヴィルジニー・ヴェレーズ [Virginie Verrez]
 ・ノルマンノ:レオナルド・ナヴァーロ [Leonardo Navarro]

<合 唱> ウィーン国立歌劇場合唱団
<管弦楽> ウィーン国立歌劇場管弦楽団
<指 揮> エヴェリーノ・ピド [Evelino Pidò]
<演出・衣装> ロラン・ペリー [Laurent Pelly]
<舞台美術> シャンタル・トマ [Chantal Thomas]


収録:2019年2月12・15日 ウィーン国立歌劇場(オーストリア)


テーマ : クラシック
ジャンル : 音楽

ザルツブルク音楽祭2018 ロッシーニ 歌劇「アルジェのイタリア女」をNHKプレミアムシアターで観る


昨年のザルツブルク音楽祭(Salzburger Festspiele)からロッシーニのオペラ「アルジェのイタリア女」(全2幕) ですね。

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(写真はネットからお借りしました)

演出がどうのよりも作品が楽しいので、コメディ・タッチと曲(歌唱)が楽しめればいいですね。(展開の割に少々長い感じがするのは変わらないでしょう)


演出
二人の演出家に知見がありませんが、イタリアン・オペラのコメディを王道的に表現して楽しませてくれました。もちろん前衛性は皆無です
長いプロローグを生かしたり、妙なバックヴィジョンを使ったりとしていますが、全体としてはシンプルさが良かったのではないでしょうか。

舞台・衣装
衣装は現代、サッカー選手の衣装も出てきますが、コメディが生きる様な設定だっと思います。
舞台は室内・室外設定ですが、基本はフラットな設置で背面的でした。

配役
まずはロッシーニらしい重唱やアリアが洒脱に歌われて、突出したソロは無いものの全員が楽しませてくれましたね。
タイトルロールのイザベッラ役バルトリはこの役ならではのコロラトゥーラを歌いこなし、強気なイタリア女性役ぴったりでした。
エルヴィーラ役のオルヴェラも、mezでしょうが、sopの様な素晴らしい伸びでしたね。表情も豊かでした。
男性陣ではアルジェリア大公ムスタファのアブドラザコフが演技・表情で楽しませてくれました。歌唱はまぁまぁでしょうか。何か巻いていましたが、凄いお腹で笑えましたねw
リンドーロのロチャのテノールはレッジェーロかリリコで風貌とは少し違和感を感じましたが、声量や伸びは聴かせてくれました。
海賊ハーリーのロサはラッパーの様な出で立ちで一味はストリート・ギャング風、控えめでしたね。

音楽
軽妙な音楽を生かした、という印象がありましたね。イタリア・オペラのコメディらしい洒脱さを、音楽を控えめながら上手く奏してくれました。


このコメディーをとてもシンプルに楽しませてくれました。カラフルな舞台設定や破茶滅茶シーンもそれらしく、演奏や歌唱もバランス良く作品自体の良さを生かしたといった感じですね。でも、やっぱり長かったですよねw

イタリアン・コメディを前衛で演出したら?! ちょっと興味あります。



<出 演>
イザベッラ (イタリア女, リンドーロの恋人):チェチーリア・バルトリ [Cecilia Bartoli]
ムスタファ (アルジェリア太守):イルダール・アブドラザコフ [Ildar Abdrazakov]
リンドーロ (ムスタファの奴隷でイザベッラの恋人):エドガルド・ロチャ [Edgardo Rocha]
タッデーオ (イザベッラに片思い):アレッサンドロ・コルベッリ [Alessandro Corbelli]
ハーリー (海賊の首領):ホセ・コカ・ロサ [José Coca Loza]
エルヴィーラ (ムスタファの妻):レベッカ・オルヴェラ [Rebeca Olvera]
ズールマ (エルヴィーラの奴隷):ローザ・ボヴ [Rosa Bove]

<合 唱> ウィーン・フィルハーモニア合唱団
<管弦楽> アンサンブル・マテウス [Ensemble Matheus]
<指 揮> ジャン・クリストフ・スピノジ [Jean-Christophe Spinosi]
<演 出> モーシュ・ライザー [Moshe Leiser]、パトリス・コーリエ [Patrice Caurier]


収録:2018年8月14・16・19日 モーツァルト劇場(オーストリア)


テーマ : クラシック
ジャンル : 音楽

新国立劇場公演2019年 西村朗 歌劇「紫苑物語」をNHKプレミアムシアターで観る


先月世界初演したばかりの西村朗さんの現代音楽オペラ「紫苑物語」ですね。早くもNHKプレミアムシアター登場で驚きです。


(オフィシャル・サイトよりゲネプロ映像です)


【超あらすじ】
平安時代。歌の名家に生まれた国司の宗頼は歌を捨て弓道の奥義を求め、第一の矢[知の矢]と第二の矢[殺の矢]を会得します。宗頼は人を射り、娶ったうつろ姫は宗頼の家来と通じる、欲望野望が渦巻く世界です。一方、山中では宗頼の対極の世界で仏師・平太が岩に仏を掘っています。
宗頼は狐の妖術を得て第三の矢[魔の矢]を手中にし、平太の仏の顔に三つの矢を放ちます。その時岩山が崩れ炎に包まれて、宗頼の世界は終わりを告げます。



演出
笈田ヨシさんの演出は動きが大きく、表現も明確で観る者に想像の余地を残しませんね。エロティックや血塗られたシーンは今の時代らしくそう言った表現になっています。残念ながら、個人的にはですが、前衛性は低いです。
二つ(宗頼と平太)の世界が"魔の矢"で滅びる最後はこの流れでは唐突ですね。それが原作の本質なのですが…

舞台・衣装
舞台は豪華絢爛的、衣装は和的で現代風。映像や大鏡を使い、ライティングも色彩を生かしながら暗い背景に浮かぶ様な使い方でした。いずれもマッチしていて素晴らしいですね。

配役
先ずは女性陣。うつろ姫の清水さんが素晴らしかったですね。役のグロテスクさを歌唱・演技・表情共に見事に惹きつけてくれました。千草の臼木さんは狐の霊ですから設定的にもっと幽玄さが欲しい気がしましたが、コロラトゥーラご苦労様でした。(コロラトゥーラはうつろ姫の方が合っていた様なw)
男性陣では、宗頼の髙田さんですが表情も歌いも最後まで肩肘張った感じでしたね。野望を持って策略を巡らせる藤内(村上さん)は、海外オペラの様な憎々しさの設定自体が弱かったです。

音楽
楽曲は無調現代音楽ですが、反復や旋律を残して流れに則した楽風でメリハリが強いです。そして山場シーンで使われる重唱が多用されて、歌いも全体が濃いですね。歌い方も一部で無調旋律よりもシュプレッヒゲザングを感じたのは日本語だったからでしょうか。
新国立劇場の芸術監督を務める大野さんが作品作りにも大きく参画しているので、演奏も濃厚な色合いを強調しています。


日本の現代音楽オペラというと、"熱唱アリアはない"・"多重唱はない"・"抑揚はない"といった流れで心理描写を描く事が多く、それが日本的素晴らしさを作り出していた気がします。
しかし、ここでは全てに肩の力が入っています。曲・演技・歌唱・歌詞、みんな派手で陳列説明的、表現重視で悲しみや憎しみ ハラハラ・ドキドキといった情感に薄く思えました。舞台・衣装、そしてうつろ姫の清水さんが派手さを上手く楽しませてくれたのは何よりでした。

個人的にはより前衛で幽玄深遠な作品を期待していましたが、新しい試みには拍手ですね。

気になったのはNHKが準備した舞台裏です。作品は出来上がったものが全てで、制作サイドの御大方の思い入れは遠慮したいものです。どんな作品もそれを見せられると恐縮してしまいます。


<原作> 石川 淳
<台本> 佐々木 幹郎
<演出> 笈田 ヨシ
<美術> トム・シェンク
<衣装> リチャード・ハドソン
<照明> ルッツ・デッペ
<振付> 前田 清実

<出演>
 ・宗頼:髙田 智宏
 ・平太:松平 敬
 ・うつろ姫:清水 華澄
 ・千草:臼木 あい
 ・藤内:村上 敏明
 ・弓麻呂:河野 克典
 ・父:小山 陽二郎

<合唱> 新国立劇場合唱団
<合唱指揮> 三澤 洋史
<管弦楽> 東京都交響楽団
<指揮> 大野 和士


収録:2019年2月20日 新国立劇場 オペラパレス

テーマ : クラシック
ジャンル : 音楽

マドリード・レアル劇場2017年 ブリテンの歌劇「ビリー・バッド」をNHKプレミアムシアターで観る

2017年のマドリード・レアル劇場公演(Teatro Real, スペイン)から、ベンジャミン・ブリテン(Benjamin Britten, 1913-1976)のオペラ「ビリー・バッド(Billy Budd)」(全2幕) ですね。


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(写真はオフィシャルサイトからお借りしました)


この作品を観るのは初めてです。ブリテンを得意とするイギリス女性演出家デボラ・ウォーナー、男性だけのオペラ、さてどうなるでしょうか。(演出でウォーナーというと、キース・ウォーナー[Keith Warner]が浮かんでしまいますね)

【超あらすじ】
英海軍船での話で、時代は18世紀末のフランス革命が起きた英仏戦争です。仏海軍との戦いで船員不足を補うために商船から3人を強制徴兵します。その内の一人ビリー・バッドは志ある美青年でしたが、緊張すると吃音*するクセがありました。先任衛兵長のクラガートはビリー・バッドを妬み、陥れる為に水兵暴動の首謀者だと艦長ヴィアに注進します。バッドを信じるヴィアは釈明を求めますが、興奮したバッドは吃音して説明が出来ずクラガートを殺害してしまいます。軍法会議で死刑判決が下り、バッドは運命を受け入れ処刑されます。最後に口にした言葉に、後年ヴィアは救済を得る事になります。

 *吃り(どもり)ですが、差別用語かもしれません。



演出
舞台を大きく一つにして無機的な印象つけるのはデボラ・ウォーナーらしい演出ですよね。ストーリー展開になるとメリハリが弱く、原作ストーリーを超えるモノを演出する事が出来なかった様に感じました。男性ばかりの戦艦の中という特殊な閉鎖空間での確執表現も薄く、残念ながらブリテンの曲調と合わせて魅力がわかりませんでした

舞台・衣装
舞台は船の上という設定で照明は暗め。衣装も軍服以外は、半裸の男の品評会の様で着衣は単純なアースカラーです。全体的に無彩色の舞台です。汗臭さは演出で伝わったかもしれませんw

配役
ストーリーと音楽、演出的見せ場が不明瞭なので、個々の配役の印象も薄いです。演技表現も抑え気味で、配役が誰であろうと難しかったのでは、という気がしました。
あえて言えば、クラガート役のブラインドリー・シェラットの憎々しさを抑えた表現がブリテンの曲調に合っていている感じでした。(それがコントラストの低いこのオペラを象徴していたかもしれませんが)

音楽
ブリテンの微妙な調性感とフラットな流れ そして舞台、演奏で助ける事は出来なかったですね。



男ばかりの配役、ブリテンの音楽、現代的シンプル舞台、表情の薄いデボラ・ウォーナー演出、全ての方向がフラットなネガティブ印象でした。もっと極端にドロドロか、前衛演出の方が面白かったかもしれませんね。

いずれにしろ問題は感性の低い聴き手側にあるわけですが…m(_ _)m



<出 演>
 ・ビリー・バッド:ジャック・インブライロ [Jacques Imbrailo]
 ・ヴィア(艦長):トビー・スペンス [Toby Spence]
 ・クラガート(先任衛兵長):ブラインドリー・シェラット [Brindley Sherratt]
 ・レッドバーン(副艦長):トーマス・オリーマンズ [Thomas Oliemans]
 ・フリント(航海長):デイヴィッド・ソアー [David Soar]
 ・ラトクリフ(海尉):トーベン・ユルゲンス [Torben Jürgens]

<合 唱> マドリード・レアル劇場合唱団, マドリード州立児童合唱団
<管弦楽> マドリード・レアル劇場管弦楽団
<指 揮> アイヴァー・ボルトン [Ivor Bolton]
<演 出> デボラ・ウォーナー [Deborah Warner]


収録:2017年2月9・12・22日 マドリード・レアル劇場(スペイン)

テーマ : クラシック
ジャンル : 音楽

グラインドボーン音楽祭 2018年 歌劇 バーバーの「ヴァネッサ」をNHKプレミアムシアターで観る

サミュエル・バーバーのオペラ「ヴァネッサ」Op.32 (1957年)ですね。欧州での評価は今ひとつの様ですが、米国ではメトで人気を博しピューリッツァー賞を受賞しています。


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(写真はオフィシャル・サイトよりお借りしました)


注目は演出のウォーナーになるわけですが、英国ロイヤル・オペラ2017のオテロでカウフマンに狂人独り舞台にした印象が残っていますね。

【超あらすじ】
ヴァネッサは20年間待ちわびた恋人アナトールの訪問に心を躍らせますが、現れたのは同じ名の息子でした。そのアナトールはヴァネッサの姪エリカと関係を持ちながらヴァネッサと婚約します。婚約の日、身ごもっていたエリカは不幸な結末を迎えます。最後はヴァネッサとアナトールがパリに立つのを見届けて、エリカが待ちわびる人となるのでした。



演出

エリカの死産のシーンを冒頭に持ってくるのは"いかにもウォーナー的"ですね。主役二人に狂気を与え、エリカをヴァネッサのコピーに上手く設定していましたね。アナトールをチェーン・スモーカーにしているのも、好めませんが、嵌っていました。絵画の枠を巨大化した舞台道具はストーリーを生かして、覆われた布を取られると そこに裏の心理が映し出されるという演出ですね。
(ウォーナーと指揮のフルシャは2012年のデンマーク王立歌劇場のトラブルでもご一緒でしたね)


舞台・衣装

シンプルながら大きな道具設定、衣装は現代風。プロジェクション・マッピングとライティングの暗い表現も含めて今の時代らしい設定ですね。


配役

若き日のヴァネッサの様なエリカという基準にまさにぴったりのエマ・ベルとV.ヴェレーズですね。容姿・声ともによく似せています。この二人は声・演技ともに十分楽しませてくれたと思います。
老医師のD.R.アルバートは役得でしたし、アナトールのE.モントヴィダスも悪くなかったのですが、老男爵夫人のR.プロウライトを含めた三人の女性が文字通り主役でした。


音楽

調性感の薄さのある現代音楽的楽曲をフルシャはコントラストを付けた演奏で聴かせてくれましたね。演奏にも惹かれました



現代音楽のオペラらしい心理的葛藤の表現をウォーナーは上手く作った感じです。狂気のスパイスで三人の"待つ女"のテーマを生かしましたね。もちろんウォーナーですから衣装や舞台にアヴァンギャルドさを押し出す事はありません。楽しめました

一つ気になるとすれば、英語のオペラはなんとなくしっくり来ない事でしょうか。


<出 演>
 ヴァネッサ:エマ・ベル [Emma Bell]
 エリカ:ヴィルジニー・ヴェレーズ [Virginie Verrez]
 アナトール:エドガラス・モントヴィダス [Edgaras Montvidas]
 老男爵夫人:ロザリンド・プロウライト [Rosalind Plowright]
 老医師:ドニー・レイ・アルバート [Donnie Ray Albert]

<合 唱> グラインドボーン合唱団
<管弦楽> ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
<指 揮> ヤクブ・フルシャ [Jakub Hrůša]
<演 出> キース・ウォーナー [Keith Warner]


収録:2018年8月14日 グラインドボーン音楽祭歌劇場(イギリス)

テーマ : クラシック
ジャンル : 音楽

ミラノ・スカラ座 2018/19シーズン開幕公演 歌劇「アッティラ」をNHKプレミアムシアターで観る

先月上演されたばかりのミラノ・スカラ座 今シーズン開幕、ヴェルディのオペラ「アッティラ」(全3幕) が早くも登場ですね。


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(写真はオフィシャルサイトよりお借りしました)

もちろんフン族の王アッティラの話(悲劇)で、D.リーヴェルモルによる新制作です。


演出

今の時代としてはアヴァンギャルド性は低く、衣装を時代考証に合わせれば古典的と言ってもいいかもしれませんね。レオーネがローマ法王本人として出てくるくらいで、ストーリーにも手をつけている様子はありません。特徴的なのは今では少数派?の大仰な舞台設定です。


舞台・衣装

派手なせり上がりや実車を配置した舞台は馬や火まで使われ、背景は複雑なプロジェクション・マッピング、狭い舞台に人と物が溢れかえります。
衣装は一部世紀末的な衣装も含まれて、近現代を基調にしている様で合っていますね。


配役

タイトルロールのアブドラザコフ、エツィオのペテアン共にバス・バリトンなので重厚さ前面と思いきや、そこまでは重くありません。アブドラザコフはスマートな演技も良かったですね。フォレスト役サルトーリはテノールも凡庸で、太り過ぎ以外の印象は残りません。ベルリン国立歌劇場2018公演「マクベス」にも出ていましたが、イマイチでしたね。今回はオダベッラに完全に食われていましたw
女性陣はその紅一点オダベッラのエルナンデスが役柄ぴったりに圧倒するsopを聴かせてくれましたね。
アリアや重唱の後に大きな拍手が少なかった気がしますが、それが全体印象でしょうか。(ポーズを決めて拍手を煽りますが)


演奏

シャイーにしては前に出てくる印象はありませんでした。確かに山場を速めに持って行くのはありましたが。



スマートなタイトルロールと押出しのオダベッラ、そして凝った舞台でした。が、それ以上でもそれ以下でもないといえば、それまでなのですが。



<出 演>
 アッティラ:イルダール・アブドラザコフ [Ildar Abdrazakov]
 エツィオ:ジョルジュ・ペテアン [George Petean]
 オダベッラ:サイオア・エルナンデス [Saioa Hernandez]
 フォレスト:ファビオ・サルトーリ [Fabio Sartori]
 ウルディーノ:フランチェスコ・ピッターリ [Francesco Pittari]
 レオーネ:ジャンルカ・ブラット [Gianluca Buratto]

<合 唱> ミラノ・スカラ座合唱団
<管弦楽> ミラノ・スカラ座管弦楽団
<指 揮> リッカルド・シャイー [Riccardo Chailly]
<演 出> ダヴィデ・リーヴェルモル [Davide Livermore]


収録:2018年12月7日 ミラノ・スカラ座(イタリア)

テーマ : クラシック
ジャンル : 音楽

ベルリン国立歌劇場 2018公演 ヴェルディの歌劇「マクベス」を NHKプレミアムシアターで観る

シェークスピア原作、ジュゼッペ・ヴェルディ(1813-1901)のオペラ「マクベス, Macbeth」(全4幕) です。豪華配役ですが、ポイントはやっぱり83歳になるハリー・クプファーの演出ですね。前衛でならしたクプファーですが今や時代は進み、驚くほどの事もなくなったでしょうか。


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(写真はオフィシャルサイトよりお借りしました)


「醜い容姿、とげとげしい声」と言われるマクベス夫人役をネトレプコが演じるのは興味深いですし、今や本国イタリアよりドイツの方が公演が多い作品というのも面白いですね。(ドイツ語版もありますが、イタリア語公演でした)


演出

近現代風に置き換え単純化された舞台、そこにプロジェクション・マッピング(PM)をとてもうまく使ったのがクプファーらしさでしょうか。亡くなるべき役が生きていると言ったようなストーリーの弄りはありませんね。今や前衛では基本展開さえ変更しますからねぇ。


舞台・衣装

超シンプルな配置にPMを背景に使った舞台で奥行きとリアルさをうまく演出していますね。衣装は軍服と近現代様相になっています。光と影の黒を際立たせるのも今のお約束でしょう。


配役

まずは紅一点マクベス夫人のネトレプコ、圧倒する声量と延びのあるソプラノを魅せてくれましたね。トゲトゲしい歌いも役柄要求通りです。体型も今やお相撲さんもびっくりw
男性陣はタイトルロールのドミンゴですが、やっぱりテノールに感じますよね。でも通りの良い声は聴かせてくれましたね。また心底の悪者でない気配の演技も流石です。
バンコーのグァンチョルはバス・バリトンの良い声でしたが、容姿と声量が少し足りない様な。マクダフのサルトーリ、マルコムのホフマンとともに主役二人の前には端役の感は否めないですね。


音楽

バレンボイムは、このドン・シャン的な音楽を鳴りよく奏で、演奏が際立つシーンも多々感じました。少し元気がなさそうに見えるのが気になりましたが。


テノールのドミンゴもバリトン役での登場、細くて美貌のネトレプオも今や… クプファーの演出も尖った前衛とは言えず、時代は変わるという事ですね。

とは言え圧倒するネトレプコとドミンゴの二人舞台で、歌唱も演技も楽しませてくれました。公演はドイツですが、二人のアリアの後には盛大な拍手が起こるのはイタリア・オペラですね。

クプファーの演出も今の時代らしさに加えて広がりの大きな舞台作りを味わえました。でも、舞台はスコットランド。第一幕一場の合唱団の女性陣(魔女)に東洋系が多く並ぶのはやっぱり違和感が拭えません。お蝶夫人を白人女性が演じるのと同様に。



<出 演>
 マクベス:プラシド・ドミンゴ [Plácido Domingo]
 マクベス夫人:アンナ・ネトレプコ [Anna Netrebko]
 バンクォー:ヨン・グァンチョル [Kwangchul Youn]
 マクダフ:ファビオ・サルトーリ [Fabio Sartori]
 マルコム:フロリアン・ホフマン [Florian Hoffmann]

<合 唱> ベルリン国立歌劇場合唱団
<管弦楽> ベルリン国立歌劇場管弦楽団
<指 揮> ダニエル・バレンボイム [Daniel Barenboim]
<演 出> ハリー・クプファー [Harry Kupfer]


収録:2018年6月17・21日 ベルリン国立歌劇場(ドイツ)


テーマ : クラシック
ジャンル : 音楽

ザルツブルク音楽祭2018 チャイコフスキー 歌劇「スペードの女王」を NHKプレミアムシアターで観る

SALZBURGER FESTSPIELE 2018 "PIQUE DAME"、チャイコフスキーのオペラ『スペードの女王』ですね。プーシキン原作ですが、台本は弟モデスト・チャイコフスキーで大きく改変されています。


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(写真はオフィシャルサイトより)


何にしても注目は演出のハンス・ノイエンフェルスでしょう。かの2011年のバイロイト音楽祭の『ネズミのローエングリン』で大センセーションを巻き起こしたのが記憶に残りますね。
エンディングも弄ってアヴァンギャルドになるでしょうか。今の時代の演出ですから期待は大ですね。
人気のマリス・ヤンソンス/VPOも楽しみです。



演出

18世紀末のロシアが舞台ですが時代設定は当然無視、前衛で予想通りの表現です。
プロローグでいきなり主人公二人が前振りで登場、夏の公園で遊ぶ子供達は檻に入れられ、女性達は首から大きな乳房をぶら下げる。女帝エカチェリーナII世は骸骨で登場、伯爵夫人は丸坊主で赤い靴、と要所でアヴァンギャルドです。でもエンディングも殊更は無く、要所だけでしたね。

第二幕の仮面舞踏会などは格好な表現の場と思いましたが、多少面白い出で立ち程度の気がしてしまいます。全員羊でも良かったのではw


舞台・衣装

黒い舞台に背景は時にプロジェクションマッピング、単純化された舞台道具。衣装はもちろん年代に関係ない現在のデザイナー作品でしょう。脇役は白や黒基本、各配役には赤や青、緑のビビッドな色使いがされています。シンプルそのもの。


配役

全員が十分に楽しませてくれたと思います。
男性陣、まずは全7場に登場するゲルマン役のジョヴァノヴィチですが、プロポーション的に顔がとても大きく 被り物でもしているみたいですw 演技は狂気も見せて熱演・熱唱でしたね。エレツキーのゴロヴァテンコ、トムスキーのスリムスキー、チェカリンスキー役クラベッツ、三人いずれもバランスの良い演技・見栄えで存在感は素晴らしかったですね。ポリフォニカルな多重唱もバランス良く歌われていました。

女性陣ではタイトルロール「スペードの女王」老伯爵夫人のシュヴァルツ75歳の存在感ですね。第二幕ではその老練さが見事さでした。リーザのムラヴィエワは伸びのある美しいソプラノで演技も良かったですが、少し余裕が欲しい印象を受けました。


音楽

抑えの効いた落ち着きとまとまりの良さを感じる演奏で、木管の鳴りが美しいのはウィーンフィルらしさでしょうか。



全体としてはノイエンフェルスらしい前衛性は控え目。フルに発揮されていたとは思えませんでした。ストーリー上の表現、ヴィジュアル表現ともに抑え気味で、どうせならもっとアヴァン・ギャルドな舞台を期待しますね。

素晴らしかったのはキャスト全員が見事で楽しめた事!!ですね。
シュヴァルツの坊主頭はズラでしたが、どうせなら本当に剃ってしまえば良かった様な…




<出 演>
ゲルマン:ブランドン・ジョヴァノヴィチ [Brandon Jovanovich]
エレツキー公爵:イゴール・ゴロヴァテンコ [Igor Golovatenko]
リーザ:エフゲニア・ムラヴィエワ [Evgenia Muraveva]
伯爵夫人:ハンナ・シュヴァルツ [Hanna Schwarz]
トムスキー伯爵/プルータス*:ヴラジスラフ・スリムスキー [Vladislav Sulimsky]
       (*第二幕劇中劇)
チェカリンスキー:アレクサンダー・クラベッツ [Alexander Kravets]


<合 唱> ウィーン国立歌劇場合唱団
     ザルツブルク音楽祭および劇場児童合唱団
<管弦楽> ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 [Wiener Philharmoniker]
<指 揮> マリス・ヤンソンス [Mariss Jansons]
<演 出> ハンス・ノイエンフェルス [Hans Neuenfels]


収録:2018年8月2・10・13日 ザルツブルク祝祭大劇場(オーストリア)




(公式Trailer:ノイエンフィルスのインタビューも入っています)



テーマ : クラシック
ジャンル : 音楽

シャンゼリゼ劇場公演 グルックの歌劇「オルフェオとエウリディーチェ」を NHKプレミアムシアターで観る

18世紀の音楽家クリストフ・ヴィリバルト・グルック(Christoph Willibald Gluck, 1714-1787)の代表作オペラ『オルフェオとエウリディーチェ (Orfeo ed Euridice, 1762年)』、パリ版(1977年, Wq.41)での公演ですね。


ThéâtreDesChampsÉlysées-Orfeo-ed-Euridice-2018
(画像はネットよりお借りしました)

妻エウリディーチェの死を悼むオルフェオが神の許しを得て黄泉の国に連れ出しに行く、という1時間半のシンプルなオペラです。知られているのは「精霊たちの踊り, Reigen Der Seligen Geister」の様ですが、バロック作品なので知見がありません。



演出

まず今回の注目はカナダの人気演出家のロバート・カーセンでしょうね。現代風に置き換えてシンプル化した演出がなければ、この作品を観ることはなかったでしょう。バロック作品に新しい空気を感じさせてくれましたね。


舞台・衣装

無機質シンプルな舞台と現代の服飾、控えめな演技、いずれも無彩色で暗いライティングの陰影を生かしています。得意でないバロックの時代背景に引きずられなくて良かったです。


配役

オルフェオのP.ジャルスキーですが、やっぱりカウンターテナーには違和感がありますw でもエウリディーチェのP.プティボンと二人、舞台映えする眺めは良かったですね。
愛の神アモーレのE.バラートは二つの出で立ちを持っています。一つはオルフェオの男装姿、もう一つはエウリディーチェの女装姿ですね。二つのシーンで変えてきます。


音楽

楽曲は苦手なバロックですからよくわかりませんw 演奏も含めてコメントできるものがないのが残念です。



本来ならバロックでカウンターテナーという、まず観る事のない作品ですね。演出のお陰でストーリーのイメージがクリアーになり、衣装や音楽のハードルを下げてくれました。演出のロバート・カーセンに一票でしょうか。

洞窟の逃避シーンで見せるアウリディーチェの疑心暗鬼の狂気は、この二人は復活して本当に幸せになれるのか?!大きな疑問ですねぇw だったら今の時代ですから、ラストはアウリディーチェがアモーレと二人で静かに黄泉の国に戻るアヴァン・ギャルドな演出でも面白いかと思ってしまいました。



<出 演>
 ・オルフェオ:フィリップ・ジャルスキー [Philippe Jaroussky]
 ・エウリディーチェ:パトリシア・プティボン [Patricia Petibon]
 ・アモーレ:エメケ・バラート [Emőke Baráth]

<合 唱> フランス放送合唱団 [Chœur de Radio France]
<管弦楽> イ・バロッキスティ [I Barocchisti]
<指 揮> ディエゴ・ファソリス [Diego Fasolis]
<演 出> ロバート・カーセン [Robert Carsen]



収録:2018年5月28・31日 シャンゼリゼ劇場(パリ)



(シャンゼリゼ劇場の公式紹介YouTubeです)




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・2017年12月9日
音楽ブログに特化するためにタイトルを「現代音楽と酒の日々」から変更しました。




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