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ザルツブルク音楽祭2019 オッフェンバックの喜歌劇「天国と地獄」をNHKプレミアムシアターで観る


今年のザルツブルク音楽祭(Salzburger Festspiele)から、人気の演出家バリー・コスキーによるオッフェンバック(Jacques Offenbach) の「天国と地獄 (Orphée aux enfers)」です。これをTVで観られるのが嬉しいですね。

コスキーは2017年のバイロイト音楽祭「マイスタージンガー」で面白い演出を見せたのを思い出します。今回は神の世界の破茶滅茶ぶりをどう捌いてくれるのか楽しみです。



(euronewsからの出演者解説付き超ダイジェストです)



演出
一部流れに変更を加えつつ始めから終わりまで破茶滅茶です。息つく暇も有りませんね。徹底しています。細かい事はその陰に隠れてしまいますが、配役に擬音・語り手を入れたり、衣装も表情作りもグロテスク・エロティックな表現でしたね。その徹底さがコスキーらしい演出になるでしょう。

舞台・衣装
コスキーの破茶滅茶演出に沿った極端な衣装の対比が笑いにスパイスを加える様でした。ジュピテルは約束通りハエになっていましたが卑猥な衣装でしたね。舞台は今流行りの暗い背景主体です。

配役
世論のフォン・オッターは相変わらず美しいですが老けた印象です。(まぁ64才ですから…笑)
ウリディスのキャスリーン・リーウェック一人が歌唱・演技・体型?!共に光りましたね。ハエのジュピテルとの"ジー・ジー"二重唱(Duo de la Mouche)は過激なエロティック・コメディでした。近年では驚きませんね。ステュクスは役者のM.ホップを採用して擬音と語りパートで孤軍奮闘なのですが、これが今回演出の一つの見せ場ですね。
それ以外はコスキーの破茶滅茶演出の範疇になるでしょう。なにせ個々の個性を超えた極端さですから。

音楽
オケなしの語りパートが多くて、その方が印象に残りましたね。


全面破茶滅茶狂気のコスキー演出の徹底したエンターテイメントでしたね。他の全ては、その陰に隠れた感じです。神の世界狂気「天国と地獄」らしさ炸裂の楽しさでした。

どんどん過激になるコスキーの次回演出作品が楽しみですね。


<出 演>
 ・世論(Public Opinion):アンネ・ソフィー・フォン・オッター [Anne Sofie von Otter]
 ・ジョン・ステュクス:マックス・ホップ [Max Hopp]
 ・ウリディス:キャスリーン・リーウェック [Kathryn Lewek]
 ・オルフェ:ホエル・プリエト [Joel Prieto]
 ・アリステ/プリュトン:マルセル・ビークマン [Marcel Beekman]
 ・ジュピテル:マルティン・ヴィンクラー [Martin Winkler]

<合 唱> ベルリン・ヴォーカルコンソート
<管弦楽> ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
<指 揮> エンリケ・マッツォーラ [Enrique Mazzola]
<演 出> バリー・コスキー [Barrie Kosky]


収録:2019年8月12・14・17日 モーツァルト劇場(ザルツブルク)

テーマ : クラシック
ジャンル : 音楽





ロッシーニのオペラ「オリー伯爵」2011年 チューリッヒ歌劇場公演:好色コメディーの演出が光りました [DVD]


オリー伯爵 (Le Comte Ory, 1828年)
イタリア人作曲家ジョアキーノ・ロッシーニ(Gioachino Rossini, 1792/2/29 - 1868/11/13)がフランスに移ってからの歌劇ですね。

元はフランス国王シャルル10世の即位のために書かれた戴冠式用限定オペラ「ランスへの旅」です。その音楽を流用して、好色者として知られたオリー伯爵を題材にした作品ですね。個人的に好きなオペラの一つです。

2011年12月31日 チューリッヒ歌劇場での収録です。

【配役】
 ・オリー伯爵:ハヴィエル・カマレナ [Javier Camarena]
 ・アデル伯爵夫人:チェチーリア・バルトリ [Cecilia Bartoli]
 ・イゾリエ(オリー伯爵の小姓): レベッカ・オルヴェラ [Rebeca Olvera]
 ・教育係(オリー伯爵付き):ウーゴ・グアリアルド [Ugo Guagliardo]
 ・ランボー(オリー伯爵の仲間):オリヴァー・ヴィドマー [Oliver Widmer]
 ・ラゴンド夫人(アデル伯爵夫人の侍女頭):リリアーナ・ニキテアヌ [Liliana Nikiteanu]

【指揮】ムハイ・タン [湯 沐海, Mu-hai TANG]
【演奏・合唱】チューリッヒ歌劇場管弦楽団・同合唱団
【演出】モーシェ・レイザ & パトリス・コリエ [Moshe Leiser & Patrice Caurier]






DVDになります


演出
レイザーとコリエの演出です。オリジナルは1200年代の十字軍の時代設定ですが、ここでは1900年代前半。オリー伯爵はキャンピングカーで流浪する盲人の神父に化けている設定ですね。好色コメディタッチを十分に効かせた演出で、この歌劇を楽しませてくれた感じです。イゾリエと伯爵夫人が…の演出は一歩踏み込んでいるかもしれませんねw


舞台・衣装
ヨーロッパの古い町並みを背景にしていますね。女性の衣装はロカビリー時代の様なヒラヒラです。舞台にはシトロエン2CVなどのフランス車が実車で登場しますね。


配役
タイトル・ロールのハヴィエル・カマレナは伸びの良いテノール、役柄らしい演技で楽しませんてくれましたね。ランボーのオリヴァー・ヴィドマーはあまり目立たず、第二幕ワインのシーンだけでした。教育係のウーゴ・グアリアルドは微妙なコミカルさで上手かったですね。

女性陣、アデル伯爵夫人のチェチーリア・バルトリがコロラトゥーラも聴かせて、ドラマティコとまでは行かないでしょうがしっかりとしたsopで、濃い表情の演技と共に流石でした。"ズボン役"で女性が演じるオリー伯爵の小姓イゾリエのレベッカ・オルヴェラは演技も良く、mezは良い声でした。残念なのは可愛さが欲しい役どころですが、見た目が老け気味だった事です。ラゴンド夫人のリリアーナ・ニキテアヌは今ひとつの声と演技でした。


音楽
古楽器での演奏でしたね。でもそれは聴いただけではわからない、と言ういのが印象です。



エロティック・コメディーの味付け(演出)と、タイトル・ロールとアデル伯爵夫人の二人がマッチしてとても楽しい喜劇オリー伯爵になっていましたね。

個人的には同年のメトのJ.D.フローレスのオリー伯爵の方が好みではありますが。



テーマ : オペラ
ジャンル : 音楽





グラインドボーン音楽祭2019 モーツァルトの歌劇「魔笛」をNHKプレミアムシアターで観る


今年の夏の英グラインドボーン音楽祭(Glyndebourne Festival Opera)からモーツァルトの人気オペラ「魔笛 (The Magic Flute)」カナダの演出Duoのバルブ&ドゥセーによる演出ですね。



(見せ場の一つ、夜の女王の第二幕アリアです)


魔笛の演出(舞台・衣装含む)ですと、古いジョン・コックスやグース・モスタートの古典的なパターンが頭にあります。近年では面白い宮本亜門さんの演出もありましたが…
さて、バルブ&ドゥセー(André Barbe と Renauld Doucet)はどう楽しませてくれたのでしょうか。


演出
舞台と時代設定は、20世紀初めの老舗ホテルだそうです。ザラストロは料理長、夜の女王は女主人という対決設定ですね。
喜劇的シーンも上手く仕込んでいましたが、全体的にすっきりしない流れに感じました。タミーノとパミーナ二人が火と水の試練を乗り越えるのが料理人設定で、そこで笑いを取りましたが、それは違う様な。
最後にアヴァンギャルドな演出が残されていますね。(女性・人種問題と絡めてました)

舞台・衣装
舞台道具は手書き風で二階を作ったりと、今の時代としては大きな設置です。衣装は20世紀初めの印象ですね。近現代ですが、パパゲーノはかつての鳥の羽を思わせる緑のスーツを着ています。

配役
女性陣ではパミーナ(S.フォミナ)のsopは良かったですね。強い女性の印象は設定でしょうか。夜の女王(K.ヴェッテグレン)は、見た目も優しいsopでしたね。かの夜の女王のアリア(第二幕)ではコロラトゥーラに余裕が感じられませんでした。第一幕では少々金切声っぽかった様な。パパゲーナ(A.ローズ)は、"パパパ"の二重唱で最高の演出を含めて楽しませてくれました。このシーンは本舞台一番でした!!
男性陣タミーノ(D.ポルティーヨ)は生真面目っぽいテノールで 役にはあっていたと思いますが、何となく控え目でしょうか。役得のはずのパパゲーノ(B.ビュルガー)は前半は演技も控え目でした。でも後半はコメディーさが増して楽しませてくれましたね。ザラストロ(B.シェラット)は落ち着いた良い気配とバスでしたね。舞台が締まりました。

音楽
ウィグルスワースは序曲では速めのメリハリ付けが印象的でしたね。劇中ではもちろん特別に感じる様な事はありませんでした。


前半はもやもや、後半に面白さを見せた"魔笛"でした。ラストは夜の女王が復活してパミーナやザラストロと仲直りするのも今の時代らしい前衛的演出でしたね。

前半(第一幕)にも"パパパ"の様なシーンが演出されれば、楽しい"魔笛"だったという気がします。


<出 演>
ザラストロ:ブリンドリー・シェラット [Brindley Sherratt]
タミーノ:デイヴィッド・ポルティーヨ [David Portillo]
夜の女王:カロリーネ・ヴェッテグレン [Caroline Wettergreen]
パミーナ(夜の女王の娘):ソフィア・フォミナ [Sofia Fomina]
パパゲーノ:ビヨルン・ビュルガー [Björn Bürger]
パパゲーナ:アリソン・ローズ [Alison Rose]

<合 唱> グラインドボーン合唱団
<管弦楽> エイジ・オブ・エンライトゥンメント管弦楽団
<指 揮> ライアン・ウィグルスワース [Ryan Wigglesworth]
<演出・美術・衣装> バルブ&ドゥセー [Barbe & Doucet]


収録:2019年8月4日 グラインドボーン音楽祭歌劇場(イギリス)

テーマ : クラシック
ジャンル : 音楽





アンナ・スミルノワのアビガイッレが光る, 2019年 チューリヒ歌劇場公演 ヴェルディ 歌劇「ナブッコ」NHKプレミアムシアター

本年6月の「Nabucco Oper Zürich 2019」旧約聖書を題材にしたヴェルディの初期オペラ「ナブッコ」ですね。

オペラ・セリアの流れをくむ派手で大向こうを唸らせる印象のナブッコですが、今回のキモ?はやっぱり演出のホモキさんでしょうねぇ。日本でもお馴染みですが、濃い色付けでしょうね。きっと…



(公式Trailerです)



演出
王位を巡るストーリーを家族の物語に展開するホモキの演出だそうです。そう言われてもわかりませんね、まぁ原作も家族と言えばそうなのですが…
ナブッコらしく歌劇団のメンバーも小さな舞台に溢れる様に出てきます。ただ動きがあるので違和感はなく惹き込まれた感じはありましたね。メインキャストも同じ様に表情と動きがある演出でした。メリハリを付けるホモキ演出らしさでしょうか。少しだけいじってあるとすれば、アビガイッレが銃で自殺になっていてその音も入っている事くらいでしょう。

舞台・衣装
舞台は暗くグリーン基調のシンプルそのもの。大きな壁があるのみです。衣装は二世紀くらい前の欧州の様相で、ネイチャーカラーで統一されています。(兵士はブルー系) 大きな壁は分断の象徴だそうです。

配役
男性陣, タイトルロールのミヒャエル・フォレは堂々たる演技とバリトンで楽しませてくれましたね。役柄ピッタリでした。
イズマエーレ役のベルネームは少し印象が薄い感じでした。
ザッカーリアのツェッペンフェルトはいつもの通りのツェッペンフェルトです。(笑) スマートなバス・バリトンと容姿でクールで役を引立てていましたね。ただ声が前に出ていない様な。

女性陣はアビガイッレ役スミルノワは、伸びの良いソプラノを聴かせました。表情・演技も舞台映えしたと思います。見た目の太さに目をつぶれば今回のベスト・キャストでしょうねw
フェナーナのシメオーニはスミルノワに比べると声・演技共に控えめの印象でしょうか。

チューリヒ歌劇場合唱団には東洋系の男女が多く見られ違和感を感じます。欧州の話ですからねぇ。

音楽
F.ルイージは来日コンサートでは割と激しさを見せたりする印象ですが、まぁオペラだとどうしても舞台を中心に観るので特筆はありませんね。


狭い舞台ながらシンプルな配置と動きのある配役の演出で楽しませてくれたのではないでしょうか。配役ではタイトルロールとアビガイッレの二人が光りました。特にアビガイッレ役のスミルノワは見事に感じましたね。

ストーリーに前衛性を盛り込んでも面白かった気がしましたね。今やストーリー自体にさえ手を加える時代ですから。そうでなければアレーナ・ディ・ヴェローナの様な屋外の大劇場に時代背景の派手な舞台が"ナブッコらしい"気がします。



<出 演>
ナブッコ(バビロニア王):ミヒャエル・フォレ [Michael Volle]
イズマエーレ(エルサレム王のおい):バンジャマン・ベルネーム [Benjamin Bernheim]
ザッカーリア(ヘブライの大祭司):ゲオルク・ツェッペンフェルト [Georg Zeppenfeld]
アビガイッレ(ナブッコが奴隷に産ませた娘):アンナ・スミルノワ [Anna Smirnova]
フェネーナ(ナブッコの娘):ヴェロニカ・シメオーニ [Veronica Simeoni]

<合 唱> チューリヒ歌劇場合唱団
<管弦楽> フィルハーモニア・チューリヒ
<指 揮> ファビオ・ルイージ [Fabio Luisi]
<美 術> ウォルフガング・グスマン [Wolfgang Gussmann]
<衣 装> ウォルフガング・グスマン
ズザーナ・メンドーザ [Susana Mendoza]
<照 明> フランク・エヴァン
<振 付> チャン・キンスン
<演 出> アンドレアス・ホモキ [Andreas Homoki]


収録:2019年6月21・23日 チューリヒ歌劇場(スイス)

テーマ : クラシック
ジャンル : 音楽





マドリード・レアル劇場公演 モーツァルト 歌劇「イドメネオ」を NHKプレミアムシアターで観る

本年2月のTeatro Real、モーツァルト中期のオペラ「イドメネオ, Idomeneo」ですね。人気オペラはこの後の後期モーツァルト得意のオペラ・ブッファ時代です。それ以前のオペラ・セリア時代作品ですから背景はギリシャ神話、演出のロバート・カーセンどんな作品に作り込んでいるのか楽しみですね。



(ハイライトシーンです)



演出
時代を現代に設定し、トロイアの人達と王女イリアが難民キャンプに、ギリシャ側のイドメネオ達が軍人たち、です。亡命したアルゴスの王女エレットラはもちろん軍服です。ストーリー的にはアヴァンギャルドさはありませんね。残念なのは舞台や情景や人物が全体的にもっさりとした事でしょうか。登場する合唱団員も100人以上で動き少なく、それも足を引っ張っていた様な気がしました。

舞台・衣装
舞台をシンプルに大きく使う印象で変化は少ないですね。舞台装置・衣装は現代風、そして荒れる海など背景はプロジェクションマッピングを大きく使います。今の時代のオペラらしい設定ですね。

配役
男性陣、タイトルロールのエリック・カトラーのテノールに冴えがありませんでした。イダマンテ役のポルティージョの方が演技共に上回った感じでしょうか。
女性陣、イリア役のアネット・フリッチュのsopは今ひとつでしたが、エレットラのエレオノーラ・ブラットは声も伸びがよく、演技も良かった気がします。
ただ残念ながらいずれも惹きつけてくれる様な配役ではなかった様な…

音楽
チェンバロ伴奏で歌うレチタティーヴォ・セッコがあるのが時代を感じますね。オケは基本的に抑え気味の感じがしました。


主役陣と舞台の流れが平板・フラットでやや退屈に思え、長いオペラに感じてしまいました。3時間のオペラですから、演出か配役でもう少しスパイスを効かせて欲しかった気がします。

実はこの公演は海外では珍しくダブルキャストだった様で、もう一方のキャスティングはどうだったのかな?!などと思ってしまいました。



<出 演>
 ・イドメネオ:エリック・カトラー [Eric Cutler]
 ・イダマンテ:ダビー・ポルティージョ [David Portillo]
 ・イリア:アネット・フリッチュ [Anett Fritsch]
 ・エレットラ:エレオノーラ・ブラット [Eleonora Buratto]
 ・アルバーチェ:ベンジャミン・ヒューレット [Benjamin Hulett]

<合 唱> マドリード・レアル劇場合唱団
<管弦楽> マドリード・レアル劇場管弦楽団
<指 揮> アイヴァー・ボルトン [Ivor Bolton]
<演 出> ロバート・カーセン [Robert Carsen]


収録:2019年2月25・27日 マドリード・レアル劇場(スペイン)

テーマ : クラシック
ジャンル : 音楽





前衛演出が光る バイロイト音楽祭2019 ワーグナー 楽劇「タンホイザー」を NHKプレミアムシアターで

今や恒例となったNHKでバイロイト、今回は楽劇「タンホイザー」の新演出です。

タンホイザーと言うと、ドレスデン版かパリ(ウィーン)版かと言うのも気になりますが、今やバイロイトは前衛演出ですから、今回のトビアス・クラッツァーは何を仕込んでくるかそれも楽しみです。(ベースはウィーン版でした)
そしてもう一つの注目は、ゲルギエフのバイロイト初登場ですね。



(第一幕です。その後もありますね)


演出
クラッツァーの演出は、女神ヴェーヌスが棲むヴェーヌスベルクを移動サーカス団として、その中のピエロをタンホイザーとして設定しています。そしてヴァルトブルクでは舞台裏までも表現に入れてバイロイト音楽祭そのものを表しています。大画面映像(PM)も駆使して表現に抜かりありません。

注目に値する変則設定もありましたね。ヴェーヌスが「愛の本質」を問うヴァルトブルクの歌合戦に紛れ込む、第三幕冒頭シーンではエリーザベトがヴェーヌスベルクに と言う本来あり得ない設定でした。愛の本質を対比させたのでしょうか?!

最も驚きなのはアリア「夕星の歌」の前、帰りを待つエリーザベトと慕うヴォルフラムの驚きの愛のシーンですね。そしてラストも救済はなく、二人のシーンを上手く捻っていました。これぞ前衛のバイロイト音楽祭です!!


舞台・衣装
序曲はサーカス団のムービー(PM)を導入部にしていますね。そしてヴァルトブルクの舞台設定はバイロイトの風景も現れ、抽象的な舞台設定もあります。

衣装もそうですが、舞台も現代設定と当時(と思われる)設定の混用ですね。また舞台裏白黒映像(PM)と生舞台の二重表示もあります。統一性に欠ける感はありますが、変則な演出には合っていたかもしれません。


配役
タイトルロールのグールトですが、バイロイト2015年のトリスタンは個人的には今ひとつに感じました。ここでも歌唱はヘルデンテノールらしい高音の伸びなのですが、何か釈然としないのは個人的な好みの問題でしょうか。ただ第三幕の演技は素晴らしかったです。他男性陣の印象はあまり強くありませんでした。

女性陣。ヴェーヌスのツィトコーワは役柄がサーカスの女主人なので愛欲のヴィーナスとは程遠く、タンホイザーの流れに合っているとは思いづらいです。mezも色気はありません。
エリーザベトのダヴィドセンは伸びやかなsopが素晴らしかったですね。演技や表現は強めです。どちらかと言うと少々鬱的な印象があるのですが。(固定概念でしょうかw)


音楽
ゲルギエフのバイロイトですねぇ。もうちょっと揺さぶるのかと思いましたが、舞台があると演奏はよほど突飛なパートでもない限り目立つものではありませんね。(演出の評価結果と同期する気もします)


興味深かったのは本来全く異なる世界であるヴェーヌスベルクとヴァルトブルクを混ぜた同時出現でしょう。欲望的と精神的の「愛の本質」を直接対比させる驚きの設定です。期待に違わぬ前衛演出の"タンホイザー"でしたね。

ヴェーヌスベルクが三人のサーカス団と言うコンパクトな世界で、愛と官能の象徴とする印象が薄いのは残念でした。でも、それを補ってあまりある前衛的な展開で ラスト救済も何か感動的でした。



<出 演>
 ・タンホイザー:ステファン・グールド [Stephen Gould]
 ・エリーザベト(領主のめい):リーゼ・ダヴィドセン [Lise Davidsen]
 ・ヴェーヌス(ヴェーヌスベルクの快楽の女神ヴィーナス):エレナ・ツィトコーワ [Elena Zhidkova]
 ・ヘルマン(テューリンゲンの領主):ステファン・ミリング [Stephen Milling]
 ・ヴォルフラム(歌手である騎士):マルクス・アイヒェ [Markus Eiche]
 ・ヴァルター(歌手である騎士):ダニエル・ベーレ [Daniel Behle]
 ・ビテロルフ(歌手である騎士):カイ・シュティーファーマン [Kay Stiefermann]
 ・ハインリヒ(歌手である騎士):ホルヘ・ロドリゲス・ノルトン [Jorge Rodriguez-Norton]
 ・ラインマル(歌手である騎士):ヴィルヘルム・シュヴィングハンマー [Wilhelm Schwinghammer]
 ・牧童:カタリーナ・コンラーディ [Katharina Konradi]

<合 唱> バイロイト祝祭合唱団
<管弦楽> バイロイト祝祭管弦楽団
<指 揮> ワレリー・ゲルギエフ [Valery Gergiev]
<演 出> トビアス・クラッツァー [Tobias Kratzer]
<美術・衣装> ライナー・ゼルマイア
<照 明> ラインハルト・トラウプ
<映 像> マヌエル・ブラオン


収録:2019年7月25日 バイロイト祝祭劇場(ドイツ)


テーマ : クラシック
ジャンル : 音楽





2018年11月 ボリショイ劇場公演 リムスキー・コルサコフ 歌劇「皇帝の花嫁」をNHKプレミアムシアターで観る


昨年11月のボリショイ劇場公演(Bolshoi Theatre)の リムスキー・コルサコフ のオペラ「皇帝の花嫁, The Tsar's Bride」(全4幕)ですね。ロシア作品をメインにするロシアを代表する歌劇場で歌手陣もロシアでで揃えて、オール・ロシアですね。

2108BolshoiTheatre-TheTsarsBride.jpg
(写真はオフィシャル・サイトよりお借りしました)


正直なところ、ロシア歌劇はあまり楽しむ機会がないのですが…


演出
演出はロシア生まれイスラエル在住の女性演出家ユリヤ・ペヴズネルですね。全く知見はありませんが、基本は昔からの流れ尊重でしょう。舞台・衣装含めて目新しさは全くありません。それをどうみるかでこの作品の好みが決まるのかもしれません。

舞台・衣装
時代考証(1572年秋,モスクワ郊外)風?で、大きな道具類に豪華な衣装。今のヨーロッパの歌劇場では既に絶滅した古典設定ですね。(ヨーロッパは予算の都合もある様ですが)

配役
女性陣が良かったですね。タイトル・ロールのマルファ役オリガ・セリヴェルストワですが、この役に必要な可愛い女性を、そしてポイントのラストの緩やかな狂気を演じました。Sopはコロラトゥーラを上手くこなしていますが、リリコでしょうね。
Mezリュバーシャ役アグンダ・クラエワが今回一番でしょう。もっと憎まれ役(演出)の方が良かった気がしましたが、本来のかわいそうな運命の役柄を 抑えた表現・歌唱で演じたと思います。

男性陣。ルイコフ役のイリヤ・セリヴァノフのテノールは演技共に落ち着いていましたが、特に強い印象は感じませんでしたね。出番の多いグリャズノイのエリチン・アジゾフがそれらしい良さがあったかもしれません。端役では医師で薬を調合するボメーリイのロマン・ムラヴィツキーが、微妙な立ち位置を楽しませてくれたでしょうか。

音楽
日本でもお馴染みのソヒエフが音楽監督を務めていますね。曲の流れと舞台がフラット気味なので、これといった特徴的なものは感じませんでしたね。オペラの場合、そう感じるのが普通だとは思いますが。(視覚が優先される舞台や映像で見る限りは、です)


ひとことで言うなら、古典的なオペラ(演出)でしょうか。いかにもロシア的、全てが時代考証風で100年前(初演は1899年です)と変わらないと思いますね。ロシアで人気の演目らしいですが、トラディショナルな流れが好まれるのでしょうね。(ロシアの歌劇場での前衛演出は聞きませんよね。トゥーランドットなんかでも超古典的です)

オペラを楽しむ一つのポイントは新鮮な、アヴァンギャルドも含め、演出です。後は好きな演目、もしくは出演者かどうか。そう言う意味では、舞台・演出が現代風だったらもっと楽しめた気がします。(ストーリー展開の良い第四幕は楽しめました)



<出 演>
 ・ソバーキン (ノブゴロドの商人):スタニスラフ・トゥロフィモフ [Stanislav Trofimov]
 ・マルファ (ソバーキンの娘):オリガ・セリヴェルストワ [Olga Seliverstova]
 ・グリゴーリイ・グリャズノイ (親衛隊員):エリチン・アジゾフ [Elchin Azizov]
 ・マリュータ (親衛隊員):ヴャチェスラフ・ポチャプスキー [Vyacheslav Pochapsky]
 ・イワン・ルイコフ (マルファの婚約者):イリヤ・セリヴァノフ [Ilya Selivanov]
 ・リュバーシャ (グリャズノイの愛人):アグンダ・クラエワ [Agunda Kulaeva]
 ・ボメーリイ (医者):ロマン・ムラヴィツキー [Roman Muravitsky]
 ・ドゥニャーシャ (マルファの友人):アンナ・ボンダレフスカヤ [Anna Bondarevskaya]
 ・サブローヴァ (ドゥニャーシャの母):イリーナ・ルブツォワ [Irina Rubtsova]
 ・ペトローヴナ (家政婦):アンナ・マツェイ [Anna Matsey]

<合 唱> ボリショイ劇場合唱団
<管弦楽> ボリショイ劇場管弦楽団
<指 揮> トゥガン・ソヒエフ [Tugan Sokhiev]
<演 出> ユリヤ・ペヴズネル [Julia Pevzner]


収録:2018年11月13・15日 ボリショイ劇場(モスクワ)

テーマ : クラシック
ジャンル : 音楽





ペレチャツコとフローレスの素晴らしさ:ウィーン国立歌劇場公演 ドニゼッティの歌劇「ランメルモールのルチア」をNHKプレミアムシアターで観る

本年2月のウィーン歌劇場(Wiener Staatsoper)公演からガエターノ・ドニゼッティのオペラ『ランメルモールのルチア (Lucia di Lammermoor)』ですね。



(ウィーン国立歌劇場の公式Trailerです)


今回の演出は、舞台・衣装も手がけるフランス人ビッグネームのロラン・ペリー(Laurent Pelly)ですね。今回も衣装担当もしています。フランス語版もある作品ですが、今回はイタリア語版ですね。

演出
基本的に伝統的な流れを感じます。そこがペリーらしさでしょう。舞台設定に多少の現代風を感じますが、古くからのオペラファンが喜びそうですよね。個人的にはアヴァンギャルド系の方が楽しめますが。

舞台・衣装
シンプルで暗さを生かした舞台、適度な時代背景の現代風衣装、全体モノトーン構成は特徴は薄いですが今の時代に擬えた安定感ある設定でしたね。

配役
女性陣が光りました。タイトルロールのルチア(O.ペレチャツコ)、可愛さと狂気に陥る演技は魅力的でしたね。多用されるコロラトゥーラはそこそこでしたが、注目の見せ場「狂乱の場」では抑えめの狂気に悲しみを感じさせる演技と歌唱を見せてくれました。

そして今回超端役でしたがアリーサ(V.ヴェレーズ)でしたね。しっかり者のイメージで良い感じでした。MezもルチアのSopとバランスが良かったです。ヴェレーズは2018年グラインドボーン音楽祭バーバーの「ヴァネッサ」エリカ役でも良かった記憶があります。

男性陣では当然フアン・ディエゴ・フローレス、個人的には2011年のメト「オリー伯爵」が強烈に印象に残りますね。演じるエドガルド、テノールは例によって高音が朗々と響きました。今回の歌唱の中では最高でしょう。ルチアとの並びも魅せてくれました。
ルチアの兄エンリーコ(G.ペテアン)は歌唱・演技共にボチボチ、婚約者アルトゥーロ(L.モイエーク)は面白かったですがそれ以上でも以下でもありませんでしたね。

音楽
指揮者のピドには知見がないのですが、ベテランの様子。演技や歌唱を生かす、抑え気味の演奏に上手さを感じましたね。


ルチアと恋人エドガルド、この二人の舞台でしたね。友人アリーサが素晴らしかったのも忘れてはいけません。
全体的にはバランスの良さがあって飽きさせない流れで、流石ロラン・ペリーの演出でした。

それよりも妹が卑怯な兄の犠牲になると言うストーリーにいつもながら苛立ちが残ります。舞台上で惨殺されるべきは兄のエンリーコでしょう(笑)



<出 演>
 ・ルチア:オルガ・ペレチャツコ [Olga Peretyatko]
 ・エドガルド卿:フアン・ディエゴ・フローレス [Juan Diego Flórez]
 ・エンリーコ・アシュトン卿:ジョルジュ・ペテアン [George Petean]
 ・ライモンド・ビデベント:パク・ジョンミン [Jongmin Park]
 ・アルトゥーロ:ルカンヨ・モイエーク [Lukhanyo Moyake]
 ・アリーサ:ヴィルジニー・ヴェレーズ [Virginie Verrez]
 ・ノルマンノ:レオナルド・ナヴァーロ [Leonardo Navarro]

<合 唱> ウィーン国立歌劇場合唱団
<管弦楽> ウィーン国立歌劇場管弦楽団
<指 揮> エヴェリーノ・ピド [Evelino Pidò]
<演出・衣装> ロラン・ペリー [Laurent Pelly]
<舞台美術> シャンタル・トマ [Chantal Thomas]


収録:2019年2月12・15日 ウィーン国立歌劇場(オーストリア)


テーマ : クラシック
ジャンル : 音楽





ザルツブルク音楽祭2018 ロッシーニ 歌劇「アルジェのイタリア女」をNHKプレミアムシアターで観る


昨年のザルツブルク音楽祭(Salzburger Festspiele)からロッシーニのオペラ「アルジェのイタリア女」(全2幕) ですね。

SalzburgerFestspiele2018LItalianaInAlgeri.jpg
(写真はネットからお借りしました)

演出がどうのよりも作品が楽しいので、コメディ・タッチと曲(歌唱)が楽しめればいいですね。(展開の割に少々長い感じがするのは変わらないでしょう)


演出
二人の演出家に知見がありませんが、イタリアン・オペラのコメディを王道的に表現して楽しませてくれました。もちろん前衛性は皆無です
長いプロローグを生かしたり、妙なバックヴィジョンを使ったりとしていますが、全体としてはシンプルさが良かったのではないでしょうか。

舞台・衣装
衣装は現代、サッカー選手の衣装も出てきますが、コメディが生きる様な設定だっと思います。
舞台は室内・室外設定ですが、基本はフラットな設置で背面的でした。

配役
まずはロッシーニらしい重唱やアリアが洒脱に歌われて、突出したソロは無いものの全員が楽しませてくれましたね。
タイトルロールのイザベッラ役バルトリはこの役ならではのコロラトゥーラを歌いこなし、強気なイタリア女性役ぴったりでした。
エルヴィーラ役のオルヴェラも、mezでしょうが、sopの様な素晴らしい伸びでしたね。表情も豊かでした。
男性陣ではアルジェリア大公ムスタファのアブドラザコフが演技・表情で楽しませてくれました。歌唱はまぁまぁでしょうか。何か巻いていましたが、凄いお腹で笑えましたねw
リンドーロのロチャのテノールはレッジェーロかリリコで風貌とは少し違和感を感じましたが、声量や伸びは聴かせてくれました。
海賊ハーリーのロサはラッパーの様な出で立ちで一味はストリート・ギャング風、控えめでしたね。

音楽
軽妙な音楽を生かした、という印象がありましたね。イタリア・オペラのコメディらしい洒脱さを、音楽を控えめながら上手く奏してくれました。


このコメディーをとてもシンプルに楽しませてくれました。カラフルな舞台設定や破茶滅茶シーンもそれらしく、演奏や歌唱もバランス良く作品自体の良さを生かしたといった感じですね。でも、やっぱり長かったですよねw

イタリアン・コメディを前衛で演出したら?! ちょっと興味あります。



<出 演>
イザベッラ (イタリア女, リンドーロの恋人):チェチーリア・バルトリ [Cecilia Bartoli]
ムスタファ (アルジェリア太守):イルダール・アブドラザコフ [Ildar Abdrazakov]
リンドーロ (ムスタファの奴隷でイザベッラの恋人):エドガルド・ロチャ [Edgardo Rocha]
タッデーオ (イザベッラに片思い):アレッサンドロ・コルベッリ [Alessandro Corbelli]
ハーリー (海賊の首領):ホセ・コカ・ロサ [José Coca Loza]
エルヴィーラ (ムスタファの妻):レベッカ・オルヴェラ [Rebeca Olvera]
ズールマ (エルヴィーラの奴隷):ローザ・ボヴ [Rosa Bove]

<合 唱> ウィーン・フィルハーモニア合唱団
<管弦楽> アンサンブル・マテウス [Ensemble Matheus]
<指 揮> ジャン・クリストフ・スピノジ [Jean-Christophe Spinosi]
<演 出> モーシュ・ライザー [Moshe Leiser]、パトリス・コーリエ [Patrice Caurier]


収録:2018年8月14・16・19日 モーツァルト劇場(オーストリア)


テーマ : クラシック
ジャンル : 音楽





新国立劇場公演2019年 西村朗 歌劇「紫苑物語」をNHKプレミアムシアターで観る


先月世界初演したばかりの西村朗さんの現代音楽オペラ「紫苑物語」ですね。早くもNHKプレミアムシアター登場で驚きです。


(オフィシャル・サイトよりゲネプロ映像です)


【超あらすじ】
平安時代。歌の名家に生まれた国司の宗頼は歌を捨て弓道の奥義を求め、第一の矢[知の矢]と第二の矢[殺の矢]を会得します。宗頼は人を射り、娶ったうつろ姫は宗頼の家来と通じる、欲望野望が渦巻く世界です。一方、山中では宗頼の対極の世界で仏師・平太が岩に仏を掘っています。
宗頼は狐の妖術を得て第三の矢[魔の矢]を手中にし、平太の仏の顔に三つの矢を放ちます。その時岩山が崩れ炎に包まれて、宗頼の世界は終わりを告げます。



演出
笈田ヨシさんの演出は動きが大きく、表現も明確で観る者に想像の余地を残しませんね。エロティックや血塗られたシーンは今の時代らしくそう言った表現になっています。残念ながら、個人的にはですが、前衛性は低いです。
二つ(宗頼と平太)の世界が"魔の矢"で滅びる最後はこの流れでは唐突ですね。それが原作の本質なのですが…

舞台・衣装
舞台は豪華絢爛的、衣装は和的で現代風。映像や大鏡を使い、ライティングも色彩を生かしながら暗い背景に浮かぶ様な使い方でした。いずれもマッチしていて素晴らしいですね。

配役
先ずは女性陣。うつろ姫の清水さんが素晴らしかったですね。役のグロテスクさを歌唱・演技・表情共に見事に惹きつけてくれました。千草の臼木さんは狐の霊ですから設定的にもっと幽玄さが欲しい気がしましたが、コロラトゥーラご苦労様でした。(コロラトゥーラはうつろ姫の方が合っていた様なw)
男性陣では、宗頼の髙田さんですが表情も歌いも最後まで肩肘張った感じでしたね。野望を持って策略を巡らせる藤内(村上さん)は、海外オペラの様な憎々しさの設定自体が弱かったです。

音楽
楽曲は無調現代音楽ですが、反復や旋律を残して流れに則した楽風でメリハリが強いです。そして山場シーンで使われる重唱が多用されて、歌いも全体が濃いですね。歌い方も一部で無調旋律よりもシュプレッヒゲザングを感じたのは日本語だったからでしょうか。
新国立劇場の芸術監督を務める大野さんが作品作りにも大きく参画しているので、演奏も濃厚な色合いを強調しています。


日本の現代音楽オペラというと、"熱唱アリアはない"・"多重唱はない"・"抑揚はない"といった流れで心理描写を描く事が多く、それが日本的素晴らしさを作り出していた気がします。
しかし、ここでは全てに肩の力が入っています。曲・演技・歌唱・歌詞、みんな派手で陳列説明的、表現重視で悲しみや憎しみ ハラハラ・ドキドキといった情感に薄く思えました。舞台・衣装、そしてうつろ姫の清水さんが派手さを上手く楽しませてくれたのは何よりでした。

個人的にはより前衛で幽玄深遠な作品を期待していましたが、新しい試みには拍手ですね。

気になったのはNHKが準備した舞台裏です。作品は出来上がったものが全てで、制作サイドの御大方の思い入れは遠慮したいものです。どんな作品もそれを見せられると恐縮してしまいます。


<原作> 石川 淳
<台本> 佐々木 幹郎
<演出> 笈田 ヨシ
<美術> トム・シェンク
<衣装> リチャード・ハドソン
<照明> ルッツ・デッペ
<振付> 前田 清実

<出演>
 ・宗頼:髙田 智宏
 ・平太:松平 敬
 ・うつろ姫:清水 華澄
 ・千草:臼木 あい
 ・藤内:村上 敏明
 ・弓麻呂:河野 克典
 ・父:小山 陽二郎

<合唱> 新国立劇場合唱団
<合唱指揮> 三澤 洋史
<管弦楽> 東京都交響楽団
<指揮> 大野 和士


収録:2019年2月20日 新国立劇場 オペラパレス

テーマ : クラシック
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・2017年12月9日
音楽ブログに特化するためにタイトルを「現代音楽と酒の日々」から変更しました。


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